VII　年末年始のフィレンツェ・ローマ・ナポリ（⑥ナポリ日帰り／PM）

2008/12/27 - 2009/01/03

年末年始の9連休を利用して，社会人になって初めての海外旅行へ出発。

今回は，双子の兄と2人で，フィレンツェ・ローマ・ナポリに行ってきました。

クリスマスの余韻が残る街並み。
イルミネーションに飾られた通り。
あちこちの教会で見かけたプレゼピオ（Presepio）。
そして，ヴァチカンでのカウントダウン。

初の，ヨーロッパでの年越しを満喫してきました。


2008年12月27日（土）　①成田→クアラルンプール
　　　　 12月28日（日）　②クアラルンプール→ローマ→フィレンツェ
　　　　 12月29日（月）　③フィレンツェ
　　　　 12月30日（火）　④フィレンツェ→ローマ
　　　　 12月31日（水）　⑤ヴァチカン・ローマ
2009年 1月1日（木）　⑥ナポリ日帰り　★（午後）
　　　　　 1月2日（金）　⑦ローマ→クアラルンプール
　　　　　 1月3日（土）　⑧クアラルンプール→成田

エリア ナポリ(イタリア)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: マレーシア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

13:00。

カリタ広場のマットッツィ（Mattozzi）に到着。

お腹ぺこぺこ。

早くマルゲリータを食べたい！


まず白ワインをボトルで注文♪

昼間から飲むお酒は，格別なり（笑）

フェットチーニが目の前に置かれて。


きしめんみたいなパスタ。

あっさりとした味で，お腹に優しい感じでした。

次は，お待ちかねのマルゲリータ。


ナポリに来た理由の一つ。

マルゲリータを食べること！

早速，いただきま〜す。


この生地がふわふわで，トマトの酸味が効いていて，もちもちの生地にとろとろのチーズが絡まって，，，とってもおいしいです（AD堀くん風）

結構お腹いっぱいだけど。

せっかくナポリに来たので，もう一品。


マルゲリータ プロシュート。

シンプルだけど，プロシュートの塩味がアクセントになっていて，これも美味♪


カリカリのローマ風よりナポリ風の方が好きです☆

本場のナポリピッツァを食べることができて，大満足♪

2人合わせて，計29.7ユーロ。

内訳は，次のとおり。

COPERTO　　　2.0ユーロ
BEVANDE（白ワイン）　　5.0
PIZZE（マルゲリータ，マルゲリータ プロシュート）　10.0
PRIMI PIATTI（フェットチーニ）　10.0
SERVIZIO　　2.7


席は，右のテントみたいなのの中でした。

お店を出て，ナポリの街を散策。

14:00。


元旦だからお店はやっていないし。

卵城もお休みみたいだし。

ヌオーヴォ城から見えたヴォメロの丘がずっと気になっていたので，行ってみることにしました。


寝不足と靴擦れと疲労で頭があまり働かず。

兄にガイドを任せて，レッツゴー！

そして，ここからが今回の旅行で唯一・最大の失敗････。

カリタ広場から，トレド通りを北へ向かって。

ダンテ広場（Piazza Dante）に来ました。

右手に立派な建物。

多分，公立高校のConvitto Nazionale Vittorio Emanuele。



午前中から続く，靴擦れ。

どんどん痛くなってきました。


丘の上まで，歩いていけるかな。

まぁ何とかなるだろうと甘い考え。

これもまた失敗につながるのでした。。

トレド通りから名前が変わって，エンリコ・ペッシーナ通り（Via Enrico Pessina）へ。

ゆるい傾斜の道を直進。


ムゼーオ・ナツィオナーレ広場（Piazza Museo Nazionale）の前に，またまた立派な建物。

国立考古学博物館（Museo Archeologico Nazionale）。

見かけは派手なピンクで誤解されがちだけど，中身は硬派（？）

さらに北へと歩いて。

サンタ・テレーザ・デッリ・スカルツィ通り（Via Santa Teresa degli Scalzi）に入りました。


右手に，これまた派手な色の教会。

色使いが鮮やかなのは，南の地方だからかな。

それとも港町だから？

サンタ・テレーザ・デッリ・スカルツィ通りを，まっすぐ歩き続けて。

ヴォメロの丘は，まだなのかな。

両足が痛くて，歩くのが辛くなってきました。

先ほどのバス停のすぐ先。

小さな広場に白い胸像。

軍特有の帽子と台座の☆マーク。

著名な軍人さん？

さらに通りの名前が変わって。

Corso Amedeo di Savoia Duca d'Aosta。

道を渡って，反対側の歩道へ。


柵の向こうは，一段下。

サニタ広場の前。

青緑に金模様の立派なドームをもった教会。

名前は分からず。

そのままずっと歩いていると。

左手の建物の裏側。

ここにも大きなドームの教会。

マードレ・デル・ブオン・コンシリオ教会（Basilica dell'Incoronata Madre del Buon Consiglio）。

縦長の円形広場に出ました。

ここまで来ると人気0。

目に付くのは，路上駐車の車だけ。


それにしても歩道が汚れています。

紙くずやガラス瓶のかけらがちらほら。

はては，犬（？）のフ●まで；

広場の奥。

坂道が終わったと思ったら。

長〜い階段（笑）


靴擦れで足の指がじんじんするけど。

丘の上の絶景を見るために，がんばらなきゃ。

なんとか上りきったー！


階段の下を振り返ると。

さっきまで歩いてきた通りと街並み。

プチ絶景。

遠くから見れば，ナポリの街もいい感じ。

カポディモンテ通り（Via Capodimonte）に出て。

高台の上。

3階建ての豪邸。

ナポリの人は，ピンク色がお好き？


さて，次はどっちに行けばいいのかな。

というか。

ヴォメロの丘ってこんなに遠いんだっけ。

ここまで来たんだし，先を急ごう。

ちょっと不安になりつつ。


先ほどの場所から，直進。

さらに階段を上り，コッリ・アミネイ通り（Viale Colli Aminei）に出て。

V字路を右へ。


ローカルな路地裏。

突き当たりに，サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会（Parrocchia Santa Maria delle Grazie）。

かわいい黄色の壁。

入口の鉄扉には，流れ星のイルミネーション♪

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の前を左折。

次のV字路で右に曲がって。


立派な門がお出迎え。

ここがヴォメロの丘の上？


門をくぐって中に入ると。

素敵な庭園と石畳の道。

そして，ピンクの瀟洒な館♪

でも，ヴォメロの丘には，豪邸じゃなくて，要塞があるんだったような。

ガイドブックを見てみよう。

ふむふむ，なるほど，ここはカポディモンテ美術館･･･。


。・゜・(/Д`)・゜・。


ヴォメロの丘じゃない･･･。

道，というか，方角そのものを間違えていました･･･。


心が折れつつ，記念に中庭のオブジェをパシャリ。

六本木ヒルズのクモのママンにそっくり。

15:20。


靴擦れを我慢して歩いてきたのに。

もう歩けません，コーチ。。


美術館を鑑賞する気にもなれず。

兄を残して，一足先にNapoli Centrale駅へ戻ることにしました。


出入り口の道のはるか上空。

空模様もどんより重たい感じ。

南東の門から出て。

カポディモンテ通りを下ります。

丘の上だから，余計に強い風当たり。

負けるもんか〜。

急カーブの道の左手。

視界が開けて。


南西のほうに，きれいな形の丘。

建物をいっぱい乗せていて。

素敵な景色。

ちょっと元気が出ました。

大きなドームのマードレ・デル・ブオン・コンシリオ教会。

さっきは下から見上げて。

今は上から見下ろして。

色々な角度で街を見ることができるのが，丘のいいところ♪

道の向こう。

丘の上の邸宅。

またまたまたまたピンク色の壁。


あんなに見晴らしが良さそうなところに建っていて。

テラスからの眺望。

100万ドルは下らないかも。

空には真っ黒な雲。

車もライトを点けて，走っています。


丘と教会と坂道。

魅力的な風景。

お天気だったら，もっといい感じ。

また雨が降ってきました。

風が強くて，折り畳み傘が壊れそう。


先ほど上ってきた階段を下りて，右折。

このまま駅に戻るのはもったいないし。

目の前のマードレ・デル・ブオン・コンシリオ教会へ行くために歩道を歩いていると･･･。


見知らぬ車が横付け。

運転席には中年のメタボおじさん。

気味の悪い目つきと笑みで，おいでおいでしています。

車に乗れっていってるの？

怖すぎます･･･。


無視して歩いても，のろのろ車で追いかけてきて，手招き。

こんなときに限って，靴擦れで走れないし，他の車も人もぱったり通らず。

車に引きずり込まれたら，日本に生きて戻れないかも･･･と真っ青。

パニックになりつつ，しつこいお誘いを無視し続けていたら，ようやくあきらめたらしく。

そのまま丘の上へ，走り去っていきました。


ナポリの丘の変質者，がっでむ･･･！！

心臓のドキドキがすごい。。

人生で初めて死を感じた瞬間になりました（笑）

さらに，追い打ち。

元旦のためか，マードレ・デル・ブオン・コンシリオ教会はお休み中。


今日はとことんついていない日なんだね。

涙がポロリ。

ため息がハア。


けど，あんなに厚い雲でも晴れ間が指して。

ちょっとの間だけど，遠くの丘を照らしていて。

少し心が癒されました。

マードレ・デル・ブオン・コンシリオ教会を後にして。

時間もないし，寄り道しないで，Napoli Centrale駅へ行かなきゃ。


教会前の下り坂。

さっき変質者に声をかけられたところ。

あんなお誘いに，ほいほいついていく人はいるのかな。

ここまで来た道をそのまま逆戻り。

途中，左の路地を覗いてみると。

ちょっと汚くて。

ナポリ独特のすすけた感じ。

だけど，どこか味のある集合住宅。

黙々とまっすぐ歩いて。

パン屋さん発見。


色々なパンが無造作に置かれています。

一番上の棚のパン。

すごい大きさ！

痛む両足をずりずり引きずりながら。

ようやくエンリコ・ペッシーナ通りに戻ってきました。


石畳に車。

走りにくそうだけど，お洒落な組み合わせ♪

国立考古学博物館の前の交差点で，左折。

カブール広場（Piazza Cavour）に来ました。


国立考古学博物館の向かいの建物。

ここも，ピンク色。

こんなに派手な色なのに。

いやらしく見えないのが，ヨーロッパの不思議なところ。

靴擦れも限界。

ちょうど近くにナポリ地下鉄が通っていたので，利用することにしました。


長い階段を下りて。

Linea2のPiazza Cavour駅に到着。

地上と違って，ホームは新しくてきれい。

だけど，ここも人気がほぼ0。


待つこと10分少々。

Garibaldi駅行きの電車が来ました。

Linea2は，Trenitaliaが運営しているから，車体も巨大。

1つ目のGaribaldi駅で下車。

17:00。

階段を上って，Napoli Centrale駅に到着。

あ〜長い道のりだった！


集合時間に間に合って，一安心。

後は兄を待つだけ。

17:30。

兄と無事合流。

カポディモンテ美術館で別れた後，兄はチンピラ2人にからかわれたみたい。

兄弟そろって，絡まれ体質？


17:54。

Class2，11両目の55・56番。

Roma Termini駅行きのES9452に乗って，ローマへ戻ります。


消化不良で終わったナポリ。

ヴォメロの丘，サンタ･ルチア港，卵城，王宮，地下遺跡（ナポリ・ソッテッラネア）･･･。

怖い目にあったけど，行きたいところはたくさん残ってるし。

いつかまた来るね♪

19:15。

Roma Termini駅に戻ってきました。


イタリア旅行最後の晩餐は，駅近く。

ダニエーレ・マニン通り（Via Daniele Manin）にある，Ristorante il Secchio。


疲れて食欲がなくても，ビールは外せません♪

ミネストローネも注文。

野菜たっぷりでヘルシー。

兄が頼んだパスタ。

一口ずつ分け合いっこ。

牛の胃袋ステーキ。

レモンを絞って，いただきます。

シンプルな味わい。

ちょっと量が多かったかも。

20時過ぎ。

お会計を済ませて，お店を出て。

2人合わせて，40ユーロくらい。


日本語メニューがあって，助かりました。

お味・雰囲気はまあまあ。

もう少し奮発して，美味しいお店に行けばよかったかな。

ホテルに帰る前に。

Roma Termini駅構内へ寄り道。


途中，愛くるしいぬいぐるみが並ぶお土産屋さんを発見。

サンタさんが出迎えてくれます♪


卒業旅行のときも利用したスーパー　CONADで，最後の買い込み。

実家用に，スナック菓子とクノールのインスタントスープを購入しました。

21:00。

ホテルに帰ってきました。

ようやく靴を脱ぐことができて，すっきり。

疲れた体に暖かいシャワー。

癒されます♪


楽しい時間はあっという間。

明日はついに帰国。


夜中まで出歩いていたいけど。

旅の疲れがどっと出てきて，眠いので。

早めにお休みなさいzzz