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ぬかるんだ道をさらに進むと前方で人の気配がした。<br /><br />慎重に近づくと体格の良い欧米人男性三人が、それぞれ三脚を立てて写真撮影をしていた。<br />あちきは持っていたカメラを見せて写真を撮ってくれるようにお願いしてみる。<br /><br />男性は笑顔で応えてくれたので、あちきは調子に乗って泥水に腰まで入っている状態で撮影してもらった。<br />プロローグでも使用した写真がそれである。<br /><br />いよいよカメラのバッテリーが切れたのでここで引き返すことにする。<br />本来なら3泊以上のキャンプをしながら踏破するところである。<br />この続きは次回の北米の旅につなげたいものだ。<br /><br />T字の分岐路まで戻ったところで、持ってきていたサンドイッチとジュースで昼食をとることにした。<br />当初の予定では、バックスキンガルチを夕方に出る予定にしていた。<br />今正午なので六時間も予定が狂ってしまった。<br /><br />このまま宿に戻っても時間が余るだけである。<br />そういえば、ペイジの町の近くにアンテロープキャニオンがあったな。<br />せっかくだから行ってみるか。<br />サンドイッチを食べ終え、プリウスを停めた駐車場に到着。<br /><br />水に浸かったリモコンキーのスイッチを押すと、幸いなことにプリウスのロックは解除された。<br /><br />意外に防水なのかな・・・。<br /><br />プリウスの後部ハッチを開けて、ラスベガスで買っておいた大型の水ペットボトルを取り出す。<br />予想した通りこの駐車場にシャワー施設はなかったので、飲料水だが惜しみなくシャワー代わりにして体の泥水を流す。<br /><br />着替えてからプリウスに乗り込んで、再びモーテルに戻ったのが午後2時過ぎだった。<br />モーテルの部屋に入ると、ベットの上にパッキングしたデジカメの予備バッテリーが置きっぱなしになっていた。<br /><br />これだから一人旅ってやつは・・・。<br /><br />自分自身に呆れながらその予備バッテリーをデジカメに入れ替える。<br />再びプリウスに乗り込んでアンテロープキャニオンに向かった。<br /><br />モニュメントバレーから走ってきたAZ-98を走り、三本煙突の火力発電所手前を北側に左折するとロワーアンテロープキャニオンに到着する。<br />南側には、アッパーアンテロープキャニオンという別の見所があるらしい。<br /><br />ガイドブックには、アッパーアンテロープキャニオンが入場に時間指定があるとのことだったのでロワーアンテロープキャニオンに行くことにした。<br />舗装されていない駐車場に車を停めて、やる気のなさそうに携帯電話でしゃべりっぱなしの若い女性に入場料を払う。<br /><br />地表に亀裂が走っている。<br />その亀裂の先端から地下に降りていく。<br />段階的に地下に降りていく感じで、見上げると地表の亀裂から陽光が見える。<br />時間によっては直接日が差し込んで川が削った芸術的な地肌と相まってきれいに見えるらしい。<br /><br />確かに綺麗なんだが・・・。<br /><br />あちきは、そんなに感動を覚えなかった。<br />どこか人の手が加えられたような感がある。<br />地下に降りる時には、降りやすいようにステンレスかスチール製の足場や手すりが作られていたりする。<br /><br />ここに来る前のバックスキンガルチの方がよっぽど面白いというのが個人的な感想である。<br />バックスキンガルチは荒々しい男性的な魅力があるのに対して、アンテロープキャニオンは優美な女性的な美しさがあるのかな。<br /><br />何だかんだ言いつつも写真は沢山撮影してモーテルに戻ることにした。<br />

2008 アメリカ・グランドサークル旅記 0922-03

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2008/09/18 - 2008/09/26

310位(同エリア473件中)

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10

morikens

morikensさん

ぬかるんだ道をさらに進むと前方で人の気配がした。

慎重に近づくと体格の良い欧米人男性三人が、それぞれ三脚を立てて写真撮影をしていた。
あちきは持っていたカメラを見せて写真を撮ってくれるようにお願いしてみる。

男性は笑顔で応えてくれたので、あちきは調子に乗って泥水に腰まで入っている状態で撮影してもらった。
プロローグでも使用した写真がそれである。

いよいよカメラのバッテリーが切れたのでここで引き返すことにする。
本来なら3泊以上のキャンプをしながら踏破するところである。
この続きは次回の北米の旅につなげたいものだ。

T字の分岐路まで戻ったところで、持ってきていたサンドイッチとジュースで昼食をとることにした。
当初の予定では、バックスキンガルチを夕方に出る予定にしていた。
今正午なので六時間も予定が狂ってしまった。

このまま宿に戻っても時間が余るだけである。
そういえば、ペイジの町の近くにアンテロープキャニオンがあったな。
せっかくだから行ってみるか。
サンドイッチを食べ終え、プリウスを停めた駐車場に到着。

水に浸かったリモコンキーのスイッチを押すと、幸いなことにプリウスのロックは解除された。

意外に防水なのかな・・・。

プリウスの後部ハッチを開けて、ラスベガスで買っておいた大型の水ペットボトルを取り出す。
予想した通りこの駐車場にシャワー施設はなかったので、飲料水だが惜しみなくシャワー代わりにして体の泥水を流す。

着替えてからプリウスに乗り込んで、再びモーテルに戻ったのが午後2時過ぎだった。
モーテルの部屋に入ると、ベットの上にパッキングしたデジカメの予備バッテリーが置きっぱなしになっていた。

これだから一人旅ってやつは・・・。

自分自身に呆れながらその予備バッテリーをデジカメに入れ替える。
再びプリウスに乗り込んでアンテロープキャニオンに向かった。

モニュメントバレーから走ってきたAZ-98を走り、三本煙突の火力発電所手前を北側に左折するとロワーアンテロープキャニオンに到着する。
南側には、アッパーアンテロープキャニオンという別の見所があるらしい。

ガイドブックには、アッパーアンテロープキャニオンが入場に時間指定があるとのことだったのでロワーアンテロープキャニオンに行くことにした。
舗装されていない駐車場に車を停めて、やる気のなさそうに携帯電話でしゃべりっぱなしの若い女性に入場料を払う。

地表に亀裂が走っている。
その亀裂の先端から地下に降りていく。
段階的に地下に降りていく感じで、見上げると地表の亀裂から陽光が見える。
時間によっては直接日が差し込んで川が削った芸術的な地肌と相まってきれいに見えるらしい。

確かに綺麗なんだが・・・。

あちきは、そんなに感動を覚えなかった。
どこか人の手が加えられたような感がある。
地下に降りる時には、降りやすいようにステンレスかスチール製の足場や手すりが作られていたりする。

ここに来る前のバックスキンガルチの方がよっぽど面白いというのが個人的な感想である。
バックスキンガルチは荒々しい男性的な魅力があるのに対して、アンテロープキャニオンは優美な女性的な美しさがあるのかな。

何だかんだ言いつつも写真は沢山撮影してモーテルに戻ることにした。

同行者
一人旅
交通手段
レンタカー
  • バックスキンガルチ。

    バックスキンガルチ。

  • バックスキンガルチ。

    バックスキンガルチ。

  • バックスキンガルチ。

    バックスキンガルチ。

  • ロワーアンテロープキャニオン地表。

    ロワーアンテロープキャニオン地表。

  • ロワーアンテロープキャニオンのスタート地点。

    ロワーアンテロープキャニオンのスタート地点。

  • ロワーアンテロープキャニオン。

    ロワーアンテロープキャニオン。

  • ロワーアンテロープキャニオン。

    ロワーアンテロープキャニオン。

  • ロワーアンテロープキャニオン。

    ロワーアンテロープキャニオン。

  • ロワーアンテロープキャニオン。

    ロワーアンテロープキャニオン。

  • ロワーアンテロープキャニオン。

    ロワーアンテロープキャニオン。

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この旅行記へのコメント (1)

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  • sikizakuraさん 2009/11/15 12:49:39
    きれ〜い、ですね。
    はじめまして、morikensさん、sikizakuraともうします。

    旅行記拝見させていただきました。

    きれいですね。思わず絶句です。
    無意識のうちに、一票投じさせてもらいました。
    アングルのとり方もいいですね、だから一層きれいに
    見えます。

    突然、失礼しました。

                                 sikizakura

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