2009/11 - 2009/11
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tanukkoさん
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一人旅にも慣れてきたところで、1泊以上の旅にチャレンジ。目的は、輪島塗と「さか本」です。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄
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今回の行き先決定に影響したのが「北陸フリーきっぷ」。このフリーきっぷは期間限定では無いようですが、こういうのはいつまでもあると思ってはいけません。それに寝台特急「北陸」にも乗ってみたかったし。北陸に乗るとその日からカウントされるので、実質1日減る感じがするのがちょっと納得いかないのですが・・・。寝台料金も考慮すると得でしょ!ってことなのかなあ。
上野駅23時なので、事前に食事は済ませて来ました。東京の駅弁を食べるのもなんだしね。・・・というか、上野駅って22時30分の時点で殆どのお店が閉まってしまうのです!コンビニしかやってない!長距離用のホームが集まっている辺りに酒屋さん(結構品揃え豊富そう)があるようなのですが、22時過ぎの時点ではやっていませんでした・・・。これってどうなんでしょう?! -
北陸は、ソロの2階を確保。それ以上のことは理解していなかったのですが、長岡以降で進行方向向きになる座席でした(8番)。当日の個室は満室。入ると、個室ってえらく密閉感があるんだなあ!とびっくり。私には「狭苦しい」ではなく「狭楽しい」感じでした。1階は通路側に窓があるけど、2階はそれもないので、完全に一人の世界です。密室に7時間・・・、西村京太郎な気分(←?)。長距離列車では隣の人問題(静かかどうか、とか)がありますが、寝台の場合はその心配が無いってことなんだな〜。
ベッドの足元側が余るので(私の場合)、ここに大きな荷物を置いて、小さな荷物を頭側の脇にある荷物置きに配置することが可能です。さらに飲み物類は、テーブルの上に・・・(寝るときは、ゆれて倒れると困るので、仕舞いました)。ごみ箱が個別にあるのは何気に便利です。
乗った時は、結構暖かいな・・・と思ったのですが、「これから山の中に入っていきますので、暖房をご利用下さい」とのアナウンスが。この表現、いいね〜。結局、途中で暖房を入れて、そのまま寝ました。気持ち乾燥気味になります。乾燥が苦手な人は寝る前に切った方が良いかもです。 -
カードキーは、何も言わなくても車掌さんの方からくれました。持って帰って良いそうです。回収する方が大変ってことなんでしょうね。
乗車時間が短いのですぐ寝なくては・・・と思っていたのですが、結局、停車駅では常に気がついていました。ただ、駅間は結構深い眠りだったかな。そして、途中で気がついたのが満天の星!!北斗七星なんて久しぶり!見える範囲は限られるけれど、寝転がったまま見られるという点ではサイコーの環境です!星が見えるってことは、明日は晴れるのかなあ・・・そうだといいなあ・・・
一方、夜の日本海もオツ・・・と何かで読んだのですが、こちらは真っ暗で何も分からず。昼間じゃないとダメですね。 -
降車直前まで悩んでいたのが金沢まで行くか、津幡で降りるか。金沢6:26着で6:30の七尾線に乗るのはギリギリ。津幡で6:12に降りて、6:30に金沢を出た電車を待ち受けると、6:44まで何も無い(多分)駅で過ごすことになります。うーん・・・、こんなときでもなければ、津幡に降り立つことも無かろう、それに金沢で乗換なら缶コーヒーも買えないけど、津幡乗換なら可能! ということで降りてみました。本日の日の出は6時4分(金沢)。寒〜い!
夜明けの津幡駅。津幡駅 駅
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ちなみに、津幡駅ホームにはお蕎麦屋さんみたいなのと、名物のきびあんころもちを売っているお店があるようなのですが、まだやっていませんでした。おもちは10時30分からとかのようです。缶コーヒーは買えます。
そして、44分の電車を待たず、途中の駅まで行くことに。結局最後は同じ電車だけど、同じ駅で待っているより退屈しのぎになるでしょう。
七尾線の電車は結構シブイ(古い)です。 -
というわけで、やってきた「高松」駅。四国じゃないよ。空が赤みを帯びています。
この駅には温度計があって、5℃でした。
丁度通学時間帯で、途中まで座れず。 -
七尾駅で、のと鉄道に乗換。なんかJRが和倉温泉まではウチのショバです、みたいな感じなんですよね〜。それなら和倉温泉までJRにして全部直通にすればいいような感じがするのですが。ナゾ。
七尾駅 駅
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一駅ですぐ降りて、和倉温泉の「角偉三郎美術館」へ。まっすぐ輪島に行くのはあまりに早すぎるのではないかと考えたのです。それくらいの気持ちだったのですが、行って良かった!これまで写真ではそれなりに見ていましたが、現物は初めて。こんなに迫力があるとは思っていませんでした。酒器にも椀にも非常に色々な形があり、そのどれもが美しい。すいていたせいか、係の人が付ききりで説明をして下さるのもうれしかったです。
角偉三郎美術館 美術館・博物館
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そしてお約束の、辻口ケーキ。能登の名産を使ったものが多く悩みます。結局、能登ミルクを使ったシュークリームに決定。温泉街だから朝早くからやっているのだと思いますが(その割には誰もいなかったですが)、北陸号の朝ごはんとして利用できるとは思ってもいませんでした。
食べ終わった頃、団体さんが来てにぎやかに。 -
美術館前から能登島を望む。島が湾を囲んでいるような地形のためか、殆ど湖のような静けさの水面です。これは外で撮った写真ですが、美術館から窓枠に切り取られた形で見ると、また違って感じられ、私はむしろ、その方が気に入りました。
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バスで和倉温泉駅に戻る途中で、雨が降り出しました。大雨!やだな〜
電車がやってきました。一両編成でかわいい。座席はJRよりずっとキレイ。経営苦しいんじゃないのかなあ?なかなかの乗車率です。 -
自分では、上手く撮れたと思っている写真。
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木々の間を進むかと思うと・・・
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海が見える。絶景の連続です!穴水より先が営業している間に乗りたかったな・・・。
写真を撮りまくっていたら、車掌さんが観光地図をくれました。
雨、止んでいます。 -
穴水駅で30分程バスの待ち時間があるので、自転車を借りて散歩に。この自転車が無料で借りられます。しかーし、ここでまた雨が!あっという間にびしょぬれになってしまいました・・・。今日は拭くとすぐ乾く服で良かった〜。散歩は強制終了でしたが、駅の掲示が結構面白く、退屈しないのでした。
バスはすいていて、特等席(運転手の左後ろの席)を確保。大きいカバンを席の後ろに置いていると、座るまで発車を待ってくれます・・・。穴水駅 駅
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そして、輪島到着!雨も上がりました。
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まずは、今日お世話になる「お宿たなか」に荷物を置かせてもらいます。なんだかよい雰囲気・・・。自由に使える傘があったので、借りていきます。
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この頃には、もうおなかペコペコ、魚介にするかお蕎麦にするか悩んで街中をうろうろした末に、やぶ本店へ。
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「波の華そば」を頼みます。名前がかわいい。このかき揚げがおいしかったです!蕎麦はフツウ。
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おなかも落ち着いて、街歩き開始。輪島塗のお店を順繰り巡っていきます。お店自体は沢山あって、(多分)半分は安物系の感じです。「良い」ものを見ようと思ったら、予習が必要です。そして、正直言って「老舗系」の店でも、とほほ・・・な感じのところもありました。
このお店はいい感じ。 -
それにしても、街並みがキレイです。ある程度整備をしているようですが、モトから端正なのでは・・・と感じさせます。
自転車までが絵になっています。ただし、まんじゅうは売り切れ。 -
一周したところで、輪風庵で一休み。御菓子券(宿の特典にあって喜んでいたのですが、街中で配りまくってました・・・)で、柚子まんじゅうか茶色のおまんじゅう(小豆餡と・・・皮の特徴は忘れました)か柚子最中の3種類の1つを頂けます。柚子のどちらか、で悩んだ末(今日は悩んでばっかり)に柚子まんじゅうに。
漆茶は頼むことが出来ず。初冬に出てくるそうなのですが・・・、まだとのこと。残念。
上の方にあるのは、抹茶についてくる玉柚餅子です。
本も置いてあって、のんびり出来ます。 -
海辺を通って、宿へ戻ります。
今度は青空が出てきました!
輪島の街は、なぜか潮の香りは薄いのでした。 -
宿の全景。
街中なので、景色はのぞめません。街中といっても、朝市通りに近い、という意味では無いのですが・・・、街自体が小さいので、観光に支障はありません。 -
入り口には花が生けてあり、手水鉢も素敵です。
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宿の中はお香の香りが漂います(わりと強め)。部屋の中はしません。
漆塗りの廊下を通って・・・ -
今日のお部屋です。部屋は選べるのですが、ホームページで見る限り、大きな違いが分からなかったので、お任せにしました。廊下の奥側で良かったです。部屋の意匠の違いもさることながら、窓が複数か、部屋の位置(表の道路に面しているか、他の部屋に対して手前か)というので選ぶ方がいいのでは・・・と感じました。
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お茶菓子も用意されています・・・ガーン。
(東京に帰ってから食べました。) -
1階の囲炉裏のほかに、2階にもこのようなスペースがあります。ここにも本が置いてあって、楽しめます。
ご飯の前に温泉へ。今日は一回雨に濡れてしまったので、お風呂に入るとホッとします。ジャグジーみたいに泡がぶくぶく出てくるようになっています。塩素の匂いが結構するので、嫌な人がいるかもしれませんが、この宿だと、それも清潔さの証拠のような気がしてしまいます・・・?!
貸切風呂は小さめなので、2000円の価値はあまり感じないなあ。
ちなみに、この宿バスタオルは有料。といっても200円ですが。 -
じゃーん、お楽しみの夕食です!堀になっている半個室だったので、写真撮り放題。予約してなかったんだけどな。
上から、ごま豆腐(だと思う)、貝の佃煮、さざえの味噌仕立て、お魚(種類不明)の南蛮漬け、海老、木の実(名前忘れました。食べられるのです!)、お寿司、貝の・・・うーんと、忘れた、右端のもなんだっけ・・・。初めて食べるものが多くて、教えてもらっても、覚え切れません。この宿はメニューが必要です!!
南蛮漬けを漆器に乗せちゃうんだなあ・・・。 -
お刺身。おいしい〜。
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アジに、ナマコの大根おろし和え(ナマコはあまり好きではないのですがこれは食べられました)、お漬物。
アジはご飯に乗せて食べました。
この宿、お酒の種類が多いです。そして、安い。輪島の地酒が(多分)全種類飲める上、能登ワイン、自家製果実酒・・・。一人だと1種類しか頼めないのが悔しい!半分の量をお願いしてみればいいのか?! -
いしるの貝焼き。野菜部分はいしるのくせが強く感じられて、慣れません。魚介部分は美味しい。
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白子の揚げ物。
これ、おいしい!!白子ってちゃんと食べたことがないように思うのですが、こんなに美味なものとは・・・。 -
のどぐろの焼き物。かりかり、ふわふわで、これも美味しいです〜。しかし、この頃にはおなか一杯で、下側を残してしまいました。うーん、やっぱりメニューがある方が計画的に食べられるんじゃないかなあ。オプションの蟹を頼むかどうか相当悩んだのですが、諦めておいて良かったです。
この後、つみれのお味噌汁と杏仁豆腐が出ましたが、フツウだったのと、写真失敗だったので、割愛・・・。
ホームページには13品ってあったけど、はるかに超えているような・・・。
この後、お天気がまた悪くなってきて、星は見られそうにもなかったので、宿の本を読みながら部屋でのんびり・・・結構早くに眠りにつきました。
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