2009/11/19 - 2009/11/19
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ぺこにゃんさん
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西穂高岳旅行記第二弾です。
西穂高口駅展望台で北アルプスの冬景色を見たのち,西穂丸山(2452m)を目指し,雪山を登って行きました。
山々を隠していた雲はどこかへ行ってしまい,眺望は良好。
曇り空だったので,まるでモノクロ写真を集めたような旅行記になってしまいました。
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展望台から登山口へと降りてきました。
ここからスタートです。
目標地点は西穂山荘の少し先,標高2452mの西穂丸山です。 -
積雪量は30cmもないぐらい。
立山に行った時に比べれば大したこと無いです。
登山道に足跡が残っていたので,苦も無く歩いて行きます。 -
途中で小動物の足跡らしきものを見かけました。
クマさえでなければ大丈夫です。 -
木々にも雪は積もっていました。
雪道は足元ばかり気にしてしまいますので,垂れ下がった枝に何度もぶつかりました。
その度に雪をかぶり,時には背中へ。
冷たかった… -
展望台で見たときは,薄っすらと雲がかかっていた槍ヶ岳もはっきりと見えるようになっていました。
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森の中を歩いていくので,西穂高岳も山頂部が少し見える程度。
少し物足りないですね。 -
まるでモノクロ写真のようですが,カラー写真です。
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ところどころ視界が開けるところがあります。
そこでは撮影タイム。 -
西穂山荘はまだまだ先です。
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視界が開けたところから。
双六岳,弓折岳,樅沢岳(もみさわだけ)も見えるようになっていました。 -
木々を見下ろします。
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笠ヶ岳と抜戸岳(ぬけどだけ)も綺麗に見ることが出来ました。
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登山口からはしばらくアップダウンを繰り返しながら,トータルでは下ってきました。
残り1kmあたりからは登りが続きます。 -
登山道を歩くのは迷わなくていいのですが,困ったところもあります。
写真の雪が盛り上がっているところは木道があります。
ただ,足跡は木道の間にあり,ここを歩くとズボッと足をとられました。
確かに山盛りの雪の上を歩く人は少ないでしょうけど,少し危なかったですね。 -
途中からはひたすら森の中を歩くことになります。
鳥の鳴き声が聞こえてくるのですが,姿は見えず。 -
スタートから約50分。
西穂山荘が見えてきました。 -
西穂山荘到着です。
ここからの景色は遮るものが多くイマイチだったので,早速丸山へと向かいました。 -
5分ほどで丸山らしきところに到着です。
詳しい場所はわからなかったですが,ケルンがあったので,ここが丸山なんでしょう。 -
ここで早速面白いものを見つけました。
「えびのしっぽ」と呼ばれるものです。
雪や過冷却した水滴が,樹木や岩に付着したもので,その形状が「えびのしっぽ」のように見えることからそういいます。
風上に向かって結氷が伸びてくるのも特徴です。 -
木もこんな感じになっていました。
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では,景色を見ていきましょう。
まず丸山の先にあるのは,西穂独標(2701m)。
そしてピラミッド形状のピラミッドピーク,と西穂高岳山頂(2909m)が見えます。
近そうに見えますが,西穂独標までは1時間ぐらいはかかりそうです。
西穂高岳の右側には前穂高岳(3090m),そして明神岳(2931m)が見えます。
これらの山々は上高地からも見ることが出来ますね。 -
西穂高岳から反時計回りに見ていきます。
樅沢岳(2755m),双六岳(2860m),弓折岳(2592m),そして抜戸岳(2813m)。
槍ヶ岳は西穂高岳の陰に入って見えないです。 -
抜戸岳の左には笠ヶ岳(2897m)。
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錫杖岳(2168m),大木場ノ辻(2232m)があり,はるか遠くに白山。
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白山の左手前が高山市街。
その左手には輝山(2063m)。
てらしやまと読むそうです。 -
輝山の左には焼岳(2455m),その背後には乗鞍岳(3026m)が見えます。
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焼岳の左下には,上高地の大正池が見えました。
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そして霞沢岳(2646m)。
上高地の梓川沿いを歩いていると見える山ですね。 -
明神岳,前穂高岳を見て…
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再び西穂高岳。
360度の大パノラマです。
曇り空なのが残念で仕方ありませんでした。 -
明神岳,前穂高岳が見えにくかったので,先に進んでみました。
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場所を変えると上高地も良く見えました。
大正池方面です。 -
この木にもえびのしっぽが。
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前穂高岳,明神岳の姿が良く見えるところに来ました。
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山をたどっていくと…
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上高地,明神橋付近につながるのでしょう。
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上高地をアップで。
何も目印となるものが見つからなかったので,正確な場所はわかりませんでした。
今年の初秋に上高地に行きましたが,そのときはこのあたりから明神岳を見上げていたんですね。 -
さて再び西穂高岳にカメラを向けます。
西穂独標です。
本当はここまで行きたかったのですが,冬という季節を考えると無理をすべきではないと思い,断念しました。 -
ピラミッドピークと山頂をアップで。
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この位置から再び周りを見渡します。
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上高地,大正池をアップで。
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上高地をアップで。
建物はホテルかな? -
丸山での滞在時間はわすが20分。
限界でした。
何が限界だったというと,手の冷たさ。
手袋を二重にしていたのにだんだんと指先の感覚がおかしくなっていき,凍傷になるかもと思うぐらいになりました。
風が強いのは想定内で,防寒対策はバッチリだったのですが,まさか手袋でミスをするとは無念。
本当はこの丸山付近でライチョウを探したかったのに… -
最後に主要な山々をアップで撮って,引き返します。
乗鞍岳です。
展望台からは裾野しか見えないので,全体を見たければここまで登ってくる必要があります。 -
焼岳です。
拡大すると噴煙が見えているみたいです。 -
そして白山。
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場所によっては左俣岳(2674m)も見えました。
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丸山から西穂山荘を見下ろします。
奥には焼岳と乗鞍岳。
このあと,再び展望台へと引き返しました。
つづく。
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この旅行記へのコメント (5)
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- zzr-cさん 2010/03/14 18:27:56
- えびのしっぽ
- ぺこにゃんさま こんにちは
zzr-cです。
はじめて知りました。こういう風と雪の多い所で起きるものなんですね。
見ていて思ったんでいが、ぺこにゃんさん登ってませんか?
この雪深いところを。
登山されるんですね!
どおりで、霧の中で立ちつくされたことがあるということでしたが
納得です。
雪の山の写真は明るい分木々が良いコントラストになりますね。
zzr-c
- ぺこにゃんさん からの返信 2010/03/14 23:23:02
- RE: えびのしっぽ
- zzr-cさん,こんばんは。
> はじめて知りました。こういう風と雪の多い所で起きるものなんですね。
>
> 見ていて思ったんでいが、ぺこにゃんさん登ってませんか?
> この雪深いところを。
>
> 登山されるんですね!
えびのしっぽは,私もこのとき初めて知りました。
面白い現象ですよね。
登山が趣味というより,壮大な景色が好きなんです。
そのためには山登りも仕方ないと思っています。
でも,乗り物で上まで行けるなら利用しますよ。
楽ですから。
曇り空では灰色の世界です。
雪の白さは青空に映えるんですよね。
このときはそれを実感しました。
ぺこにゃん
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- ゆうこママさん 2009/12/30 20:46:45
- 白山
- 白山までも見えるのですね。
厳かな心地になります。
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- ゆうこママさん 2009/12/30 20:45:44
- 乗鞍
- おお〜、すばらしい。
拍手です。
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- ゆうこママさん 2009/12/30 20:41:48
- えびのしっぽ
- 初めて見ました。
こんな現象があるのですね。
ぺこにゃんさんのおかげで勉強になります。
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