2009/03/03 - 2009/03/03
258位(同エリア294件中)
ソフィさん
1962年3月3日(土)
バーゼルは、ドイツ、フランス二国の国境に接し、両国語が通じる国際都市。
チューリッヒ、ジュネーブに次ぐスイス第三の都市で、ライン河を遡上する大型船の終点でもある。
しかし何よりもこの町を有名にしているのは、製薬業の世界的な中心であることだろう。
終戦直後、発疹チフス伝染の媒介となったシラミ退治に驚くべき効果を示したDDTや、幻覚剤LSDなどは、この町にベースを置く「チバ」「ガイギー」「ロシュ」等の各社が製品化した。
1948年インターハイで京都に遠征した時、列車が駅に着くと直ぐホームでDDTを頭から掛けられた思い出は、何時までも生々しい。
先刻車中で「この町にはノーベル賞受賞者が多い」と自慢していたバーゼルの人たちも、同時に製薬の世界中心であることを誇りに感じているに違いない。
ストラスブールからアルザスを縦貫して、私の到着したバーゼル駅はフランス国鉄のバーゼル駅だそうで、ホームに降りてもまだスイスに入国していないという。
スイス鉄道のバーゼル駅は、すぐ隣にあるのだが、その間で入国手続きが必要だった。
ドイツ国鉄のバーゼル駅もライン河の対岸にあって、同じバーゼルなのに駅が三つある。
この街には、スイス最古の大学や、市民に開かれた世界初の美術館など、歴史の足跡も少なくないが、私は訪問先を決めずに、足にまかせて歩くことにする。
歩き回ることで、この街の香りのようなものを確かめてみたいと考えたのだ。
ストラスブールと違って、この街には路面電車が走っている。
路面電車は「トラム」とも呼ばれ、その有無が街のやさしさに大きくかかわるように感じる。
路面電車は街の骨格みたいなもので、道に敷かれたレールを確かめながら歩く限り、街の中のどのような位置にいるかを見失うことはない。
街歩きの安心感を高める存在として、路面電車の大きさを、改めて感じる。
単に骨格であるだけでなく、街の風情を高める大切なツールでもある。
この路面電車が、私のバーゼル散歩に大きく力を与えてくれている。
写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問54カ国、文章1,500件 写真6,700枚)、
http://4travel.jp/traveler/katase/
スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
ブログの作成日順に並んでいる「片瀬貴文の記録」(文章1,600件)
http://blog.alc.co.jp/d/2001114
(片瀬貴文)
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