2009/12/28 - 2010/01/05
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ちゃおさん
2時間強のローテンブルグ観光を終え、一行はこれから270キロ余のロマンテック街道をひた走り今晩の宿フュッセンに向う。
このロマンテック街道の名前に惹かれ、多くの観光ツアーがこのコースを組入れているが名前ほどのことはなく、ローテンブルグを出た直後は確かになだらかなババリアの原野、耕地、放牧場を走り抜けるコースで、ドイツの豊かな田園風景、田舎町、景観など車窓に見ることができたが、後半はアウトバーンの高速道をフルスピードでフュッセンの町へ向うのであった。
ただ進路の後半、フュッセンの町に近づくに連れ、前方に見える山並、アルプスの端の方になるかと思われる峻峰が白い雪を抱き、壁のように立ちはだかっている様は、いよいよ山間部へ近づいてきたとの期待に胸も膨らんだ。
あそうそう、今回のこのブログの題名「カミカゼ旅行記」は添乗員の山上さんが「このツアーはカミカゼの様に忙しい、せわしない」と言ったことに起因しているが、確かにその通りだった。
余りにも多くの観光地、広範囲の場所を短時日に廻ろうとするのだから、「カミカゼ」にならざるを得ないのだが、この「カミカゼ」について一言。
「カミカゼ」というと今では「忙しい」の代名詞みたいになっているが、元々の意味は「カミカゼ・ドライバー」から来ているものであり、唱和30年代頃、ぼちぼち増えてきた外人観光客が東京のタクシーに乗って、神業的な運転ですごいスピードと危なかっしい運転方法に「カミカゼ」のようだ、「カミカゼ・タクシーだ」と言ったのから始まっている。
この「カミカゼ」はもうお分かりの様に、戦時中の「神風飛行隊」から来た言葉であり、彼等にとって「神風」は「Suicide Pirot」又は「Suicide Attacker」と呼ばれていて、これ等タクシーの運転方法も、自殺的行為、「Suicide Driver」に他ならず、命名されたものである。
しかし、危険な運転の割には案外事故も少なく、「自殺行為」の意味合いは薄れてしまって、ただ「スピード感」のある、「さっと来て、さっと行く」ような意味合いに変わってきて、件の添乗員も、事故を想定しているのではなく、単に「せわしない」旅程を意味して使用していた。
さてこのバスの運転手、確かゲオルグさんと言ったが、もう何回もこのトラピックスのコースを運転していて、高速道では120−140キロ位で走行しているが、安定感もあり、全く心配ない。彼を称して「カミカゼ・ドライバー」などと言ったら失礼になるだろう。そんなこんなを考えている内、最初のトイレ休憩のドライブインに到着した。
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さて一向はバスに乗り込み、ローテンブルグから次ぎの訪問先フュッセンに向う。
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メンバーは皆人柄も良く、旅慣れていて、楽しい旅行ができた。
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トイレ休憩に向う添乗員の山上さん。
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アウトバーンではこのようなドライブインがあるのは珍しい。殆ど簡易トイレがあるだけのパーキングが多かった。
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有料トイレ、0.5ユーロ、約70円。
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有料だけあってトイレ内は清潔。日本の高速もこうすれば良い。そして高速料金を引き下げるべきだ。
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店内にはビールなども売られている。
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ビールの値段は500mlで2.5ユーロ、約350円。カン代金が0.25ユーロ35円先払いで徴収される。しかし、カンを返したときに返却される。日本もこうしたら良い。
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ドライブインの内部の様子。
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流石ドイツだけあって、時計なども売られていました。
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外の駐車場には中小型車が圧倒的に多い。これも又エコの影響か。
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こんな車です。日本にも似たような車がありますね。
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