1962/03/04 - 1962/03/04
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ソフィさん
1962年3月4日(日)
今日は休息の日と決め、同じスペイン館のTさんに声をかけ、朝食を共にする。
食事中の話題は、日本とフランスはどこが違うのか?
ヨーロッパ文明は、この数百年世界をリードしてきたが、日本はそれを追う立場にあった。
だが日本がヨーロッパに追いついた後に、どのようにすれば世界をリードできるか?
これは、われわれのパリ滞在のメーンテーマであり、毎日考えていることなので議論は白熱し、気が付いたら三時間も経っていた。
この人は目下恋愛中なためか、精気にあふれている。
現在の日本の置かれた国際的な環境は、恵まれている。
その結果国際責任を感じないし、地球社会に向けても行動していない。
夜「ABC(アー・ベ・セー)」に、ジュリエット・グレコのシャンソンを聞きに行く。
彼女は、1927年南仏モンペリエの生まれだが、父はコルシカ生れ、母は対ナチスレジスタンス活動家だった。
彼女も若くしてレジスタンス活動に傾倒したが、フランスの国論が二つに分かれ、お互いに生死をかけて闘ったこの時代はどんなに辛かったことだろうか。
彼女の歌には、そのような背景の中での、心の葛藤の陰が感じられる。
黒い長い髪をなびかせ、黒ずくめの衣装で歌うのは、彼女の心の表現なのだろう。
最近、フランソワーズ・サガン原作の映画「悲しみよ今日は」(原作1954年、映画化1958年)に出演し、人気上々である。
平和と戦争の相克、愛と憎しみの相克・・・。
それはフランス人の悩みであっただけでなく、人間の普遍的な悩みなのだろうか。
そして矛盾することへの悩みは、人間社会が成長するためのエネルギーなのかもしれない。
ジュリエット・グレコの人気は、彼女の持ち味への共感なのだろう。
写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問54カ国、文章1,590件 写真6,770枚)、
http://4travel.jp/traveler/katase/
スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
ブログの作成日順に並んでいる「片瀬貴文の記録」(文章1,650件)
http://blog.alc.co.jp/d/2001114
(片瀬貴文)
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