2009/07/14 - 2009/07/14
88位(同エリア106件中)
まみさん
2009/07/14火 リヴィブ観光1日目
・オペラ座前広場(スヴァボーディ広場)
・民族博物館(スヴァボーディ通り)
・民俗・美術工芸品博物館(スヴォボーディ通り)
・大聖堂
・リーノック広場と市庁舎の塔
・民俗・美術工芸品博物館(リーノック広場10番地)
・市内観光バス(英語解説テープ付)
・聖ミカエル教会(坂の階段の上)
・ドミニカン聖堂
アルメニア教会はこのとき入口を見つけられず(泣)
【リヴィブ泊:ホテル・ウィーン】
リヴィブに2つある民俗学・美術工芸博物館。
スヴァボーディ通りとリーノック広場にあります。
前者では、1番楽しみにしていたのにピーサンキ・コレクションにお目にかかれなくてがっかりしたましたけど、現代美術工芸品にほんくほくできました。
後者では、ウクライナの別のガイドブックにも乗っていなかった素朴派画家に出会えました。
「地球の歩き方」でもひとこと紹介されていた素朴派画家のマリア・プルマチェンコは、こういう言い方は失礼かもしれないですが、ウクライナ版グランマ・モーゼスっぽいです。
マリア・プルマチェンコはそれに加えて、おそらくウクライナ民話をベースにしたと思われる彼女独特の童話の世界があります。
リーノック広場の民俗学・美術工芸館で見つけたイヴァン・スコロズドラ(と読むのかな?)の絵は、さらにさらにウクライナ色たっぷりでした。
ウクライナ昔話や絵本による歴史物語という本があれば、その挿絵画家に選ばれそうです。
キエフで見るまでてっきりタタール人かと思っていたコサック・ママーイ、すなわち独特の弁髪とチョビひげのウクライナ・コサックや彼らを囲む村人たちが、実に愛らしく明るく描かれています。
建物の外にわざわざ宣伝の垂れ幕があったので、常設のコレクションではなく、特別展でしょう。
常設コレクションらしき中世の家具や陶器も悪くはありませんでした。ただ、ああいうのは、ほんとはガイドの解説が欲しいです。
展示品が示す重要な情報は、ほんの数パーセントも私には伝わっていないでしょう。
そしてきっと、ウクライナ民話をモチーフにした今回の特別展の素朴派の絵画もウクライナの民族の歴史を下敷きにしたような絵も、そこに込められたメッセージの大半を私は知らずにスルーしているでしょう。
でも素朴派絵画は、よく分からなくても眺めているだけで癒されます。
それになんとなくウクライナ色が感じられるところも大満足です。
しかもそれを、じゃんじゃん写真に撮って帰れたので、帰国後もじっくり眺めることができますし、こうやって日本であまり紹介されていないウクライナ・アートを紹介できるのも嬉しいです。
※2009年ウクライナ旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2009年ウクライナ旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10359084/
詳細版「2009年ウクライナ旅行の詳細旅程」(もう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」より)
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2009/07/2009-2271.html
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リーノック広場10番地の民俗学・美術工芸品博物館
派手な入口はギフトショップです。博物館はその隣のドアから。
ここも入場料は5.00フリヴニャで、写真代も5.00フリヴニャとオトク@
(2009年7月現在、1フリヴニャ=約14円で換算)
17時15分発の観光バスに乗ろうと思ったのですが、それまで1時間近く時間があったので、急いで回った博物館です。
でも、充実したコレクションとすばらしい素朴派絵画を鑑賞でき、写真もたくさんゲットができました。 -
イヴァン・スコロズドラ(Ivan Skolozdra)のポスター
これです、癒しの素朴派絵画。 -
まさかバイキング船?
まずは民俗コレクションから。 -
タペストリーや中世の家具
家具コレクションは、この屋敷のものだったかもしれません。
たぶん、ポーランド王国時代か、ハプスブルグ支配下の裕福な商人か貴族あたりのものではなかろうかと推測。 -
きっとたくさんの秘密の引き出しがある中世の家具
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近代くらいの家具でしょうか
きっとオーク材とか、今では非常に貴重で高価な木材が使われているのだと思います。 -
タペストリーが見事!
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中世から近代くらいのベッドやストーブのある部屋
さきほどのタペストリーのある部屋です。
このくらいの時代の貴族か裕福な商人の家で、一部屋が書斎もベッドルームも兼ねているのは、ちょっと珍しいかも、と思ってしまいました。 -
戸棚の上の王冠チェックな燭台
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陶磁器コレクションより
朱色が鮮やか!
絵柄が東洋風ですが、日本の伊万里焼とかではないでしょう。中国製かな。 -
とっても気に入ったティーセット
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2階では、まずは鉄製品のコレクション
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ここからは、ウクライナ素朴派画家イヴァン・スコロズドラさんの絵を撮りまくりです。
室内ミニ・コンサートかな
この先の絵画の写真コメントはあくまで私のコメントで、絵画につけられた正式なタイトルではありませんので、あしからず。
タイトルはウクライナ語でしか書かれていなかったし、1枚1枚タイトルを確認して書き留めるよりも、ぱっと見て気に入った絵の写真をどんどん撮る方を優先させました。
フラッシュ禁止で、それほど明るい室内ではなかったし、ガラスの額に自分の映り込みが入るのを防ぐために離れた位置から望遠で撮りましたので、毎度、手ぶれ警報が出ました。
なのでタイマー撮影して、できるだけ手ぶれのない写真をゲットする努力をしました。
また、ガラスの額に入っている絵は室内の明かりが反射して白光りしてしまうので、斜めに撮ったりしました。 -
風車のある春の村
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敵を倒したウクライナ・コサック
倒れている敵はモンゴル兵かな。 -
求愛するコサック、あるいは音楽を奏でるコサックとそれに合わせて踊るウクライナ美女
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村を眺めながら飛ぶ
まるで童話の挿絵のようです。 -
正直者のウクライナ人のもとに水の精がやってくる!?
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孔雀? 伝説の火の鳥?
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モンスターたちの陽気な宴の夜
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この世の美しいものをキャンバスに
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赤いブドウのような実のなる木の下で、ウクライナの紋章「トリーズッブ」(三つの歯)を抱えて記念撮影!?
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きっと画家の母か恩師か、愛する妻でしょう@
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森で暮らすチョビ髭おやじと奥さんと息子
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村の女性たちが井戸端で噂話に花を咲かせる
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緑あふれる村の道を行く
───でも、女性に馬車を引かせる図って、どうよ? -
カラフルな街の人々の憩いの花のあふれる……公園?
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詩人の死
これはタイトルを確認したかも。 -
温かい家族との憩いのひととき
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コサック・ママーイを囲んで
コサック・ママーイとは?
ウィキペディアフリー百科事典からの抜粋引用をもう一度掲載します。
「コサック・ママーイは、ウクライナの伝統美術におけるコサックの理想像である。ウクライナの守り神、ウクライナ人のシンボルとされる。コサック・ママーイの絵画は、18世紀から20世紀にかけてウクライナの民家においてイコンと同様に扱われ、神聖視された。
(中略)
絵画におけるコサック・ママーイは、樫の林で愛馬の隣にあぐらをかき、ウクライナの楽器であるバンドゥーラを弾く姿で描かれることが多い。彼は東洋風な上着(ジュパーン)を着、広々としたズボン(シャロヴァールィ)と錦の長靴をはいている。頭にはコサックの前髪(オセレーデツィ)、顔には長い口髭、口には長いコサック・パイプ、周りには槍が据えられ、ウクライナ酒(ホリールカ)の酒瓶と酒杯が置かれている。
コサック・ママーイの絵画に描かれているものは、それぞれの意味を持っている。バンドゥーラはウクライナの歌、馬はウクライナの自由、樫はウクライナのしぶとさを象徴している。酒瓶・酒杯が埋葬品としてコサックの墓に入れられ、槍がコサックの墓の上に立たされることがあったので、槍・酒瓶・酒杯は人生の儚さと死の覚悟を表している。
(中略)
コサック・ママーイの絵画は、ウクライナ人の民家でのお守りのような役割を果たし、戸・壁・窓際・櫃・食器などの家庭品に描かれた。(後略)」
(ウィキペディアフリー百科事典より)
同じ引用を他の写真コメントにも載せています。
ウクライナ・コサックは、外国人から見た日本のサムライのような存在ではないかと思います。
独自の服装や髪型、そして正義のために死を恐れない生き方や世界観など、ウクライナ研究者やウクライナ人の中で日本を知る人たちの間では、この両者に共通点があるといわれているそうです。
ウクライナ現代アーティストの陶器の絵の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16937957/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ旅行第2日目(7)キエフ:ウクライナ歴史博物館(3)盛りだくさんで最後はバテた&その後」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10368092/
コサック・ママーイがモチーフの木彫りプレートの写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/18408814/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ旅行第10日目(3)リヴィブ:常設展は物足りなかったけど特別展が充実していた、スヴォボーディ通りの民俗・美術工芸品博物館
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10414987/ -
キリストの最後の晩餐
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イエスの誕生
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冬の女王のおでまし?
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ピーサンキ(イースターエッグ)で飾られた木を囲んで
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美しい笛の音に惹かれて
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兵士の帰還?
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空飛ぶ馬に乗って、愛の女神が恋人たちを祝福する
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孔雀のお告げを拝聴!?
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三日月の夜の恋人たちの逢瀬
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働き者の娘さんに花を
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たくさんの壷人間は、誰かさんのオマージュ?
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楽園のような農家に守られた少女
門の柱には守り人の顔? -
農作業の合間に、コサック・ダンス@
ウクライナ旅行中、ぜひコサック・ダンス・ショーのようなものが見たかったのですが、チャンスに恵まれませんでした。
そもそも、どこでそういうショーの情報が得られるか分からなかったので。
キエフに行けば分かるかと思って、下調べ不足でした。 -
町の結婚式
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村の結婚式
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村のカップルが池のボートでデート
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町のカップルが池のボートでデート
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求愛!?
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歌って踊って飲んで@
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博物館の出口にあった、ステキな鉄細工(一部)
見学時間は、16時25分から17時5分でした。
「2009年ウクライナ旅行第10日目(2)リヴィブ:ポーランドやハプスブルグ帝国支配時代を偲ばせる華やかな街並み・後編」の後半にもどる。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10414986/
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