莒光号で台湾１周 (1997年4月～5月)

1997/04/27 - 1997/05/04

　新型コロナで旅行へ行けないので、昔の旅行を振り返って懐かしむくらいしか出来ないなあ。
　1997年に台湾1周旅行した時の写真があったので、懐かしく見てみます。1989年にも列車とバスで1周したのですが、その後台湾南部の鉄道が東西つながって、今回莒光号（日本の急行列車相当）でぐるっと1周しました。
　＜旅程＞
4/27：成田-(飛行機)→台北泊
4/28：台北-(列車)→花蓮泊
4/29：花蓮-(バス)→太魯閣泊
4/30：太魯閣-(バス)→花蓮-(列車)→台東-(バス)→知本温泉泊
5/1：知本温泉-(バス)→台東-(列車)→高雄-(列車)→台南2泊
5/3：台南-(列車)→台北泊
5/4：台北-(飛行機)→成田

エリア 知本温泉(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス ヒッチハイク 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

20数年前の古い写真を見てもなかなか思い出せないので、当時の旅行メモ帳から抜粋。
”4/27、多分2年半ぶりの台湾旅行の出発日。ノースウエスト航空のワールドパークスの2万マイルで台北行きのチケットがとれた。”
今は無きノースウェスト航空の特典航空券で行ったようです。

”PM6:30発のNM11便は約3.5Hrで台北に着き、・・・空港バスで台北駅に行きYMCAにチェックイン(1,600元＋税160元！。”

翌4/27、メモ帳から。
”台北駅へ行く。相も変わらずあちこちで工事をやっている。・・・9:58発の花蓮行き莒光号の切符を買う(343元)。地下3階の月台(台湾のプラットホーム)から出発。”

”ディーゼル車に牽引されてノロノロ走っていく。単線のため、対向車両を待ったりもする。
前にも１周した事があるのだが、こんなにトンネルが多かったかなーと思うくらいトンネルが多い。”

”断崖絶壁が続くかと思うと。とてもきれいな砂浜が現れたりして面白い。”

”PM2時頃、花蓮に到着。・・・ホテルの客引きが来て、200元値引きして1泊600元で駅前の仟台大飯店に宿泊。

”服務員にズボンのチャックが壊れた言ったら、知らないおじさんがバイクの2人乗りで仕立て屋に連れて行ってくれ縫い直して取り替えてもらった。・・・そこのおじさんもバイクのおじさんも日本語が少し話せる。終戦時、小１だったそうだ。それから77歳のお婆さんの纒足の話になったり、5、6人で話が色々盛り上がって、スイカをご馳走になる。また、断りきれなくて、何十年ぶりにタバコを１本吸う。”
メモ帳を読んで、懐かしく思い出してきたぞ。

”夜、105番バスで街の中心街に行ってみると、結構大きな街だという事が初めて分かった。”

”屋台で腸詰を買ったり、

小籠包と蒸し餃子が最高に美味しかった。台湾啤酒も久しぶりに飲んだ。あちこち歩き廻って疲れたが、花蓮に泊まって本当に良かった。”

翌4/29のメモ。
”夜中に蚊に腕をたくさん刺されたのと、街の騒音と上の階のエアコンの音で余り眠れなかった。”

”駅前7:30発の太魯閣行きのバスに乗る。”バスで太魯閣に向かったらしい。
写真は泊まったホテルだな、今も有るのだろうか。

”8:30太魯閣着。アミ族の民族衣装を着た人達に色々教えてもらって、

9時発の天祥行きのバスに乗り途中下車。”
綺麗な景色で思わず途中下車したのだろうか、ちょっと不明。

そこで米国人と英語を喋る台湾人のクルマをヒッチハイクして、暫く３人で見て廻る。”
厚かましかったねえ。

”一緒に天祥まで乗せていってくれたばかりか、携帯電話で(宿泊場所の)天主堂の予約までしてくれて感謝！”

一緒見てに廻った米国人と台湾の親切な人達。

そうこうしているうちに、自分の不注意からカメラを下に落として壊してしまった。
RICHO R1、薄くて広角で気に入っていたのでとても残念だった。これがそれで撮った最後の写真。
その後、親切なお２人さんと別れて宿泊先の天主堂の個室(800元)に入ったものの、図書館で借りて持って来ていた「歩き方」をヒッチハイクした車に置き忘れて来た事に気づく。当時のメモより
”夜7時ごろ天主堂の管理人が、電話がかかって来たと電話の子機を持って来た。ヒッチハイクで乗せてくれた台湾人からだった。車の中にガイドブックを見つけてわざわざ電話してくれたのだ。日本の住所へ送ってくれると言うのでご好意に甘える。・・・いずれにしろこの先、カメラとガイドブックなしの旅行になる。”

翌4/30、太魯閣からバスと列車を乗り継いで、花蓮と台東経由で知本温泉に到着して龍泉山荘と言う所に泊まる。1,000元。
またフジフィルムの”写るんです”を300元で購入。

翌5/1、朝から温泉付きプールで泳ぐ。その後、
”11時頃身支度して、山荘を出て知本温泉11:45のバス(44元)で台東駅へ”

台東駅。

”台東駅から13:50発の莒光号で高雄へ(296元)。”

”高尾で乗り換えして、さらに北上して台南へ(97元)。”

”宿探しでクレジットカードが使えて、お手頃値段の富第大飯店を見つけて宿泊。まだ新しくて部屋も広く、設備が整っていて大型TVで衛星放送も見れる。もう１泊しようかな。”

誰の銅像か？

”ホテルでシャワーを浴びて新光三越へ。10階に本屋があって、そこで台南のガイドブックを立ち読みする。”
「歩き方」を紛失したので、台南の観光情報を得るために現地の本を調べに行ったようだ。

”夜、歩いて夜市へ。海産物をたらふく食べて飲んで楽しかった。”

5/3、”銀行を探して英ポンドのT/Cを両替しようとかなり歩いて行ったが２件とも断られる。・・・新光三越へ行こうと靴屋の兄ちゃんに道を聞いたら、なんとバイクで送ってくれた。”
台湾の人は皆んな親切、感謝！

夜は屋台で。

ホテルの居心地がいいので、この日も富第大飯店に宿泊。

5/3、台南駅から莒光号で台北に向かう。

台北では氾美大飯店にチェックイン後(1,210元)、市内観光。

228記念館。

台湾博物館は来週開館で観れなかった！

夜にバスで華西街へ行って屋台をうろつく。
龍山寺周辺のこの辺りはガイドブックがなくても行ける。しかも色々面白いのです。

インスタントカメラなので、写りが非常に悪いです。おそらくフラッシュ無し。

暗いながら、何か雰囲気出ています。

”運動靴とお茶とシャツを買う。11時半にホテルに戻る。”

5/4、台北からNW12便で帰国。
当時の航空券が残っていました。

この旅行は途中でカメラを壊すはガイドブックは無くすはで大変でしたが、行き当たりばったりで台湾を1周出来て、それなりに面白かった気がします。