五島列島教会巡礼；中通島編　１０．中ノ浦教会

2009/09/30 - 2009/10/04

中ノ浦教会は別名「水鏡の教会」とも呼ばれている。
桐教会の巡回教会として若松瀬戸の笛吹浦から入り込んだ小さな入江に面した中ノ浦に所在する。
教会の前には公道３８４号線が走り、車窓からもハッキリ見る事が出来、特に入江の水面に映し出された教会全体を見ると、一瞬言葉が出ない程の驚きを感じる。それはその光景が絵葉書を見るが如くであり、波静かな中ノ浦に優美な姿を映し出しているからである。
また、外見の美しさ同様教会内部も女性らしさが強調されて、癒しの空間を作っている。
会堂内は明るく華やかな雰囲気に満ちている。主廊部は折り上げ天井、祭壇部はリブ・ヴォールト（こうもり）天井と２種類の様式で作られている。
列柱上部の白壁には五島の花、椿をモチーフにした装飾が施され、ピンクの天井にも花柄が連続している。
真っ赤な大輪の椿の模様には誰もが驚くでしょう。
教会は大正１４年建立された木造教会であり、正面の高い尖塔は昭和４１年に増築された。

エリア 五島列島(長崎)

入江のカーブした道路を過ぎて車窓から見た教会に一瞬言葉が出ない程、その美しさに感動した。

教会堂正面の駐車場からの眺め

高い尖塔は昭和４１年増設された。

教会全体をいつまで見ても空きが来ない。

教会堂内部正面が祭壇である。
両サイドの赤い椿の模様には驚きです。

祭壇部分の天井はこうもり天井。両サイドには美しいステンドグラスを嵌め会堂内の美を一層引き立たせている。

会堂内で振り返り出入口を見ると、天井の美しさと共にステンドグラスの美しさに目が奪われます。

会堂内の側廊部分で窓の十字ステンドグラスは福江島の福江教会を思い出させました。

境内にはルルドがありました。バラのアーチで飾られています。見頃は５月から６月と言っていました。
バラの色は真っ赤です。

会堂から出てドアーの張り紙が目に入りました。
今日の祈り「召命を求める祈り」
キリストに従い進む事への祈りでしょうか？
それも殉教者として、聖人を目指してでしょうか？