北京　鐘楼、胡同

2009/03/27 - 2009/03/29

国子監街を西に進むと鐘楼、鼓楼の北側にでる。
残念ながら鼓楼は改修中で、登楼出来なかったが、
鐘楼に登って胡同の甍、というより大雑院化した屋根を
眺めるとともに、鐘もチェック。
后海まで歩き、簡単に食事の後、今回の目的のひとつ
前門の先にある北京の中田商店、解放軍払下品「前門服装用品商店」を捜しに…

エリア 北京(中国)

再び国子監街に出て、西に向かう。
本当に落ち着いた通りだ。
この通りには牌楼が両端と真ん中にもある。

残念…
鼓楼は改修中、閉鎖中
鼓楼を囲む路地
小さな飯屋街

鼓楼の北側に聳え立つ鐘楼
鼓楼はどっしり、
鐘楼はすらり

鼓楼、鐘楼の間の広場。
以前より整備
客待ちの人力車の横を鐘楼に。
しつこい勧誘を受けず、
ちょいと寂しい…

裏側にまわり、
急階段を登る…

南面
鼓楼、改修中

鐘楼、永楽大鐘

鐘楼から西方面
遥かかなたに西直門
真下は胡同の四合院に無秩序に増改築の屋根
屋根には鳩小屋も…

北側
オリンピック会場はカスミの彼方
鐘楼北側のお寺を改修した市場は健在
看板が見える

南に転ずると、整備がなされた鼓楼西大街
屋根の形が整っている。
さてと、また胡同を歩いてみるか…

近辺はさらに整備しようとしているのか、建替えの場面を時々みかける。
なんせ、この近辺は胡同ツアーのドル箱だからね…

こちらは瓦師が屋根を葺いてました。

広場を使って現場で大々的に木材を加工してました。

け、けっこう骨の折れる仕事ですねエ
電動ノコ使わないんですか？

小屋組みをホゾかまして、仕口で継いで組み立ててる。
それにしても立派な梁。松ですか？

邪魔しないので小屋組み見せてください…
日本では考えられないような、いい部材使ってる！
こちらは棟上げも済んだ家。
棟上げ式はどんなことするんだろ？

このおばはんは煮炊きに使うのか端っこを荷車に積んでる。
でかい大物が出たねエ
こんなの抱えて腰悪くしないでね…

后海方面に歩いてみましょう…

数年前、宋慶齢故居までの道のりをこの辺りで道に迷い、見ず知らずの親子連れに連れて行ってもらったことがある…
なつかしい場所に来た。

按摩の店見っけ！
夜10時までやってるんでチェックしておこう…

小さな商店街になってきた。

銀錠橋。
とうとう、昨日と同じ所まで来てしまった…
こ、混んでる。

銀錠橋から前海方面を見ると…
この辺りはすっかり整備されて近所の人たちの憩いの場というより１００％観光地。

北京といったら烤鴨、餃子の他にも数々の料理があるが、その中の１つ爆肚。
立っているのはお店の人で、この人の手招きでついつい入ってしまった。
もともと、モツ系は守備範囲ではないが話の種に…

「爆肚一絶」なんて額があったが我輩にとって「爆肚気絶」寸前だった。
（美味くて、かどうかは想像に任せます…）
さあ、前門に戻って、本日最後のミッション
「前門服装用品商店」を捜しましょう。

ということで、前門から下って、前門大街と珠市口大街の交差点近辺を捜したが、
この辺りはかつての状況が一変してしまった。
一棟だけなぜか残った建物が…

北京版「中田商店」はたしか、珠市口大街を渡った先に有ったと思うが…
区画ごと建物はゴッソリ無くなっていた。
どこかへ移転したか、廃業したか
珠市口大街の歩道橋を足取りも重く引き上げる。

大柵欄の路地で似たような店を探して聞いたが解らずじまい。

仕方なく大柵欄にある同仁堂にて花粉症によいという杭白菊の菊花茶を購入。
一昨年のつくしんぼ、昨年のユーカリの葉っぱ、そして今年はちょっと遅いけど、
これの効果を試してみましょう…

前門に来たときは6時前になっていた。

前門、正確にはその箭楼に陽が沈む…
先程、モツで懲りたのでノーマルに飯でも食うか。

と、思ったけど一人にもかかわらず大胆に鍋に挑む…
牛街の老城伊清真羊蝎子火鍋だ！
牛街ったってウシがウロウロしてるわけじゃないよ、インドみたいに。
イスラムのこと。回族の人たちが大勢いる地区だ。
ほら、頭に丸い帽子を乗せた人たち…

羊蝎子ったてサソリじゃないよ。
羊の背骨のこと。
この骨に微かに残った肉をこそげ落として、骨格の勉強をしながら食べるんだ。
池袋、永利の「東北醤大骨」は豚の背骨だけど…

注文方法は服務員のおねーサンと喋りたくない人にとってこの上ない方式だ。
これに、食べたいものを財布と相談しながら○をすればよい。
吾輩は言葉不如意だけど、お勧めとか教えてもらったけどね…

だって、こんな綺麗な人が担当なんだ。
麺なんて目の前で作ってくれる。
吾輩だけじゃないけど。