2009/07/23 - 2009/07/25
64位(同エリア1019件中)
kumさん
シチリアの南東を少し内陸に行った所にカルタジローネ(Caltagirone)という山の上の小さな町がある。
カルタジローネは陶器の町として知られ
タイルで飾られたラ・スカーラと呼ばれる大階段がある。
この大階段で年に一度、聖ジャコモ祭に合わせて
キャンドルによるイルミネーションが行われる。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- レンタカー
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-
この町のことはシチリアに関して情報収集をする中で初めて知った。
ちょうど私たちが旅行している期間にラ・スカーラのイルミネーションがあると知り、旅程に組み込むことにした。
宿はラ・ピロッツァ・インフィオラータという町の中心部にほど近い場所にあるB&B。
駐車スペースも近くにある(但し、専用ではない)。 -
おかみさんは英語があまりできないけれども、とてもよくしてくれた。
朝食のパンも種類が多くて楽しい。
ここには2泊した。 -
町は17世紀末の地震により一度半壊した。
その後バロック様式の町を建て直した。
現在、ノートなどと一緒に世界遺産に登録されている。 -
まずは腹ごしらえ♪
B&Bのおかみさんにオススメしてもらった近くのリストランテに行く
La Piazzella
地元民で賑わっていました♪ -
たらふく食べたら、お祭りを楽しみに町に繰り出す。
明かりが点いている厨房を覗くと
アランチーニ(ライスコロッケ)の仕込み中♪
お祭りの夜にご苦労様です! -
お菓子の量り売り屋台
グミなんかが売られている -
光のアーチで飾られたメインストリート
イベントが行われる公園にみんな向かっている -
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冷え冷えプリーズ!
夏の夜祭りは古今東西似た雰囲気を感じますねぇ -
でも、さすがイタリア。
警察官が知り合いと会ったのか
楽しそうに談笑している^^;
勤務中でしょー? -
アジア人は私たち以外、見かけなかった。
珍しいからか、手を振ってくれたので写してあげました(笑) -
花火まではまだ時間があったので
バールで時間をつぶす
私たちに興味津々の女の子
水槽とか窓の外を見るふりしながら
だんだん近づいてきた^^ -
ついに私の席までキター
少しポチャ目ですが、そこがまたかわいいねぇ。 -
花火が始まったので外へ。
またもやかわいい子、発見!
(注:私、別にロリじゃないですよ…) -
花火自体は日本に敵うべくもないけれども
小さな古い町で見上げる花火もまたいいものです。 -
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ってなところでカルタジローネの一日目終了
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カルタジローネ 2日目
この日は車でラグーサとモディカに行くことに。
でもその前に少しカルタジローネの町を歩く。
さすが陶器の町。
町のあちこちがタイルで飾られている。
でも、可哀相に落書きされてウサギの耳がついているお兄さん。。 -
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大階段の正式名称は
サンタ・マリア・デル・モンテ -
階段は142段あり、各段差をタイルが飾る。
イルミネーションは赤と緑と白のキャンドルによって形作られる。
デザインは毎年異なるらしい。 -
段ごとにタイルのデザインも全部違う
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ラクダと象というエキゾチックなデザイン
シチリアの至るところにアラブ様式の影響が見受けられるが、その一端がここにも。
ちなみに、この町はもともとアラブ人が城を築いた場所であり
「カルタジローネ」という町の名もアラビア語で「壺の丘」という意味らしい。 -
大階段に面した陶器屋さん
階段を登って来なきゃいけないから、通うのは大変かも〜 -
手前のタイルは良いとしても、
上の段のタイルはちょっと微妙だぞ。
ドラゴンがガオーとしてるけど
目がかわいすぎだろ。 -
聖母子もタイルで
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陶器屋さんの入り口
この脚3本の飾り、あちこちで見かけたんだけど
なんなのでしょうか??
なんか意味があるのかしら?? -
142段の階段もキョロキョロしながらだと意外と楽勝でした。
これが最上段のタイル
十字架を両側からドラゴンが支えているデザインと思われます、、、が、これもドラゴンがお粗末すぎだろー。
最上段なんだから、ビシっと決めてよ。 -
階段を登ったところにある建物
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所々使われているターコイズブルーが美しい
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このくたびれた感じの街並みがまたいいんだよなぁ。
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建物の外壁に飾られているタイル
大階段が見えるのでカルタジローネを描いたもののよう。 -
うらびれた街並みを求めて細い道に入っていく。
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空き家も結構多そう…
壁の隙間に鳩が住み着く -
見晴らしの良い場所まで来て、町を見下ろす
ごちゃごちゃしているんだけど味があって好きだなぁ。この街並み。 -
-
この日も日差しが強く、暑かった。
なので、昼間を人通りが少ない。 -
教会の飾りもセラミックで
-
17世紀の地震後、再建されてから数えても300年以上経つ街並み
狭くて、坂の多い不便な場所だけど、
ここら辺の家の住人は先祖代々ここに住んでいるのかなぁ。 -
ラグーサとモディカから戻ってくると既に夕暮れ。
他の3人は陶器屋でお土産を物色するとのこと。
私は買いたくなっても持ち帰れないので(3人と別れたあとも旅が続くから)、物欲を刺激されないよう陶器屋にはあまり近づかないように別行動。
夕暮れの街並みを一人散策する。 -
この日はいよいよ大階段のイルミネーションが灯される
広場には大勢の人が既に集まっていた。 -
鐘楼が美しい教会
結局、この町では教会など建物の内部は全然見なかった。
見所となる有名な建物があるというよりは、町全体として趣があるので、プラプラ歩くだけで私は満足だった。 -
-
細い路地が本当に美しかったです。
でも迷いこむ時間もないので大通りに戻る。 -
昨晩通った道
まだイルミネーションは点灯していない -
教会の鐘
-
橋から見下ろす街並み
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この橋もタイルで飾られている
おそらくこれがカルタジローネの紋章なのでしょう。
大階段の最上段のタイルよりもだいぶカッコイイ。 -
橋の上から見た夕焼け
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待ち合わせ時間が近づいてきたので町の中心に戻る
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一斉に飛び立つ鳩
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広場まで戻ると、セレモニーが始まっていた。
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そして、ラ・スカーラとキャンドル点灯☆☆
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点灯後でも階段を上り下りできる。
そこら辺の縛りのなさが日本と違ってイイ。 -
作りは至ってシンプル
筒型の色紙の中にキャンドルをいれているだけ。 -
でも火が揺らめいてとても風情がある。
-
キャンドルの優しい灯りが古い街並みに合っている。
日本の神社やお寺の夜祭りも大好きだけど
この小さな町の夜祭りも少し切なく、たまらなく好き。
こうして4人の旅の最後の晩は更けていきました・・・
翌日からは3人と別れて一人で旅を続けます。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- romanさん 2009/12/16 00:24:04
- 小さな町での素晴らしい出会い☆
- kumさん こんばんは〜。
いつも素敵な所ばかりに行かれてますね!
アジア人は、kumさん達だけだったんですね。
(注:私、別にロリじゃないですよ…)
このコメント、受けました。(笑)
女子でも可愛い女の子は、素直に可愛いのよね。
陶器の町のタイルのユルさも、なんだか和みますね。
全てがタイルで表現されてて、暖かな街並なんでしょうね。
さまざまな路地にせつない夕陽の美しさに
一斉に飛び立つ鳩の並びは、
まるで映画を見ているかのようだわーーー!
そして、ラ・スカーラとキャンドル点灯★
素敵なイベントに遭遇出来て、私迄こうして拝見出来て
幸せですーーー!
なんてロマンチックなイベントでしょう!
あ〜、シチリア島にいつか行きたい。
ろまん
- kumさん からの返信 2009/12/16 03:39:52
- 片田舎、されど…
- romanさん、こんばんは!
ご訪問及び書き込みを有り難うございます♪
2日目は日本人カップルが同じ宿に泊まっていたのですが
その二人以外はアジア人を全く見かけませんでした!
高校生くらいの男の子二人に「一緒に写真撮って!」って言われちゃいましたから!(笑)
でもみんないい人達で本当に楽しかった〜。
> あ〜、シチリア島にいつか行きたい。
romanさんは、私と萌えポイントが結構似ているので
ぜーったいシチリア好きだと思う!
是非ともいつか行ってみて下さい!
シチリアに限らずイタリア(というか他の国も)はどこもそうですが
メジャーな観光都市は当然それなりの良い所が当然ありますが
マイナーな町・村ほど変に観光地化されていなくて
その土地らしい味があるなーと思います。
カルタジローネという町も全く知らずに行ったけど
思い出すだけで切なくなるくらい良かったです(別に何もなかったですよ(笑))
kum
-
- ショコラさん 2009/12/15 15:12:42
- 素敵なお祭り♪
- kumさん、お久しぶりです。
シチリアに行かれていたのですね〜。
カルタジローネのキャンドルのイルミネーション、すごく綺麗!!
町の雰囲気にとても合ってる〜。こういうお祭りがあるって、まったく知りませんでした。町のあちこちにタイル装飾がほどこされていて、さすが陶器の町!
去年、わたしもシチリアに行ったのですが、日程の都合で西海岸だけしかまわれませんでした。陶器が大好きなのでカルタジローネにも行きたかったのだけど。。。でもでも、kumさんの旅行記でお祭りまでバーチャル体験できました!ありがとうございました〜。
ところで、メデューサの首に三本の脚があしらわれたあの飾りは、「トリスケレス(トリナクリア)」というそうで、「太陽」ともども、シチリアのシンボルらしいです。
ショコラ
- kumさん からの返信 2009/12/16 03:18:49
- 勉強になりました〜
- ショコラさん、こんばんは!
ご訪問及び書き込みを有り難うございます♪
日本に帰国されていたのですね!
こちらこそご無沙汰しており、失礼いたしました!(汗)
> 去年、わたしもシチリアに行ったのですが、日程の都合で西海岸だけしかまわれませんでした。陶器が大好きなのでカルタジローネにも行きたかったのだけど。。。でもでも、kumさんの旅行記でお祭りまでバーチャル体験できました!ありがとうございました〜。
なんと、なんとー。早速、拝見しましたー!
ヨーロッパ人のバカンス的なステキな旅行をされてますね。
カルタジローネという町自体、私は知りませんでした。
一応世界遺産のくせにロンプラにも載ってないし…
でもすっごく良かったのでまた行きたいです。
> ところで、メデューサの首に三本の脚があしらわれたあの飾りは、「トリスケレス(トリナクリア)」というそうで、「太陽」ともども、シチリアのシンボルらしいです。
有り難うございます!
Dry White Toastさんにも指摘頂きましたが、
マン島やミケーネなどで使われていた(る)シンボルのようですね。
なんで3本なのか、なんで脚なのに太陽のシンボルなのか
興味は尽きないです♪
今度調べてみます!
kum
-
- Dry White Toastさん 2009/12/14 22:16:40
- 幻想的〜
- kumさん、こんにちは。
赤と緑と白のキャンドル、幻想的でキレイですね〜。これはうっとりしちゃいます。
寂れた町並みもごちゃごちゃした町並みもすごくステキ。
こういう雰囲気大好きです!
3本足のデザインは、シチリア島の旗のデザインだったような記憶が・・・。
なぜかマン島の旗と似てるんですよね。
Dry White Toast
- kumさん からの返信 2009/12/16 03:08:02
- これはかなりオススメ!
- Dry White Toastさん、毎度です!
> 赤と緑と白のキャンドル、幻想的でキレイですね〜。これはうっとりしちゃいます。
そうなんですよ〜!!
Dry White Toastさんは我々日本在住者よりも近くにお住まいなので
機会があれば是非行ってみて下さい。
祭りのないときは静かな町だそうなのですが
このときばかりは近隣からもたくさんの人が集まり
とても賑やかになるんです♪
大階段は昼間見てもステキなのですが、イルミネーションを灯すと何とも幻想的で良さが倍増でした!!
> 3本足のデザインは、シチリア島の旗のデザインだったような記憶が・・・。
> なぜかマン島の旗と似てるんですよね。
なんと、そうですか!
早速wikiってみましたが、おっしゃるとおりですね。
ショコラさんにも教えてもらいましたが、トリスケリオンと言うんですね。
ケルト人が使った太陽の象徴だそうです。
それで太陽と飾りと一緒に飾られているのかぁ。
う〜ん、興味深い!
kum
-
- Tomさん 2009/12/14 07:42:14
- 夕暮れの一人散歩・・・
- ゆっくりと楽しみながら素晴らしい写真が撮れましたね・・・。写真を撮り始めると・・ついつい・・満足の1枚が撮れるまで頑張りたいので・・一人のほうが良いですね!あははは・・・。
昼間の町の様子も素敵ですが・・夜の写真は・見ている者の想像力をかきたててくれます!そういえば・・最近・・kumさんの夜の写真うっとりと見とれるのばかりです。
ぼくも・・Kumさん見習って・・素敵な写真が撮れる様に頑張ります。今度予定は・24日の夜のサンタ・フェの裏通り。日が沈んで2時間ほど、揺れるろうそくの灯り数万本で普段閑散としっとおりが・・照らし出されます。
いつも素敵な旅行記をありがとう〜。続きは・・?(笑)・・それとも・・どこかへいざ出陣?
Tom
- kumさん からの返信 2009/12/16 02:56:05
- 朝がダメなので…
- 夕暮れはどの場所で見てもなんだか
郷愁に駆られるような切ない気持ちになります。
そんな雰囲気を楽しみながら、
ファインダーを覗いて気に入った風景を切り出すのは
楽しいですよね〜。
朝に強ければ日の出と夕暮れと
一日2回のマジックタイムを味わえるのでしょうが…
> ぼくも・・Kumさん見習って・・素敵な写真が撮れる様に頑張ります。今度予定は・24日の夜のサンタ・フェの裏通り。日が沈んで2時間ほど、揺れるろうそくの灯り数万本で普段閑散としっとおりが・・照らし出されます。
あら〜、モルト・ロマンティコですね♪
サンタフェって夏のイメージしかないのですが
クリスマスはどんな感じなのか、旅行記を楽しみにしてます☆
kum
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