2009/09/17 - 2009/09/27
383位(同エリア456件中)
池彼方さん
水曜は早起きしてシゲットからマラムレシュ県の県都バイアマーレに向かいました。普通ならばローカルバスを利用するところなのですが、ゲストハウスの主人がヒッチハイクを勧めます。ヒッチハイクというよりも乗り合いタクシーといった感じの例のやつです。たまたま同宿だったニュージーランド人のお嬢さんもバイアマーレに行くというので、一緒に同行することになりました。
今日の車はフォード。運転手さんは年配の方ですが、その運転テクニックが見事というか、大胆というか。一般にルーマニアの車はアジア並に荒っぽいのですが、そんな中をどんどん先行車を追い抜いて行きます。
マラムレシュ地方はヨーロッパでは珍しい木造民家や美しい田園風景を見ることができます。ニュージーランド嬢と車窓の風景を楽しみながらあれこれ話も弾みます。運転手さんも助手席のご婦人と世間話に余念がありません。
道は集落が途切れ山の中に入って行きます。日光のいろは坂も真っ青のヘアピンカーブが続きます。峠を挟んで上りと下り相当の距離があります。私もニュージーランド嬢も言葉少なになってしまいました。バイアマーレに着いたときはぐったりです。朝食を摂らずに乗って正解でした。
ローカルバスで2時間20分かかるところを車は1時間で到着しました。運転手さんとご婦人の会話が途切れなかったのはさすがとしか、言いようがありません。
今回のルーマニアの旅には「旅の指さし会話帳・ルーマニア語」を持っていきました。
ルーマニアの人々とのコミュニケーションの役に立つかと思って持っていったのですが、残念ながら出番はほとんどありませんでした。
宿のルーマニア人は英語をしゃべるし、旅行中に話した相手ももっぱら外国人旅行者でした。
唯一、指さし会話帳が役に立ったのが、ブラショフ行きの夜行列車待ちのために入ったバイアマーレ駅のカフェでのこと。
ガイドブックを広げてエスプレッソを飲んでいると、かなりお酒が回っている感じのおじさん二人組がやってきました。
ツィカという強い地酒を勧めてきます。
もしかして睡眠薬が入っていて・・・と思いましたが、むげに断って怒らせてしまうのも始末におえません。
しかたがないので少し舐めてみることにしました。(今から思えば睡眠薬が入っていたら少量でもアウトなんでしょうが)
二人組はルーマニアの印象などをカタコトの英語で尋ねてきます。
なかなか会話がかみあわないので、例の指差し会話帳を見せてみることにしました。
これがえらく受けて、二人はさらに上機嫌になりました。
本を見ながらしきりに「JAPAN GOOD!」と繰り返します。
さらにグラマーな店のマダムも加わって、大いに盛り上がりました。
最初は睡眠強盗かもしれないと疑った二人組ですが、実は気のいいおじさんたちで、出発の30分前にはお流れとなりました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- フィンランド航空
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