2010/02/26 - 2010/02/27
174位(同エリア219件中)
ひぐらしさん
偶然通りかかった街で途中下車、その土地のお酒、肴を楽しむ。温泉があればなおうれしい。そんな旅が好きで、青春18切符の旅をした時期があった。
この街との出会いも、そんな偶然だった。
電車ではなかったものの、自動車でぶらりと迷い込んだ田倉崎。
行き止まりを引き返し、近くの淡島神社を散歩。
海岸に細長い突堤、係留された漁船。東北の港町や小さい頃に育った釧路の街を思わせる懐かしい景色。下品に観光地化されていない風情がある。大阪から日帰りできる距離も、この風情を守っているのだろう。
港のまん前に、ホテルがあり日帰り入浴可との事だった。
この街になじむ、ギラギラせず主張しすぎない存在感。
ヨーロッパの伝統的な建物を使った4〜5つ星ホテルにも、ギラギラ主張しない所が多い。それでも存在感は充分。
トンビの舞を見ながら貸しきり状態の温泉を楽しんだ。温泉街の観光ホテルとは全く違う印象。『今度は、泊まりで来たい』と思えた。
そうやって、この宿に偶然出遭った。『大阪屋 ひいなの湯』。http://www.hiina.com/
自分には変な持病がある。しかも、治すには時間とコストがかかる。
八重山病。あの島を訪れると八重山病にかかるが、治療するにはあの島に行くのが1番というスパイラル。行きたいと思い続けるとだんだん禁断症状が出てくる。
治療には、西表温泉での湯治が必要。5泊6日位ゆっくりしたい。島をたっぷり歩いて汗をかいた後、オリオンビール、泡盛。石垣牛、シャコガイのお造り、モズク、海ブドウ、チャンプルー、、、シメには八重山そば。一通り堪能してようやく完治するのだが、2〜3年もしないうちにまたうずきだす。
この宿に出遭ってから、この八重山病に加えて加太病にかかりつつある。
美味い食事、仕事も個性も出し惜しみをしないスタッフ、気持ちの良い温泉、海と山と街の絶妙なバランス。どれもクセになる心地よさ。
王様気取りを楽しみたい人には決してオススメできないアットホームなホスピタリティ。しかも、出し惜しみなし。
今日、帰ってきたばかりなのに、次はいつ行こうか考えてしまう。再発早すぎ。
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