2009/09/17 - 2009/09/23
312位(同エリア1080件中)
まおさん
初めての海外旅行にて単身ポーランドへ。
行く先々で感動した事&見舞われたトラブルなどなど。
さすが言葉の通じない土地。
ほぼ毎日筆を取りたいよーな出来事が起こる。
(あと他のヨーロッパ圏の中でもポーランドがやたら旅行先としてマイナー扱いを受けているので一人二人でも興味持ってくれたらいいなあと)
■製作者
ポーランド渡航時期で20代前半。
当時は髪が胸元まで長かったので、結構珍しがられたり。
酒飲み。生き返り及び現地でも呑んだくれ。
■ポーランドに行こうと思った経緯
2008年9月辺り、友人に借りたポーランドの歴史本を読んだ際、歴史の熱さ・奥深さに感動。
いいなあポーランド、素敵な国だなポーランドよし、現地行ってみよう。
と言う感じ。
思えば無茶をしたもんだ。
■一人で行った理由
理由は簡単。
誰も着いて来てくれなかったからです。
決して友達が少ないとか家族と溝があるとかではなく。断じて。
家族は仕事の都合上、一番仲の良い友人には「そんなよく分からない国に行きたくない」と断られた為。彼女とは親友ですがあれおかしいな?
別に10代の若者のような無謀な挑戦とか自分探しの旅に出たかったとかそんなテンションの高い理由に非ず。
■日程表
●9月17日(関西空港→ヘルシンキ(フィンランド)→ポーランド)
滞在1日目 出国&入国編〜そしてアジア人は私一人〜
●9月18日(ワルシャワ市街)
滞在2日目 ワルシャワ観光編〜ガイドブックが無くても人間やってける〜
●9月19日(ワルシャワ→クラクフ移動)
滞在3日目 クラクフ観光編〜異国の地で呑み屋を梯子にする〜
●9月20日(アウシュビッツ強制収容所&街中散策)
滞在4日目 クラクフ観光編2〜イタリア人にナンパされ〜
●9月21日(世界遺産ヴィエリチカ岩塩抗)
滞在5日目 クラクフ観光編3〜見知らぬ人がお酒を奢ってくれる謎〜
●9月22日(クラクフ→ワルシャワ移動)
滞在6日目〜親切なポーランド美人との邂逅&フランス人にナンパされ〜
●9月23日ポーランド→日本帰国
滞在最終日〜これが最後だから全制覇する〜
ちなみに航空券とワルシャワ→クラクフ間列車チケットのみ日本でHISを使って購入。
後はネットでホテルを予約したり、全て個人手配。
何度も言うけどこれが初海外。そしてソロ旅行。何を考えていたのか当時の私。
(しかしながら大阪発のポーランドツアーがびっくりするくらい無かったのも要因の一つです)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス タクシー
- 航空会社
- フィンランド航空
PR
-
計画を立ててから1年、待ちに待った出発日。
重ねて言いますが、今回本気で生まれて初めての海外旅行。
パスポートを取るのも国際線に乗るのも初めて。
ポーランドで、あと添乗員付きのツアーではなく完全フリー旅ってことで、行くんだと話す人話す人ほぼ全てに「一人で行くとか意味は分からない」と呆れ半分勇気があるね馬鹿じゃないのと誉め称えられた(?)つつ、出発前、会社の人達からは「生きて帰ってきてね」「絶対に死なないでね」とか言われる事態。
本当にポーランドはイタリアとかフランスに比べると旅行先として知名度が低いのだなあ…。友人達らからも散々「お土産はいいから、生きて帰ってきてね。それが一番のお土産だよ」など、お前ら。いや確かに。ソロですが。別に行き先は戦地じゃねーし。
おばあちゃんからは「…これ、飛行機の中で読んで」と手紙を渡される始末。
……(´・ω・`)
別に今生の別れでもあるまいに。
(ちなみに手紙には気を付けなさいと言う意味合いだと思うのですが「人を見たら泥棒と思え」とか実行すると全力で旅を楽しめない感じのメッセージが書かれていておばあさま………) -
気を取り直して。
時間に余裕たっぷりで空港に入り、出国審査諸々は問題なく終了。
出発までカード会員ラウンジで一休み〜
さて。知人友人色んな人に「何があるの?」「ていうかどこにあるの?」とか言われた国ポーランド。
私の周囲だけかもしれないけども、やたらとマイナー扱いを受けるこの国は、歴史を紐解けばとても興味深く熱いお国でね。
争いの多いヨーロッパにおいて、一度は隣国リトアニアと手を組んでヨーロッパ一とも言える大国を打ち立て14世紀〜17世紀に元気な時代を謳歌したものの(ポーランド・リトアニア連合王国時代)、国内の貴族達が調子に乗ったせいで衰退。
18世紀には周辺国に領土をぶん取られ、およそ123年もの間「ポーランド」と言う国が消滅してしまう有様。
それでも国民の熱い心意気によって復活。その後第二次世界大戦でも領土を取られたりするも、その度に立ち直る格好よさ。国歌も格好良い。
また個人的に凄いなあと思ったのが、ポーランドが設立された当初に支配していた範囲と、現代のポーランド共和国の広さが、ほぼ一緒なのだとか。
偶然だろと言ってしまえば見も蓋も無いのですが、3度も4度も国土を分割されていたにも関わらず、って考えると、何か凄い。 -
そんなお国に向けていよいよ出発。
国際線初なので、座席一つ一つにテレビが付いている事にまず感動。
まあ10時間くらい乗りっぱですもんね。
しかし英語分からんと言うか操作分からんかったのでほぼ使わなんだ…。持ち腐れ。 -
そして人生初の機内食。
よくテレビとか話で聞く「フィッシュorビーフ?」を初体験。
このやり取りだけで地味にテンション上がる。
またCAのお姉さんが美人で大変よろしゅうございました。
で、ビーフと答えて出てきたのがこれ。
蕎麦とカレーと言う、謎の組み合わせ…炭水化物…。 -
そして飲み物はビール。
とりあえずビールって居酒屋かって話。
しかし、さっぱりしてて美味しいvこれはフィンランドのビール?? -
もいっちょ、ビール。
ビールはこの2種類でした。
機内食後はまったりビールをおかわりしつつ(こうなることを想定してさきいかもカバンに入れていました)本を読んだり持ち込んだミニワープロで旅行記をポチポチ打ったり。
途中2時間くらいは寝つつ、あれこれやってたら意外と良い感じに時間が潰れるもんですね。
行く前はあんなにどうやって時間潰そうか悩んだのに、過ぎてしまえば8時間とか9時間とかあっという間。 -
いつの間にやらヘルシンキ到着2時間前。
機内食第2弾。
何か…マカロニ?ペンネ?のミートソース的な… -
いずれにせよイタリアンっぽいので、ドリンクは白ワインを注文〜
フィンランド航空の機内食、前情報でおいしいって聞いてた通りで良かった(^^)
ご飯のあとはお隣の席のおねーさんと着くまでお喋りしてたんですがやはり単独初海外でポーランドはびっくりされました(おねーさんはツアーでロシアだったそうです。ここ見てたら面白いなあ)
で、年に1階は海外に行く旅行慣れしてる人みたいで、あれこれと色々アドバイスも頂けて。こういう、一期一会的な旅の出会いっていいなあ。良い思い出。 -
いやいやお外が綺麗。
そうこうしてる内、あっと言う間についにフィンランドに到着。
窓から空港付近の風景が見えたのですけど、なんて言うかこう、ほのぼのしてて可愛かった…なごむ風景。 森と畑だらけだったのは空港付近だからかなー。フィンランドもいつかじっくり滞在したいもんです。 -
飛行機の中でお話したおねーさんに「団体なら殆ど聞かれる事はないけど、一人だと聞かれる多いから頑張って」と、言われた通り、日本人がぽつんと審査のと行くとまず「一人?ツアーじゃないの?」っぽい事を聞かれる。
(ちなみに日本語以外はさっぱり。イエスかノーとかそんなレベル。あー何となーくこんな事言われてんだろうなあ〜、くらい。それでよく海外行ったもんだ)
ここでの返事で自分を指差しながら「Yes,only」はあとから考えなくても素人丸出しで正直忘れたい過去。
そのせいか審査のお兄さん、ああこいつ英語喋れんのだなと悟ったのか、「観光?ビジネス?勉強?」と、とーってもゆっくり話してくれました。さすがヨーロッパ。たとえ怪しいアジア人相手でも女性に親切。
そしてこの辺までは何とか周辺で日本語が聞こえてたものの、入国審査抜けて乗り継ぎのゲートに向かい始めた途端日本人がどんどん減ってく… -
しかも降りた所からポーランド行きのゲートまでが物凄く長い。めっちゃ遠い。ほんま長い。てくてく結構な距離を移動。空港は簡単な造りしてたし、別に迷うことも無かったけど凄い端っこから端っこまで結構な距離を歩かされた感…。
ちなみに、ゲートまでの道中にて。
さすがはフィンランド空港。
トナカイがいました。 -
意外とつぶらな瞳をしておる。
-
そしてこれまたフィンランドを感じさせるものが。
そう。ムーミンショップ。 -
スナフキンもいる。
-
さてさて。
ようやく付いたポーランド行き飛行機のゲート前。ベンチに座って出発までまったり。
この辺に来ると日本人はおろかアジア圏っぽい人もいなくなると言う…。
周りが見事に外人さんだらけ。
この時点でも(現地時刻4時半、日本時間深夜)相変わらず海外来たって実感湧かんというか…思ったより気分は落ち着いた感じ(離着陸と機内食にははしゃいだけど)
不思議な感じはするけども、何かまだまだお気楽。
お洒落なカフェとかあったものの、ユーロ持ってなかったので我慢。 -
17時10分くらいによーやっとゲート空いて、今度はちょっと小さめの飛行機へ。
離陸でテンション上がるのは相変わらずなれど、今度は何て言うかやっとポーランド!!って思うと感動の種類も違うもの。
こっちでも機内食が出たのですが、チーズとレタスとハム?のほんとに軽食の名にふさわしい軽いハンバーガーと飲み物。
この辺でもう日本時間的には深夜。
日本→ヘルシンキで2時間くらい寝たとは言えさすがに疲れがきたのか風景楽しむ事もなくこてんとお休みモード…そしたらFAのおねーさんに「大丈夫ですかー」と起こされる。別に失神してるわけじゃないのでご心配なく…(むしろ寝かせてて欲しかった…笑)
フィンランドまでの10時間弱に比べたら1時間40分なんてあっという間。
そしてついについに、 -
日本時間深夜1時55分憧れの地、ポーランドへ上陸。
乗り継ぎで来たからちゃんと来てるかなーって凄いはらはらしてた荷物も無事に運ばれ(但し、スーツケースベルトが無くなってた…100均のやからええけどさ…どこに置き去りにされたのか…)とりあえずタクシー代にまずは両替。
ロビーへ出ると、すぐさま噂(つかガイドブック)に聞いてた白タクの方々が寄って来なさる。こんなモテはいらぬ。
旅行前から日本人は絶対声かけられるやろう、声をかけられたら何てかわそう…とアレコレ試案してたのですけど。
下手に何か喋るよりも、これが一番だ!と思って実践したのがこちら↓
『マダム?タクシー?〜〜〜〜(←この辺はもう何て行ってるか不明)』
「あ、すいません。使うタクシー会社もう決めてあるんでいいです」
『〜〜?〜〜〜〜??』
「あと英語もポーランド語も出来なくって日本語しか喋れません。値段交渉分かんないし別の方に声かけて下さい。では」
『…??…?』
そう。
全部 日本語で 返事。
今回のケースに限りかもしれませぬが、この後滞在中も街中で何か勧誘っぽいのに声かけられても全部日本語で返してたらその内諦めて去ってくれました。
下手に現地語で撃退しようとしたりするよりいいかもしれんこれ。 -
さて、実際の移動。
ホテルまでは大体車で10分前程度。バスでもいいけど、乗り間違えてもヤだし日本に比べてタクシー代安いらしいので、タクシー。
事前調べしてた空港と契約してる、ちゃんとしたタクシー乗り場に留まってて、正規の値段で乗せてくれると言う会社を探してお外出ると、何やら私の泊まるホテルの名前が書いた看板と停留所?みたいなのを発見。おや、これってここで待ってたらホテルの送迎バスでも来るの??しかし時刻表も無いし…
看板前で悶々してたら、係員風のジャケット来た爽やかなお兄さんが「ヘイ!」と声をかけて来たではありませんか。
何、また白タクか?と思いきや、
『どうしたの、お姉さん。そのホテルに行きたいの?』
『あ、はい』
『そこはホテルの契約タクシーが来る所だけど、電話で呼ばないと来ないんだよ。良かったらウチのタクシー使いなよ。オフィシャルで安心だし!』
と、よくそのお兄さんが来てるジャケットを見ると、元々と私が使おうと思ってたタクシー会社の文字が。お兄さんは案内人らしい。(運転手ではない)
じゃーお願いしますとついてくと、何かやたらでっかいワゴン車のトコにつれて行かれる。
え、これ明らかに数人用…8人は乗れるんじゃ…。
『あの、私一人何ですけど…?』
『問題ないよ!あ、この人ホテル○○までヨロシク!』
『あいよー』
『(…良い人だが、なんてアバウトな…笑)、あ、すいません。大体いくら位ですか?』
『ええと、荷物も込みで50zl(1700円程度)。OK?』
『OKです。お願いします』
はい、無事交渉成立。
ちなみに会話内容は「大体そんな内容だと思う」程度でしっかり会話出来てるかっていわれるとちょっと。単語と身振り手振りと指差し会話本駆使して辛うじて。 -
中々ダイナミックな運転に揺られる事10分程度。
ここがワルシャワでのホテル【Hotel Jan III Sobieski 】でございます。
何だかカラフルで可愛い建物(友人にはラブホっぽいなどと言われた始末)なのだがれっきとした4ツ星ホテル。
ホテルのサイト→http://www.sobieski.com.pl/?L=1
予約で使ったサイト→http://www.booking.com/hotel/pl/warsaw_sobieski.html?label=yho748jc;sid=6e8d22761dbf40e8bcd209692b03d5b0
ワルシャワ駅までも歩いて30分程度の良い立地。 -
あと折角の海外やしちょっと贅沢してみようと思ったのと、お値段何と15000円前後と言う驚き価格やったので調子乗ってスイートルームにしてみたところ。
予約した本人が一番ビビるくらい広かったって言う。
何に使えばいいのか真剣に悩むくらい広かった。 -
ベットも広々。
一人で寝るには広すぎる。凄いごろごろ寝返り打てそう。
縦になっても横になっても余裕で寝れる。
さすが海外サイズ。 -
お風呂もちゃんとお手洗いと別。
うん、贅沢。 -
部屋に荷物置いて、さすがにもーくったくたなので寝ようかなあと思いつつ時刻は現地時刻でまだ7時くらい。
体をこっちの時差に合わせねばと起きて、とりあえず晩ご飯を食べにホテルのレストランに行った所。
いきなりメニューが読めない事態。
ええはい。値段しか分からない。
でもまあ、どれもお安く一番高いコースでも4000円程度。 どれ頼んでもまあ大丈夫やろうと、ウェイターさんに『何かお勧めください』と丸投げ注文。
何が出るかな。
で、飲み物は疲れた体にウォッカだのワインだの突っ込むとふらふらしそうなのでビールで我慢(でも呑む)
ここで失敗したのは早く注文せねばと焦ったせいでハイネケンとか日本でも飲めるだろってビールを注文した事…不覚…。勿体無い事をした…。
2杯目はちゃんとポーランドのビール。さっぱりしてて美味しい。
それだけでも大満足なのに、10分くらい待って出てきたのは計らずして絶対に食べようと思っていた名物料理のコトレット(ポーランド風トンカツ)
カメラ部屋に忘れたんで写真には取れてないんだけどとても大きくて私の顔くらいありました…ボリュームが流石に外国サイズ…
しかしこれまた美味しい!
ついてきたジャガイモとベーコンのサラダも山盛りでおい量多いなと思いつつ、美味しくてナイフとフォークが止まらんくらい。
何度も言いますが美味しかった…。満足…。
部屋に帰ってお湯張って、出発前友達に貰った入浴剤を入れてゆったり手足マッサージ。
現地時間9時頃、流石にもうばてばて状態なので、簡単に片付けと翌日の準備もそこそこに、足に休足時間を張って就寝。
憧れの地ポーランド。 単身訪れた初めての異国の地。
こんな感じで上陸日は慌ただしく過ぎて行きました。
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