タイランド、序章。

2009/09/17 - 2009/09/23

2003年春、けっこう気に入った大企業に所属していた。突然のレイオフに遭遇し、1ヶ月たったとき、何年かぶりに、タイだよね。と、プーケットからバンコクに向かった。暑さと、妖しさと猥雑、厳しさと微笑みの国であることだけは知っていて、中年にさしかかった僕でも、案外受け入れてくれる場所でもあるしと楽観していた。
今年で、２０回目のタイランドは、多くの紀行文で描かれるように、心地よい。いまだそれを、うまい文章にできなくてもどかしいし、でも、写真に頼ればなんとかなる。

エリア タイ

• 航空会社: バンコクエアウェイズ

とてもバンコクから遠く、あまりに遊ぶところがない。だけど、こんな夕日は見たとがなかった。南国のゆったりとした日没に1時間も付き合って、何年かぶりに泣きそうになる。不覚にも、この夕日に今回の気分は集約されてしまったようだ。チャーンアイランド、恐るべし。

この島の旅が楽しいかどうかは、ホテルが鍵になりそう。大手はまだまだ建設されていなくて、素朴なリゾートホテルが多い。日本人も、ぜんぜん出会わない。夕日と海があればいいなら、ここはいい。

帰国前の夜は、バンコクのクラブ（＋ライブハウスの複合体）で踊る。「こんどいつバンコクに帰ってくるの？」馴染みの常連さんに声をかけられる。また来ようと想ってしまう。とてもしたたかな、微笑みの人々の一言は、とても心に染みる。故郷のスナック、なじみのお店、そんな感じです。