2009/01/28 - 2009/01/28
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SUR SHANGHAIさん
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運良く好天気に恵まれたフィヨルドランド国立公園。
前日のミルフォード・サウンドに続いて、この日はダウトフル・サウンドを訪れてみようと思います。
ティアナウの町からダウトフル・サウンドへのクルーズは、まずマナポウリの町まで移動してからボートと車を使って往復で8時間以上。1日1回のツアーしか出ていません。
でも、そこは観光で成り立っているティアナウの町だけあって、時間が無い旅行者のためにヘリコプターや水上飛行機での遊覧飛行も揃っているのがいいところ。
う〜ん、同じ日に次の目的地ワナカに移動してしまいたいSUR SHANGHAIたちにとっては、クルーズだとちょっときつい。
ちょっとお値段は高いけど、今日はお天気もいいしちょっと気張って遊覧飛行にしてみようか。水上飛行機って乗ったことないし。
そう話が決まったら、早速行動開始!
ダウトフル・サウンドへと飛んでくれる会社のオフィスへ直接行って聞いてみます。
表紙の画像は、小型飛行機で訪れてみたダウトフル・サウンドの眺め。
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前日までに、8時間以上の時間のかかるダウトフル・サウンドへのクルーズ案を却下していたSUR SHANGHAIとその旦那。
で、この日の天気の様子を見てから、遊覧飛行に参加するかどうか決めることに。
シーズン真っ最中なら何でも早目に予約しておくのが無難なんでしょうが、SUR SHANGHAIたちが訪れた1月下旬には、前日のミルフォード・サウンドのクルーズもこの日のダウトフル・サウンドのフライトもその場で参加できました。
そう言えば、ウェストランド国立公園の氷河遊覧飛行もそうでした。
ティアナウの町での朝ごはん。この日はチキンのパイにしてみたSUR SHANGHAI。
味はいいけど脂肪の塊。健康のためにはあんまり食べない方がいいかも。もったいないけど、残してしまった…。 -
SUR SHANGHAIが残した脂肪たっぷりのチキン・パイを片付けてくれたのはスズメ君。
ふと、スズメも脂肪肝なんかになったりするのかなと思ってしまった。(ノ∀`;)
ガチョウだと無理やりトウモロコシを食べさせて脂肪肝にさせた後、フォアグラとして食べるけどね…。 -
ティアナウのメインストリートを歩いていた時に見つけたアザミ。
園芸種で改良されているからなんだろうけど、握りこぶしくらいもある大きさの蕾でびっくり。 -
この日は前日に続いて上々のお天気。
よし、ダウトフル・サウンドの遊覧飛行に参加するぞ!と決めて、ティアナウ湖畔にあるWINGS&WATER TE ANAU社へ。水上飛行機の発着所もそのブース脇にあって、フライト予定時刻も書き出してありました。
SUR SHANGHAIたちは初体験の水上飛行機にすることにして、このWINGS&WATER TE ANAU社のブースで直接申し込み、すぐ次の便で出発できました。
町のメインストリートから湖畔に出ると、このほかにもヘリコプターやボートを出している会社がありましたよ。
飛行ルートはいくつかあるんですが、参加してみたDOUBTFUL SOUND OVERFLYというコースはお勧めです。
これは、ティアナウ⇔ダウトフル・サウンドを40分で往復して295NZドル/人。
コースは他にもあるので、次のWINGS&WATER TE ANAU社のサイトでご確認ください。
http://www.wingsandwater.co.nz/ (英語版)
コース紹介のページでは、飛行ルートが動画で出てきます。 -
この時のお客はSUR SHANGHAIとその旦那だけ。
「ちょっと燃料の補給をするからね。」と給油も自前のタンクから入れたパイロットおじさん。
「さあ行くよ。」なんて、ちょっとその辺にお買い物にでも行くような口振り。
旦那がパイロットおじさんの飛行歴を聞くと、「実はこれが3度目のフライトさ。」
ん? このパターンは、もう大昔にケニアのモンバサからラム島にセスナで飛んだ時のパイロットおにいちゃんのジョークと同じだあ。(;-ω-)ゞ
あの時は初フライトと聞いてほんとにドキッとしたけど、今日のおじさんのは初めからジョークにしか聞こえなかった。
実は、本当だったりして? ハハハ…(;゚∀゚)
ティアナウ湖を助走した後、SUR SHANGHAIたちを乗せて飛び立った水上飛行機。 -
左右の眺めを見たかったSUR SHANGHAIが座ったのは、パイロットおじさんの後ろの席。
初体験の水上飛行機はヘリコプターに比べると窓が小さいけど、それでもワクワク。
WINGS&WATER TE ANAU社のこのDOUBTFUL SOUND OVERFLYというコースは、上の方でもご紹介したWINGS&WATER TE ANAU社のサイトのうち、次のページに出ています。
http://www.wingsandwater.co.nz/doubtfulscenic.html (英語版) 飛行ルートが動画で確認できます。
楕円形状のルートなので、往きと帰りでは違う景色が楽しめました。 -
ティアナウ湖南端近くにあるティアナウの町を飛び立った水上飛行機は、ティアナウ湖の一部のサウス・フィヨルド・ガーネット・ベイあたりを通過。
見下ろすと、やはりフィヨルド独特の切り立った岩山と細い水路のような入り江の風景。
あとは、ダウトフル・サウンドを目指して山越えの飛行ルート。 -
ティアナウからダウトフル・サウンドへの山越え飛行ルート。
冬にはあの岩場が全部雪に覆われてきれいだぞ〜、と言うのはパイロットおじさん。 -
ティアナウからダウトフル・サウンドへの山越え飛行ルートでは、気流のせいでちょっと揺れてドキドキ。
わ〜!あんな所に湖があるよ! 滝もあるねえ!
あの烏帽子のような形の山もきれい!
ティアナウからダウトフル・サウンドにかけての一帯の山は1000m級ばかりのようなんですが、切り立った絶壁とのコントラストのお陰でずいぶん高く見えます。
思い切って遊覧飛行にしてみてよかったと思う眺め。 -
高度によって植生が変化しているのがはっきり分かる岩山。
自分の左右にこんな眺めが続くダウトフル・サウンドへの遊覧飛行。 -
絶壁の上に、絶壁に囲まれた真ん丸い湖があるのは不思議な風景。
冬にはこの湖も凍るのかな。 -
山越えの後で見えてきたフィヨルドの入り江。
これはダウトフル・サウンドから枝分かれしたような感じのブラッドショウ・サウンドのはず。
昨日行ったミルフォード・サウンドは一つの入り江でしたが、、ダウトフル・サウンドには幾つも枝分かれした入り江があるんです。
上の方でもご紹介しましたが、WINGS&WATER TE ANAU社のサイトのサイトのうち、DOUBTFUL SOUND OVERFLYのページに出ている地図でご確認ください。
http://www.wingsandwater.co.nz/ (英語版) -
ダウトフル・サウンドに入ってからは、写真を撮るのを忘れて外の景色に見入ってしまいそう。
ハッと気付いてまたカメラを構えるSUR SHANGHAI。
窓ガラスの汚れと反射する光が入ってしまいましたが、ダウトフル・サウンドを航行する船の航跡がきれいな一枚。 -
ダウトフル・サウンドが外洋のタズマン海と出会うあたり。
画像奥がタズマン海。
その波が岩場で砕けているのも見えています。
右手の陸地はセクレタリー島。
島とは思えないほどの急峻な地形。 -
画像が斜めになってしまいましたが、これはダウトフル・サウンドがタズマン海に接する場所。
画像奥がタズマン海。
画像右上の陸地は、上の画像にも出したセクレタリー島。
ダウトフル・サウンドの川中島のように横たわっている細長い島はバウザ島。これは、スペイン船が測量調査に訪れた時に上陸した島で、測量士だったドン・フェリペ・バウザと言う人物の名に由来するんだそうです。
ダウトフル・サウンド自体の名は、イギリス人探検家のキャプテン・クックがここを訪れた際、帆船で航行できるか≪疑わしい入り江≫としたことから名付けられたのだとか。
このように、ニュージーランドには外国人に由来する地名がたくさん。 -
バウザ島の尻尾とダウトフル・サウンド。
風が吹くと、銀色の波が無数に立つその水面。 -
画像奥に伸びているのはダウトフル・サウンド本体から枝分かれした入り江。
手前がダウトフル・サウンド。
黒々として見えるその水。
ここでもミルフォード・サウンドと同じように、海水の上にタンニンを含んだ水が重なっているのかな。
入り江を行く白い船はクルーズ船? それとも漁船?
大きな静の中の小さい動を感じさせる風景。 -
切り立った絶壁が唐突に水から立ち上がっているように見えるフィヨルド独特の地形。
そう言えば、日本の岩手県沿岸の三陸海岸は、初めフィヨルド海岸と名付けられ、フィヨルドではないと分かった後でリアス式海岸と名前が変更されたって聞いたような…。
何かの勘違いでしたらお許しを。 -
ダウトフル・サウンドの切り立つ絶壁の上を飛ぶ。
時々、こんな風に陥没して出来たような湖が現れるのが奇妙。 -
ダウトフル・サウンドの絶壁の上にある湖。
そこから溢れた水が滝になって落ちていくのも見える。
落差は一体どのくらい?
雪解けの季節や雨が続いた後は、大迫力の滝になるに違いない。 -
上の画像と同じ湖と滝。
通り過ぎた後に振り返って撮ったこの画像だと、湖が絶壁の上にあるのが一目瞭然。
こんな場所に湖があるなんて思ってもいないから、ダウトフル・サウンドの自然の造形にはただただびっくり。
昨日クルーズで訪れたミルフォード・サウンドの滝も、上空から見たらこんな感じなのかも。 -
フィヨルドの谷間に水が入り込んで出来た入り江がいくつにも枝分かれするダウトフル・サウンド。
曲がりくねって奥へと続くその様子を見たキャプテン・クックが、大型の帆船で航行できるかどうか≪疑わしい入り江=ダウトフル・サウンド≫と警戒したのも納得。 -
ダウトフル・サウンドには川中島のような小島が点在。
その青と緑の風景の中を航行しているのはクルーズ船?
その航跡と八の字型に広がっていく波紋が美しい。 -
座席で体を捻じ曲げて、たった今飛んで来た方向を振り返る。
画像奥が外洋のタズマン海方向。
ダウトフル・サウンドが枝分かれしている入り江だと言うのがこれで分かると思います。
下を行く船と比べると、入り江の規模も想像できるのでは? -
これぞまさしく絶壁! という崖のすぐ脇を飛ぶ。
手を伸ばせば届きそう。
スリリングな眺めもあるダウトフル・サウンド遊覧飛行。 -
ダウトフル・サウンドから上の画像の絶壁を過ぎ、今度はマナポウリ湖上空に差し掛かった水上飛行機。
あ! あれはマナポウリ湖の地下発電所に違いない。
ここは地下220mの深さに作られた、ニュージーランド最大の地下発電所なんだそう。
ダウトフル・サウンドのクルーズには、ここの見学も含まれているようです。
クルーズに参加したことのある知人が「この発電所は見ごたえがあった!」と勧めてくれましたが、SUR SHANGHAIたちは上空からだけの見学。 -
自分が乗っている水上飛行機の窓や翼も入れた写真もパチリ。
あんな岩山と同じ高さを飛んでいるのがすごい。
地図を見てみると、ティアナウからダウトフル・サウンドにかけての一帯の山は1000m級ばかりなのに、険しい形のお陰でとても高い所に来てしまったような気分。 -
マナポウリ湖は、いくつもの入り江と小島を持った湖。
ここで見えているのは、ノース・アームと呼ばれる入り江。
窓枠を入れて撮ると、映画の一場面のよう。
いい発見をしちゃった。
また小型機に乗ることがあったら、こんな場面をもっと撮ってみようっと。 -
小島がたくさん浮かぶマナポウリ湖を通過中。
向こうに見える山並みは、ティアナウ湖と境になっているジャクソン・ピーク、かな。 -
マナポウリ湖とティアナウ湖との間で見た川。
川の名前は… (?_?)
こうして見ると、熱帯ジャングルの中を蛇行する川のようにも見える。 -
そろそろティアナウの領域に入ったみたい。
農場も広がる豊かな景色。 -
振り出しのティアナウに戻って来た。
ちょっと画像が斜めになりましたが、ティアナウ湖の向こうにティアナウの町も見えてます。
ちょっと湖を行き過ぎてから上空でUターンした水上飛行機は…、 -
…無事にティアナウ湖に着水。
わ〜! パイロットおじさん、お見事!
今日はいい景色を見せてくれてありがとう。
陸に戻って挨拶の後は、おじさんともお別れ。
ありがとうございました〜!
いや〜、よかったね〜!と興奮冷めやらぬまま、カフェでひとしきり盛り上がったSUR SHANGHAIとその旦那。
このあとは、ワナカ方面へ向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- jiuさん 2010/10/31 16:41:21
- ダウトフル・サウンドの絶景遊覧飛行
- SUR SHANGHAIさん、はじめまして。
NZへはフィヨルドを見に一度は行ってみたいと思っています。でも、
まだ何も調べていないので、遊覧飛行があるとは全然知りませんでした。
表紙から良いアングルだな〜と思ったら、空からだったんですね。
そのほかの写真を見てても絶景の連続で素晴らしいです。
行きたい〜〜。
jiu
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2010/11/01 07:23:39
- RE: ダウトフル・サウンドの絶景遊覧飛行
- はじめまして。ご訪問、ありがとうございます。
NZ南島のフィヨルド、よかったと思いますよ。(*^。^*)
氷河やマウント・クックも組み合わせて回ってみてはいかがでしょう。
ティアナウまで行けば、フィヨルド観光もより取り見取り。
私たちはミルフォード・サウンドはクルーズ船、ダウトフル・サウンドは水上飛行機で回りましたが、交通手段、ルートや時間の長短はさまざま。
自分の手持ちの時間や、予算、好みに合わせて選べるのが魅力だと思いました。
日本ではあまり知られていないフィヨルドに行ってみるのもいいかもですね。
私の知り合いが訪れた時には、天候が悪くて遊覧飛行はあきらめ、クルーズ船でミルフォード・サウンドへ。
写真を見せてもらったところ、晴れた日とはまた全然違う霧に煙ったフィヨルドが幻想的でしたよ。
jiuさんも、ご自分に合ったコースを見つけて訪れてみて下さいね。
> SUR SHANGHAIさん、はじめまして。
>
> NZへはフィヨルドを見に一度は行ってみたいと思っています。でも、
> まだ何も調べていないので、遊覧飛行があるとは全然知りませんでした。
> 表紙から良いアングルだな〜と思ったら、空からだったんですね。
> そのほかの写真を見てても絶景の連続で素晴らしいです。
>
> 行きたい〜〜。
>
> jiu
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