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2010年にスコットランドに訪問した際の蒸留所を個別にレポートします。<br /><br />最初はグラスゴー郊外にあるオーヘントッシャン蒸留所(Auchentoshan Distillery)。<br />オーヘントッシャンはサントリー資本の蒸留所。ビジターセンターも最近リニュアルされ、とても気持ちの良い観光スポットになっています。<br /><br />オーヘントッシャン蒸溜所は、今でも3回蒸留を行っている蒸留所です。3回蒸留することでアルコール値を高め、すっきりとした味わいに仕上げています。

蒸留所 01 Auchentoshan蒸留所

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2010/02/28 - 2010/02/28

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menhir(メンヒル)

menhir(メンヒル)さん

2010年にスコットランドに訪問した際の蒸留所を個別にレポートします。

最初はグラスゴー郊外にあるオーヘントッシャン蒸留所(Auchentoshan Distillery)。
オーヘントッシャンはサントリー資本の蒸留所。ビジターセンターも最近リニュアルされ、とても気持ちの良い観光スポットになっています。

オーヘントッシャン蒸溜所は、今でも3回蒸留を行っている蒸留所です。3回蒸留することでアルコール値を高め、すっきりとした味わいに仕上げています。

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  • グラスゴーから北西へA82を進むと、左側に見えてきます。市街地にある便利な蒸留所です。

    グラスゴーから北西へA82を進むと、左側に見えてきます。市街地にある便利な蒸留所です。

    オーヘントッシャン蒸溜所 観光名所

  • 敷地内には昔に活躍していたポットスチル (Pot Still)が鎮座しています。

    敷地内には昔に活躍していたポットスチル (Pot Still)が鎮座しています。

  • 最近リニュアルされたビジターセンター。ツアーはこの場所から始まります。

    最近リニュアルされたビジターセンター。ツアーはこの場所から始まります。

  • 蒸留所見学は時間厳守で運営されています。ツアー客が私一人しかいない場合でも、定刻にならないとスタートされませんでした。<br /><br />但し、日曜日の朝10時からツアーが始まるのは便利です。ぜひ訪れておきたい蒸留所です。<br /><br />なお、このビジターセンターには魅力的なグッズが沢山有ります。今回の旅は、これからもたくさんの蒸留所を訪れる予定なので、購入には気を付けましょう。<br /><br />なお、この蒸留所はサントリーの資本となっているので、同系列のボウモアなど他の蒸留所のウィスキーも展示販売されていました。

    蒸留所見学は時間厳守で運営されています。ツアー客が私一人しかいない場合でも、定刻にならないとスタートされませんでした。

    但し、日曜日の朝10時からツアーが始まるのは便利です。ぜひ訪れておきたい蒸留所です。

    なお、このビジターセンターには魅力的なグッズが沢山有ります。今回の旅は、これからもたくさんの蒸留所を訪れる予定なので、購入には気を付けましょう。

    なお、この蒸留所はサントリーの資本となっているので、同系列のボウモアなど他の蒸留所のウィスキーも展示販売されていました。

  • マッシング槽 (Mashing)は大きなステンレス材でできていました。但し槽の周囲は材木背囲われており、扱いやすくなっていました。マッシングなので素材はあまり気にしないようです。<br /><br />マッシングとは粉砕された大麦と水(お湯)を混ぜ合わせお粥状にする工程です。別名糖化とも呼ばれ、麦芽に含まれるデンプン質を糖化酵素の作用で糖分に分解します。<br /><br />デンプンを糖化することで初めて酵素が働く事ができます。

    マッシング槽 (Mashing)は大きなステンレス材でできていました。但し槽の周囲は材木背囲われており、扱いやすくなっていました。マッシングなので素材はあまり気にしないようです。

    マッシングとは粉砕された大麦と水(お湯)を混ぜ合わせお粥状にする工程です。別名糖化とも呼ばれ、麦芽に含まれるデンプン質を糖化酵素の作用で糖分に分解します。

    デンプンを糖化することで初めて酵素が働く事ができます。

  • 発酵槽は全部で3つありました。こちらの貯蔵槽は木材を用いています。<br /><br />室内にはアルコールの良い香りが漂っています。ようやく「ウィスキーの蒸留施設に来た」ことを実感できるようになりました。

    発酵槽は全部で3つありました。こちらの貯蔵槽は木材を用いています。

    室内にはアルコールの良い香りが漂っています。ようやく「ウィスキーの蒸留施設に来た」ことを実感できるようになりました。

  • まさに発酵の最終段階。およそ3日目程度でしょうか?<br />ゆっくり最終段階に入ってゆきます。

    まさに発酵の最終段階。およそ3日目程度でしょうか?
    ゆっくり最終段階に入ってゆきます。

  • ポットスチルは3つあります。それぞれ独特の形状で楽しませてくれます。<br /><br />オーヘントッシャンと言えば3回蒸留が特長です。精製されるアルコールを全て使いきるために生まれた独自の手法です。

    ポットスチルは3つあります。それぞれ独特の形状で楽しませてくれます。

    オーヘントッシャンと言えば3回蒸留が特長です。精製されるアルコールを全て使いきるために生まれた独自の手法です。

  • ポットスチルの中を覗きました。ここでは直火加熱を実施中。ポットスチルの中は意外に複雑です。

    ポットスチルの中を覗きました。ここでは直火加熱を実施中。ポットスチルの中は意外に複雑です。

  • スピリットセーフも当然3経路あります。<br />左から【INTERMEDIATE】【SPIRIT】【WASH】<br /><br />普通の蒸留に比べ、「中間」があることがわかります

    スピリットセーフも当然3経路あります。
    左から【INTERMEDIATE】【SPIRIT】【WASH】

    普通の蒸留に比べ、「中間」があることがわかります

  • 見学コースの中にウェアハウス見学もあります。オーヘントッシャン蒸留所には5つのウェアハウスが有るそうですが、意外に少なくて驚き。<br /><br />地面は土むき出しでした。3段重ねですね。<br /><br />よく見ると天板に「JIM BEAN」と読めます。オーヘントッシャンのバーボン樽はこのブランドの樽を用いているのですね。

    見学コースの中にウェアハウス見学もあります。オーヘントッシャン蒸留所には5つのウェアハウスが有るそうですが、意外に少なくて驚き。

    地面は土むき出しでした。3段重ねですね。

    よく見ると天板に「JIM BEAN」と読めます。オーヘントッシャンのバーボン樽はこのブランドの樽を用いているのですね。

  • ちなみにグレンギリー(Glengarioch)の12年樽も有りました。<br /><br />樽はバーコード管理されています。

    ちなみにグレンギリー(Glengarioch)の12年樽も有りました。

    樽はバーコード管理されています。

  • 最後はカンファレンスルームに戻り試飲。10年物は無料ですが、その他の5本は有料試飲。見学に5ポンド、有料試飲に10ポンド。観光客相手だから仕方がないが、ちょっと高すぎ。<br /><br />この蒸留所はスコットランドに蒸留所見学に来る人がほぼ最初に訪れる蒸留所。おおむね全ての工程を見学できますので、これからの蒸留所見学を練習するのも良いと思います。<br /><br />オールシーズン土日もオープンし、朝10時から見学出来るのも良いですね。<br /><br />伝統的な3回蒸留を行うオーヘントッシャンは、3つの異なる形状のポットスチルとウェアハウス見学が見所です。<br /><br />ちなみにスコットランドでウェアハウスを見学できるのは、意外に少ないです。貴重な体験を是非。

    最後はカンファレンスルームに戻り試飲。10年物は無料ですが、その他の5本は有料試飲。見学に5ポンド、有料試飲に10ポンド。観光客相手だから仕方がないが、ちょっと高すぎ。

    この蒸留所はスコットランドに蒸留所見学に来る人がほぼ最初に訪れる蒸留所。おおむね全ての工程を見学できますので、これからの蒸留所見学を練習するのも良いと思います。

    オールシーズン土日もオープンし、朝10時から見学出来るのも良いですね。

    伝統的な3回蒸留を行うオーヘントッシャンは、3つの異なる形状のポットスチルとウェアハウス見学が見所です。

    ちなみにスコットランドでウェアハウスを見学できるのは、意外に少ないです。貴重な体験を是非。

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