2009/12/24 - 2010/01/04
52位(同エリア269件中)
麻由さん
梅雨まっさかりのまだ6月末、
数ある冬の旅行先の中からメキシコ行きを決めたのも、
「マヤの遺跡が見たい」という夫の希望があったから。
帽子にヒゲにドンタコス、というイメージは二人とも共通だったけど、
メキシコの観光地と言えば、私はカリブ海・カンクンで、
夫はユカタン半島とマヤの遺跡だった。
さらに、夫は以前ドラえもんの映画だかマンガだかで、
のび太たちがマヤ文明風のところに行くのを見たことがあるらしく、
このユカタン半島のマヤの遺跡は、
ドラえもんの世界へ行くようなものだと言っていた。
秋頃から2012の映画の影響で、
マヤの遺跡がテレビなどでクローズアップされることも多く、
その前から決めていたメキシコ行きだったはずなのに、
偶然にも話題の年にマヤの遺跡を見ることになってしまいました。
♪09'-10'メキシコの旅・スケジュール♪
12/24 出国・メキシコシティ着(シティ泊)
12/25 シティ→タスコ(タスコ泊) http://4travel.jp/travelogue/10416070
12/26 タスコ→シティ(シティ泊) http://4travel.jp/travelogue/10416073
12/27 テオティワカン(シティ泊) http://4travel.jp/travelogue/10417123
12/28 シティ→メリダ(メリダ泊) http://4travel.jp/travelogue/10418082
12/29 チチェン・イツァ(メリダ泊) http://4travel.jp/travelogue/10419290
12/30 クサマからのセノーテめぐり(メリダ泊) http://4travel.jp/travelogue/10419404
12/31 メリダ→カンクン(カンクン泊)
1/1 イスラ・ムヘーレス(カンクン泊) http://4travel.jp/travelogue/10420415
1/2 カンクン(カンクン泊) http://4travel.jp/travelogue/10420414
1/3 帰国の途へ
1/4 日本着
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- アメリカン航空
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チチェン・イツァ行きの1等バスが出るCAME。今日はここから出発。2時間くらい乗るし、1等バスだから、また飲み物がもらえると思っていたのにもらえず。どういう基準でもらえるバスともらえないバスがあるのかしら…
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しばらく街中と高速風の道路を通った後は、ずーーーっとひたすらこんな感じ。右を見てもジャングル、左を見てもジャングル。木が高いか低いかの違いくらい。他のバス同様、テレビで映画か何かが流れているけどもちろんスペイン語なのでわからず。唯一わかったのは、誰かがトイレに入ると、画面の横に「使用中」というテロップが流れ続けること。「使用中〜使用中〜使用中〜…」と、入っている間ずーっと流れているのがちょっとおもしろかった(笑)
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ピステを経て、チチェン・イツァに到着!そこには数え切れないほどの観光バスと、ものすごーーーい人人人。しかもここは一体どこの国かと思うほど、欧米人風の観光客ばかり。団体客も多いので、何とか人の間を縫って入り口まで行く。入場料をならんで買うと、腕に巻く腕章みたいなのをくれる。
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ゲートを抜けると土産物の露店がならんでいました。敷地内にもたっくさんの露店があったけど、だいたい売っているものは同じだったかな?ここを抜けると…
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木々の間からエルカスティージョが見えてくる!!
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全体が見えた時の感動というか感激というか、息を呑むような美しさというか、わーっと広がる興奮というか。百聞は一見にしかず、とは言うけれど、これは本当に実物を見れてよかったと思った。まず、思ったよりもずっとずっと大きかった。そして、ピラミッドの形が本当にきれい。こんなにシンプルな形にも関わらず、デザイン性もあって、何て均整のとれた神殿なんだろう。
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もっと遠くから見た時、みんなが少し離れたところからこのピラミッドを眺めていたのが見えたので、近くまで寄れないのかなと思った。でもそうではなくて、私たちも近づいてみて、この神殿は少し離れたところから全体を見るのが、すっごくいいんだとわかった。
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このピラミッドがすばらしいのは、ここで書くまでもないけれど、単なる神殿やお墓などの建物ではなく、この階段一段一段に大切な意味があること。全部の階段を合わせると、365段、今のカレンダーの1年365日を表わしていて、さらに両脇の大きめの階段も中央の階段も、大きめの階段にある凹み部分も単なるデザインではなく、祭事用の暦や農耕用の暦、そしてその2つが重なる暦の周期を表わしたり…春分の日と秋分の日の1年に2回だけ、影となって表れる、このククルカンの羽。本当に言葉にできないほど、すばらしいのです。ピラミッドや神殿という名称では不十分な気がして、何て呼ぶのがピッタリなのかわからなくなる。こんなすごいものを造ったマヤの人々って、一体どんな人だったんだろう。夫もついに実物を目にしたこのピラミッドに、近くに寄ったり遠くで見たり、じっと立って眺めたり、母も「これは本当にいい!」とカメラ片手にうろうろ。3人とも、思い思いにピラミッドを堪能する。
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向こうに見えるのは、戦士の神殿。みんながやたらと神殿の前で手を叩いているので、何だろうと思いながら見ていたのだけど、「キュィーン、キュィーン」と、まるで動物や鳥が鳴いているように聴こえる。私たちもマネして叩いてみる。パンパン、という音が反響して、やっぱり「キュィーン、キュィーン」と聴こえる!すごい!日光東照宮みたい!!
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マヤの人々の、天文学的知識・建築技術の高さには圧巻。そしてそれを造るマンパワーも根性もすごい!その時代の様子を想像しようとしても、あまりに想像を超えていて、浮かんでこない。母は相当エルカスティージョが気に入ったようで、同じ写真を一体何枚撮るのかというほど、眺めては写真、眺めては写真と、すっかり、この美しさと偉大さのとりこでした。そして、テオティワカンに続き、チチェン・イツァでも予習ばっちりな母は、ガイドブックも見ずに説明してくれるのでした。
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球戯場。ゲームは遊びではなく、豊穣の神への生贄を決めるための儀式であり、しかも負けたチームでなく、勝ったチームのキャプテンが生贄になり、しかもそれが栄光であり名誉であり、みんな喜んで生贄になったとか。ありえない…。ここも音が逃げないよう設計されていて、手を叩くと反響するようになっている。
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さてさて、敷地内は広いし暑いので、ちょこちょこ休みながら進みます。ツォンパントリの横の木陰で、表情豊かなどくろを眺めながらお菓子を食べた後は、生贄が投げ込まれたという聖なる泉へ。露店の並ぶ通りを歩いて行く。
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わかりにくいけど、見ザル・言わザル・聞かザル。これって日本の日光のものだと思っていたけど、こんな遠く離れたメキシコにもあるなんて、実は日本ではないどこか別の国発祥のものなのかしら。そしてさすがにここでは日本人も見かけました。ここまでは、テオティワカンでツアー客を少し見たけど、他の街中では全然会わなかったのに、さすが観光地!
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セノーテのまわりは、木々に覆われているのと崖っぽくなっているので、うまい場所にいかないとあんまり泉が見えない。見える場所にはすでに人がたくさんいるので、ちょっとうろうろ。すると誰もいなくて、見える場所発見。ちょうど岩がイス代わりになるので、休憩がてら座ってしばらく眺める。
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すると、ここから見えるということをかぎつけた人々が、あっという間に集まりこのありさま(笑)
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のども渇いたし何か食べたかったので、セノーテ横のこの売店へ。ここでアイスを買ったのだけど、これがものすごーく高かった!!ぼったくりだったのか、観光地料金で仕方ないのか、どっちかわからないけど、アイス3個で何とまさかの700円くらい!味はもちろんいたって普通のコンビニ風です。
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再びエルカスティージョへ。雲がすいぶん出てきたので、照りつける暑さはなくなった。これがチチェン・イツァの腕章。
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ひと休みしすぎだけど、エルカスティージョが見える芝生の上にシートを敷いて、しばしピクニック。お菓子を食べたり、日本へのハガキを書いたり、ちょっとのんびり。
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新チチェンを一通りみて次は旧チチェンへ。また露店の間をしばらく歩き、そこを抜けると天文台、カラコルが見える。これも想像より大きい。ここでもシートを敷き、解説を読みながらしばらく眺めてみる。6世紀頃の、旧チチェンの時代にすでにこんな正確な天文台があったことにも驚き。春分、秋分の日没と月没を正確に観測できる窓があったり、台座が金星が最も北に沈む方向を向いていたり。この時代から培った天文学的知識をもって、中央高原のトルテカと何らかの交流があった後、何世紀という時を経て、再びこの地を訪れたマヤ人。何となくあの完璧なエルカスティージョができたことが、つながって、納得な気がした。
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尼僧院。トルテカと交わる前の純粋なプウク様式の建物。チャックモールがたくさん。このチチェン・イツァは、単なるマヤの遺跡というだけでなく、こんな風に2つの時代が交わっているところが本当に貴重でおもしろい。再びこの地をマヤ人が選んだのは、やっぱり何か選ばれる理由があったんだろうな。
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こんな風に棒の上に四角がのっている柱を、遺跡内でよく見かけた。何でこんな形なんだろうと思っていたのだけど、きっとこうして昔は屋根があったのかも。
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こんな風に、チチェン・イツァには木陰や休めるベンチもたくさんある。芝生もきれいにされているし、すごく整備されている観光地な感じ。遺跡はとってもすばらしいけど、ちょっとそれは残念だったかも。テオティワカンの方が広大で、そのまんまな雰囲気はあったかな。でも登れないようになっているのは良かったな。人が登っていないピラミッドはすごく絵になるし、神聖な感じがすごくあったから。
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帰りの1等バスは17時頃。今日もまた昼食を食べ損ねたので、ここでちょっとナチョスを食べてお腹を満たします。夫はホットドックも購入。帰りのバスは、特にバス停はなかったけれど、行きに降りたあたりに来ていた。そしてメリダまでの帰り道、冷房が効きすぎの車内で、凍えながらの帰路でした…。
*メリダの旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/mayu1210/album/10418082/
*翌日のセノーテめぐりの旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/mayu1210/album/10419404/
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