青島(09) 海軍博物館 ～2010年 春～

2010/03/19 - 2010/03/22

中国にも軍事博物館があるんだぁ、と、少々意外な思いで、終日フリーの日に訪れてみました。


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【行程】
3/19(金) Narita - Qingdao
3/20(土) Qingdao
3/21(日) Qingdao
3/22(月) Qingdao - Narita

エリア 青島(中国)

• 航空会社: ANA

海軍博物館は莱陽路沿い、青島湾べりにあります。

1989年に設立したのだとか。


敷地内の大きな看板。
上のは海上自衛隊の観艦式みたいです。

室内展示のほか、屋外には武器装備、駆逐艦、潜水艦戦闘機などが展示されています。

中国で唯一の軍事博物館なのだとか。


入場料は50元。

明るいうちに屋外展示を見るために室内展示場を後回しにしたら、入ろうとしたときには既に閉館していました。


人民海軍の歴史や制服などが展示されているそうです。

この博物館で一番見たかったのは、この潜水艦。
福井晴敏氏の『終戦のローレライ』を読んでからというもの、潜水艦に興味を持ってしまったkorotamaです。

1978年から1998年まで働いていたという、237艇。


退役後、ここに運ばれてきたとのことですが、かなり傷んでいます。

後部から艇内に入ります。



苔にまみれ、錆びついた胴体を見た直後でしたし、入り口は狭く、中の様子が分からなかったので、少々躊躇いましたー。

意を決して入ってみると、降り立ったところは中は意外に広かった。



後部魚雷発射管。
人民解放軍のマークでしょうか。
妙に鮮やかなペイントです。

一つ一つ船首へと進んでいきます。


中は、これまで見た潜水艦の中で一番狭かったように思います。

隣の部屋へ通じる穴は小さくて、しかも分厚い。
短い脚では跨ぐのに難儀しました。



急いで移動するときに、シュルッと足を前に持っていくために掴まる取っ手がなくって、、、(?_?)

船員ベッド。



炊事場とかトイレもあるのですが、一番興味のあるそれらは扉が閉まっていて見ることができませんでした。

木製の指揮台です・・・

床まで下げられた潜望鏡

発令所もとても狭いです。
いったい何人の人が乗っていたのかなぁ。

ここには通信人がいたのかな。

会議室です。


この向かい側には艦長室、政委室、副艦長室が並んでいるのですが、やはり扉が閉まっていて見ることができませんでした。

前部魚雷発射室。
奥に発射管が4本あります。
魚雷を載せる台の裏は船員たちの寝るスペース。



すぐ上の出口から陽が射し込んでいます。

出口ですー。

続いて、駆逐艦。

「鞍山（An Shan）」





外回りだけ見学できます。

この艦の名前は、？。



中国の戦艦って、水色なんですね。

隣に展示されている駆逐艦

そちらのほうも見学します。
やはり外回りだけです。

護衛船の「鷹潭（Ying Tan）」

発射しないと分かっていても、ちょっとドキッとします。

駆逐艦の「済南（Jinan）」

防空指揮所と言われるところでしょうか。

海軍博物館からは青島の町の様子も眺めることができます。



桟橋の先端に建つ「回瀾閣」に、水陸両用の観光バス！

駆逐艦の近くまでやってきましたー。

租借時代にドイツ軍により築かれた無線基地の「信号山（Xinhao Shan）」


ここからの眺めも抜群とのことです。

1908年にドイツ人の建築家により建てられた「基督教堂（Ji Du Jiao）」の鐘楼がにょっきり顔を出しています。

こちらはテレビ塔と小魚山公園の「覧潮閣」です。

1906年に建てられた旧青島ドイツ総督府。1914年からは日本軍司令部。のちに、旧市政府。
現在は「青島市人民代表大会常務委員会」「中国人民政治協商会議青島市委員会」という看板がかかっていました。

博物館を見終わってから見に行きました。

地上にも退役艦が展示されています。



21型誘導ミサイル艦
なんと、レーダーの上には

カササギが巣を作っていました(^_^;)

多少の風ではびくともしない、安定感たっぷりの住まいなのかな。

木造船もありました。

1956年から1977年まで働いていた、中国で最初に造られた木造の魚雷艇。

屋外展示は種類豊富です。

中国産の戦闘機

U.S. AIR FORCE の文字がうっすら残っている、ソ連製の水上飛行機
(・・? (・・? (・・?

こちらは現役の軍用車ですね。


青島の一般者のナンバーには「魯B」「魯U」の文字で始まっていますが、これは赤い字の「海」で始まっています。
普通車でもこの海軍さんナンバーを付けた車をよく見かけました。

博物館から少し離れたところには海軍基地もあるのでした。
（黄砂でこんな色に…）

そろそろ帰ろうか、という頃、敷地内の大きな木に「喜雀」と「普通の」雀の大群が止まっていました(^^ゞ

こちらの木には可愛らしい鳥さん(^.^)

軍用車につながれていた犬。




なんか、誰かに似ている…(^_^;)