1983/12 - 1983/12
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がおちんさん
高校3年生の冬、通学のバス車内で見た「ロンドン・パリ18万円」のツアー広告。
当時、熱烈なジム・モリソンのファンだった私は、彼の墓があるパリへ行きたくなってしまいました。
格安航空券の無い時代、ヨーロッパへ18万円という金額は魅力的でした。バイト先の先輩も興味を示し、3人で参加することに。
これが初めての海外旅行となりました。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
成田からアンカレッジ経由でロンドンへ。
雨のロンドンは寒くて、陰気臭い街だ。
バスの窓からビッグベンが見えた。イギリス紳士は本当に傘をささずに濡れたまま歩いている。
名物のフィッシュ&チップスは、骨が入ったままだということを知った。 -
観光に興味の無い私は、ピカデリーサーカスからカーナビーストリートへ。
ロック少年の心をくすぐるアイテムが沢山あって楽しめた。
パンクムーブメントは終わったはずだが、未だにパンクファッションの人を多く見かけた。
さすが本場は迫力あるなー。 -
キングスロードで古着のコートを買う。
ずっしりと重いが、大のお気に入りとなった。
また、靴屋では気に入ったデザインのサイズが無い。
モヒカン頭で大きな耳輪をつけたパンク姉さんの店員は、見た目は怖いがとても親切。
「多少小さめだけど、買うよ」と私が言ったら、彼女は首を振って、「いや、あなたは買うべきじゃない。明日パリへ行くのなら、そっちで探せばいい」と売ってくれなかった。
これがロンドンで一番印象に残った出来事。 -
パリへ移動。
写真で見る上品な華やかさとは違い、現実のパリは埃っぽさと犬の糞が目立つ街。そこが気に入った。
まるでゾンビのような金持ち婆さんが、シャンゼリゼのカフェで格好つけて坐っている。これも気に入った。
アラブ人街やアフリカ人街の、エスニックな雰囲気も気に入った。
食堂でクスクスを食べていたら、店員が出てきて、「ブルース・リーは最高だ」と握手され、ジュースをおごってくれた。(リーは日本人じゃないけど・・・) -
パリ滞在中、クリニャンクールには2回行った。
残念ながら写真は撮っていない。
蚤の市をブラブラ歩くのが一番楽しかったかもしれない。ここで買ったアンティークの絵はがきや、古いロザリオは、今でも持っている。
中古レコード屋をはしごするのも楽しかった。私が他の店で買ったレコード袋の上に、自分の店の袋をかぶしてしまうのが笑えた。
古いミニカーを売っている爺さんがいたが、何度値切っても80フランと言ってきかない。翌日、再び蚤の市に行った時は私を見つけるなり「80フラン」と言いやがった。でも結局買わなかった。
また、日本赤軍の重信に似た日本人女性がアクセサリーを売っていて、彼女からもらったタバコがハッシシ入りで頭がふらふらになってしまう。 -
翌日は友人の付き合いでベルサイユ宮殿へ。
カルネでメトロに乗って、途中の駅で乗り換えたまではいいが、改札が無いので、そのまま駅の外に出てしまった。
どーなってんだ?
帰りはちゃんと切符を買って帰る。 -
美しいベルサイユ宮殿も、高校生のロック小僧には猫に小判。
マリーアントワネットの部屋と、彼女は坐った状態で眠っていたという点のみが印象に残る。 -
絵葉書を売っているダイナマイトボディーの金髪姉さんからウインクと「チュッ」と投げキッス?される。
なぜそうされたのか解からないで戸惑う私。
しかも釣り銭の数え方がトロすぎる。
フランス人は何だかよく分からない。 -
そして、いよいよ念願のジム・モリソン参りへ。
意気揚々、ペールラシェーズに向かう。友人の一人も同行を希望したので、2人で行くことにする。
しかし当時は、「ジム・モリソンの墓はパリのペールラシェーズにある」とだけしか知らなかった。現地の情報も何も知らずに、行けば何とかなると思っていた自分が怖い。
ま、実際に何とかなったけど・・・。
(写真は、サンジャック通り) -
地下鉄でペールラシェーズ墓地に行くが、あまりに広大で途方にくれる。これじゃ、とても探し出せない。
門番の所に行き、「シルブプレ」と言ったまではいいが、フランス語は全く分からない私。
すると門番のオジサンは私の顔をジッと見て、
「ジム・モリソン?」と言った。
「ウイ!」、どうしてわかったんだ?
この墓地にはショパンやモディリアーニなどの著名人が大勢眠っているそうだが、私がジムを訪ねに来た事を見抜いた門番オジサンの千里眼はさすがだ。
所々にある《 →JIM 》という落書きを追って行けば着くという。
ワクワクしながら、歩き出した。(写真は一緒に行ったMさん) -
落書きを追って歩いていくと、ドアーズの音楽が聞こえてきた。そして、ついに見つけた。
ジム・モリソンの墓だ。
音楽は地元のファンがラジカセを鳴らしているのだった。彼らは私達が日本から来たと知ると、
「日本でもジムは有名なのか?」と驚いていた。 -
ジムの墓には沢山の花が飾ってあった。
私も果物(みかん)を供え、タバコを一服させてやる【表紙の写真】
ここに着くまで、ずっと頭に流れていたのは、
「Riders on the Storm」。 -
ああ、やっと会えた。
遠い日本からやって来たぜ、ジム!
以上、懐かしい青春の思い出でした。
ロンドン・パリ旅行記 1983、終わり。
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