知本温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 1月27日から2月6日で春節間際の台湾をゆっくり周遊してまいりました。<br /> 旅の目的は温泉。台湾にはあの狭い国土にたくさんの温泉があります。それのどれもとても個性的な泉質なので、それを巡ってみる事にしました。<br /> だけど、温泉意外にも楽しいことがたくさんあって結局何でもの旅になっちゃいました。<br />1月27日 台北<br />1月28日 台北→礁渓温泉→瑞穂温泉<br />1月29日 瑞穂温泉→台東→知本温泉<br />1月30日 知本温泉→高雄→台南<br />1月31日 台南<br />2月1日  台南→台北(陽明山温泉・北投温泉)<br />2月2日  台北→金山温泉<br />2月3日  台北<br />2月4日  台北→烏来温泉<br />2月5日  台北<br />2月6日  北投温泉→帰国     <br /><br /> 知本温泉は思った以上に田舎だった・・・。<br /><br />

台湾一周 いろいろの旅 その2 知本温泉編

8いいね!

2010/01/27 - 2010/02/06

32位(同エリア50件中)

2

28

柳田三角之進

柳田三角之進さん

 1月27日から2月6日で春節間際の台湾をゆっくり周遊してまいりました。
 旅の目的は温泉。台湾にはあの狭い国土にたくさんの温泉があります。それのどれもとても個性的な泉質なので、それを巡ってみる事にしました。
 だけど、温泉意外にも楽しいことがたくさんあって結局何でもの旅になっちゃいました。
1月27日 台北
1月28日 台北→礁渓温泉→瑞穂温泉
1月29日 瑞穂温泉→台東→知本温泉
1月30日 知本温泉→高雄→台南
1月31日 台南
2月1日  台南→台北(陽明山温泉・北投温泉)
2月2日  台北→金山温泉
2月3日  台北
2月4日  台北→烏来温泉
2月5日  台北
2月6日  北投温泉→帰国     

 知本温泉は思った以上に田舎だった・・・。

同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス タクシー
航空会社
エバー航空

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  •  行きは170元だったのに、帰りはなぜか150元でラッキー。女性運転手にありがとうを言って、まずは知本までのチケットをゲットし、駅でのんびり列車が来るのを待とう。売店で水とお菓子を買い、おじさんとちょとおしゃべり。台湾の駅の待合室って、白い壁と高い天井がなんとも居心地が良いんだよね。日本統治時代の洋風建築の雰囲気がちゃんと残っている。台湾はともかく暑くなるから、天井も高く、風が良く吹き抜ける構造になっていて、戦前の建物のほうが、よっぽど居住性を考えてるよなあ。

    行きは170元だったのに、帰りはなぜか150元でラッキー。女性運転手にありがとうを言って、まずは知本までのチケットをゲットし、駅でのんびり列車が来るのを待とう。売店で水とお菓子を買い、おじさんとちょとおしゃべり。台湾の駅の待合室って、白い壁と高い天井がなんとも居心地が良いんだよね。日本統治時代の洋風建築の雰囲気がちゃんと残っている。台湾はともかく暑くなるから、天井も高く、風が良く吹き抜ける構造になっていて、戦前の建物のほうが、よっぽど居住性を考えてるよなあ。

  •  駅構内には、春節の臨時列車のお知らせや、花蓮県の観光地を案内してくれるモニターなんかもあり、田舎の駅だけど充実してる。昭和30年代までは日本もこんな駅が多かったと思うんだけど。今にも金田一探偵が革のかばんを持って降り立ってきそうだ。

     駅構内には、春節の臨時列車のお知らせや、花蓮県の観光地を案内してくれるモニターなんかもあり、田舎の駅だけど充実してる。昭和30年代までは日本もこんな駅が多かったと思うんだけど。今にも金田一探偵が革のかばんを持って降り立ってきそうだ。

  •  自強号が入線してきた。台湾の列車は、正面の顔の部分に無頓着だ。日本は顔はとても気にするが、これは味気ないなあ。

     自強号が入線してきた。台湾の列車は、正面の顔の部分に無頓着だ。日本は顔はとても気にするが、これは味気ないなあ。

  •  一路、知本へ向けて出発した列車は、池上という駅で3分ほど停車する。その間の客の楽しみといえばこの、池上弁当を買うこと。このあたりは台湾きっての水田地帯で、旨い米が取れるんだそうだ。その米で作った弁当とは、さぞや美味しいことだろう。パッケージもレトロでいいよ!弁当の器も木の皮で出来てるし、エコだし。日本の弁当もこれでいいんだよ。

     一路、知本へ向けて出発した列車は、池上という駅で3分ほど停車する。その間の客の楽しみといえばこの、池上弁当を買うこと。このあたりは台湾きっての水田地帯で、旨い米が取れるんだそうだ。その米で作った弁当とは、さぞや美味しいことだろう。パッケージもレトロでいいよ!弁当の器も木の皮で出来てるし、エコだし。日本の弁当もこれでいいんだよ。

  •  中身はこんな感じ。季節によって?弁当の中身は微妙に変化しているよう。ご飯の上に全部乗せが台湾のスタイル。だから汁気の多いものはおかずにならない。見ると、チャーシューに、あげた鶏肉に、肉でんぶに、サラミ風ソーセージに、フリッター。野菜はキャベツに生姜。真ん中でにこっとしてるのは味付け卵。よく見ると、端っこのほうにいるのは、鰹節のふりかけ風に、ザー菜もいた。<br /><br /> いろんな味の肉をいっぺんに食べられるので、肉好きにはたまらないだろう。台湾特有の八角の香りと、甘い味付けにちょっとへこみながらも、確かにうまみのあるご飯に促され完食。列車好きとしては、名物を食せて大いに満足でした。

     中身はこんな感じ。季節によって?弁当の中身は微妙に変化しているよう。ご飯の上に全部乗せが台湾のスタイル。だから汁気の多いものはおかずにならない。見ると、チャーシューに、あげた鶏肉に、肉でんぶに、サラミ風ソーセージに、フリッター。野菜はキャベツに生姜。真ん中でにこっとしてるのは味付け卵。よく見ると、端っこのほうにいるのは、鰹節のふりかけ風に、ザー菜もいた。

     いろんな味の肉をいっぺんに食べられるので、肉好きにはたまらないだろう。台湾特有の八角の香りと、甘い味付けにちょっとへこみながらも、確かにうまみのあるご飯に促され完食。列車好きとしては、名物を食せて大いに満足でした。

  •  チケットは知本まで買っていたのだけれど、なぜかむくむくと途中下車をしたい衝動に駆られ、台東駅で降りる。降りた瞬間、失敗したと思った。この駅は、新駅と言われるもので、台東の市内からかけ離れた場所に新しく作り直した駅だったのである。駅前には名物「釈迦頭」を売る屋台のほか何にもない・・・。<br /><br /> いやいや、市内に行くバスもあるはずだと時刻表を見てみると、1時間に一本もない・・。なぜ!!せめて列車の運行に合わせて発射させてくれい!軽く絶望していると、タクシーの運ちゃんが、しきりにいろいろ聞いてくるので、結局100元で市内まで乗り合いタクシーに乗って移動。ああ、無駄だ!!<br /><br /> 台東市には車で15分ぐらい。何でこんなことするんだい!!旧台東駅前で降ろしてもらい、これからは知本温泉行きのバス停を探す。何でも、鼎東客運東駅というバス会社のステンションへ行かなきゃならないのだ。幸い、私の目の前には鼎東客運西駅があったので、そこで聞き込み。実は、地球の歩き方に一応場所が記されてあったのだけど、この本はたまに信用ならんので、現地情報を仕入れる必要がある。<br /><br /> 幸い地図と同じらしいので、そこへ向かって歩く。台東の中心を走る中山路に入り、何本目かを右に曲がると、路上は野菜市場になっている。そこを抜けるとひっそりとステンションが見えてきた。

     チケットは知本まで買っていたのだけれど、なぜかむくむくと途中下車をしたい衝動に駆られ、台東駅で降りる。降りた瞬間、失敗したと思った。この駅は、新駅と言われるもので、台東の市内からかけ離れた場所に新しく作り直した駅だったのである。駅前には名物「釈迦頭」を売る屋台のほか何にもない・・・。

     いやいや、市内に行くバスもあるはずだと時刻表を見てみると、1時間に一本もない・・。なぜ!!せめて列車の運行に合わせて発射させてくれい!軽く絶望していると、タクシーの運ちゃんが、しきりにいろいろ聞いてくるので、結局100元で市内まで乗り合いタクシーに乗って移動。ああ、無駄だ!!

     台東市には車で15分ぐらい。何でこんなことするんだい!!旧台東駅前で降ろしてもらい、これからは知本温泉行きのバス停を探す。何でも、鼎東客運東駅というバス会社のステンションへ行かなきゃならないのだ。幸い、私の目の前には鼎東客運西駅があったので、そこで聞き込み。実は、地球の歩き方に一応場所が記されてあったのだけど、この本はたまに信用ならんので、現地情報を仕入れる必要がある。

     幸い地図と同じらしいので、そこへ向かって歩く。台東の中心を走る中山路に入り、何本目かを右に曲がると、路上は野菜市場になっている。そこを抜けるとひっそりとステンションが見えてきた。

  •  この看板、高すぎて見えないよ・・・。このバス停は、ものすごく小さくて、バスは4台ぐらいしか止まれない。周りは市場や商店がびっしり並び、完全に埋もれている。何でこんなひっそりやってるんだろう。<br /><br /> とりあえず、温泉行きのチケットをゲットする。60元なり。さあ、出発まで1時間近くもまた余っちゃったよ。

     この看板、高すぎて見えないよ・・・。このバス停は、ものすごく小さくて、バスは4台ぐらいしか止まれない。周りは市場や商店がびっしり並び、完全に埋もれている。何でこんなひっそりやってるんだろう。

     とりあえず、温泉行きのチケットをゲットする。60元なり。さあ、出発まで1時間近くもまた余っちゃったよ。

  •  とりあえず、今日中に知本温泉に着くことはわかったので、安心して街をうろつく。こんな看板を発見。「上官の店」か。女性物のおしゃれ服を売っている店なのだが、上官を女性職員が笑っている図にしか見えない。<br />「の」というひらがなを多用するのが台湾のトレンドである。<br /><br /> 

     とりあえず、今日中に知本温泉に着くことはわかったので、安心して街をうろつく。こんな看板を発見。「上官の店」か。女性物のおしゃれ服を売っている店なのだが、上官を女性職員が笑っている図にしか見えない。
    「の」というひらがなを多用するのが台湾のトレンドである。

     

  •  時刻表をみると、さすがにあまり本数がないようだ。あああ、知本温泉に直接行けばよかったよん。しかし、台湾東部最大の町は、タイの田舎町みたいにのんびりしている。この風情を知ったということで、損はしてないと考えよう。冬のこの時期、マンゴーはないけど、「金桔檸檬」という檸檬のような、酢だちの様な、シークワーサーのような柑橘類のジュースが美味しい。酸味のさわやかさがなんともかんともすばらしい。南国の良さは、絞りたてジュースを安価に沢山飲めること。いいなあ台湾。

     時刻表をみると、さすがにあまり本数がないようだ。あああ、知本温泉に直接行けばよかったよん。しかし、台湾東部最大の町は、タイの田舎町みたいにのんびりしている。この風情を知ったということで、損はしてないと考えよう。冬のこの時期、マンゴーはないけど、「金桔檸檬」という檸檬のような、酢だちの様な、シークワーサーのような柑橘類のジュースが美味しい。酸味のさわやかさがなんともかんともすばらしい。南国の良さは、絞りたてジュースを安価に沢山飲めること。いいなあ台湾。

  •  町をぶらぶらして時間をつぶしたら、いよいよバスに乗り込もう。近郊に住む人たちを満載してバスは動き出す。<br /><br /> 途中、鶏肉料理の店が並ぶ通りを抜けて、風景はどんどん田舎に変わっていく。日本と同じなようでやっぱり違う微妙な風景を眺めて20分あまり、知本駅にバスはやってきた。うわ!何にもない!さらに誰もいない!!タクシーも止まってない!私の台東下車は間違ってなかったようだ。(笑)<br /><br /> 知本まで来ると、大きな山々が見えてきて、バスはそこに分け入っていく。右手には、竹で出来た大きく丸い高床式の建物が見える。おお、ここは卑南族(ピュマ)の住む土地なのだ。知本温泉も、元々はピュマの人が入っていたのを、日本人が見つけて開発したのだった。<br />

     町をぶらぶらして時間をつぶしたら、いよいよバスに乗り込もう。近郊に住む人たちを満載してバスは動き出す。

     途中、鶏肉料理の店が並ぶ通りを抜けて、風景はどんどん田舎に変わっていく。日本と同じなようでやっぱり違う微妙な風景を眺めて20分あまり、知本駅にバスはやってきた。うわ!何にもない!さらに誰もいない!!タクシーも止まってない!私の台東下車は間違ってなかったようだ。(笑)

     知本まで来ると、大きな山々が見えてきて、バスはそこに分け入っていく。右手には、竹で出来た大きく丸い高床式の建物が見える。おお、ここは卑南族(ピュマ)の住む土地なのだ。知本温泉も、元々はピュマの人が入っていたのを、日本人が見つけて開発したのだった。

  •  バスが終点に着いた。途中、結構ボコボコ道だったんだけど、バスは容赦なく飛ばすんで怖かった。思ったよりさらに田舎な場所に来てしまった。勝手に、もう少し街として整備してあると想像していたのだが、各々が勝手に建物を立てまことに無秩序な、荒れた雰囲気。大丈夫か?<br /><br /> とりあえず、泊まるつもり狙っていた龍泉山荘に行こう。店構えを見ると、結構ぼろい。ちょっと躊躇した私は、もうちょっと綺麗な宿に行きたいと思ってしまい、あたりを歩いてみたが、ホテルとホテルの間の距離が離れすぎていて無理だと早々に断念。当初の予定通り、龍泉山荘しかないようだ。<br /><br /> 女主人のおばちゃんは、日本語が少し話せる人で、「どうやって来た?」と聞くので「バスで来ました」と答えると「えらい!」といってくれた。「一人で来たか?」「はい、一人で来ました」「えらい!」(笑)<br /><br /> 褒められてすっかり気を良くした私は、800元の部屋に泊まることにした。中国大陸の招待所みたいな部屋だったけれど、もっと明るい部屋は1200元するというので断念。シーツは清潔だし、テレビも見れるし、なんていっても、風呂はまた源泉だぜ!!<br /><br /> 部屋の風呂は夜入るとして、まずは付近の散歩へと繰り出そう。

     バスが終点に着いた。途中、結構ボコボコ道だったんだけど、バスは容赦なく飛ばすんで怖かった。思ったよりさらに田舎な場所に来てしまった。勝手に、もう少し街として整備してあると想像していたのだが、各々が勝手に建物を立てまことに無秩序な、荒れた雰囲気。大丈夫か?

     とりあえず、泊まるつもり狙っていた龍泉山荘に行こう。店構えを見ると、結構ぼろい。ちょっと躊躇した私は、もうちょっと綺麗な宿に行きたいと思ってしまい、あたりを歩いてみたが、ホテルとホテルの間の距離が離れすぎていて無理だと早々に断念。当初の予定通り、龍泉山荘しかないようだ。

     女主人のおばちゃんは、日本語が少し話せる人で、「どうやって来た?」と聞くので「バスで来ました」と答えると「えらい!」といってくれた。「一人で来たか?」「はい、一人で来ました」「えらい!」(笑)

     褒められてすっかり気を良くした私は、800元の部屋に泊まることにした。中国大陸の招待所みたいな部屋だったけれど、もっと明るい部屋は1200元するというので断念。シーツは清潔だし、テレビも見れるし、なんていっても、風呂はまた源泉だぜ!!

     部屋の風呂は夜入るとして、まずは付近の散歩へと繰り出そう。

  •  宿は、川にせり出すようにたっている結構危なっかしい建物。バルコニーから見るとこんな感じ。もっと手入れすればいい雰囲気になると思うのだけれど、無理だなあ。

    宿は、川にせり出すようにたっている結構危なっかしい建物。バルコニーから見るとこんな感じ。もっと手入れすればいい雰囲気になると思うのだけれど、無理だなあ。

  • 宿の近く、知本温泉の一番奥まったところに、「知本国家森林遊楽区」という、自然公園のようなところがあるので、せっかくだから散歩しよう。期間限定割引で30元なり。入口に何かの用紙を書く台があるが、それは、ここでもし迷ったり怪我をしたりした場合、保険が降りますというものだった。ええ?そんなに厳しい自然なのかここは?!外国人にも保険はおりるのかな?と不安になりながらも日本の住所を書いておく。<br /><br /> 山の一画に遊歩道やベンチや公園を作り、知本地区の自然に触れ合ってもらおうというのだが、いきなりけっこうな坂道。運動不足にはこたえるぜい。鹿さんがお出迎えしてくれている。

    宿の近く、知本温泉の一番奥まったところに、「知本国家森林遊楽区」という、自然公園のようなところがあるので、せっかくだから散歩しよう。期間限定割引で30元なり。入口に何かの用紙を書く台があるが、それは、ここでもし迷ったり怪我をしたりした場合、保険が降りますというものだった。ええ?そんなに厳しい自然なのかここは?!外国人にも保険はおりるのかな?と不安になりながらも日本の住所を書いておく。

     山の一画に遊歩道やベンチや公園を作り、知本地区の自然に触れ合ってもらおうというのだが、いきなりけっこうな坂道。運動不足にはこたえるぜい。鹿さんがお出迎えしてくれている。

  •  遊歩道には、斜面をくねくねしながらゆっくり頂上を狙うコースと、まっすぐ急斜面をひたすら階段で登る心臓破りコースがある。この公園の閉園時間5時を考えると、くねくね迂回していたら回りきれない。すでに3時だし。さすが台湾の山、少し歩くとこんな立派な木が立っている。根だか幹だか分からん!今にもこの根っこは動きそうで、ちょっと怖かった。

     遊歩道には、斜面をくねくねしながらゆっくり頂上を狙うコースと、まっすぐ急斜面をひたすら階段で登る心臓破りコースがある。この公園の閉園時間5時を考えると、くねくね迂回していたら回りきれない。すでに3時だし。さすが台湾の山、少し歩くとこんな立派な木が立っている。根だか幹だか分からん!今にもこの根っこは動きそうで、ちょっと怖かった。

  •  こっちには、背中を曲げた大木のお爺さんがいるよ。今にも枝を振り回し振り返りそうだ。樹木を見て軽い恐怖を覚えたのは、今回がはじめてかも。自然は畏怖の対象だったのだよ。

     こっちには、背中を曲げた大木のお爺さんがいるよ。今にも枝を振り回し振り返りそうだ。樹木を見て軽い恐怖を覚えたのは、今回がはじめてかも。自然は畏怖の対象だったのだよ。

  •  斜面をうろうろ歩いてすっかり疲れ、巨木を眺め一休みしていると、木陰にうごめく者がある。なんと、お猿さんがいた!ここは、台湾サルの生息地だったのだ。よく見れば、あっちの枝にも向こうのこずえにも、おさーるさーんだよ〜♪<br />どうも、どの猿も山のさらに奥のほうへ移動の最中のようだ。姿は日本猿によく似ているが、尻尾は台湾のほうがずっと長い。だけど、尻尾でぶる下がったりはしないようだ。人間との距離をしっかり取るので、しがない携帯カメラじゃぜんぜん写らない・・・。日本の猿は、山が狭くなり人から食べ物を奪うようになってしまったが、こちらの猿はそういうことは無いみたいで良かった。小さい子供を背中に背負っている様子や、三匹の小猿たちが遊んでいる姿は、肉眼では良く見えるんだけど、カメラはこの一枚だけ。写真中央の黒い点が猿です・・・。

     斜面をうろうろ歩いてすっかり疲れ、巨木を眺め一休みしていると、木陰にうごめく者がある。なんと、お猿さんがいた!ここは、台湾サルの生息地だったのだ。よく見れば、あっちの枝にも向こうのこずえにも、おさーるさーんだよ〜♪
    どうも、どの猿も山のさらに奥のほうへ移動の最中のようだ。姿は日本猿によく似ているが、尻尾は台湾のほうがずっと長い。だけど、尻尾でぶる下がったりはしないようだ。人間との距離をしっかり取るので、しがない携帯カメラじゃぜんぜん写らない・・・。日本の猿は、山が狭くなり人から食べ物を奪うようになってしまったが、こちらの猿はそういうことは無いみたいで良かった。小さい子供を背中に背負っている様子や、三匹の小猿たちが遊んでいる姿は、肉眼では良く見えるんだけど、カメラはこの一枚だけ。写真中央の黒い点が猿です・・・。

  •  猿に見とれていたら、あっという間に閉園時間になったので、次は温泉だ!<br /><br /> 龍泉山荘の隣に、かように立派なスパがあったので、台湾名物温泉スパに挑戦することにする。ここはすべて水着着用で、裸で入れる湯船は無かった。東部はこういうタイプが多いらしい。320元なり。いっぱしの値段だぜ。ロッカーは、鍵をなくした場合のデポジット100元が必要。<br /><br /> 脱衣所やシャワー室なんかは、市営プールみたいだった。まあ綺麗だしいいか。強烈な打たせ湯やジェット水流を備えた屋外スパと、ガラス張りの小屋の中には四つの温度の源泉掛け流し風呂がある。ちょっとだけスパに入ってみたけれど、温泉かどうか分からないし、別に興味が無いので、さっさと源泉風呂へ移動。ここが良かった。<br /><br /> 10人ぐらいは入れる四角い風呂が四つ並んでいて、その一番端が高温美人風呂。お湯がもうつるっつるで気持ちよかった。水温は43度から44度ほど。私には丁度いい。このつるつる感は高アルカリと見た。肌がしっとりつるつるするし、ほかほかよく温まるので疲れが取れていく。ああ、これで水着じゃなかったらなあ。<br /><br /> ほてってきたらお風呂から出て、川を眺めながらクールダウン。川向こうの緑にはきっと猿がいっぱいいるんだろうなあ。<br /><br /> 適度に体を冷ましてまた湯船へ戻ると、妙にハイテンションのおっさんが一人入っている。大声で「このお湯はいいぞー!!早くこっちへ入れよ!!早く早く!」とおそらく言っている。言われた仲間の女性たちが、恐る恐るお風呂に入ろうとする。もしかしてお風呂初めて?もう一人、一人静かに入っていたおじさんが、怖がる女性たちに「すぐ慣れますから、ゆっくり入ってください。大丈夫」と親切に指導している。ああ、中国大陸から来た団体客が、初スパ体験をしているのでした。日本からのツアーが多いとガイドブックに書いてあったが、今は大陸客に変わったんだろう。<br /><br /> ハイテンションのおじさんは、この旅行が楽しくて仕方ないらしく、入浴指導をしてくれたおじさんに、「あなたはどこから来たんですか?私たちは上海から来たんだ」と話しかける。一通り会話が済むと、今度は私のほうを振り返り「あなたはどこから?」と聞いてくれた。「私は日本から来ました。日本人です。」「おう、ここに泊まってるんですか?」「いいえ、傍の小さい旅館です。」<br /><br /> 貧乏人の私とはあまり会話が弾まないようで、後はもっぱら温泉を堪能するおじさんでした。上海おじさんはこのお湯がたいそう気に入ったようだが、女性人は最後まで慣れなかったようで、早々にぬるいほうへ移動してしまった。ここが一番つるつるして、美人になれそうなのに、残念なことだ。

     猿に見とれていたら、あっという間に閉園時間になったので、次は温泉だ!

     龍泉山荘の隣に、かように立派なスパがあったので、台湾名物温泉スパに挑戦することにする。ここはすべて水着着用で、裸で入れる湯船は無かった。東部はこういうタイプが多いらしい。320元なり。いっぱしの値段だぜ。ロッカーは、鍵をなくした場合のデポジット100元が必要。

     脱衣所やシャワー室なんかは、市営プールみたいだった。まあ綺麗だしいいか。強烈な打たせ湯やジェット水流を備えた屋外スパと、ガラス張りの小屋の中には四つの温度の源泉掛け流し風呂がある。ちょっとだけスパに入ってみたけれど、温泉かどうか分からないし、別に興味が無いので、さっさと源泉風呂へ移動。ここが良かった。

     10人ぐらいは入れる四角い風呂が四つ並んでいて、その一番端が高温美人風呂。お湯がもうつるっつるで気持ちよかった。水温は43度から44度ほど。私には丁度いい。このつるつる感は高アルカリと見た。肌がしっとりつるつるするし、ほかほかよく温まるので疲れが取れていく。ああ、これで水着じゃなかったらなあ。

     ほてってきたらお風呂から出て、川を眺めながらクールダウン。川向こうの緑にはきっと猿がいっぱいいるんだろうなあ。

     適度に体を冷ましてまた湯船へ戻ると、妙にハイテンションのおっさんが一人入っている。大声で「このお湯はいいぞー!!早くこっちへ入れよ!!早く早く!」とおそらく言っている。言われた仲間の女性たちが、恐る恐るお風呂に入ろうとする。もしかしてお風呂初めて?もう一人、一人静かに入っていたおじさんが、怖がる女性たちに「すぐ慣れますから、ゆっくり入ってください。大丈夫」と親切に指導している。ああ、中国大陸から来た団体客が、初スパ体験をしているのでした。日本からのツアーが多いとガイドブックに書いてあったが、今は大陸客に変わったんだろう。

     ハイテンションのおじさんは、この旅行が楽しくて仕方ないらしく、入浴指導をしてくれたおじさんに、「あなたはどこから来たんですか?私たちは上海から来たんだ」と話しかける。一通り会話が済むと、今度は私のほうを振り返り「あなたはどこから?」と聞いてくれた。「私は日本から来ました。日本人です。」「おう、ここに泊まってるんですか?」「いいえ、傍の小さい旅館です。」

     貧乏人の私とはあまり会話が弾まないようで、後はもっぱら温泉を堪能するおじさんでした。上海おじさんはこのお湯がたいそう気に入ったようだが、女性人は最後まで慣れなかったようで、早々にぬるいほうへ移動してしまった。ここが一番つるつるして、美人になれそうなのに、残念なことだ。

  •  そろそろ夕飯が食べたくなったので、名残惜しいが出なくては。<br /><br /> 東台SPA温泉養生館は、SPA施設の向かいがホテルになっていて、上海おじさんの他、山西省、アモイ、青島から来た団体客が泊まっていた。大陸御用達宿なんだね。どおりで、ロビーもどこか大陸の大飯店風。平日で寂れていると思ったけど、大陸客でけっこう潤ってるのかー。きっと、日本人が開発した温泉地だなんて知らないんだろうね。知ったところで関係ないか。<br /><br /> ちなみに、ここは自家源泉を所有しているとかで、どおりで良い湯だったはずだよ。<br /><br /> 宿の食堂で大陸客にまぎれて食べてみようと思ったけれど、団体はコースで食べるし、個人客向けメニューがべらぼうに高かったのでパスした。そんなところも大陸風。<br /><br />http://www.dongtair-spa.com.tw/

     そろそろ夕飯が食べたくなったので、名残惜しいが出なくては。

     東台SPA温泉養生館は、SPA施設の向かいがホテルになっていて、上海おじさんの他、山西省、アモイ、青島から来た団体客が泊まっていた。大陸御用達宿なんだね。どおりで、ロビーもどこか大陸の大飯店風。平日で寂れていると思ったけど、大陸客でけっこう潤ってるのかー。きっと、日本人が開発した温泉地だなんて知らないんだろうね。知ったところで関係ないか。

    ちなみに、ここは自家源泉を所有しているとかで、どおりで良い湯だったはずだよ。

     宿の食堂で大陸客にまぎれて食べてみようと思ったけれど、団体はコースで食べるし、個人客向けメニューがべらぼうに高かったのでパスした。そんなところも大陸風。

    http://www.dongtair-spa.com.tw/

  •  お風呂も堪能したので、いよいよ夕食である。この地域で唯一の食堂が、宿の隣にあったので早速入ってみる。知本風味の料理を出してくれるらしい。山田屋さんも、知本は何でも美味しかったと言っていたので期待しよう。<br /><br /> 特産の金?という花や、この辺りで取れる筍や山菜類が名物らしい。地鶏もあるみたいだけれど、どうせ一人じゃ食べきれないし・・・。結局無難に炒麺と、せめてスープはここらの山菜スープにしよう。

    お風呂も堪能したので、いよいよ夕食である。この地域で唯一の食堂が、宿の隣にあったので早速入ってみる。知本風味の料理を出してくれるらしい。山田屋さんも、知本は何でも美味しかったと言っていたので期待しよう。

     特産の金?という花や、この辺りで取れる筍や山菜類が名物らしい。地鶏もあるみたいだけれど、どうせ一人じゃ食べきれないし・・・。結局無難に炒麺と、せめてスープはここらの山菜スープにしよう。

  •  厨房は、湧き水を引いているらしく水がじゃーじゃーが出しっぱなしで、それは清潔の証?と考えよう。<br /><br /> まずは炒麺が登場。味は普通。もっと炒め感を出してほしかったけどまあいいや。次に来たのが、野菜の色素の紫が出ているスープ。葉っぱはほうれん草やあしたばみたいな歯ごたえだけど、ちょっと苦い。出汁はなんといりこ出汁。でも、いりこと塩とにんにく味のこのスープはちょっと・・・。とりあえず山菜といりこは全部食べよう。<br /><br /> 全体的に洗練とはかけ離れた田舎料理でした。仕方ないけどね。私の隣には、5人の親子連れが豪勢に、魚の蒸し物や、豪華な炒め物やご飯をもりもり食べている。中国料理は、断然大人数のほうが旨い。くそー!!<br /><br /> ここからはなぜか写真がない・・。<br /><br /> 夜、いよいよ泉質がいいと評判の宿のお風呂に入ることに。勢いよくお湯のコックを開けると・・・・ぬるい。<br />ていうか水に近い。しかしものすごくつるつるする。この手触りは、隣のスパよりすばらしい。ものすごく期待値は上がるのだが、水温は一向に上がらない。5分ぐらい出しっぱなしにしたがとても入れる温度にならない。20分出してやっと、39度ぐらいになったので仕方なく入ることにする。ここの源泉はもっと熱いはずなのに・・・・。<br /><br /> すぐぬるくなるので絶えず温泉を出しながらの入浴。源泉掛け流しでぜいたくっちゃ贅沢だが。たしかにものすごくぬるつるで、肌にはとてもよさそうな美人湯なんだが、これでは温浴効果は期待できない・・・。天然温泉は、水温の変化が激しい場合がある。箱根の姥子温泉も自然湧出だからたまにものすごくぬるいことがある。<br />ここもきっとそうなんだろう・・・。<br /><br /> もう夜も遅くなったし、明日も早いし、風邪を引く前に寝てしまおう。もし温度がもっと高かったら、ものすごく良い温泉なんだけどなあ。残念至極。

     厨房は、湧き水を引いているらしく水がじゃーじゃーが出しっぱなしで、それは清潔の証?と考えよう。

     まずは炒麺が登場。味は普通。もっと炒め感を出してほしかったけどまあいいや。次に来たのが、野菜の色素の紫が出ているスープ。葉っぱはほうれん草やあしたばみたいな歯ごたえだけど、ちょっと苦い。出汁はなんといりこ出汁。でも、いりこと塩とにんにく味のこのスープはちょっと・・・。とりあえず山菜といりこは全部食べよう。

     全体的に洗練とはかけ離れた田舎料理でした。仕方ないけどね。私の隣には、5人の親子連れが豪勢に、魚の蒸し物や、豪華な炒め物やご飯をもりもり食べている。中国料理は、断然大人数のほうが旨い。くそー!!

     ここからはなぜか写真がない・・。

     夜、いよいよ泉質がいいと評判の宿のお風呂に入ることに。勢いよくお湯のコックを開けると・・・・ぬるい。
    ていうか水に近い。しかしものすごくつるつるする。この手触りは、隣のスパよりすばらしい。ものすごく期待値は上がるのだが、水温は一向に上がらない。5分ぐらい出しっぱなしにしたがとても入れる温度にならない。20分出してやっと、39度ぐらいになったので仕方なく入ることにする。ここの源泉はもっと熱いはずなのに・・・・。

     すぐぬるくなるので絶えず温泉を出しながらの入浴。源泉掛け流しでぜいたくっちゃ贅沢だが。たしかにものすごくぬるつるで、肌にはとてもよさそうな美人湯なんだが、これでは温浴効果は期待できない・・・。天然温泉は、水温の変化が激しい場合がある。箱根の姥子温泉も自然湧出だからたまにものすごくぬるいことがある。
    ここもきっとそうなんだろう・・・。

     もう夜も遅くなったし、明日も早いし、風邪を引く前に寝てしまおう。もし温度がもっと高かったら、ものすごく良い温泉なんだけどなあ。残念至極。

  •  知本温泉から脱出するためには、良い宿に泊まってタクシーを呼んでもらうか、送迎バスに乗るか、路線バスに乗るかである。その路線バスは、午前中6本、午後6本しかない。四重渓温泉に行くかどうか悩んでいた私は、とりあえず朝一番の列車に乗って考えることにした。ので、朝7時ごろのバスに乗り、宿を後にした。バスに乗るとき、宿のおばさんが見送ってくれて、「また来ます。さようなら」と日本語で挨拶できたのが良かったな。<br /><br /> 知本内温泉から知本駅までは46元。バスにはもちろん私しか乗っておらず、若い運ちゃんがボコボコ路を爆走しながら、私にいろいろ質問してくる。よく聞き取れず難渋したけれど、日本の温泉は知本温泉と同じか?と聞かれたので「差不多」と答えてしまった。ほんとは「不太一様」なんだけど。しかしここのお湯は日本の温泉にぜんぜん引けを取らないすばらしさであることは間違いない。<br /><br /> 15分から20分ほど爆走して知本駅に到着。うーん、誰もいない。<br />

     知本温泉から脱出するためには、良い宿に泊まってタクシーを呼んでもらうか、送迎バスに乗るか、路線バスに乗るかである。その路線バスは、午前中6本、午後6本しかない。四重渓温泉に行くかどうか悩んでいた私は、とりあえず朝一番の列車に乗って考えることにした。ので、朝7時ごろのバスに乗り、宿を後にした。バスに乗るとき、宿のおばさんが見送ってくれて、「また来ます。さようなら」と日本語で挨拶できたのが良かったな。

     知本内温泉から知本駅までは46元。バスにはもちろん私しか乗っておらず、若い運ちゃんがボコボコ路を爆走しながら、私にいろいろ質問してくる。よく聞き取れず難渋したけれど、日本の温泉は知本温泉と同じか?と聞かれたので「差不多」と答えてしまった。ほんとは「不太一様」なんだけど。しかしここのお湯は日本の温泉にぜんぜん引けを取らないすばらしさであることは間違いない。

     15分から20分ほど爆走して知本駅に到着。うーん、誰もいない。

  •  旅も四日目、ちょっと疲れてきたので四重渓温泉はパスして、街中で休憩することに決定。駅で高雄までの切符を買った。自強号336元。出発までだいぶ間が出来てしまったので、昨日気になっていた高床式の建物を見に行こう。<br /><br /> 駅から温泉方面に戻ること7分ぐらいで、広場に建物が点在する、集会所みたいな場所に到着。ここは、ピュマ族の人たちの集会所みたいだ。

     旅も四日目、ちょっと疲れてきたので四重渓温泉はパスして、街中で休憩することに決定。駅で高雄までの切符を買った。自強号336元。出発までだいぶ間が出来てしまったので、昨日気になっていた高床式の建物を見に行こう。

     駅から温泉方面に戻ること7分ぐらいで、広場に建物が点在する、集会所みたいな場所に到着。ここは、ピュマ族の人たちの集会所みたいだ。

  •  広場には誰でも入れそうなので、ちょっとお邪魔してみよう。まず目に飛び込んでくるのがこの建物。青少年の寄り合い所のようだ。そして、女人禁制だ。日本の土俵もそうだけれど、伝統社会ではしばしば女人禁制に出くわす。母系社会であるピュマ族は、家の中は女性中心、対外的なことは男性中心と役割が分かれている。この建物に男たちは集まり、若者は長老から民族のしきたりや、生き方を学ぶのだろう。

     広場には誰でも入れそうなので、ちょっとお邪魔してみよう。まず目に飛び込んでくるのがこの建物。青少年の寄り合い所のようだ。そして、女人禁制だ。日本の土俵もそうだけれど、伝統社会ではしばしば女人禁制に出くわす。母系社会であるピュマ族は、家の中は女性中心、対外的なことは男性中心と役割が分かれている。この建物に男たちは集まり、若者は長老から民族のしきたりや、生き方を学ぶのだろう。

  • もうひとつ、今度は平屋の建物を発見。中はいろりのようなものがあり、ここでもいろいろな儀式が行われるのだろうなあ。ここも女人禁制。<br />

    もうひとつ、今度は平屋の建物を発見。中はいろりのようなものがあり、ここでもいろいろな儀式が行われるのだろうなあ。ここも女人禁制。

  •  広場を囲むように、こんな石造りの建物も発見。家の前に粟を注連縄のようにした綱が渡っている。横には神様?の石版が。ここは神様の家なのかな?日本の神社みたいだ。<br /><br /> 文化人類学や、民族学が好きだった私としては、なかなか興味深い施設だった。この他にも、原住民の今までの権利取得のための苦しい活動や、民族自決の願いなどが書いてあるボードを見て、見えない差別と戦ってきた苦しみが伝わってきた。だからこそ、この場所はとても重要で神聖な場所なんだな。ちなみに、この近くには、ルカイ族の部落もある。そちらぜひも行ってみたいものだ。

     広場を囲むように、こんな石造りの建物も発見。家の前に粟を注連縄のようにした綱が渡っている。横には神様?の石版が。ここは神様の家なのかな?日本の神社みたいだ。

     文化人類学や、民族学が好きだった私としては、なかなか興味深い施設だった。この他にも、原住民の今までの権利取得のための苦しい活動や、民族自決の願いなどが書いてあるボードを見て、見えない差別と戦ってきた苦しみが伝わってきた。だからこそ、この場所はとても重要で神聖な場所なんだな。ちなみに、この近くには、ルカイ族の部落もある。そちらぜひも行ってみたいものだ。

  •  荷物を駅に置きっぱなしで来てしまったから、さすがにちょっと心配になり駅に戻る。<br /><br /> 駅近くにこんな看板を発見。人魚なんだろうけど、下半身が鯨?まぐろ?「柴魚」を表しているんだろうが、柴魚って何だ?<br /><br /> 日本に帰って調べたら、鰹の事だった。鰹が沢山取れた花蓮、台東の海は、日本統治時代沢山の日本人が移り住み、漁村を作り鰹節を作ったりしていたのだった。

     荷物を駅に置きっぱなしで来てしまったから、さすがにちょっと心配になり駅に戻る。

     駅近くにこんな看板を発見。人魚なんだろうけど、下半身が鯨?まぐろ?「柴魚」を表しているんだろうが、柴魚って何だ?

     日本に帰って調べたら、鰹の事だった。鰹が沢山取れた花蓮、台東の海は、日本統治時代沢山の日本人が移り住み、漁村を作り鰹節を作ったりしていたのだった。

  •  お腹が空いてきたが、もちろんここには何にも売っていない。仕方ないのでお菓子を食べて飢えをしのごう。タイだったら、どんな田舎の駅でも屋台の一つや二つは出てるのだがなあ。<br /><br /> 空腹だしやることなくなったし、駅でごろごろ寝ていたら、目がぎょろっとしてて褐色の肌をしたイケメンが入ってきた。きっと原住民の男性だろう。カッコいいと思うんだけど、台湾芸能界ではのっぺりのんびりしたイケメンがはやっているんだよな。私の目の前でタバコを吸っている彼のほうが何倍もカッコいいのに!駅に私と彼しかいないので、盗み撮りは出来ませんでした。<br /><br /> 

     お腹が空いてきたが、もちろんここには何にも売っていない。仕方ないのでお菓子を食べて飢えをしのごう。タイだったら、どんな田舎の駅でも屋台の一つや二つは出てるのだがなあ。

     空腹だしやることなくなったし、駅でごろごろ寝ていたら、目がぎょろっとしてて褐色の肌をしたイケメンが入ってきた。きっと原住民の男性だろう。カッコいいと思うんだけど、台湾芸能界ではのっぺりのんびりしたイケメンがはやっているんだよな。私の目の前でタバコを吸っている彼のほうが何倍もカッコいいのに!駅に私と彼しかいないので、盗み撮りは出来ませんでした。

     

  •  列車もやってきた。有名なわりにまったくの田舎町知本温泉。原住民の人たちが暮らす土地知本。また来るよーーー!!

     列車もやってきた。有名なわりにまったくの田舎町知本温泉。原住民の人たちが暮らす土地知本。また来るよーーー!!

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この旅行記へのコメント (2)

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  • sanhaoさん 2020/01/12 11:35:24
    台湾一周の旅。
    はじめまして、台湾の旅行記楽しませいただきました。私も今年、台湾一周の旅に出かけようと思い勉強させて頂いております。台湾は若い頃(40年以上前)に駐在していた事があり馴染みがあります。しかし、東側は殆ど行った事がなく楽しみです。これからも宜しくお願いします。
  • ateruiさん 2010/03/06 15:11:45
    知本旅行記みました
    30年前から行ってみたかったところで未だに達成できてないんで
    隅から隅までみちゃいましたよ。田舎具合も最高ですね!
     少数民族もすんばらしい!!便当も温泉もすんばらしい!!!
    往復の旅行券だけ買って、行き当たりばったりの旅行だったんですかぁ?
    素晴らしいです!!
     私は中フリーのツアーばかりです!
     一人旅なんですよね!素晴らしいです!!

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