2010/04/16 - 2010/04/18
257位(同エリア597件中)
もいもいさん
久しぶりに2泊3日で国内を旅してきました。
行き先は平城京遷都1300年で注目を集める古都奈良。
今から20数年前、中学の修学旅行で訪問して以来です。
当時はまだまだ子供の旅。寺社仏閣の記憶や奈良の街の記憶は、正直ほとんど残っていない状態。
大人になった今の感覚で、古都奈良を歩いてみました。
初日は法隆寺から西ノ京方面を散策。
あいにくのシトシト雨でしたが、新緑や散り切れない桜の木々が雨露に濡れ、以外にも風情ある旅になりました。
PR
-
早朝、新幹線で東京を出発。
JRを乗り継いで奈良駅へ到着。
いよいよ旅の始まりです。 -
奈良駅では話題のゆるキャラ「せんとくん」がお出迎え。
-
とりあえず奈良駅に荷物を置いて、JRで法隆寺駅へ。
-
見えてきました、世界遺産「法隆寺」の南大門。
-
法隆寺の「うんちく」です。
-
中門から五重塔が入るこの構図。
修学旅行の記念撮影の定番スポットかな。 -
ご存知、飛鳥時代に作られた五重塔。
-
有名な釈迦三尊像を納める「金堂」
-
数少ない飛鳥時代から残る建造物。
-
大講堂は残念ながら修復作業中。
-
美しい廻廊の風景。
そういえば教科書で「エンタシスの柱」って習ったけ。 -
外側から西院伽藍を臨む。
例年以上の春寒で桜も散らずに残っていました。 -
中門を守る「金剛力士像」
-
創建当時から法隆寺を守ってきた。
-
隆々たる背中の筋肉まで、見る者を魅了します。
-
「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」
正岡子規の句碑。
坂の上の雲、また楽しみになってきました。 -
「食堂(じきどう)」
飛鳥時代の雰囲気を留めています。 -
冷たい春雨に晒される八重桜の姿もまた良し。
-
夢殿がある東院伽藍へ向かいます。
-
夢殿では枝垂れ桜が私たちを出迎えてくれました。
-
東院伽藍の中心「夢殿」
丁度、あの有名な秘仏「救世観音」が公開中。
小さな仏様ですが、聖徳太子を模した御姿に感動。
(No Photoにつき外観のみですいません。) -
新緑に映える「夢殿」
-
桜雨に佇む夢殿。
見飽きません。 -
続いて法隆寺に隣接する中宮寺へ。
美しい花々が雨に濡れ、一層趣深い光景です。 -
日本広しといえども、飛鳥時代から続く尼寺はここ中宮寺くらいでしょう。
-
中宮寺といえば弥勒菩薩像。
撮影禁止なので入り口の写真で代用させていただきます。
日本の国宝第二号だそうで(第一号は広隆寺の弥勒菩薩像)、何とも言えない笑みを湛えた御姿は何時までも見飽きることがありませんでした。 -
法隆寺脇の小道。
斑鳩のそぞろ歩きもまた楽しいものです。 -
続いてバスを利用して西ノ京、「薬師寺」にやってきました。
-
天武天皇の時代の創建時から続く「東塔」
古代人のバランス感覚の集大成でしょうか。
「凍れる音楽」、なるほどですね。 -
近年再建された西塔
-
雨に濡れる薬師寺東塔
もうすぐ解体修理に入るそうで、しばらく見ることが出来なくなるそうです。 -
有名な「薬師三尊像」は金堂の中に。
No Photoにつき外から覗かせて頂きました。 -
歴史ある佇まい。
-
白鳳時代の雰囲気を伝える東塔の相輪
-
平山郁夫画伯の大唐西域壁画が飾られている。
撮影は出来ませんが、息を呑む様な素晴らしい壁画が飾られています。 -
再び雨にぬれる西ノ京をそぞろ歩き。
-
世界遺産、鑑真和上ゆかりの「唐招提寺」へ。
-
-
新緑に映える唐招提寺の金堂。
-
現存する天平建築としては日本最大との事。
-
唐招提寺は「官寺」では無く、あくまでも民間の寺院だったとの事。
その分、質素な佇まいに心打たれました。 -
寺の宝蔵を保管した校倉(あぜくら)。
あの正倉院より古い日本最古級のものだそうです。 -
寺の奥へ続く美しい小道。
-
この奥に鑑真和上の眠る御廟があるそうです。
-
雨に濡れたその様は、さながら苔の絨毯の様相です。
-
鑑真和上の御廟。
今から1200年もの昔、どんな思いでこの奈良の地にやって来たのでしょう。 -
何か、凛とした雰囲気に包まれています。
-
質素な土塀もこの寺の魅力の一つでしょうか。
-
織り成す苔の絨毯に、椿の花が一輪落ちていました。
-
時間も夕刻、バスで宿のあるJR奈良駅を目指します。
-
JR奈良駅に到着。
駅は現在高架化工事中。
写真は旧奈良駅の駅舎。(現在は観光案内所)
この建物の方が奈良の街には合っていると思うのですが…。。 -
夜ごはんの時間です。
奈良の名物?という感じですが、とりあえず大和の地鶏が美味しいと評判の店「やたがらす」へ行ってみました。 -
吉野の酒蔵が営んでいるお店だそうで、地酒も充実しています。
-
地酒のお供に頼んだ「鶏のタタキ」
柚子胡椒にポン酢を合わせて食べるのですが、これ絶品です。 -
続いて地鶏のもも焼き。
地酒に合う合う。。
明日は天気も良好との事。
十分英気を養いました。
〜その2へ続く〜
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- ゆうこママさん 2010/04/25 16:56:30
- はじめまして
- はじめまして。
足跡を辿ってまいりました。
奈良。
修学旅行以来1度も訪れたことの無かった法隆寺を数年前に訪問し、すっかりその魅力にとりつかれてしまった者です。
世の中には、子どもにしか見えないものと、様々な経験を積んだ大人のほうが気付きやすいものがあるように思います。
奈良の良さは、後者かしらと勝手に思うのですが。。。
子ども時代から奈良ファンの方には叱られてしまいますね。
続きも拝見させていただきますね。
では。
- もいもいさん からの返信 2010/04/26 22:46:06
- RE: はじめまして
- こんばんは!
コメントありがとうございます。
おっしゃる様に、今考えると修学旅行って奈良だろうが、京都だろうが、ディズニーランドだろうが、行き先はどこでも良かったんでしょうね。
むしろ、「ならまち」や「西ノ京」「斑鳩」の良さが分かる中学生がいたらある意味健全では無いというか、気持ち悪いというか…。
自分も年相応になってきたのかな、などと考えさせられた今回の旅でした。
「醍醐の桜」素晴らしいですね。思わず一票入れさせて頂きました。
また、素晴らしい旅行記を楽しみにしています。
-
- Bintangさん 2010/04/24 02:56:03
- お久しぶりです!
- もいもいさんこんばんわ〜
雨の奈良、素敵ですね。
奈良は10年前の中学校の修学旅行で行ったきりです。
その頃は友達とばか騒ぎするのが楽しかったので、お寺とか、全然見てなかったですね^^;
こんなに風情があって落ち着いた場所なのに…
なんだかもったいないですよね^^;
地鶏も美味しそうですし!(結局食べ物に目が行ってしまうのですが^^;)
私も奈良に行ってみたくなりました〜
☆Bintang☆
- もいもいさん からの返信 2010/04/25 15:24:33
- RE: お久しぶりです!
- Bintangさん、こんにちは!
ようやく本当の意味で奈良を散策出来た感じです。
修学旅行の時は、散策なんて状況じゃありませんから。
素晴らしいものを、素晴らしいと感じれるようになったのは嬉しいのですが、その分自分も年を経ったのかなぁと感じています。
Bintangさんも、作成中ながらチェニジアに行かれたご様子。
私も昨年のトルコ旅でイスラム圏の旅にも惹かれるものを感じるようになりました。
完成を楽しみにしています。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
55