ニューヨークの地下鉄乗り歩き

2010/01/15 - 2010/01/15

今年はニューヨーク！似合わねー。
知り合いが行ってなきゃ一生行かなかったかも。
で、初めての都市で最初にやるべきことは、
地下鉄や路面電車を体感しておくこと。
これが分かるようになると、街歩きはラクだ。
ニューヨークなら基本中の基本だろうな。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 航空会社: JAL

ニューヨークの地下鉄は危ない！
なぁんて話は10年前で、いまはさほどでもない。
深夜の時間帯は分からないけれど、
ぼくが使っていた7〜23時くらいでは、
怖いと思うことはなかった。
で、地下鉄の最初の印象といえば、
この正面デザインはなんだ！ってなこと。
恰好も悪いし、国旗ってのも、なんだかなぁ。
センスのかけらもない気がする。

入口はこんな感じ。なんというか、派手。
まぁタイムズスクエア駅だからってこともあるが、
すさまじい電飾はミュージカル劇場を圧するくらい。
市営でこんだけやっちまうところが、すげーな。
これも危ないイメージ一掃作戦の一環だろう。

一方で、こんなノスタルジックな入口も。
ただ、こういう入口というのは、
下に降りてみると窓口がなかったりするから要注意。
こういうところにも対応するため、
地下鉄は1回券ではなく、3日券とか7日券がおすすめ。
モトを取る取らないといったことではなく、
市内を効率よく便利に回るための投資と思えば、
安い買い物という気がするのだ。

で、ニューヨークの地下鉄には急行も走っている。
これは分かっていて乗れば、すごい速達だけど、
失敗すると、とんでもない所まで連れて行かれる。
どこの本とは言わないが、
日本のガイドではいい加減なマップもあるから、
現地の路線図を見たほうがいい。

で、急行通過駅はこんなふう。
真ん中に通過線があるのだ。
こういう風景を見ると、
ニューヨークの地下はすげえと思う。
地下鉄に限らず、ニューヨークの鉄道は、
グランド・セントラルもペン・ステも地下。
で、ホームの数は並みではない。
ま、数が多いだけという気もするが。

地下鉄の改札はかなり無骨。
チケットを持った奴以外は入れない！
という意志がはっきりと見て取れる。
パリとかも同じような感じ。
これはアリかなと思う。
不正を許さないというならば、
これくらいやってもいいだろうと思う。

ニューヨークの地下鉄は、施設の老朽化が問題。
最近はホーム端が崩れて線路に転落することも、
ニュースのネタとして放送されてたりする。
その代わりに、こんなタイル貼りの案内も。
施設はきちんと補修するべきだけれど、
こういう雰囲気はちゃんと残して欲しい。

むかしの雰囲気というのとは違うが、
こんなもんがある駅も何か所か見た。
これは完璧にホームのスペースの無駄遣い。
でも、ムダと知りつつ遊ぶのはアリだ。
こんな発想は日本には絶対にないだろうな。

で、地下鉄の車内はこんな感じ。
駅のベンチをそのまま持ち込んだようなシートは、
座り心地はひどく、汚いって感じ。
日本のようにモケットを張ったら、
きっと一瞬でずたずたにされるだろうけれど、
もうちょい、なんとかならんとかと思う。

座り心地はひどい車内だけれど、
最近の車両はこんな表示があったりする。
これがかなり便利で、初心者にも優しい。
こんなサービスをしているとは思わなかった。
ニューヨークの地下鉄は侮り難し。

いろいろあるけれど、
ニューヨーク地下鉄のダイヤのでたらめさは、
いまも昔も変わらないようだ。
いきなり止まってしまうのは茶飯事だし、
駅にはかならずこんな表示がある。
いきなり「本日はC線は運転しない」とか、
30分に1本しか運転しないとか、
そういうことが平気で書いてあったりするから、
地下鉄に乗った折りには、気をつけておくべき。