2001/01/08 - 2001/01/13
662位(同エリア1099件中)
ひゅーいさん
正月気分も抜けた1月上旬、めずらしく長期休暇がとれた夫。海外より国内でのんびりしたいというので温泉巡りの旅にでることにしました。雪の中の温泉をたっぷり楽しもうと行き先は東北に決めました。
夏場だったらレンタカーでまわるのですが、雪国です。鉄道とバスを乗り継いで‥ということで久しぶりに時刻表にのめりこみながら下調べしてみると、なんとオフシーズンの交通の悪いこと!
「えっ!このバスをのがしたら終わり?」「あっ!電車は1日2本しかない!」
普段はあまり綿密なスケジューリングをしない私ですが、これはさすがにやばそうです。オフシーズンゆえ希望の宿は簡単に予約できたので、それをつなぐスケジュールを綿密に組みます。
万が一乗り遅れた時のために、第2第3ルートも調べ上げて「交通のしおり」を作成しました。
青森までは飛行機ですが、JTBで「往復チケット+ホテル1泊のみ付」のパックを申込みました。これは1泊だけはJTB指定の宿泊施設から選びあとは自分で手配できるセットで、オフシーズンはお値段もかなりお得です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
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青森に近づいてきました。窓から覗いてみるともう下界は真っ白。
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青森空港に到着。
ここから今日の宿泊地蔦温泉旅館までは路線バスもありますが冬期の運行本数が非常に少ないので、ネットで調べて乗合シャトルタクシーを予約しておきました。
乗合ですから他のお客さんと相乗りになりますが、タクシーを貸しきるよりは格安です。 -
空港の待ち合わせ場所に行ってみると、この日の予約客は私たち二人だけでした。
結果的に貸切になったので、運転手さんからどこか寄り道してもいいよーとの申し出♪
早速「ねぶたの里」に行ってみたいとお願いしました。着いてみると正月期間以外は冬季休業中とのことで残念でしたが、写真なんかもとってもらいながら蔦温泉へ向かいます。 -
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八甲田山系を抜けて真っ白な道を走ります。
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やがて蔦温泉旅館の建物が見えてきました。
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蔦温泉旅館
明治時代の文豪大町桂月が晩年を過ごした宿だそうです。本館は1918年(大正7年)建造。 -
もちろん本館をリクエストしておきました。
木造の廊下を進むと、部屋には炬燵が待っていてくれました。
通常は夕食は広間でとるそうですが、この日は宿泊客が私たちともう一組だけということで、特別に部屋まで運んでもらえるそうです。ラッキー! -
炬燵に未練があったのですが、明るいうちに宿の周りの散策に。
宿の方が蔦七沼を案内してくださるそうなので、長靴を借りてでかけました。
散策路を雪を踏みしめて進みました。
私たち以外誰もいないので、口をつぐむと足元できゅっきゅっと雪の鳴る音だけが続きます。 -
夏や紅葉の季節もいいけれど、静かな冬景色もいいものです。
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散歩から戻ると冷えた体をあたために早速お風呂へ。
蔦温泉のお風呂はいずれも源泉の上に浴槽があるそうで、まさに源泉風呂です。
ブナづくりの浴室に足を踏み入れると蒸気がこもってサウナのよう。もやっとした優しい空気の中浴槽からは湯がざぁざぁ溢れ出しています。
天井が非常に高く、そのせいか窓がないわりには圧迫感はありません。ここでも私ひとりだったのでお湯をひとりじめ。つかっている足元から源泉がどんどん湧き出してくる、なんて贅沢なんでしょう! -
翌朝は気持ちよく晴れました。
つららも珍しい関西人。 -
今日は1日に1本しかないバスで十和田湖へ向かいます。バス停は旅館の入口すぐに「蔦温泉駅」があります。
朝食をすませバスを待つ間、旅館の敷地内のふかふかの新雪で年甲斐もなく遊んでしまいます。 -
顔書いてみたり…
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お約束の足跡もつけたくなっちゃいます。
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やがて来たバスの乗り込み十和田湖へ。奥入瀬渓流沿いをバスで向かいます。
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乗客は母子連れと我々のみ。夏場もそうなのかもしれませんが、眺めのいいところではスピードを落としてくれたり、生解説もしてくれたりでサービス満点です。
魚の住まない湖といわれた十和田湖で苦節20年かかってヒメマスを養殖した和井内貞行氏の話などを聞きました。 -
滝も凍り付いています。
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十和田湖に到着しました。
バスを降りるとき、運転手さんが「このバスが折り返す時にに乗らないと今日はもう便がないよ」と心配してくれました。
今日は宿をとってあることを伝え、感謝。
バス停から湖の方に移動するも、ほとんどの店舗は冬季休業中です。かろうじてホテルのレストランが空いているのを発見してそこで昼食。 -
食後は遊覧船に乗ろうと船着場へ。これも休業かなーと思いましたが便は少ないものの運行していました。
最終便にちょうど間にあったので早速乗り込むも、中には我々だけ。
こんな大きな船をふたりだけのために出してくれるのか?貸切もここまでいくとむしろ申し訳ないような…燃料費も馬鹿にならないだろうし、ここは一発辞退すべきか…小心者ゆえそんなことを考えていたら、出航間際に旅行社のツアーらしきミニバスが到着。数名ではありましたが同乗者が乗ってこられました。
貸切でなくて残念なようなホッとしたような。 -
わずか10名足らずを乗せ、うっすら張った氷をバリバリ砕きながら遊覧船は出航しました。
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グループ客は遊覧船から降りたあとはまたバスに乗り込みあっという間に走り去って行きました。
また二人だけになり、誰もいない湖畔をぶらぶらしました。そういえば今年は初詣がまだだった、と十和田神社にお参り。 -
有名な乙女の像
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十和田湖には越冬に来ている白鳥がたくさんいました。
こんなに寒いところに越冬にくるなんて、いったいどんな極寒の地からやってきているのだろう。。。などとまだ見ぬ極北の大地に思いを馳せるも、「ぎゃーぎゃー」とやかましい白鳥の喚き声に幻想は潰えます。 -
やかましいなぁ、と思いながらせっかくなので餌をやってみたりするのですが、餌をやると「ぎゃーすぎゃーす」と更にやかましくなる。
白鳥って優雅に浮かんでる可憐なイメージですが、近くで見ると意外とでかい。いや、かなりでかい。
そのでかい体でバッサバッサと威嚇するように羽ばたいてみたり凶暴な感じでカワイクない。 -
円陣を組んで威嚇?しあう白鳥たち。
ホテルは湖畔にあったのですが、真夜中まで白鳥たちのやかましい雄叫びは続き、おかげで熟睡できませんでした。
鳥類は夜は寝るんじゃなかったのー?
海のギャングかもめといい、どうも水辺にいる鳥類とは相性が悪いようです。
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