2009/07/15 - 2009/07/15
99位(同エリア106件中)
まみさん
2009/07/15水 リヴィブ近郊城めぐり(現地英語ガイド&車付)
・オレスク城(Olesk)
・ピドゴレツク城(Pidgoretsk)(まだ修復中)と付属教会
・ゾロチフ城(Zolochiv)
リヴィブに戻ってガイドと別れた後
・アルメニア教会
【二等寝台泊:リヴィブからコロミーヤまで】
朝9時すぎにホテルを出て、ランチタイムなしに3つの城を見学し、再びリヴィブに戻ってきたのは16時半です。
私は海外旅行先ではいつも、ホテルのバイキングで昼の分までたっぷり朝食をとり、ランチタイムを惜しんで観光するのですが、リヴィブのホテルの朝食はバイキングではなく決まったメニューから選ぶことになっていて、朝食としては十分量はあるのですが、昼食分を食いだめできるほどではありません。
なので、リヴィブに戻ってきたときは、もうおなかぺこぺこでした。
本日一日だけ雇った現地ガイドのダイアナもおなかぺこぺこのはずですけどネ。
ドライバーは私たちが城見学に出かけている間にランチをとったようです。
ダイアナはホテルまで私を送るつもりでしたが、私は今晩21時半の寝台車でコロミーヤに行くつもりなので、とっくにチェックアウト済みです。
なので、ダイアナには、リヴィブのセントラルでお薦めのレストランに案内してもらい、そこでお別れしました。
実はリヴィブのセントラルは、おしゃれなカフェは多いのですが、レストランはあまりないのです。
カフェでも食事はできますが、やっぱり数限られた夕食のチャンスは、ウクライナ料理で決めたいです。
もっとも、ダイアナが薦めてくれたレストランは、おしゃれなウィーン風カフェの併設レストランでした。
どのテーブルにも糊のきいた白いテーブルクロスがかかり、ワイングラスやカトラリーがあらかじめそろえてあり、壁にはオリジナルの絵画がたくさん飾られている、すばらしくおしゃれなレストランです。
いつもの私なら気後れしてしまい、一人ではとても入れそうにないところです。
でも、考えてみたらリヴィブでの昨晩の夕食も、ホテル併設で割引がきくから入ってみただけですが、同じようなハイソなレストランでした。
ダイアナにしてみれば、たった1人でガイドと車をチャーターしちゃうような旅行スタイルをとる私だからこそ、安さより、話のタネになりそうな由緒あるところを紹介してくれたのでしょう。
それに由緒あるという彼女の説明で飛びついたのも私です。ハプスブルグ時代からの歴史あるところが、大衆レストランのわけはないですね。
そこの客としてふさわしい品格が私にあるか、と考えたら大いに迷ったのですが、別にドレスコードがあるほどの敷居の高さではなかったので(そのへんはダイアナもさすがに、私がたまに出かける海外旅行で少し贅沢できる程度の庶民だとわきまえていたと思います@)、せっかくだからそこで「ディナー」をいただきました。
ディナーの様子と食事の写真は、こちらの旅行記を参考。
「2009年ウクライナ・ハイライトその4:ウクライナの食べ物レポート」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361986/
早めのディナーをすませた後、寝台車の発射時刻までまだ時間があるので、少しリヴィブ市内観光をすることにしました。
昨日、入りそびれたアルメニア教会を見学するのにちょうどよいです。
市内にいくつかあるアルメニア教会のうち、「地球の歩き方」で中の見学が可能だと紹介されているところです。
写真代を払えば内部の撮影もOKです(入るだけなら無料)。
「キリスト受難のレリーフがあるアルメニア教会
旧市街の真ん中に、14世紀から建っている古い教会。教会の塔はヴィルミェンスカ(アルメニア)通りに見えるが、教会入口は西側のクラキフスカ通りにある。
一般にアルメニア教会の内装は地味だが、この教会は別。中に入ると、鮮烈な色使いのフレスコ画とモザイク画に目が覚める思いがする。これらを描いたのは20世紀の画家ヨーゼフ・メホフェルら。これだけでも教会を訪れる価値は充分。
扉を抜けると、今度は一転してアルメニア教会らしいさびしげな中庭に続いている。ここではゴルゴダの丘を写した木彫りのキリスト受難のレリーフと、アルメニア墓地から移された多くの墓石を見ることができる。」
「地球の歩き方ロシア、ウクライナ、コーサカスの国々」('08〜’09年版)より
アルメニア教会をまともに見学するのはこれが初めてです。
リヴィブとアルメニア教会の関係は、帰国後に「東方キリスト教の世界」(森安達也・著/山川出版社)を読んでいたときにちょっとだけでてきました。
リヴィブは12〜14世紀、ハリーチ(ガリツィア)公国の首都でしたが、14世紀前半に半分がリトアニア大公国に併合され、リヴィブを含む残りは1348〜1366年にかけて、ポーランドのカジミェーシュ大王によってポーランド王国に併合されました。
そのポーランド王国時代の14世紀後半、ガリツィア地方(*)から、セルジューク朝の圧迫から逃れてアルメニア人がリヴィブに多数移住したので、リヴィブにアルメニア教会の主教座が設けられました。
アルメニア人は移住地に同化しましたが、宗教は固有の形式のアルメニア派を守ったそうです。
*ガリツィア地方:現在のウクライナの西部イヴァノフランコフスク州、リヴィブ州、テルノポリ州とポーランドの最南部ジェシュフ県とクラクフ県にまたがる地方。
キリスト教をもっとも早く国教としたアルメニアの教会はカトリックやカルヴァン派、そして正教会ともずいぶん違っていそうで、前から興味はありました。
事前にネットで見つけた旅行記などである程度の情報は仕入れていたのですが、期待以上にステキな教会でした。
壁に描かれた絵画や装飾が、まるでアールーヴォー美術のようです。
内部は薄暗く、フラッシュなしで手ぶれの目立たない写真をゲットするのは苦労しましたが(確かフラッシュは特に禁止されていなかったのですが、フラッシュの光が当たった写真は好みから外れることが多いんです)、後日の記憶のよすがにしたくて何度もシャッターを切りました。
そして、もっと他にもアルメニア教会を見たいとますます興味がわきました。
───もっとも、この教会だけが特別に華やかな可能性は大ですね。
アルメニア教会を見学した後、駅に行くのにトラムを利用しました。
手持ちのガイドブックにはトラムの情報はあまり詳しくないのですが、幸いホテルでもらった無料の市内マップにトラムの路線図がありました。
今晩、寝台車でコロミーヤに向かった後、明日の午後便でリヴィブに戻ってくるので、スーツケースはホテルに預けてあります。
だから、荷物は寝台で過ごす1泊分だけで、決して軽いとは言えませんが、身軽です。
こういうときにトラムを利用しなくてどうしましょう。
ましてや今回のウクライナ旅行では正味15日のうち5日間も現地ガイドと車をチャーターし、駅や空港とホテルの送迎はあらかじめ手配してあります。
便利でラクでいいのですが、公共交通機関を使って移動しないと、一人旅をしている気分が薄れます。
戸惑いながら公共交通機関に慣れていくのは楽しいものです。
はじめは心細くても、慣れてきたなという実感を持てるのが。
それに、トラムはすでにキエフとオデッサで利用していますから、同じ国の公共交通機関同士、だいたい要領は同じです。
それでもリヴィブでは初めて利用するので、行き先を確認したり、切符に入れるパンチを忘れそうになって注意してもらったりなど(パンチがないと切符を持っていても無賃乗車扱い)、他の乗客や運転手(女性が多いですねぇ)のお世話になりました。
オデッサで懲りたので、駅には余裕をもって向かったら、2時間以上前の19時には着いてしまいました。
でも身軽なのを幸い、少しうろうろと駅周辺や構内を散策しました。
なにしろ明日コロミーヤから戻ってくるのは22時です。
いくら日照時間が長いヨーロッパの夏でもその頃にはすっかり真っ暗になっているはずですから、明るいいまのうちに少なくとも帰りのトラムの乗り場や時刻表などは確認しておく必要があります。
タクシーという選択肢は……うーん。
今回の旅行でわざわざ送迎を手配しておいたのは、ウクライナには正規のタクシーがなくて(2009年7月現在)、みんな白タクのようなもので、外国人は、特に白人以外は、侮られやすいと聞いていたからです。
タクシーにボラれた経験がちらほらある私は、深夜のトラム利用の方がよっぽどマシって思えました。
深夜ったって22時くらいなら、リヴィブは都会なのでまだ人が十分出歩いていて、駅やホテル、トラムの乗り降りするあたりはまあ明るいエリアですしね。
※2009年ウクライナ旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2009年ウクライナ旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10359084/
詳細版「2009年ウクライナ旅行の詳細旅程」(もう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」より)
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2009/07/2009-2271.html
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自転車に乗るライオンの看板
ヴィルミエンスカ通りにて。旅行代理店? -
自転車に乗るライオンの看板、反対側から市庁舎の塔を背景に
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市庁舎の塔と自転車に乗るライオンの看板
とても気に言ったので、3枚も撮ってしまいました。
ライオンの太腿もラブリーですが、自転車の車輪の軸がお花みたいになっています。 -
アルメニア教会、入口はこっち側でなく反対側
2009年7月現在、中庭は修復中だか工事中だかで閉鎖されていました。
閉鎖されていなくても入口はこちらではないようですが、今回は残念ながら建物から中庭へ出る通路はふさがれていました。 -
アルメニア教会のゲート、クラキフスカ通り側
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厳かな雰囲気の教会内部
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入ってすぐのドーム天井、十字架と子羊たち
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入ってすぐのドーム天井、キリストと天使たち
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側廊の礼拝堂と聖人を祀った祭壇
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アールヌーヴォーチックなカラフルなフレスコ画
聖人の葬式の図。その上にはおそらく、聖人の生涯の信仰や奇跡にまつわるエピソード場面。 -
聖人の遺体を運ぶ人々
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光輪のある聖人たち
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主祭壇と、たぶん弟子たちに囲まれているイエスを描いたフレスコ
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主祭壇のドーム天井に、アールヌーヴォーのファム・ファタル(運命の女)?
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異国情緒たっぷりの豪華な図柄
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主祭壇のドーム天井の華やかなデザイン
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主祭壇の右隣の祭壇脇のフレスコ画
洗礼者ヨハネらしき人(?)の顔が光っているのは、フラッシュのせいではありません。
撮った後、私自身もギョッとしましたけどネ。 -
血を流す聖人は、ひょっとしたら十字架から下ろされたキリスト!?
そして背後の人たちの衣装の豪華なこと!
クリムトの絵を思い出させます。 -
主祭壇に向かって左隣の礼拝堂の祭壇、黄金の枠(リーザ)だけ煌びやかに残る古めかしい聖母子イコン
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主祭壇に向かって右隣の礼拝堂の祭壇
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ルネサンス式(?)の宮殿のような天井
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主祭壇天井
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主祭壇天井、ファム・ファタルの上
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入口近くのドーム天井と2階のバルコニー
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入口近くのドーム天井の中心のステンドグラス
前ラファエル派を思い出させる顔の、赤い羽の天使たちと中心。 -
教会の入口とキリスト磔像
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リーノック広場の市庁舎のそば、静かにたたずむ女神像
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面白い彫刻がさりげなくあちこちに@
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お相撲するライオン2頭
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リーノック広場に面したルスカ通りにて
※ちなみに、この散策中に他にも、こんな動物たちの写真を撮っています。
2階のベランダの手すりで昼寝していたラブリーな猫ちゃん
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16628505/
見世物?のブタさん
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16628506/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその1:ちょっとだけ動物たち」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10360936/ -
トラムに乗って駅に向かう
トラムの運転席の扉です。運転手さんは女性でした。
黒枠のところにお金を入れます。 -
検札のパンチ機、言われなきゃ分からない@
あのすきまに切符を差し込んで、取っ手を下ろしてパンチします。
そうしないと切符を持っていても無賃乗車になってしまいます。
気付かずに座席に座ろうとした私に、周辺の乗客が慌てて注意してくれました。
リヴィブ駅と、寝台車で目覚めた翌朝の車窓の外の写真はこちらにあります。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16667663/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその5:ウクライナの鉄道移動(後編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361988/
二等寝台車の写真は、同室者と同時に入ったので、遠慮しました。
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