2009/04/01 - 2009/04/04
861位(同エリア1407件中)
タオさん
仕事の合間を縫って、何とか4月の最初に休みが取れたので、かねてからの憧れの地であった飛騨合掌造り集落や中山道の宿場町妻籠をまわることにしました。
北海道からの旅なので、なかなか行けない地域ということもあって、レンタカーを利用しての旅となりました。
最終日を除いて平日ということもあり、ゆっくりと静かな旅を満喫できました。日常の喧騒さに流されながらも、やはり自分の基本は旅人だ、ということを再認識することもできた4日間でした。前号の白川郷に続く最終第4弾です!
- 交通手段
- レンタカー
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白川郷から東海北陸自動車道〜高山清見道路(無料)を経て、国道41号線に抜け、一路妻籠を目ざします。時間的に着くのは夕刻になると思いながらも、途中、飛騨一宮水無神社で「飛騨生きびな祭り」が催されていることを知り、早速寄り道です。
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郷土芸能の獅子舞です。
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「飛騨生きびな祭り」は、飛騨地方に遅い春を告げる祭りで、飛騨一円から選ばれた女性9名が内裏や后、官女に扮して行列するものです。祭りのフィナーレは、生きびなたちが社殿に登場し紹介され、餅まきも行われ、大変なにぎわいとなります。お雛様に扮した方たちがとても綺麗です。
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祭りを堪能した後は41号線を南下します。夕食に間に合うか(旅館には午後6時とお願いしていたので)、少し焦りつつも、適度に休憩を入れることにし、途中、下呂温泉に立ち寄ります。
時間があれば、温泉にゆっくりと浸かりたいところですが、それは次の機会にとっておくことにしましょう。 -
午後6時前に妻籠に到着です。駐車場を案内され、そこから徒歩で裏道を通り、本日の宿、下嵯峨屋さんに到着です。まずは夕食。ここでも、地元でとれた山菜や野菜などを中心とした料理でした。今回の旅は、いずれも山深い土地柄ということもあり、川魚がとても美味しかったです。一日目の高山では鮎、二日目の白川郷では岩魚、そしてこの日は山女魚の甘露煮でした。
宿泊客は、他に東京から来られたご家族が同席されました。この方こそ、吉祥さんです!(素敵な写真を撮られる方です!) -
夕食後は夜の妻籠を散策です。宿から表に出ると、そこは江戸時代の宿場を彷彿させる光景です。中山道の木曾路を代表する宿場町の一つです!
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木曾谷は木曾川がつくりだした深い渓谷で、やがて美濃へと続きます。シルエットとなった山の輪郭がその高さ、深さを伝えているようです。
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道は曲がりくねったり、「枡形」といって直角に道を折り曲げたりし、敵の侵入を阻む工夫がされています。
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夜の街道にはほとんど人影は見当たりません。
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夜桜が綺麗でした。木曾谷にも春が訪れたようです。
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翌早朝の妻籠です。やはり、旅に出たらその土地の朝の空気を吸って、五感で感じることがとても素晴らしいことのように思えます。
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誰もいない木曽路の宿場町をぶらぶらと歩けることが、とても贅沢なことのように思えました。
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下嵯峨屋の街道に面した家屋は、江戸時代の長屋を解体復元したものです。
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昨日の夜桜とはまた違った趣が感じられます。
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通りの向こうから、江戸時代の武士や町人衆が今にも出てきそうな光景です。
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この日の朝は、赴くままに町なかを散策しました。街道の南から北方面を方面を眺めたところです。
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よくこれほどまでに、往時の宿場町の景観が残されているものだと、感動させられます。(昭和51年に国の重要伝統的建造物群保存地区第1号に指定されました!)
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南下(馬籠方面)はここまでとし、そろそろ戻ります。S字状の街道が妻籠の奥行きを表現しているようです。
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竪繁格子の玄関に掲げられた背負い篭、そこに活けられた花。素敵なセンスですね。
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お世話になった下嵯峨屋を後にして、午前中は妻籠見学です。まずは、復元された江戸時代の本陣です。本陣とは、大名や家臣が宿泊する場所で、各宿場毎に設けられたそうです。少し冷えた体に囲炉裏の火がとても暖かかったです。
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妻籠の脇本陣をつとめた「奥谷」です。脇本陣は、本陣ではまかないきれない家臣らが宿泊した名家です。島崎藤村の初恋の「ゆふ」の嫁ぎ先です。ちなみに、写真は明治天皇がこの地を訪れた際、使用されたテーブルだそうです。
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同じく、明治天皇ご訪問にあわせてつくられたトイレです。畳張りというのが格式を感じますね。(実際には使用されなかったとか)
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「奥谷」は、明治10年に禁制が解かれた檜をふんだんに用い建て替えられた贅沢な屋敷です。
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囲炉裏の煤によって黒ずんだ壁は、手の届く場所までが拭かれて黒光りしています。
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この太い柱も檜です。金に糸目をつけずに(と思います)当時の粋を集めた見事な建築です。
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妻籠を後にし、木曽路の出口ともいうべき馬籠に着きました。時間さえあれば、妻籠から中山道を歩いて訪れたいところですが・・・・。
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島崎藤村ゆかりのこの宿場町は、ぜひ「夜明け前」を読まれてから訪れると、感情移入もでき、味わい深い訪問となるかと思います。
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妻籠とは違い、平坦地はなく、坂や階段沿いに家屋が並んでいます。
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そのため、水車も勢いよく回ります。
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ここを下れば、奥深く険しい木曽路に別れを告げ、美濃へと入ることになります。江戸からの旅人は美濃平野を前に、どのような思いでこの馬籠に一夜の宿をとったことでしょう。
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春のほんの一ときの休みは、馬籠で終わりです。中山道から東名高速道へと、まるでタイムスリップでもしたように名古屋へ向かいます。そして明日からは、喧騒の職場へと戻らなければなりません。しかし、目に焼きついたそれぞれの地の残照や思いを反芻しながらの帰路は、けっして無機質なものではありませんでした。
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