2001/01/08 - 2001/01/13
263位(同エリア361件中)
ひゅーいさん
1月平日しかも正月休みがあけたばかりというオフシーズンの今回の旅。オフシーズン故に行きたい観光施設が冬季休業していたり、交通機関が運行休止になっていたり。
移動に手間がかかって観光はあまりできませんでしたが、その分私が育った地方では見たこともなかった雪景色を味わい、観光客のいない観光地や温泉を貸切気分で楽しんだり。
いつも旅に出るとゆっくりしようと思いつつ、ついあれもこれもとよくばって強行軍になってしまうのですが、今回は強行しようともできない状態で本当にゆったりと温泉を楽しんだ旅になりました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー JRローカル
-
男鹿半島。
「なまはげの館」に行きたかったのですが、ここも冬季休業中。
乗り換えの際少し時間があったのでせっかくだしと、タクシーで「海のそばに行ってみたい」とリクエストしてみました。
「いかにも『冬の日本海』って感じの荒波が見たいです」という要望に応えて運転手さんが連れてきてくれた海岸。 -
タクシーを降りるとものすごい風で吹き飛ばされそう。はるか沖まで白波がたっています。
砕け散る波しぶき、白い泡みたいなものが飛んできます。これが波の花というものでしょうか?
。 -
それにしても耳が千切れそうな強風。
荒磯を堪能してタクシーに逃げ帰りました。運転手さんありがとうございました -
今日の宿は日景温泉です。
最寄りの駅は陣場駅。ガラガラの列車から降りたのは我々だけ。無人駅に人気はなく、真っ白な線路沿いに赤い灯が美しく生えていました。 -
宿の迎えの車に乗り込み雪の中の駅を後にしました。
-
10分足らずで日景温泉旅館に到着。
なんだかぐわあんと大きいイメージの、なんとなく昔の学校のような感じの建物でした。
中に入って部屋に通されると広い木造でなんともいい感じです。 -
風呂は総ヒバづくりだそうで立派なものでした。
今日も貸切♪広い浴室でひとり優しい湯につかっていると湯気が落ちる音がぴちゃん、ぴちゃん、と背後で響きます。あっ、なんだか振り向きたくない感じ…。外は闇。他の泊まり客は姿さえ見せない…一度そう思ってしまうと、湯が浴槽から流れ出る音さえ「2時間ドラマ・○○温泉殺人事件」を思わせます。
いかんいかん、せっかくの大浴場ひとりじめが台なしです。そう思いつつも風呂からあがると手早く着替え、静かな廊下を部屋にダッシュ。炬燵に滑り込みです。
夫にその話をすると
「そういえばここって携帯はいらへんな」
「陣場駅のまわりも何もなかったし」
「もし今停電になったら」
「電話線が切れてたりして」
「『かまいたちの夜』みたいやな」
きゃー。妄想の翼はどんどん広がります。そのとき、廊下と部屋の境目で何か物音がしました。
ごとっ。
「えっ、今の何?」
「(???とりあえず返事してみよか。)はい!?」
しーん。
「どなたですか?」
しーん。
そして再び
がたっ。
ごととっ。
「何?何?」
うわー、良い温泉なのにしょうもない妄想話を繰り広げた罰が当たったのでしょうか??
さすがに夫婦して真面目な顔を見合わせたその時。 -
廊下に面した壁の下の方、掃き出し窓(っていうんでしょうか)をむりやりこじあけて頭を突っ込んでくる猫の姿が!
-
なんだ猫か…
詰めていた息を吐き出す二人。
しかし掃き出し窓の存在にも気づいていなかったので本当にびびりました。 -
このにゃんこ、夜毎にこうやって部屋部屋に侵入しては宿泊客を恐怖のどん底に陥れているのでしょうか。しばしくつろいだ挙句、悠然と同じ窓から廊下へ去って行ったのでした。
山中の一軒屋旅館で外は雪、他に宿泊客が少ないという絶妙のシチュエーションに興奮するあまり、思わず妄想を展開させてしまいましたが、本当はとても良い宿・風呂でした。日景温泉さん、ごめんなさい。 -
翌朝、再び宿の車で陣場駅まで送ってもらいました。
他に人気はありません。列車が来るまで撮影タイム。 -
今日のメインイベントは津軽ストーブ列車乗車です。
津軽五所川原駅から津軽半島を北上する私鉄津軽鉄道。ここの名物はだるまストーブが設置されて走るストーブ列車です。
冬期間のみ1日2便の運行ですが、特にイベント列車というわけではなく、通常の運行列車の中に組み込まれているそうです。 -
始発五所川原駅から早速乗り込みます。
1日2便で観光客に人気との事でちょっと心配でしたが、やはり平日のせいか地元客がぱらぱら乗っているだけで観光客はほとんどいません。
レトロな車内がいい感じです。 -
余裕でストーブ前に着席できました。
なんともかわいいだるまストーブ。
地元の人は慣れているせいかほとんど普通の席に座るようです。理由はしばらくして分かりました。このストーブ、かなりの威力で思ったより暑いのです。
でも幸せ。 -
津軽の風景(ほぼ雪景色)を見ながら終点津軽中里まで進みます。
車内を見ると、ミニスカートにマフラーをまいただけの若いお嬢さん。その生脚寒くないのか??
その向かいにはネッカチーフで頭を被ったおばあさん。
そういえば駅でも街中でも、本当に地元の人の薄着なこと。素足にブーツの女の子も多数みかけました。学生服だけで歩いている男子学生、スーツ姿の会社員もちらほら。あれは本当に寒くないのかそれとも伊達の薄着?
冬の東北というわけでフリースにダウンにマフラー帽子と完全防寒してきた我々はだるまのよう。 -
年季の入った列車です。
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終点津軽中里駅から折り返し、列車は五所川原へもどります。
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折り返す列車に再び乗り、途中金木で降りることにしました。
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金木には太宰治の記念館「斜陽館」があります。
駅から静かな町を抜けてすぐ。
太宰治の生家を利用したもので明治40年落成。 -
太宰の父津島源右衛門が建築した階下278坪2階116坪宅地約680坪の大豪邸です!
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こんな大金持ちに生まれ育つと、食べるのにも困らないしああいう風に色々考えちゃうわけかもね…
などと妙に納得して斜陽館を後に。
再び津軽鉄道で五所川原へもどり、青森空港行きのバスに乗車。かつてないほど交通機関の乗り遅れには神経を尖らせつつものんびりした旅を終えました。
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