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岡山県立美術館では日本・オーストリア修好140年の佳節を祝し東京富士美術館の企画で『ハプスブルク帝国の栄光 華麗なるオーストリア大宮殿展』が1月26日から始まっています。<br /><br />オーストリア・ハプスブルク帝国の栄光を象徴する、ウィーン王宮、シェーンブルン宮殿、ベルヴェデーレ宮殿などの建築や庭園の美を映像で紹介し、皇帝、皇后ゆかりの美術品や工芸、家具調度、装飾、宝物など約200点が紹介されています。<br /><br />尚、館内撮影不可の為、ここで紹介する写真は本からの一部の展示写真です。<br /><br /><br />●岡山県立美術館<br />http://www.pref.okayama.jp/seikatsu/kenbi/index.html<br /><br />会 期 2010年1月26日(火)〜2月21日(日)<br /> <br />開館時間  9:00〜17:00(入館は16:30まで)<br />休 館 日  2月1日、8日、15日<br />前 売 券   一般800円/大高生500円/中小生200円<br />※前売券販売所<br />ローソン、チケットぴあ、ファミリーマート、サークルK、サンクス<br />山陽新聞社サービスセンター、山陽新聞販売所、岡山県内主要プレイガイド<br />当 日 券   一般1000円/大高生700円/中小生300円<br />※65歳以上500円(年齢の証明できるものをご持参ください。<br /> 20名以上の団体は2割引 <br /><br />&#9742;086-225-4800<br /><br />●ウイーン/シェーンブルン宮殿 Wien:Palace and Gardens of Schonbrunn) <br />http://4travel.jp/traveler/comeva/album/10151959/<br /><br />◆晴れの国 岡山 『観光かわら版』◆<br />http://4travel.jp/traveler/comeva/album/10432651/<br /><br />◆晴れの国 岡山map◆<br />http://waiwai.map.yahoo.co.jp/map?mid=KPuHK1HEmNHv1I_rG3Uk39lKoqiLoPVY7g-- <br /><br /> <br />

晴れの国 岡山(岡山県立美術館/ハプスブルク帝国の栄光 華麗なるオーストリア大宮殿展)

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2010/01/30 - 2010/01/30

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comeva

comevaさん

岡山県立美術館では日本・オーストリア修好140年の佳節を祝し東京富士美術館の企画で『ハプスブルク帝国の栄光 華麗なるオーストリア大宮殿展』が1月26日から始まっています。

オーストリア・ハプスブルク帝国の栄光を象徴する、ウィーン王宮、シェーンブルン宮殿、ベルヴェデーレ宮殿などの建築や庭園の美を映像で紹介し、皇帝、皇后ゆかりの美術品や工芸、家具調度、装飾、宝物など約200点が紹介されています。

尚、館内撮影不可の為、ここで紹介する写真は本からの一部の展示写真です。


●岡山県立美術館
http://www.pref.okayama.jp/seikatsu/kenbi/index.html

会 期 2010年1月26日(火)〜2月21日(日)

開館時間  9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休 館 日  2月1日、8日、15日
前 売 券 一般800円/大高生500円/中小生200円
※前売券販売所
ローソン、チケットぴあ、ファミリーマート、サークルK、サンクス
山陽新聞社サービスセンター、山陽新聞販売所、岡山県内主要プレイガイド
当 日 券 一般1000円/大高生700円/中小生300円
※65歳以上500円(年齢の証明できるものをご持参ください。
 20名以上の団体は2割引

☎086-225-4800

●ウイーン/シェーンブルン宮殿 Wien:Palace and Gardens of Schonbrunn)
http://4travel.jp/traveler/comeva/album/10151959/

◆晴れの国 岡山 『観光かわら版』◆
http://4travel.jp/traveler/comeva/album/10432651/

◆晴れの国 岡山map◆
http://waiwai.map.yahoo.co.jp/map?mid=KPuHK1HEmNHv1I_rG3Uk39lKoqiLoPVY7g--


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  • ? 恵み豊かな治世と文化《マリア・テレジアとヨーゼフ2世》<br />? 市民文化の揺籃《フランツ2世(1世)》<br />? 革命の時代《フェルデイナント1世》<br />? 都市の近代化《フランツ・ヨーゼフ1世とエリザベート》<br />? 多彩な文化の輝きー19世紀末と新世紀への転換期

    ? 恵み豊かな治世と文化《マリア・テレジアとヨーゼフ2世》
    ? 市民文化の揺籃《フランツ2世(1世)》
    ? 革命の時代《フェルデイナント1世》
    ? 都市の近代化《フランツ・ヨーゼフ1世とエリザベート》
    ? 多彩な文化の輝きー19世紀末と新世紀への転換期

  • ◆第一章 恵み豊かな治世と文化《マリア・テレジアとヨーゼフ2世》<br /><br />○皇女時代のマリア・テレジア <br /><br />マルテイン・ファン・メイテンス 1730年頃<br /><br />※マリア・テレジア:1717年5月13日 - 1780年11月29日<br /><br />神聖ローマ皇帝フランツ1世シュテファンの皇后、オーストリア大公(在位:1740年 - 1780年)、ハンガリー女王(在位:同じ)、ベーメン女王(在位:1743年 - 1780年)。オーストリア系ハプスブルク家男系の最後の君主であり、彼女の子供たちの代からは正式には、夫の家名ロートリンゲン(ロレーヌ)との複合姓(二重姓)でハプスブルク=ロートリンゲン家となる。<br /><br />あのマリア・アントーニア(後にルイ16世のもとに嫁いでからマリーアントワネットと呼ばれる)は彼女の15番目の子供です。

    ◆第一章 恵み豊かな治世と文化《マリア・テレジアとヨーゼフ2世》

    ○皇女時代のマリア・テレジア 

    マルテイン・ファン・メイテンス 1730年頃

    ※マリア・テレジア:1717年5月13日 - 1780年11月29日

    神聖ローマ皇帝フランツ1世シュテファンの皇后、オーストリア大公(在位:1740年 - 1780年)、ハンガリー女王(在位:同じ)、ベーメン女王(在位:1743年 - 1780年)。オーストリア系ハプスブルク家男系の最後の君主であり、彼女の子供たちの代からは正式には、夫の家名ロートリンゲン(ロレーヌ)との複合姓(二重姓)でハプスブルク=ロートリンゲン家となる。

    あのマリア・アントーニア(後にルイ16世のもとに嫁いでからマリーアントワネットと呼ばれる)は彼女の15番目の子供です。

  • ○金色のドレスのマリア・テレジア <br /><br />アロイス・ハンス・シュラーム 19世紀<br /><br />マリア・テレジアの統治期間は、彼女がハプスブルク家の王位継承を持っていたにもかかわらず、オーストリア継承戦争と共に始まった。<br />この苦難に動じることなくマリア・テレジアは精力的にハプスブルク帝国の統治を引き継ぎ、結果として近代化を強力に推進した。<br />彼女は行政や軍隊の改革をはじめ、拷問を廃止し農民達を取り巻く環境を改善した。<br />また彼女は強い信仰心を持っていたが、教会の影響を軽減させ、市民に一般的な義務教育を導入した。<br />

    ○金色のドレスのマリア・テレジア 

    アロイス・ハンス・シュラーム 19世紀

    マリア・テレジアの統治期間は、彼女がハプスブルク家の王位継承を持っていたにもかかわらず、オーストリア継承戦争と共に始まった。
    この苦難に動じることなくマリア・テレジアは精力的にハプスブルク帝国の統治を引き継ぎ、結果として近代化を強力に推進した。
    彼女は行政や軍隊の改革をはじめ、拷問を廃止し農民達を取り巻く環境を改善した。
    また彼女は強い信仰心を持っていたが、教会の影響を軽減させ、市民に一般的な義務教育を導入した。

  • ○銀製のグラス保冷器 <br /><br />パドヴァ1720年頃

    ○銀製のグラス保冷器 

    パドヴァ1720年頃

  • ○マリア・テレジアの肖像画のあるゴブレット <br /><br />ボヘミア1743年

    ○マリア・テレジアの肖像画のあるゴブレット 

    ボヘミア1743年

  • ○マイセンの食器セット <br /><br />マルコリーニ印 1776年以降

    ○マイセンの食器セット 

    マルコリーニ印 1776年以降

  • ○燭台 1780年頃

    ○燭台 1780年頃

  • ○ピエトラ・ドウーラ製テーブル天板 フィレンツエ1640年〜50年頃

    ○ピエトラ・ドウーラ製テーブル天板 フィレンツエ1640年〜50年頃

  • ○シュロス・ホーフ宮殿の椅子 ウイーン1710年頃<br /><br />※第一章その他の展示品<br />ハンガリー女王マリア・テレジア像<br />夫フランツの肖像画<br />貝殻型のコンポート皿等々多数<br /><br />

    ○シュロス・ホーフ宮殿の椅子 ウイーン1710年頃

    ※第一章その他の展示品
    ハンガリー女王マリア・テレジア像
    夫フランツの肖像画
    貝殻型のコンポート皿等々多数

  • ◆第二章 市民文化の揺籃《フランツ2世(1世)》<br /><br />○元帥杖を持つ皇帝フランツ2世(1世) 19世紀初期<br /><br />※フランツ2世(Franz II., 1768年2月12日 - 1835年3月2日)は、最後の神聖ローマ皇帝(在位:1792年 - 1806年)であり、オーストリア帝国の最初の皇帝フランツ1世(在位:1804年 - 1835年)である。父は神聖ローマ皇帝レオポルト2世。母はスペイン王カルロス3世の娘マリア・ルドヴィカ。父方の叔母はマリー・アントワネット。<br /><br />

    ◆第二章 市民文化の揺籃《フランツ2世(1世)》

    ○元帥杖を持つ皇帝フランツ2世(1世) 19世紀初期

    ※フランツ2世(Franz II., 1768年2月12日 - 1835年3月2日)は、最後の神聖ローマ皇帝(在位:1792年 - 1806年)であり、オーストリア帝国の最初の皇帝フランツ1世(在位:1804年 - 1835年)である。父は神聖ローマ皇帝レオポルト2世。母はスペイン王カルロス3世の娘マリア・ルドヴィカ。父方の叔母はマリー・アントワネット。

  • ○皇帝フランツ2世(1世)の執務室の絵時計 ウイーン1830年頃<br /><br />

    ○皇帝フランツ2世(1世)の執務室の絵時計 ウイーン1830年頃

  • ○アイスクリームポット <br /><br />イグナーツ・オーベンビグラー ウイーン磁器工房1821〜24年

    ○アイスクリームポット 

    イグナーツ・オーベンビグラー ウイーン磁器工房1821〜24年

  • ○花模様の皿 ウイーン磁器工房<br /><br />①水仙 フランツ・シュネル 1826年<br />②チューリップ レオポルト・リープ 1828年<br />③椿 アントン・フリードル 1833年 <br /><br />

    ○花模様の皿 ウイーン磁器工房

    ①水仙 フランツ・シュネル 1826年
    ②チューリップ レオポルト・リープ 1828年
    ③椿 アントン・フリードル 1833年 

  • ○アンピール模様の時計 <br /><br />ヨーゼフ・サックス ウイーン1800年頃

    ○アンピール模様の時計 

    ヨーゼフ・サックス ウイーン1800年頃

  • ○皇帝フランツ2世(1世)のアパートメントの椅子<br /><br />ウイーン 1810年頃<br /><br />※第二章その他の展示品<br />皇帝フランツ2世(1世)の胸像<br />金の縁取りのある食器セット<br />エンデユミオーンの飾り燭台等々数点

    ○皇帝フランツ2世(1世)のアパートメントの椅子

    ウイーン 1810年頃

    ※第二章その他の展示品
    皇帝フランツ2世(1世)の胸像
    金の縁取りのある食器セット
    エンデユミオーンの飾り燭台等々数点

  • ◆第三章 革命の時代《フェルデイナント1世》<br /><br />○桟敷席の皇帝フェルデイナント1世と皇后マリア・アンナ<br /><br />トレンツエンスキーとフィーヴェーク 1835年頃<br /><br />※フェルデイナント1世<br />フェルデイナント1世(1793〜1875年)はフランツ2世(1世)の息子で、1835年父の死後、帝国を引き継いだ。<br />生まれながらに体が弱かった為、彼は国を統治することは出来ないとみなされ、皇帝の弟フランツ・カール大公、メーテルニヒ宰相やリープスタインスキー伯爵、皇帝の伯父ルートヴィヒ大公から成る、いわゆる摂政委員会が結成された。<br />一方でフェルデイナント1世は5ヶ国語を操り、2種類の楽器を演奏し、絵を描き、乗馬が出来、フェンシングや射撃、そして新技術の知識文明通の心の広い人物であった。<br />彼は建築主として特にウイーン王宮のインテリアや住居文化に影響を及ぼした。彼によってウイーン王宮のアパートメント、シェーンブルン宮殿、そしてインスブルックの王宮は新たにネオ・ロココ様式に作りあげられた。<br />この新しいスタイルは宮廷様式として、君主制の終わりまで流行した。

    ◆第三章 革命の時代《フェルデイナント1世》

    ○桟敷席の皇帝フェルデイナント1世と皇后マリア・アンナ

    トレンツエンスキーとフィーヴェーク 1835年頃

    ※フェルデイナント1世
    フェルデイナント1世(1793〜1875年)はフランツ2世(1世)の息子で、1835年父の死後、帝国を引き継いだ。
    生まれながらに体が弱かった為、彼は国を統治することは出来ないとみなされ、皇帝の弟フランツ・カール大公、メーテルニヒ宰相やリープスタインスキー伯爵、皇帝の伯父ルートヴィヒ大公から成る、いわゆる摂政委員会が結成された。
    一方でフェルデイナント1世は5ヶ国語を操り、2種類の楽器を演奏し、絵を描き、乗馬が出来、フェンシングや射撃、そして新技術の知識文明通の心の広い人物であった。
    彼は建築主として特にウイーン王宮のインテリアや住居文化に影響を及ぼした。彼によってウイーン王宮のアパートメント、シェーンブルン宮殿、そしてインスブルックの王宮は新たにネオ・ロココ様式に作りあげられた。
    この新しいスタイルは宮廷様式として、君主制の終わりまで流行した。

  • ○金羊毛騎士団勲章の盛装をしたフェルデイナント1世<br /><br />マウリテイウス・ヴェヌス 1873年頃

    ○金羊毛騎士団勲章の盛装をしたフェルデイナント1世

    マウリテイウス・ヴェヌス 1873年頃

  • ○フェルデイナント1世がプラハ城で使用した食器セット<br /><br />トウン陶磁器工房、クレステーレ、ボヘミア 1851年<br /><br />※第三章その他の展示品<br />インスブルック王宮の洗面台<br />ウイーン王宮の肘掛け椅子等多数

    ○フェルデイナント1世がプラハ城で使用した食器セット

    トウン陶磁器工房、クレステーレ、ボヘミア 1851年

    ※第三章その他の展示品
    インスブルック王宮の洗面台
    ウイーン王宮の肘掛け椅子等多数

  • ◆第四章 都市の近代化《フランツ・ヨーゼフ1世とエリザベート》<br /><br />○皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の肖像 1854年頃<br /><br />※フランツ・ヨーゼフ1世<br />1830年8月18日 - 1916年11月21日)は、オーストリア帝国、のちオーストリア・ハンガリー帝国の皇帝およびハンガリー王(在位:1848年 - 1916年)。在位は68年に及び、その長き在位から晩年はオーストリア帝国(オーストリア・ハンガリー帝国)の「国父」とも称された。オーストリア帝国の実質的な「最後の」皇帝。美貌で知られるエリーザベトが皇后である。

    ◆第四章 都市の近代化《フランツ・ヨーゼフ1世とエリザベート》

    ○皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の肖像 1854年頃

    ※フランツ・ヨーゼフ1世
    1830年8月18日 - 1916年11月21日)は、オーストリア帝国、のちオーストリア・ハンガリー帝国の皇帝およびハンガリー王(在位:1848年 - 1916年)。在位は68年に及び、その長き在位から晩年はオーストリア帝国(オーストリア・ハンガリー帝国)の「国父」とも称された。オーストリア帝国の実質的な「最後の」皇帝。美貌で知られるエリーザベトが皇后である。

  • ○ルビーのあるドレスで正装をした皇后エリザベート<br /><br />ゲオルク・ラープ 1879年

    ○ルビーのあるドレスで正装をした皇后エリザベート

    ゲオルク・ラープ 1879年

  • ○乗馬姿の皇后エリザベート<br /><br />

    ○乗馬姿の皇后エリザベート

  • ○皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の侍従長の鍵、金色の房飾り 19世紀

    ○皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の侍従長の鍵、金色の房飾り 19世紀

  • ○卓上花籠<br /><br />J.C.クリンコシュ ウイーン19世紀後半

    ○卓上花籠

    J.C.クリンコシュ ウイーン19世紀後半

  • ○鷲の紋章のあるサニタリー磁器 19世紀後半<br /><br />歯ブラシ立て、足洗い桶、水差し、洗面器

    ○鷲の紋章のあるサニタリー磁器 19世紀後半

    歯ブラシ立て、足洗い桶、水差し、洗面器

  • ○ヨット「ミラマーレ」号の旅行用セット<br /><br />ベーレンドルフ 1890年頃<br /><br />※第四章その他の展示品<br />宮廷用のゴージャスなテーブルのセッテイング(10人分)<br />ラクセンブルク宮殿<br />双頭の鷲の紋章付き宮廷銀器等

    ○ヨット「ミラマーレ」号の旅行用セット

    ベーレンドルフ 1890年頃

    ※第四章その他の展示品
    宮廷用のゴージャスなテーブルのセッテイング(10人分)
    ラクセンブルク宮殿
    双頭の鷲の紋章付き宮廷銀器等

  • ◆第五章 多彩な文化の輝きー19世紀末と新世紀への転換期 <br /><br />○乗馬姿の皇太子ルドルフ<br /><br />ルドルフ・カール・フーバー 1869年<br /><br />※19世紀後半、ハプスブルク家の悲劇的な没落が始まる。<br />1867年、マクシミリアン(1832〜67)がメキシコ皇帝になると言う計画は、彼の死をもって失敗に終わった。<br />1889年のルドルフ皇太子の死後、エリザベート皇后(1837〜98)は喪服でしか姿を見せなかった。そして彼女は1898年、ある暴漢の手によって悲劇的な最後を遂げた。<br />1914年、サラエボの銃声が皇位継承者であるフランツ・フェルデイナント大公(1863〜1914)の命を奪い、それが第一次世界大戦の引き金となって、オーストリアの君主制は幕を閉じた。<br />

    ◆第五章 多彩な文化の輝きー19世紀末と新世紀への転換期

    ○乗馬姿の皇太子ルドルフ

    ルドルフ・カール・フーバー 1869年

    ※19世紀後半、ハプスブルク家の悲劇的な没落が始まる。
    1867年、マクシミリアン(1832〜67)がメキシコ皇帝になると言う計画は、彼の死をもって失敗に終わった。
    1889年のルドルフ皇太子の死後、エリザベート皇后(1837〜98)は喪服でしか姿を見せなかった。そして彼女は1898年、ある暴漢の手によって悲劇的な最後を遂げた。
    1914年、サラエボの銃声が皇位継承者であるフランツ・フェルデイナント大公(1863〜1914)の命を奪い、それが第一次世界大戦の引き金となって、オーストリアの君主制は幕を閉じた。

  • ○メキシコ皇帝マクシミリアンの手提げ文庫 1700年

    ○メキシコ皇帝マクシミリアンの手提げ文庫 1700年

  • ○双頭の鷲の紋章のあるスープ皿<br /><br />サムソン パリ1910年頃

    ○双頭の鷲の紋章のあるスープ皿

    サムソン パリ1910年頃

  • ○双頭の鷲の紋章のあるグラス<br /><br />J&Lロブマイヤー 1912年<br />

    ○双頭の鷲の紋章のあるグラス

    J&Lロブマイヤー 1912年

  • ○シェーンブルン宮殿 大公女ギーゼラのアパートメントの椅子<br /><br />ウイーン 1890年頃<br /><br />※第五章その他の展示品<br />青い軍服姿の皇太子ルドルフ<br />マリア・テレジアの肖像画のあるゴブレット<br />ダルケン(小さなパンケーキ)用フライパン等

    ○シェーンブルン宮殿 大公女ギーゼラのアパートメントの椅子

    ウイーン 1890年頃

    ※第五章その他の展示品
    青い軍服姿の皇太子ルドルフ
    マリア・テレジアの肖像画のあるゴブレット
    ダルケン(小さなパンケーキ)用フライパン等

  • ◆儀式<br /><br />○儀式用手洗いセット<br /><br />ヨハン・ヤコブ・ビラー2世(1715〜77年)<br />アウグスブルク 1763〜64年

    ◆儀式

    ○儀式用手洗いセット

    ヨハン・ヤコブ・ビラー2世(1715〜77年)
    アウグスブルク 1763〜64年

  • ○葬儀用のハンガリー王冠<br /><br />ウイーン 1900年頃

    ○葬儀用のハンガリー王冠

    ウイーン 1900年頃

  • ○アビ・ア・ラ・フランセーズ<br /><br />フランス1780〜90年頃<br />シルクベルベット、刺繍

    ○アビ・ア・ラ・フランセーズ

    フランス1780〜90年頃
    シルクベルベット、刺繍

  • ◆食卓<br /><br />○ネオ・ゴシック風カトラリー<br /><br />フランツ・ヴュルト ウイーン1801年<br />

    ◆食卓

    ○ネオ・ゴシック風カトラリー

    フランツ・ヴュルト ウイーン1801年

  • ◆皇帝家の家政<br /><br />○濾し器、盛り付け用スプーン、柄杓、あく取り用スプーン、じょうご、キッチンスコップ、麺棒(宮廷厨房の調理具)

    ◆皇帝家の家政

    ○濾し器、盛り付け用スプーン、柄杓、あく取り用スプーン、じょうご、キッチンスコップ、麺棒(宮廷厨房の調理具)

  • ○コーヒーポット、ココアポット、ケトル(宮廷厨房の調理具)

    ○コーヒーポット、ココアポット、ケトル(宮廷厨房の調理具)

  • ○デザート用ゼリーの型 <br /><br />ウイーン 19世紀

    ○デザート用ゼリーの型 

    ウイーン 19世紀

  • ○アイスクリームの型<br /><br />ウイーン 19世紀

    ○アイスクリームの型

    ウイーン 19世紀

  • ◆音楽の都ウイーン<br /><br />○ベートーヴェンの胸像<br /><br />フーゴ・ハーゲン 1859年

    ◆音楽の都ウイーン

    ○ベートーヴェンの胸像

    フーゴ・ハーゲン 1859年

  • ○「交響曲第五番」初版<br /><br />ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 1826年<br />

    ○「交響曲第五番」初版

    ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 1826年

  • ◆ジュエリー<br /><br />○マザー・オブ・パールのペンダント(表)<br /><br />1880年頃

    ◆ジュエリー

    ○マザー・オブ・パールのペンダント(表)

    1880年頃

  • ○マザー・オブ・パールのペンダント(裏)<br /><br />1880年頃

    ○マザー・オブ・パールのペンダント(裏)

    1880年頃

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この旅行記へのコメント (8)

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  • 豚のしっぽさん 2011/02/27 16:47:21
    マリア・テレジア☆
    comevaさん こんにちは^^*

    今日は思わず嬉しい旅行記発見(*@∀@*)しちゃいました!!

    岡山の事を知りたいときは comevaさん!って勝手に思っていたのですが...
    【ハプスブルグ】の文字が目にとまりました。

    私、大好きなんです^^♪
    女帝マリア・テレジアが!!!

    その凛とした生きざまが。。。。

    「交響曲第五番」初版も展示されていたのですね。
    最後のペンダントトップも素敵〜♪

    素敵な旅行記見つけ ^▽^*♪♪ 嬉しいです。


    シッポ

    comeva

    comevaさん からの返信 2011/02/28 19:21:42
    RE: マリア・テレジア☆
    > comevaさん こんにちは^^*
    > 今日は思わず嬉しい旅行記発見(*@∀@*)しちゃいました!!
    > 岡山の事を知りたいときは comevaさん!って勝手に思っていたのですが...
    > 【ハプスブルグ】の文字が目にとまりました。
    > 私、大好きなんです^^♪
    > 女帝マリア・テレジアが!!!
    > その凛とした生きざまが。。。。
    > 「交響曲第五番」初版も展示されていたのですね。
    > 最後のペンダントトップも素敵〜♪
    > 素敵な旅行記見つけ ^▽^*♪♪ 嬉しいです。
    > シッポ
    >

    豚のシッポさん こんばんは。
    御訪問にコメント&投票まで有難うございます!

    昨年は地元で開催・展示されているアートを主に旅行記の方でも作成させて頂きました。
    ハプスブルグ家なくして欧州の歴史は語れませんね。
    もし宜しければこちらのシェーンブルン宮殿にもお立ち寄り下さい↓
    http://4travel.jp/traveler/comeva/album/10151959/

    こちらへは又チャンスがあれば出かけてみたいですね。
    今後とも宜しくお願いします。

  • ヴォルさん 2010/05/16 09:37:25
    やっぱり行けば良かった
    comevaさん、おはようございます。
    「ハプスブルク帝国の栄光 華麗なるオーストリア大宮殿展」にお邪魔しています。

    国立新美術館の『THE ハプスブルク』には行ったのですが、こちらの展覧会は
    迷った挙句諸事情により行かなかったんです。
    comevaさんのご旅行記を拝見して、行かなかったことを激しく後悔しています(T_T)
    これだけの物を一堂に日本で見れるなんて滅多にないですもの。
    ハプスブルク家そのものを垣間見るという意味では『THE ハプスブルク』以上です。
    「これは」と思った時は、なんとしてでも時間を捻出して行かないとダメだな…と
    改めて思いました。

    でも、こちらで見せて頂けて良かったです!ありがとうございました。

    ヴォル

    comeva

    comevaさん からの返信 2010/05/18 19:10:34
    RE: やっぱり行けば良かった
    > comevaさん、おはようございます。
    > 「ハプスブルク帝国の栄光 華麗なるオーストリア大宮殿展」にお邪魔しています。
    > 国立新美術館の『THE ハプスブルク』には行ったのですが、こちらの展覧会は
    > 迷った挙句諸事情により行かなかったんです。
    > comevaさんのご旅行記を拝見して、行かなかったことを激しく後悔しています(T_T)
    > これだけの物を一堂に日本で見れるなんて滅多にないですもの。
    > ハプスブルク家そのものを垣間見るという意味では『THE ハプスブルク』以上です。
    > 「これは」と思った時は、なんとしてでも時間を捻出して行かないとダメだな…と
    > 改めて思いました。
    > でも、こちらで見せて頂けて良かったです!ありがとうございました。
    > ヴォル


    ヴォルさん、こんにちは。

    ハプスブルク関連の展覧会は東京の他、京都でもあったようですが、地方の岡山で見れた事は本当にラッキーでした。

    今回ここを訪れてからハプスブルク家の歴史等スキルアップ出来、自己満足しております。
    それでも岡山(展覧会)での情報もキャッチされてたんですね。

    来たくとも来れない時ってありますが、これに限らず私も可能な限り色んなものを見ておきたいと思っています。
    それにしてもヴォルさんの旅行記はオーストリア方面が満載ですね。

    C



  • パンジーさん 2010/02/10 09:20:57
    ハプスブルク
    comevaさん、はじめまして。

    ご挨拶が遅れましたが、いつも素晴らしい旅行記を楽しませていただいています。
    今回の 「〜オーストリア大宮殿展」、すごいですね!
    1票だけではとても足りない気分ですよ☆
    充実した写真と丁寧なコメントで、我が家にいながらにしてハプスブルク展を楽しませていただきました。

    東京でも昨年秋から暮れにかけて「ハプスブルク展」があり、ハプスブルク好きの私は吸い寄せられるように見に行ってきました。
    岡山の展覧会も素晴らしいですね〜
    どうもありがとうございました。     パンジー

    comeva

    comevaさん からの返信 2010/02/11 05:32:41
    RE: ハプスブルク
    > comevaさん、はじめまして。
    >
    > ご挨拶が遅れましたが、いつも素晴らしい旅行記を楽しませていただいています。
    > 今回の 「〜オーストリア大宮殿展」、すごいですね!
    > 1票だけではとても足りない気分ですよ☆
    > 充実した写真と丁寧なコメントで、我が家にいながらにしてハプスブルク展を楽しませていただきました。
    >
    > 東京でも昨年秋から暮れにかけて「ハプスブルク展」があり、ハプスブルク好きの私は吸い寄せられるように見に行ってきました。
    > 岡山の展覧会も素晴らしいですね〜
    > どうもありがとうございました。     パンジー

    パンジーさん

    おはようございます。

    まさかこのようなイベントが地方の岡山で見られるとは思ってもいませんでした。
    当日は陽気に誘われ出かけてみましたが、丁度3年前に訪れたシェーンブルン宮殿を思い浮かべながらひとつひとつをじっくりと堪能させて頂きました。
    それから訪問客のほとんどが女性客でしたのでこれまた圧倒されました^_^;

    ご訪問にコメントと有難うございました。

    C

  • たらよろさん 2010/02/02 19:31:40
    艶やか♪
    こんばんわ〜〜

    ちょっと前にハプスブルク家に纏わる話を本で読んだので
    すごく興味があったんです。
    今、京都では国立博物館で展示会が開かれているのですが、
    同時に岡山でもこんなに素敵な展覧会があったのですね〜
    絵画だけでなく、当時の食器や調度品なども展示があって面白いです。
    大好きなエリザベート、やっぱり美しいわ♪

      たらよろ

    comeva

    comevaさん からの返信 2010/02/03 08:16:47
    RE: 艶やか♪
    > こんばんわ〜〜
    > ちょっと前にハプスブルク家に纏わる話を本で読んだので
    > すごく興味があったんです。
    > 今、京都では国立博物館で展示会が開かれているのですが、
    > 同時に岡山でもこんなに素敵な展覧会があったのですね〜
    > 絵画だけでなく、当時の食器や調度品なども展示があって面白いです。
    > 大好きなエリザベート、やっぱり美しいわ♪
    >   たらよろ

    たらよろさん

    おはようございます。
    1月があっという間に過ぎ今年ももう後11ヵ月・・通常であればこの時期は冬眠期間中になっているところなんですが、暖かい日が続いていて今年は地元をゆっくり散策紹介させてもらってます。

    当日も欧州の歴史を語る中で通り過ぎる事の出来ないハプスブルク家の多くのお宝を半日かけて堪能させてもらいました。
    当時の時代をイメージしひとつひとつのお宝を拝見してますとロマンを感じますね。
    最後の皇后エリザベートが暴漢に襲われ殺害されたレマン湖畔(ジュネーブ)には彼女の銅像がありました。

    京都の国立博物館は県立美術館に比べ長期間なんですね。
    この時期の京都は非公開文化財が特別公開されているイメージを持っていますが、今年は龍馬ブームと言う事でプラスαヒートアップしそうですね。

    C

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