泉州への旅 ― 昔日の海のシルクロードの港を訪ねて ②　

2009/11/27 - 2009/11/29

泉州に出かけようと決めた時、泉州に関する日本語によるガイドブックも情報もほとんどなく、少々不安でしたが、幸いにして中国語で書かれた案内書を見つけることができました。この本を参考にして、街を歩くことができ、大変役に立ちました。

エリア 中国

崇武古城から「洛陽橋」へ移動しました。洛陽橋は又の名を「萬安橋」といい、南側が泉州市、北側が恵安県につながっています。
この橋は1053年に着工され、６年後に完成しました。以来900年以上の歴史を有します。

この橋の傍らには、橋の建設に携わった泉州の長官蔡襄の石像が立っています。

石像のすぐそばに小さな五重塔が立っています。

洛陽橋は地元の人々にとっては毎日の生活に必要なものです。

「萬安橋」と書かれた石碑が泉州市側にあります。

橋の真ん中あたりに、「晋恵安界」と書かれた文字があります。これは「ここから恵安に入る」という意味だそうです。

一旦ホテルに戻り、しばし休憩の後、ホテルの隣にある「海外交通史博物館」と「泉州伊斯蘭文化陳列館」に出掛けました。
この写真は海外交通史博物館です。泉州と海外の国々との船を通しての交流をテーマにした展示が中心で、琉球（沖縄）との関わりを示す資料も多いのが特徴のひとつのようです。

福建省は沖縄との交流がかなり盛んでした。この地でなく亡くなった琉球の人々のお墓があちこちにあるようです。これはそのお墓の墓碑銘です。

これは墓碑銘です。清時代ものので、夫婦の名前が書かれています。

泉州にはイスラム関係の施設やモスクなど何箇所もあります。こちらは「泉州伊斯蘭文化陳列館」です。

泉州に初めてやって来たアラビア人の銅像です。

ここは「清浄寺」という中国で現存する最も古いモスクです。

清浄寺の隣に新しくできたモスクがあります。