上野・御徒町旅行記(ブログ) 一覧に戻る
花より団子? いや、団子より花だ!<br /><br />夜の観劇前にどうしても撮影散策がしたいけど、雨だからそのターゲットを東京国立博物館の常設展にしたまでは良かったものの。<br />雨の上野公園で早咲きの桜の撮影にハマってしまったし、3度目なのに思った以上に興味が引かれるコレクションが目白押しの国立博物館に悲鳴を上げたくなりました。<br />観劇は19時開演で、会場は五反田です。<br />その前に夕食をちゃんととるなら、上野から五反田までの移動時間も考えると、17時には博物館を出なければなりません。<br />博物館は、どうせ17時に追い出されるだろうと思っていたら、幸か不幸か、特別展「長谷川等伯展」の会期中は、どうやら土曜日は18時まで開いているようです。<br />上野に15時に到着して、特別展も見たら、そりゃあ常設展をみんな回れるとは思ってはいなかったけれど。<br />土偶・縄文土器・埴輪の写真を撮り終えたら、17時になってしまいました。<br />国立博物館で今回ぜひ写真を撮りたかったものは、あと1ヶ所!<br />ここで、夕食を取るか、あともう1つ、常設展工芸室の特別展示「おひなさまと人形」の撮影と、どちらを取るか。<br />いわば花と団子の二者択一です。<br />ハムレット並みに悩んだ挙句(!?)、おひなさまは会期が終わると逃げるけど、夕食は、生きている限りこの先何度も取る機会があるし、観劇前に夕食を取りたいと思っていた店は逃げません。<br />それに、ちょうど2週間前にも、おひなさま写真を鑑賞&撮影しに出かけましたので、続けてしたいと思っていたのです。<br />観劇前の夕食をあきらめました。<br /><br />関連の旅行記(2010年2月28日)<br />「誰が主役か分からない(笑)、鴻巣びっくりひな祭り(1)メイン会場:市役所編」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10434341/<br />「誰が主役か分からない(笑)、鴻巣びっくりひな祭り(2)エルミ会場編」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10434343/<br /><br />白い陶磁器のような肌にほっそーい目と赤いくちびるで無邪気に笑うお人形さんたちをファインダーに収めながら、団子ではなく花を取って良かったとしみじみ思いました。<br /><br />その後は、予定どおり、五反田のゆうぽうとで、神韻SHEN YUN公演へ。<br />実は、この公演のことを知ったきっかけは、半月前にペンギンのお散歩を撮りたくて上野動物園に行き、そして国立博物館の国宝土偶展をハシゴしたその帰りに、公園内で配っていたチラシなのです。<br />それまで神韻芸術団のこともこの公演のことも全く知らなかったのに、そのチラシを見ただけで、これはきっと私のツボにハマる予感がし、翌日、さっそくチケットぴあでチケットを確保しました。<br /><br />神韻SHEN YUN公演は、チラシから予想したとおり、基本は古代中国舞踊でした。<br />長い袖をリボンのように振り回して天女のように舞ったりする、アレです。<br />男性陣も、飛んだり跳ねたり、武踊と呼びたくなるような、力強く美しい群舞を披露してくれました。<br />これといった大道具がない代わりに、背後の壁一面に背景となるCG映像が映し出されました。<br />雄大な中国の自然の緑の中に桜が咲く景色が多かったです。<br />舞踊だけでなく、歌や古楽器の演奏や、寸劇もありました。<br />この劇団は、天を敬い徳を重んずる「神伝文化」を舞台で表現するという一大テーマが根底にあるため、寸劇は、中国の古代神話や伝説、仏教奇跡の話が中心でした。<br />舞踊による寸劇ですから、単純明快で分かりやすい内容だけど、それだけにテーマがストレートでとてもベタな展開でしたから、無宗教な私は不謹慎にも、つい吹き出してしまったりもしましたが@<br />これでもかこれでもかと美しい群舞が次々と展開されて、うっとりしっぱなしでした。<br />神韻SHEN YUN芸術団、ファンになりそうです。<br /><br />〈雨の週末の上野公園シリーズ〉<br />□(1)上野公園で3大早咲き桜を愛でる<br />□(2)東京国立博物館で、長谷川等伯にうなった後、縄文と埴輪のエナジーに触れる<br />■(3)東京国立博物館で、おひなさまと人形の魂に触れた後、神韻SHEN YUN公演にしびれる<br /><br />東京国立博物館の公式サイト<br />http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00<br />本館特別陳列「おひなさまと人形」の解説ページ(2010年2月16日(火)〜2010年3月28日(日))<br />http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&amp;processId=01&amp;event_id=7368<br /><br />「神韻SHEN YOU 2010」公式サイト(英語版)<br />http://www.shenyunperformingarts.org/<br />

雨の週末の上野公園は東京国立博物館へ(2)おひなさまと人形の魂に触れた後、神韻SHEN YUN公演にしびれる

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2010/03/06 - 2010/03/06

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2

47

まみ

まみさん

花より団子? いや、団子より花だ!

夜の観劇前にどうしても撮影散策がしたいけど、雨だからそのターゲットを東京国立博物館の常設展にしたまでは良かったものの。
雨の上野公園で早咲きの桜の撮影にハマってしまったし、3度目なのに思った以上に興味が引かれるコレクションが目白押しの国立博物館に悲鳴を上げたくなりました。
観劇は19時開演で、会場は五反田です。
その前に夕食をちゃんととるなら、上野から五反田までの移動時間も考えると、17時には博物館を出なければなりません。
博物館は、どうせ17時に追い出されるだろうと思っていたら、幸か不幸か、特別展「長谷川等伯展」の会期中は、どうやら土曜日は18時まで開いているようです。
上野に15時に到着して、特別展も見たら、そりゃあ常設展をみんな回れるとは思ってはいなかったけれど。
土偶・縄文土器・埴輪の写真を撮り終えたら、17時になってしまいました。
国立博物館で今回ぜひ写真を撮りたかったものは、あと1ヶ所!
ここで、夕食を取るか、あともう1つ、常設展工芸室の特別展示「おひなさまと人形」の撮影と、どちらを取るか。
いわば花と団子の二者択一です。
ハムレット並みに悩んだ挙句(!?)、おひなさまは会期が終わると逃げるけど、夕食は、生きている限りこの先何度も取る機会があるし、観劇前に夕食を取りたいと思っていた店は逃げません。
それに、ちょうど2週間前にも、おひなさま写真を鑑賞&撮影しに出かけましたので、続けてしたいと思っていたのです。
観劇前の夕食をあきらめました。

関連の旅行記(2010年2月28日)
「誰が主役か分からない(笑)、鴻巣びっくりひな祭り(1)メイン会場:市役所編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10434341/
「誰が主役か分からない(笑)、鴻巣びっくりひな祭り(2)エルミ会場編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10434343/

白い陶磁器のような肌にほっそーい目と赤いくちびるで無邪気に笑うお人形さんたちをファインダーに収めながら、団子ではなく花を取って良かったとしみじみ思いました。

その後は、予定どおり、五反田のゆうぽうとで、神韻SHEN YUN公演へ。
実は、この公演のことを知ったきっかけは、半月前にペンギンのお散歩を撮りたくて上野動物園に行き、そして国立博物館の国宝土偶展をハシゴしたその帰りに、公園内で配っていたチラシなのです。
それまで神韻芸術団のこともこの公演のことも全く知らなかったのに、そのチラシを見ただけで、これはきっと私のツボにハマる予感がし、翌日、さっそくチケットぴあでチケットを確保しました。

神韻SHEN YUN公演は、チラシから予想したとおり、基本は古代中国舞踊でした。
長い袖をリボンのように振り回して天女のように舞ったりする、アレです。
男性陣も、飛んだり跳ねたり、武踊と呼びたくなるような、力強く美しい群舞を披露してくれました。
これといった大道具がない代わりに、背後の壁一面に背景となるCG映像が映し出されました。
雄大な中国の自然の緑の中に桜が咲く景色が多かったです。
舞踊だけでなく、歌や古楽器の演奏や、寸劇もありました。
この劇団は、天を敬い徳を重んずる「神伝文化」を舞台で表現するという一大テーマが根底にあるため、寸劇は、中国の古代神話や伝説、仏教奇跡の話が中心でした。
舞踊による寸劇ですから、単純明快で分かりやすい内容だけど、それだけにテーマがストレートでとてもベタな展開でしたから、無宗教な私は不謹慎にも、つい吹き出してしまったりもしましたが@
これでもかこれでもかと美しい群舞が次々と展開されて、うっとりしっぱなしでした。
神韻SHEN YUN芸術団、ファンになりそうです。

〈雨の週末の上野公園シリーズ〉
□(1)上野公園で3大早咲き桜を愛でる
□(2)東京国立博物館で、長谷川等伯にうなった後、縄文と埴輪のエナジーに触れる
■(3)東京国立博物館で、おひなさまと人形の魂に触れた後、神韻SHEN YUN公演にしびれる

東京国立博物館の公式サイト
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00
本館特別陳列「おひなさまと人形」の解説ページ(2010年2月16日(火)〜2010年3月28日(日))
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=7368

「神韻SHEN YOU 2010」公式サイト(英語版)
http://www.shenyunperformingarts.org/

  • <br />おひなさまの部屋をめざして足早にスルーした近代絵画の展示室で、これだけは目に留まり、妙に惹かれました。<br /><br />「野猪(石川光明(1852〜1913)作)、大正元年(1912)頃制作<br /> 当館で猪といえば、この野猪(やちょ)が代表作といえるでしょう。石川光明は牙彫家として大成し、木彫でも高村光雲と共に活躍しました。本作は西洋の塑造技術を取り入れて制作したため、同型の石膏猪像も残っています。前足を立てた猪を光明は好んで制作しました。」<br />(展示ショーケースにあった説明書より)<br /><br />


    おひなさまの部屋をめざして足早にスルーした近代絵画の展示室で、これだけは目に留まり、妙に惹かれました。

    「野猪(石川光明(1852〜1913)作)、大正元年(1912)頃制作
     当館で猪といえば、この野猪(やちょ)が代表作といえるでしょう。石川光明は牙彫家として大成し、木彫でも高村光雲と共に活躍しました。本作は西洋の塑造技術を取り入れて制作したため、同型の石膏猪像も残っています。前足を立てた猪を光明は好んで制作しました。」
    (展示ショーケースにあった説明書より)

  • 特別展示「おひなさまと人形」の解説パネル<br /><br />御所人形は展示の数あわせのついでかと思っていたら、江戸時代にはおひなさまと一緒に飾られていたのですね。<br />

    特別展示「おひなさまと人形」の解説パネル

    御所人形は展示の数あわせのついでかと思っていたら、江戸時代にはおひなさまと一緒に飾られていたのですね。

  • 御所人形の見立春駒(左)と見立皇帝<br /><br />見立人形は、災厄などを代わりに引き受けてもらう願いも込められた人形たちのようです。<br />

    御所人形の見立春駒(左)と見立皇帝

    見立人形は、災厄などを代わりに引き受けてもらう願いも込められた人形たちのようです。

  • 嬉しそうに駒遊び

    嬉しそうに駒遊び

  • 手のひらに乗せて愛でたくなる人形たち<br /><br />ここからは、解説を読む間も惜しんで写真を撮りましたので、ちゃんとした説明のない写真も多いですが、あしからず。<br />ただ、気になったからあとで読もうと、時折、その解説の写真を撮って帰ってきたのもあります。<br />

    手のひらに乗せて愛でたくなる人形たち

    ここからは、解説を読む間も惜しんで写真を撮りましたので、ちゃんとした説明のない写真も多いですが、あしからず。
    ただ、気になったからあとで読もうと、時折、その解説の写真を撮って帰ってきたのもあります。

  • いいお顔@

    いいお顔@

  • ずんぐりな体型といたずらっぽい表情が愛らしい@<br /><br />手には何かを持っていたのでしょうか。<br />

    ずんぐりな体型といたずらっぽい表情が愛らしい@

    手には何かを持っていたのでしょうか。

  • 手前の右のお人形さん、ちょっと姑くさい顔になっていませんか?

    手前の右のお人形さん、ちょっと姑くさい顔になっていませんか?

  • 能をする見立人形

    能をする見立人形

  • 手前のあんちゃんに惹かれて<br /><br />説明をカメラで収めてきました。読んで納得しました。<br />くすぐられたのは女心かも@<br /><br />「御所人形 見立通人(みたてつうじん)/江戸時代・19世紀<br /> 江戸時代における「通人」とは、遊郭などによく出入りし、その事情に通じたいわゆる遊び人のことを言う。庶民の憧れの存在としてしばしば人形に見立てられた。童形姿の御所人形に見立てられた通人は、愛らしさも加わって見る人の心を和ませてくれる。」<br />(展示ショーケースにあった説明書より)<br />

    手前のあんちゃんに惹かれて

    説明をカメラで収めてきました。読んで納得しました。
    くすぐられたのは女心かも@

    「御所人形 見立通人(みたてつうじん)/江戸時代・19世紀
     江戸時代における「通人」とは、遊郭などによく出入りし、その事情に通じたいわゆる遊び人のことを言う。庶民の憧れの存在としてしばしば人形に見立てられた。童形姿の御所人形に見立てられた通人は、愛らしさも加わって見る人の心を和ませてくれる。」
    (展示ショーケースにあった説明書より)

  • 屏風まで豪華な古い雛壇?<br /><br />でも屏風はこのおひなさまのセットのものではなさそうですね。<br />

    屏風まで豪華な古い雛壇?

    でも屏風はこのおひなさまのセットのものではなさそうですね。

  • 魔除けの縁起物の犬張り子(お伽犬)<br /><br />箱の中にはお守りを入れたりするようです。大事な嫁入り道具の一つだったとか。<br />母から娘へ孫へと代々受け継がれたのかもしれません。<br />

    魔除けの縁起物の犬張り子(お伽犬)

    箱の中にはお守りを入れたりするようです。大事な嫁入り道具の一つだったとか。
    母から娘へ孫へと代々受け継がれたのかもしれません。

  • 土色のおひなさま<br /><br />五人囃子がとってもいい@<br />単純化されたおひなさま・お内裏さまの顔もラブリー!<br />

    土色のおひなさま

    五人囃子がとってもいい@
    単純化されたおひなさま・お内裏さまの顔もラブリー!

  • 初めて見ました、江戸時代前期の「立ち雛」

    初めて見ました、江戸時代前期の「立ち雛」

  • ほっこり気持ちが温かくなるような人形

    ほっこり気持ちが温かくなるような人形

  • 子供の頃の小さな着せ替え人形の顔を思い出させる人形たち<br /><br />ひな人形のうちの「仕丁(しちょう)」だと思います。<br />別名を衛士。3人一組。立傘・沓台、台笠持ちの3人一組で、それぞれ「笑い」、「泣き」、「怒り」の表情を見せているのだとか。<br />でも手前の3人はみんな機嫌が良さそうです。いや、向かって右―の人形は、若干くさった顔をしているかしら。<br />

    子供の頃の小さな着せ替え人形の顔を思い出させる人形たち

    ひな人形のうちの「仕丁(しちょう)」だと思います。
    別名を衛士。3人一組。立傘・沓台、台笠持ちの3人一組で、それぞれ「笑い」、「泣き」、「怒り」の表情を見せているのだとか。
    でも手前の3人はみんな機嫌が良さそうです。いや、向かって右―の人形は、若干くさった顔をしているかしら。

  • 三人官女じゃなくて、五人官女?<br /><br />ちょっとお顔がリアルすぎるかも@<br />

    三人官女じゃなくて、五人官女?

    ちょっとお顔がリアルすぎるかも@

  • 見れば見るほど、子供の頃の着せ替え人形と同じタイプの顔

    見れば見るほど、子供の頃の着せ替え人形と同じタイプの顔

  • 子供のように笑う仕丁

    子供のように笑う仕丁

  • これもひな人形!?<br /><br />これから衣装を着せてもらえるのかしら。<br />

    これもひな人形!?

    これから衣装を着せてもらえるのかしら。

  • かなり古い人形たち

    かなり古い人形たち

  • おっと、展示室の中央の人形さんを見過のがしちゃダメですね!<br /><br />「嵯峨人形 裸嵯峨/江戸時代・18〜19世紀<br /> 通常の嵯峨人形には、胴体に直接衣裳の模様を描くが、胴部を裸にし、衣裳を着せかけられるようにしたこどもの姿の人形を、裸嵯峨という。京都の伝統人形として名高い御所人形や、衣裳を縮緬(ちりめん)や金襴といった美しい裂(きれ)でつくった衣裳人形の原型とも言われる。」<br />(展示ショーケースにあった説明書より)<br />

    おっと、展示室の中央の人形さんを見過のがしちゃダメですね!

    「嵯峨人形 裸嵯峨/江戸時代・18〜19世紀
     通常の嵯峨人形には、胴体に直接衣裳の模様を描くが、胴部を裸にし、衣裳を着せかけられるようにしたこどもの姿の人形を、裸嵯峨という。京都の伝統人形として名高い御所人形や、衣裳を縮緬(ちりめん)や金襴といった美しい裂(きれ)でつくった衣裳人形の原型とも言われる。」
    (展示ショーケースにあった説明書より)

  • 笑う能のお面のような顔つきが味わい深い@

    笑う能のお面のような顔つきが味わい深い@

  • 最後に、雛壇ひとセット飾られていたショーケースを

    最後に、雛壇ひとセット飾られていたショーケースを

  • 面長のお顔のおひなさま<br /><br />背後のミニチュアの屏風も、一筋縄ではいきません@<br />和歌とその作者の歌人の絵でしょうか。<br />

    面長のお顔のおひなさま

    背後のミニチュアの屏風も、一筋縄ではいきません@
    和歌とその作者の歌人の絵でしょうか。

  • いたずらっぽい顔の犬張子<br /><br />人面の犬張子は2つで一対ものだったようです。<br />

    いたずらっぽい顔の犬張子

    人面の犬張子は2つで一対ものだったようです。

  • お内裏さまは座高が高い? それとも膝立ち?

    お内裏さまは座高が高い? それとも膝立ち?

  • ちょっとへの字の口<br /><br />3つあった犬張子の中では、この子が一番気に入りました@<br />

    ちょっとへの字の口

    3つあった犬張子の中では、この子が一番気に入りました@

  • そして、とても精巧に作られた人形のひな道具に注目<br /><br />高級なお膳「掛盤膳(かけばんぜん)」に、湯桶・飯櫃つきの「両つぎ付」。<br />

    そして、とても精巧に作られた人形のひな道具に注目

    高級なお膳「掛盤膳(かけばんぜん)」に、湯桶・飯櫃つきの「両つぎ付」。

  • お箸と小皿にも注目!

    お箸と小皿にも注目!

  • さっきのショーケースに戻って、お道具撮影<br /><br />これは箪笥と、貝桶?<br />ひょっとしたら、あの中にちっちゃいちっちゃい貝合わせが入っていたりするのかしら。<br />みんな葵紋が入っています@<br />

    さっきのショーケースに戻って、お道具撮影

    これは箪笥と、貝桶?
    ひょっとしたら、あの中にちっちゃいちっちゃい貝合わせが入っていたりするのかしら。
    みんな葵紋が入っています@

  • 厨子棚と書籍机に箱<br /><br />ちっちゃな書物に注目@<br />手にとってみたくなります。

    厨子棚と書籍机に箱

    ちっちゃな書物に注目@
    手にとってみたくなります。

  • 書棚に文箱に……懐剣? 巻物入れ?

    書棚に文箱に……懐剣? 巻物入れ?

  • 化粧道具と茶器? あるいは洗面道具?

    化粧道具と茶器? あるいは洗面道具?

  • 駕篭と長持ちと重箱<br /><br />以上で、それほど広くなかった展示室の展示品のほとんどすべての写真を撮ってしまってやっと満足して17時半。<br />予定よりも30分も遅くなりましたが、これから大急ぎで平成館に戻り、ロッカーに入れた荷物を取ってから、五反田の観劇会場に向かいます。<br />だけど、その途中でまださらにちょこっとだけ誘惑にかられて撮った写真が、次から7枚。<br />じっくり味わう代わりに写真を撮り、それぞれ解説の写真も撮ってきました。<br />

    駕篭と長持ちと重箱

    以上で、それほど広くなかった展示室の展示品のほとんどすべての写真を撮ってしまってやっと満足して17時半。
    予定よりも30分も遅くなりましたが、これから大急ぎで平成館に戻り、ロッカーに入れた荷物を取ってから、五反田の観劇会場に向かいます。
    だけど、その途中でまださらにちょこっとだけ誘惑にかられて撮った写真が、次から7枚。
    じっくり味わう代わりに写真を撮り、それぞれ解説の写真も撮ってきました。

  • 鋭い目つきの鳥に惹かれて<br /><br />かわせみだったんですねーっ!<br /><br />「色絵翡翠図平鉢/伊万里(古九谷五彩手)/江戸時代・17世紀<br /> 伊万里・古九谷様式は、青手、五彩手、南京手に大別されるが、この平鉢は五彩手の代表作。五彩とは色絵の中国での呼び方で、全面を色釉で塗りつぶす青手と違ってより絵画的な意匠に特徴がある。この平鉢では翡翠(かわせみ)の姿が青手にない鋭い描線で描かれている。」<br />(展示ショーケースにあった説明書より)<br />

    鋭い目つきの鳥に惹かれて

    かわせみだったんですねーっ!

    「色絵翡翠図平鉢/伊万里(古九谷五彩手)/江戸時代・17世紀
     伊万里・古九谷様式は、青手、五彩手、南京手に大別されるが、この平鉢は五彩手の代表作。五彩とは色絵の中国での呼び方で、全面を色釉で塗りつぶす青手と違ってより絵画的な意匠に特徴がある。この平鉢では翡翠(かわせみ)の姿が青手にない鋭い描線で描かれている。」
    (展示ショーケースにあった説明書より)

  • 孤独な雰囲気にちょっぴり浸りたいときに@<br /><br />「染付雪景山水図大皿/銅島/江戸時代・17世紀<br /> 銅島焼は肥前(佐賀県)鍋島藩の藩窯として献上物に主眼を置き、和様をもって孤高唯美の世界を作り上げた。この作品は鍋島焼には珍しく、中国の水墨画を手本とした絵画風の作品、鍋島焼の技巧主義により焼物の絵付とは思えない程の迫真的な描写となった。」<br />(展示ショーケースにあった説明書より)<br />

    孤独な雰囲気にちょっぴり浸りたいときに@

    「染付雪景山水図大皿/銅島/江戸時代・17世紀
     銅島焼は肥前(佐賀県)鍋島藩の藩窯として献上物に主眼を置き、和様をもって孤高唯美の世界を作り上げた。この作品は鍋島焼には珍しく、中国の水墨画を手本とした絵画風の作品、鍋島焼の技巧主義により焼物の絵付とは思えない程の迫真的な描写となった。」
    (展示ショーケースにあった説明書より)

  • すごく味わい深くて、好みです。形といい、雪らしい模様といい。<br /><br />「銹(さび)絵雪笹文大鉢/仁阿弥道八(1783〜1855)作/江戸時代・19世紀<br /> 江戸末期を代表する京都の陶工仁阿弥道八は、伝統的な京焼を手本に秀作を多く残している。この鉢は、乾山焼の手鉢をモデルにして、大振りの鉢に仕立直したもの。白泥を釉下に使って、笹に積もった牡丹雪の意匠を描き、その気分がいかにも雅びで味わい深い。」<br />(展示ショーケースにあった説明書より)<br />

    すごく味わい深くて、好みです。形といい、雪らしい模様といい。

    「銹(さび)絵雪笹文大鉢/仁阿弥道八(1783〜1855)作/江戸時代・19世紀
     江戸末期を代表する京都の陶工仁阿弥道八は、伝統的な京焼を手本に秀作を多く残している。この鉢は、乾山焼の手鉢をモデルにして、大振りの鉢に仕立直したもの。白泥を釉下に使って、笹に積もった牡丹雪の意匠を描き、その気分がいかにも雅びで味わい深い。」
    (展示ショーケースにあった説明書より)

  • 梅が今の季節感を出していて、いいなぁと思いました。<br />透かし穴が満月に見立てられているというのも、絶妙!<br /><br />「白泥月梅図凉炉/青木木米(1767〜1833)作/江戸時代・19世紀<br /> 凉炉とは煎茶で湯を沸す際に用いる炉。火を焚くために素焼のものが多く、この凉炉も素焼の白泥で、胴には朱彩で梅樹が描かれている。凉炉の胴には風抜きのための風門が開けられる。木米はこの凉炉の風門を梅樹の向こうに登りつつある満月に見立てている。」<br />(展示ショーケースにあった説明書より)<br />

    梅が今の季節感を出していて、いいなぁと思いました。
    透かし穴が満月に見立てられているというのも、絶妙!

    「白泥月梅図凉炉/青木木米(1767〜1833)作/江戸時代・19世紀
     凉炉とは煎茶で湯を沸す際に用いる炉。火を焚くために素焼のものが多く、この凉炉も素焼の白泥で、胴には朱彩で梅樹が描かれている。凉炉の胴には風抜きのための風門が開けられる。木米はこの凉炉の風門を梅樹の向こうに登りつつある満月に見立てている。」
    (展示ショーケースにあった説明書より)

  • どこか中国チックだけど、透かしがいい@<br /><br />「色絵椿松竹梅文透入重蓋物/京焼/江戸時代・18世紀<br /> 三段重のそれぞれの段の四方には透を入れて網目とし、蓋もまた透(すかし)を入れて、いかにも京焼らしい技巧に富んだ作品。外側には松を描き、蓋は椿。そしてそれぞれの段の見込みには松・竹・梅を金彩も交えて華やかに描き、めでたさに満ちた作となっている。」<br />(展示ショーケースにあった説明書より)<br />

    どこか中国チックだけど、透かしがいい@

    「色絵椿松竹梅文透入重蓋物/京焼/江戸時代・18世紀
     三段重のそれぞれの段の四方には透を入れて網目とし、蓋もまた透(すかし)を入れて、いかにも京焼らしい技巧に富んだ作品。外側には松を描き、蓋は椿。そしてそれぞれの段の見込みには松・竹・梅を金彩も交えて華やかに描き、めでたさに満ちた作となっている。」
    (展示ショーケースにあった説明書より)

  • このフォルムにはとても惹かれます。<br />派手にも見えるしつつましそうにも見える模様もナイス!<br />となりの作品と一緒に斜めから撮ってみました。<br /><br />「色絵竹図徳利/京焼・御菩薩池/江戸時代・17〜18世紀<br /> 精緻な轆轤(ろくろ)の技によりすらりと伸びた頚部が印象的な徳利(とっくり)。色絵で赤彩を使わずに緑彩と青彩に金彩という三色で彩るのは古清水の典型的な作風である。底部に捺された「御菩薩池(みぞろがいけ)」の印から、古清水の作風の中でも早い時期のものと考えられる。」<br />(展示ショーケースにあった説明書より)<br />

    このフォルムにはとても惹かれます。
    派手にも見えるしつつましそうにも見える模様もナイス!
    となりの作品と一緒に斜めから撮ってみました。

    「色絵竹図徳利/京焼・御菩薩池/江戸時代・17〜18世紀
     精緻な轆轤(ろくろ)の技によりすらりと伸びた頚部が印象的な徳利(とっくり)。色絵で赤彩を使わずに緑彩と青彩に金彩という三色で彩るのは古清水の典型的な作風である。底部に捺された「御菩薩池(みぞろがいけ)」の印から、古清水の作風の中でも早い時期のものと考えられる。」
    (展示ショーケースにあった説明書より)

  • 筆箱か箸箱にしたい!<br /><br />「銹(さび)絵十体(じってい)和歌短冊皿/乾山/江戸時代・寛保3年(1743)<br /> この皿は、長方形の形、青と紫の絵具による藍と紫の雲紙仕立てと短冊として作り、見込に和歌、裏面にそれぞれの和歌の属する体という形で和歌十体を記す。「強力体」の皿には「乾山」、「八十一歳」と記され、尾形深省の最晩年の作であることが分かる。」<br />(展示ショーケースにあった説明書より)<br />

    筆箱か箸箱にしたい!

    「銹(さび)絵十体(じってい)和歌短冊皿/乾山/江戸時代・寛保3年(1743)
     この皿は、長方形の形、青と紫の絵具による藍と紫の雲紙仕立てと短冊として作り、見込に和歌、裏面にそれぞれの和歌の属する体という形で和歌十体を記す。「強力体」の皿には「乾山」、「八十一歳」と記され、尾形深省の最晩年の作であることが分かる。」
    (展示ショーケースにあった説明書より)

  • 18時30分すぎ、今夜の観劇会場である五反田のゆうぽうとに到着<br /><br />ロビーに看板がでかでか@<br /><br />

    18時30分すぎ、今夜の観劇会場である五反田のゆうぽうとに到着

    ロビーに看板がでかでか@

  • ゆうぽうとのロビーのチェロと神韻SHEN YUN公演看板<br /><br />私がこの公演、いやこの劇団のことを知ったのは、半月前にペンギンのお散歩の写真を撮りたくて上野公園に行ったとき、そこでチラシをもらったからです。<br />それまでは全く知りませんでした。<br />来日公演も何度目かのようです。<br />好評だったので、今年は上演回数を増やしたようです。<br />でも五反田の駅前でも宣伝していましたし、座席は、バレエ公演よりは空席が目立ちました(苦笑)。<br />といっても、東京芸術劇場で年に2回ほど上演される京劇も似たようなものです。<br /><br />

    ゆうぽうとのロビーのチェロと神韻SHEN YUN公演看板

    私がこの公演、いやこの劇団のことを知ったのは、半月前にペンギンのお散歩の写真を撮りたくて上野公園に行ったとき、そこでチラシをもらったからです。
    それまでは全く知りませんでした。
    来日公演も何度目かのようです。
    好評だったので、今年は上演回数を増やしたようです。
    でも五反田の駅前でも宣伝していましたし、座席は、バレエ公演よりは空席が目立ちました(苦笑)。
    といっても、東京芸術劇場で年に2回ほど上演される京劇も似たようなものです。

  • パンフレットとチラシとぴあの半券の組合わせ<br /><br />パンフレットは500円と安かったし、全頁カラーだったので買いました。<br />写真はそのパンフレットとチラシやぴあの半券を組み合わせたものです。<br /><br />パンフレットを買ったときは、全部で21ある演目が次から次へと上演されて、どれがどれだか分からなくなるかもしれないと思ったのですが、公演中は司会者が演目の前に毎度登場して、次に上演される演目を簡単に紹介してくれました。<br />司会者は男女2人、男性は中国語と時に英語を話し、女性が日本語で解説しました。<br />観客の中に中国人がたくさんいることを意識したためでしょう。<br />神韻芸術団は、実は中国にある劇団ではなく、みんな外国に住んでいる華僑たちで、主にアメリカ在住の人が多いようですし、劇団の本拠地もニューヨークのようです。<br />ちなみに、パンフレットには、鳩山邦夫氏を筆頭に、衆議院議員が4人も祝辞を寄せていました。<br /><br />中国の伝統舞踊の美しさは折紙つきでしょう。少なくとも私の好みです。<br />観劇趣味にハマってもう6年ほどになりますが、私の好みはミーハーで、視覚的要素重視で、見た目に華やかな公演がツボにハマる傾向があります。<br />コンテンポラリーよりは、古典的なもの、あるいはせいぜい19〜20世紀くらいの現代古典のものが好みです。<br />このような中国の古典舞踊も、まさにそうです。<br /><br />パンフレットやチラシの写真は本公演のものではありませんでしたが、こういうかんじの舞台でした。<br />背景の写真は、パンフレットのための合成写真かと思ったのですが、実際の舞台もこういうかんじでした。<br />というのも、舞台装置はほとんどなかった代わりに、背後の壁一面をスクリーンにしたCG映像が使われていたので。<br />そのCGには、中国ならありそうな雄大な自然や山水画に描かれるような名景が多かったです。<br />その画面の基本の色と、ダンサーたちの衣装の基本色がたいてい一致していて、きれいに調和していました。<br />例えば、背景となった風景には、もうすぐ春であることを意識か、新緑の中に桜が咲き乱れる景色も何バージョンかありましたが、そんなときの女性たちの衣装の基本の色は、その景色に合わせるかのように緑とピンクでした。<br /><br />

    パンフレットとチラシとぴあの半券の組合わせ

    パンフレットは500円と安かったし、全頁カラーだったので買いました。
    写真はそのパンフレットとチラシやぴあの半券を組み合わせたものです。

    パンフレットを買ったときは、全部で21ある演目が次から次へと上演されて、どれがどれだか分からなくなるかもしれないと思ったのですが、公演中は司会者が演目の前に毎度登場して、次に上演される演目を簡単に紹介してくれました。
    司会者は男女2人、男性は中国語と時に英語を話し、女性が日本語で解説しました。
    観客の中に中国人がたくさんいることを意識したためでしょう。
    神韻芸術団は、実は中国にある劇団ではなく、みんな外国に住んでいる華僑たちで、主にアメリカ在住の人が多いようですし、劇団の本拠地もニューヨークのようです。
    ちなみに、パンフレットには、鳩山邦夫氏を筆頭に、衆議院議員が4人も祝辞を寄せていました。

    中国の伝統舞踊の美しさは折紙つきでしょう。少なくとも私の好みです。
    観劇趣味にハマってもう6年ほどになりますが、私の好みはミーハーで、視覚的要素重視で、見た目に華やかな公演がツボにハマる傾向があります。
    コンテンポラリーよりは、古典的なもの、あるいはせいぜい19〜20世紀くらいの現代古典のものが好みです。
    このような中国の古典舞踊も、まさにそうです。

    パンフレットやチラシの写真は本公演のものではありませんでしたが、こういうかんじの舞台でした。
    背景の写真は、パンフレットのための合成写真かと思ったのですが、実際の舞台もこういうかんじでした。
    というのも、舞台装置はほとんどなかった代わりに、背後の壁一面をスクリーンにしたCG映像が使われていたので。
    そのCGには、中国ならありそうな雄大な自然や山水画に描かれるような名景が多かったです。
    その画面の基本の色と、ダンサーたちの衣装の基本色がたいてい一致していて、きれいに調和していました。
    例えば、背景となった風景には、もうすぐ春であることを意識か、新緑の中に桜が咲き乱れる景色も何バージョンかありましたが、そんなときの女性たちの衣装の基本の色は、その景色に合わせるかのように緑とピンクでした。

  • パンフレットとチラシより、力強くリズミカルな男性たちの舞い<br /><br />神韻芸術団は中国古典舞踊を守り、次世代へつなげていくことを使命にしています。<br />司会の女性は何度も、中国古典舞踊はバレエと違って、とバレエを引き合いにしました。<br />確かにリードダンサーは、バレエを思わせるポーズを取ることもありました。あるいはどちらかというとフィギュア・スケートかな?<br />でも、バレエよりは、個人技が突出していなくて、あくまで群舞が主流でした。<br />プログラムにも「リードダンサー」と書かれてあったように、一人で踊るソリストではありませんでした。<br />それに、中国少数民族の伝統舞踊をベースにした躍りもいくつもありました。そういう踊りにバレエのようなソリストはあんまりいないですね。<br /><br />バレエには宙返りはありませんが、どちらにも跳躍・回転はあります。それらも、確かにバレエと受ける印象が違いました。<br />衣装のせいもあるかもしれません。<br />バレエでは体のラインがよく分かる衣装ばかりなのに対して、こちらではダンサーは男も女も足を見せず、ふんわりと柔らかい衣装に包まれていて、体の線よりも衣装のラインを重視したようなものが多いです。<br />そのせいか、バレエよりも軽やかにふわふわっと夢見ごちなかんじがしました。<br />逆にいうとバレエの方が切れ味がよく、鋭い動きだと思います。<br />女性の2メートルくらいありそうな長い袖をリボンのように操る舞いもそうですが、手にしている扇子やハンカチ、あるいは男性の場合は太鼓や弓など、小道具を使った動きも舞踊の重要な一部で不可欠で替えが効かないかんじです。<br />それに対して、バレエでは、小道具や、役柄や踊りの雰囲気に合わせた衣装は、あくまでダンサーの脇役で、花を添える程度というかんじがします。<br />少なくともバレエは、同じ公演で衣装は劇団によってかなり違いますが、神韻芸術段の公演の場合は、仮にある演目を衣装もガラッと変えて踊ったら、もう同じ演目とは言いがたくなる気がします。<br /><br />また、神韻芸術団の舞踊の方が、自然の中の気ままな風の動きや空気の流れを連想させるのが多かったのに対し、バレエの場合は、人や生き物が生み出す動きやリズムを連想させるような気がします。<br />それはきっと、神韻芸術団の舞踊は、神や自然や人が一体で、人が生活の中で疑うことなく神の存在を感じて敬ってきた古代中国の古典舞踊があくまでベースになっているせいでしょうか。<br />もちろん、神韻芸術団の舞踊の中には、太鼓の踊りとか、弓矢の踊りとか、正月の提灯の踊りとか、人の営みをテーマにしたものもありますが、それもやはり、祝祭や勝利祈願や感謝のために神に奉納する舞いの要素が強いように思えました。<br />

    パンフレットとチラシより、力強くリズミカルな男性たちの舞い

    神韻芸術団は中国古典舞踊を守り、次世代へつなげていくことを使命にしています。
    司会の女性は何度も、中国古典舞踊はバレエと違って、とバレエを引き合いにしました。
    確かにリードダンサーは、バレエを思わせるポーズを取ることもありました。あるいはどちらかというとフィギュア・スケートかな?
    でも、バレエよりは、個人技が突出していなくて、あくまで群舞が主流でした。
    プログラムにも「リードダンサー」と書かれてあったように、一人で踊るソリストではありませんでした。
    それに、中国少数民族の伝統舞踊をベースにした躍りもいくつもありました。そういう踊りにバレエのようなソリストはあんまりいないですね。

    バレエには宙返りはありませんが、どちらにも跳躍・回転はあります。それらも、確かにバレエと受ける印象が違いました。
    衣装のせいもあるかもしれません。
    バレエでは体のラインがよく分かる衣装ばかりなのに対して、こちらではダンサーは男も女も足を見せず、ふんわりと柔らかい衣装に包まれていて、体の線よりも衣装のラインを重視したようなものが多いです。
    そのせいか、バレエよりも軽やかにふわふわっと夢見ごちなかんじがしました。
    逆にいうとバレエの方が切れ味がよく、鋭い動きだと思います。
    女性の2メートルくらいありそうな長い袖をリボンのように操る舞いもそうですが、手にしている扇子やハンカチ、あるいは男性の場合は太鼓や弓など、小道具を使った動きも舞踊の重要な一部で不可欠で替えが効かないかんじです。
    それに対して、バレエでは、小道具や、役柄や踊りの雰囲気に合わせた衣装は、あくまでダンサーの脇役で、花を添える程度というかんじがします。
    少なくともバレエは、同じ公演で衣装は劇団によってかなり違いますが、神韻芸術段の公演の場合は、仮にある演目を衣装もガラッと変えて踊ったら、もう同じ演目とは言いがたくなる気がします。

    また、神韻芸術団の舞踊の方が、自然の中の気ままな風の動きや空気の流れを連想させるのが多かったのに対し、バレエの場合は、人や生き物が生み出す動きやリズムを連想させるような気がします。
    それはきっと、神韻芸術団の舞踊は、神や自然や人が一体で、人が生活の中で疑うことなく神の存在を感じて敬ってきた古代中国の古典舞踊があくまでベースになっているせいでしょうか。
    もちろん、神韻芸術団の舞踊の中には、太鼓の踊りとか、弓矢の踊りとか、正月の提灯の踊りとか、人の営みをテーマにしたものもありますが、それもやはり、祝祭や勝利祈願や感謝のために神に奉納する舞いの要素が強いように思えました。

  • パンフレットとチラシより、女性たちの天女のような舞い<br /><br />もっとも、プロローグで、大勢の神々が天から降臨する場面がCG画面でドーンと映し出されたときは、あんぐり口が開いてしまいました。<br />また、寸劇は、信仰の厚い人、徳の高い人には仏が手を差しのべ、奇跡を起こす、という内容のものが多かったです。<br />寸劇といってもセリフがなく舞いで表現していますし、短いものですから、単純明快で、テーマをストレートに出します。<br />おのずとベタな内容になるのですが、あまりにベタで、申し訳ないですが、時々吹き出してしまいました@<br /><br />ダンサーの中には一人だけ子供がいました。寸劇のときに活躍しました。<br />大人の優雅さに比べると、子供の動きは少し固くおぼつかなく見えるのですが、子供らしく、非常に可愛らしかったです。<br />それに固く見えたというのも、それはあくまで他の大人の女性たちと比べてであり、とっても上手でした。演技も上手かったです。<br /><br /><演目><br />第一幕<br />・先皇 盛世を昼久【プロローグ】<br />・もう迷わないで【歌】<br />・灯(ランタン)の舞【旧暦の正月を祝う舞い】<br />・神の舞【天女を思わせる舞い】<br />・武松の虎退治【寸劇:大酒飲みの英雄が人食い虎を退治する話】<br />・ミャオ族の舞【銀のペンダントが特徴的なミャオ族の美しい民族衣装での可愛い舞い】<br />・弓矢【弓矢を使った舞い】<br />・モンゴル族の皿の舞【両手に持った小さな皿をカスタネットのように使った舞い】<br />・妨げえぬ神の道【寸劇:いわれなき暴力を受けて命を落とす母親のもとに最期に神の慈悲が下り、暴力をふるっていた体制側の人間たちは天罰を受け、母親は神々に迎えられて天に上る話】<br />・世の人々へ告げる【歌】<br />・チベット舞踊:神のために歌おう【男女のチベット族の踊り】<br /><br />第二幕<br />・白雲の仙女【まさしく仙女のイメージそのものの優雅な舞い】<br />・黄土の太鼓【農民たちの力強い太鼓の踊り】<br />・タイ族の娘【タイ族のほっそりした民族衣装での女性の踊り】<br />・山を開いて母を救う【寸劇:人間と愛し合って子供を儲けた天女が掟破りで山に閉じ込められるが、拳の達人のもとで育ち成人した息子が母を救う話】<br />・刺繍する娘たち【刺繍をする娘たちを讃える踊り】<br />・縁ある人を済度する【古楽器の「二胡」演奏】<br />・手巾の舞【ハンカチを使った女性の舞い】<br />・震憾【寸劇:信仰の自由のない中国で仏法を信仰する若者が迫害されるが、そこに仏たちの救いがやってきて迫害者の警官たちを懲らしめ、若者を救う話】<br />・心静かに見てほしい【歌】<br />・仏法 広く伝わる【寸劇:インドから経典を持ち帰った三蔵法師の帰国し、経典が人々の手に渡るという話で、そのままフィナーレ】<br />

    パンフレットとチラシより、女性たちの天女のような舞い

    もっとも、プロローグで、大勢の神々が天から降臨する場面がCG画面でドーンと映し出されたときは、あんぐり口が開いてしまいました。
    また、寸劇は、信仰の厚い人、徳の高い人には仏が手を差しのべ、奇跡を起こす、という内容のものが多かったです。
    寸劇といってもセリフがなく舞いで表現していますし、短いものですから、単純明快で、テーマをストレートに出します。
    おのずとベタな内容になるのですが、あまりにベタで、申し訳ないですが、時々吹き出してしまいました@

    ダンサーの中には一人だけ子供がいました。寸劇のときに活躍しました。
    大人の優雅さに比べると、子供の動きは少し固くおぼつかなく見えるのですが、子供らしく、非常に可愛らしかったです。
    それに固く見えたというのも、それはあくまで他の大人の女性たちと比べてであり、とっても上手でした。演技も上手かったです。

    <演目>
    第一幕
    ・先皇 盛世を昼久【プロローグ】
    ・もう迷わないで【歌】
    ・灯(ランタン)の舞【旧暦の正月を祝う舞い】
    ・神の舞【天女を思わせる舞い】
    ・武松の虎退治【寸劇:大酒飲みの英雄が人食い虎を退治する話】
    ・ミャオ族の舞【銀のペンダントが特徴的なミャオ族の美しい民族衣装での可愛い舞い】
    ・弓矢【弓矢を使った舞い】
    ・モンゴル族の皿の舞【両手に持った小さな皿をカスタネットのように使った舞い】
    ・妨げえぬ神の道【寸劇:いわれなき暴力を受けて命を落とす母親のもとに最期に神の慈悲が下り、暴力をふるっていた体制側の人間たちは天罰を受け、母親は神々に迎えられて天に上る話】
    ・世の人々へ告げる【歌】
    ・チベット舞踊:神のために歌おう【男女のチベット族の踊り】

    第二幕
    ・白雲の仙女【まさしく仙女のイメージそのものの優雅な舞い】
    ・黄土の太鼓【農民たちの力強い太鼓の踊り】
    ・タイ族の娘【タイ族のほっそりした民族衣装での女性の踊り】
    ・山を開いて母を救う【寸劇:人間と愛し合って子供を儲けた天女が掟破りで山に閉じ込められるが、拳の達人のもとで育ち成人した息子が母を救う話】
    ・刺繍する娘たち【刺繍をする娘たちを讃える踊り】
    ・縁ある人を済度する【古楽器の「二胡」演奏】
    ・手巾の舞【ハンカチを使った女性の舞い】
    ・震憾【寸劇:信仰の自由のない中国で仏法を信仰する若者が迫害されるが、そこに仏たちの救いがやってきて迫害者の警官たちを懲らしめ、若者を救う話】
    ・心静かに見てほしい【歌】
    ・仏法 広く伝わる【寸劇:インドから経典を持ち帰った三蔵法師の帰国し、経典が人々の手に渡るという話で、そのままフィナーレ】

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 旅は人生の友さん 2010/03/12 11:45:32
    上野博物館で、雛人形、楽しめました。
     まみさん、訪問ありがとうございます。
    何気に、訪問したら、大好きな雛人形がたくさん、写真ありがとうございます。行った気になりました。

     まさか、上野で展示していたとは、HP見たら、毎年やっていた旨書いてあったので、びっくりです。実は、昨年5月まで、上野に勤めていたのです。行ってみれば良かったと反省してます。

     ここは、写真撮影が大丈夫なのですね。
     
     酒田や鶴岡では、場所によって撮影可能でした。
    今年行った雅叙園は、だめでした。

    まみ

    まみさん からの返信 2010/03/13 15:21:40
    RE: 上野博物館で、雛人形、楽しめました。
    旅は人生の友さん、こんにちは。コメントありがとうございます。

    おひなさま写真、気に入っていただいてうれしいです。

    上野におつとめでしたか。
    上野公園はブラックホールのような魅力がありますね!
    おつとめ先から近い利点を味わうことができたのでしょうか。
    近い方が案外、いつでもいけるだろうと逃す可能性もありますが。

    >  ここは、写真撮影が大丈夫なのですね。
    >  
    >  酒田や鶴岡では、場所によって撮影可能でした。
    > 今年行った雅叙園は、だめでした。

    国立博物館でも、特別展はさすがに撮影禁止ですね。
    常設展だとOKなのです。
    おひなさまが常設展の中の特別展示でよかったです。
    先月の国宝土偶展は特別展示なので撮影できませんでした。それで、常設展での撮影を狙いました。

    ただ、一部の展示品は撮影禁止なので、そう書かれてあります。
    でも私ははじめて国立博物館の常設展を見たとき、ときどき「撮影禁止」という札が作品のそばにあったので、全部だめなのかと勘違いしていました。
    ちがったんですよー@
    撮影できるミュージーアムだとやっぱり楽しいです。
    まあ、どちらかというと、博物館めぐりそのものよりも、撮影がすきということもありますが。

    よかったら鴻巣のおひなさまの写真も見てみてください。
    おひなさまを見るためにわざわざ出かけたのはそのときが初めてです。
    自宅にあったのを姪っ子にあげてしまって、うちでは飾らなくなってしまったせいもありますね。

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