カツレツ三昧　【ザグレブ編】

2009/12/27 - 2010/12/29

夏にこの旅を企画した時は、ミラノ〜ベネチア〜リュブリャナの行程を軸に考えて、帰りはリュブリャナ発の便を購入した。
　しかし、実際ダイヤを調べてみると、ベネチア〜リュブリャナは近いのに直通列車がほとんどない（夜中の2時に到着する夜行が1本のみ）。
　国境近くからバスでと考えたが、クリスマス休暇の頃は、ダイヤがどうなっているか分からない。事前に段取りを組んでもそのとおりに移動できない可能性が高かったので、独り旅でもないし、安全策を選んだ。
　その安全策が、ボローニャ〜ザクレブ間をポルトガル航空で移動。ザクレブ〜リュブリャナ間は列車の本数があるので陸路移動という経路。なんだか、コンセプトがなく忙しいだけの行程になってしまったが、帰りがリュブリャナ発に縛られているので仕方がない。本当は、クロアチアをじっくり見てザグレブ発に変更したかったが、変更にもコストがかかる。今回は断念。おかげで、ボローニャで食い倒れることができた。

　さて、ザグレブは気象データを見ても寒い、しかも宿の予約時点では大寒波で-20℃だったこともあり、宿代をケチらず快適そうな宿を選んだ。これが大正解。タイル張りの洗面所の床が、、、暖かい！！エコを意識すると過剰な気もするけど、かゆいところに手が届く配慮が嬉しかった。
　チェックインする際、初めて椅子に座らされた上に、ウェルカムドリンクをいただいた。その時、自分はこのホテルの絵として馴染んでるか心配だった。。。
　チェックインしてすぐに大聖堂へ向かった。駅前の公園を通って徒歩15分強くらい。暗くなってからの大聖堂は、静かな空気が漂っていてグッとくる。
　内部は、イタリアやスペインの大聖堂よりはシンプル。ここは建物を出るときに片膝ついて十字を切る礼儀正しい参拝者が多い。
自分も、思わず十字を切った。
　夕食は、大聖堂向かいのパスタ＆ピッツェリア。
クロアチアは日本人にちょうど良い味の濃さ、しかも野菜料理が多い。スパゲッティの盛り付けは大盛だったが、同行者達はペロリ。昨日までのボローニャの苦戦が嘘のよう。


　27日のリュブリャナへの移動。チケットは前日に買っておいたし、駅には30分前に着いて準備は万端。
　1番ホームから13：00発のミュンヘン行き。電光掲示板も13：00ミュンヘンと書いてある。
　1番ホームで待っていると13時少し前に列車が入ってきた。電光掲示板は12：54ベオグラード。ん？『遅れていた列車が先に着いたのか。』『ベオグラード行きなら東に行くはずなのに東から来たな。』色々考えたが、自分が乗りたいのはミュンヘン行きなので、この列車の出発を待った。
　この列車は5分ほどして13時過ぎに出発。さて、我々の列車はいつ来るのかと思っていたら、ホームは見る見るうちに閑散としていく。。。
　ん！！12：54ベオグラードという表示は、12：54当駅着、ベオグラードから来た列車と言う意味か？？時刻表を調べたらそのとおりでした。。。まさか、電光掲示板に始発駅と到着時刻が表示されるなんて、想定外。
　次の電車は、、、21：15発、リュブリャナ着23：50。。。とほほだが、仕方ない。もう半日ザグレブをエンジョイしよう。
　

　民族学博物館と歴史博物館へ行って、ザグレブ最後のディナーはちょっと小粋なレストラン。1人1品、それぞれ違うカツレツを頼んでみた。前日に食べた、揚げていない薄いステーキみたいなカツレツも含めて、カツレツにも色々あって、カツレツでひとつのメニューを指すのは難しいようだ。それもそうかも、元は肉片を指す言葉なのだから。



　

　

エリア ザグレブ(クロアチア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: TAPポルトガル航空

聖カタリナ教会裏の広場からカプトル地区を望む。

旧グラデッツの路地

冬の街路樹が美しい

駅から中心部へ続く公園は巨木が並ぶきれいな景観。

建物の高さだけでなく、窓の高さ大きさまでがそろっている。

ビール

ザグレブスタイルカツレツ。一枚肉ではなく、薄い肉でチーズを巻いて揚げてある。

美味かった(気がする)ワイン。高かった(気がする)。

駅の1番ホームに展示されていたＳＬ．

見つけたら連絡してあげてください。