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2008年9月18日(木)<br /><br />台風の接近で飛行機が飛ばないんじゃないだろうかと心配していたが、台風の移動速度が急激に減速してその心配はなくなった。<br /><br />だが空は曇り空である。<br /><br />中部国際空港の公式サイトで確認しても天候による欠航便の情報はなかった。<br />一緒に住んでいる2匹のロシアンブルーのロビンとベレッタと目が合う。<br />この2匹は、今から9日間ほど家に戻らないと理解していないようだった。<br /><br />留守中の世話は、去年11月にもお願いしたペットシッターさんにお願いしてある。<br />とても親切で仕事熱心な方で動物好きの好青年で男前。<br />1週間ほど前に連絡したら同じ方がまた来てくれることなのでこの子達への心配はなくなった。<br /><br />だが、どうにもここまで準備しておきながら今ひとつ旅に乗り切れないところもある。<br /><br />今回の旅を計画する上で1ヶ月ほど前からネットで同行者を募集していた。<br />同行者は私を含めて11名集まったが、調整の段階でそのうちの一人と折り合いが合わなく、結局言い出した自分が降りることにした。<br /><br />まあここで騒動の顛末を詳細を書いても醜いだけなので省きますが、ネットで人を集める難しさを再認識した結果となる。<br />残った同行者で行ってくれることになったのがせめてもの救いだったが、何かあったら気の毒でいたたまれない気持ちも強かった。<br /><br />彼らが最後の調整でどう行くかは、すでに知る由はない。<br />ただし、自分が建てていた計画に準じて行動して何か問題が起きないかと心配ではある。<br />遠巻きに状況だけでも確認できたらと考えると、やはり一人でも行くべきかと思うようになった。<br /><br />すでに私から離れた旅である。<br />なんだかコソコソついて行けば、ストーカーみたいで嫌な状況ではある。<br />まず、出会ったとしてもこちらから接触することは絶対にしないでおこう。<br />万が一声をかけられても、幸いというか面識は直接ないのでとぼける事もできるだろう。<br /><br />まあそれが、ストーカーなんだよと指摘される部分でもある。<br />なんだかやり切れない旅である。<br /><br />だが開き直って一人で周るルートも組みなおすことはした。<br />まさに全部一緒では、それであるし・・・。<br /><br />本当に行くべきなのか・・・。<br />空を再び眺めると自分の気持ちがまさにこの曇り空だった。<br /><br />部屋の隅には旅の相棒のTATONKAのバックパックが荷物を満載して私の背に担がれるのを待っている。<br /><br />今更過去には戻れないし、行かないことで後悔するなんて耐えられるわけがない。<br />先に進むしかできないのも旅である。<br /><br />ベレッタとロビンを無理やり捕まえて、飼い主の特権である迷惑な抱擁を強制する。<br />「食べ過ぎるなよ」<br />しばしの別れを告げてバックパックを背負った。<br /><br />いつもなら、もうひとつ愛用しているサブバックもバックパックに収まる身支度だったのだが、今回は例外があった。<br />アメリカは日本のように自販機やコンビニがあちこちにあるわけではない。<br />そこで折りたためるソフトクーラーボックスを購入しておいた。<br />それも45リットルも入る特大サイズを2個も。<br /><br />みんなで行くつもりで用意して買っておいたが無駄になってしまった。<br />が、1個は十分利用できる価値があると判断して、折りたたんでバックパックに収納している。<br />そのためにサブバックが収納できい状況を作っていた。<br /><br />いつもなら両手が空いているのだが、今回に限り片手が塞がってしまっている。<br />レンタカーを借りるので、この行き帰りが不便になってしまった。<br /><br />家を11時30分に出る予定だったが、家にいてもネガティブになりやすいので、1時間早い10時30分に出発。<br /><br />地下鉄の駅まで徒歩1分。<br />何度も言うが、名古屋でバックパッカーを見ることは少ないので、あちきのこの格好に奇異の視線を向けてくるのにはもう慣れた。<br /><br />地下鉄に乗り名古屋駅に向かう車内で何か忘れているような胸騒ぎがしてきた。<br /><br />「あぁ!」<br /><br />車内で思わず小声を出す。<br />家の鍵をポストに入れ忘れた。<br />ペットシッターさんに鍵をポストに入れると約束していたのを忘れてしまった。<br />電車は無情にも名古屋駅に到着・・・。<br /><br />そこから名古屋鉄道で中部国際空港行きの列車に乗り換えるのだが、重い荷物を持ったままは面倒なのでタクシーに乗って自宅に戻ることになった。<br />自宅に戻るとタクシーをそのまま待たせて鍵をポストに入れる。<br />再びタクシーに乗り込んで名古屋駅を目指す。<br /><br />やっぱり行かないほうがいいという暗示なのだろうか・・・。<br />そんな不安をよそに運転手さんが話しかけてきた。<br />「これから旅行なんですね?」<br />「あはは、忘れ物しちゃってトンボ帰りです」<br />そのあと運転手さんとペットの話とかで盛り上がってあっという間に名古屋駅に着いてしまった。<br /><br />プラス思考で行こう。<br />今もトンボ帰りだったけど、乗ったタクシーの運転手さんからは良い話を聞かせてもらったし。<br />仕切りなおして名古屋鉄道のホームで電車を待つ。<br />時計を確認すると最初の予定で乗る電車に乗ることに気がつく。<br />普通に家を出発していたら鍵を置き忘れて1時間遅れていたわけか・・・。<br /><br />中部国際空港駅終点の特急ミュースカイに乗り込む。<br />車内で今回の旅のために購入したデジタルビデオカメラのテスト撮りをすることにした。<br /><br />今回のグランドサークルの旅では、何ヶ所か水の中に入る場所がある。<br />通常のデジカメなら水濡れ即死であるため、防水されたカメラが欲しかったのと、Youtubeに代表される動画の需要が高かったので動画も撮れるものを探すことにした。<br /><br />そこで選んだのが三洋電機社製品のDMX-CA8「Xacti」である。<br />防水処理が施され、片手で操作できてSDHCで録画ができる。<br />実際に使ってみたが最高でした。<br /><br />電車は定刻で中部国際空港に到着した。

2008 アメリカ・グランドサークル旅記 0918-01

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2008/09/18 - 2008/09/26

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morikens

morikensさん

2008年9月18日(木)

台風の接近で飛行機が飛ばないんじゃないだろうかと心配していたが、台風の移動速度が急激に減速してその心配はなくなった。

だが空は曇り空である。

中部国際空港の公式サイトで確認しても天候による欠航便の情報はなかった。
一緒に住んでいる2匹のロシアンブルーのロビンとベレッタと目が合う。
この2匹は、今から9日間ほど家に戻らないと理解していないようだった。

留守中の世話は、去年11月にもお願いしたペットシッターさんにお願いしてある。
とても親切で仕事熱心な方で動物好きの好青年で男前。
1週間ほど前に連絡したら同じ方がまた来てくれることなのでこの子達への心配はなくなった。

だが、どうにもここまで準備しておきながら今ひとつ旅に乗り切れないところもある。

今回の旅を計画する上で1ヶ月ほど前からネットで同行者を募集していた。
同行者は私を含めて11名集まったが、調整の段階でそのうちの一人と折り合いが合わなく、結局言い出した自分が降りることにした。

まあここで騒動の顛末を詳細を書いても醜いだけなので省きますが、ネットで人を集める難しさを再認識した結果となる。
残った同行者で行ってくれることになったのがせめてもの救いだったが、何かあったら気の毒でいたたまれない気持ちも強かった。

彼らが最後の調整でどう行くかは、すでに知る由はない。
ただし、自分が建てていた計画に準じて行動して何か問題が起きないかと心配ではある。
遠巻きに状況だけでも確認できたらと考えると、やはり一人でも行くべきかと思うようになった。

すでに私から離れた旅である。
なんだかコソコソついて行けば、ストーカーみたいで嫌な状況ではある。
まず、出会ったとしてもこちらから接触することは絶対にしないでおこう。
万が一声をかけられても、幸いというか面識は直接ないのでとぼける事もできるだろう。

まあそれが、ストーカーなんだよと指摘される部分でもある。
なんだかやり切れない旅である。

だが開き直って一人で周るルートも組みなおすことはした。
まさに全部一緒では、それであるし・・・。

本当に行くべきなのか・・・。
空を再び眺めると自分の気持ちがまさにこの曇り空だった。

部屋の隅には旅の相棒のTATONKAのバックパックが荷物を満載して私の背に担がれるのを待っている。

今更過去には戻れないし、行かないことで後悔するなんて耐えられるわけがない。
先に進むしかできないのも旅である。

ベレッタとロビンを無理やり捕まえて、飼い主の特権である迷惑な抱擁を強制する。
「食べ過ぎるなよ」
しばしの別れを告げてバックパックを背負った。

いつもなら、もうひとつ愛用しているサブバックもバックパックに収まる身支度だったのだが、今回は例外があった。
アメリカは日本のように自販機やコンビニがあちこちにあるわけではない。
そこで折りたためるソフトクーラーボックスを購入しておいた。
それも45リットルも入る特大サイズを2個も。

みんなで行くつもりで用意して買っておいたが無駄になってしまった。
が、1個は十分利用できる価値があると判断して、折りたたんでバックパックに収納している。
そのためにサブバックが収納できい状況を作っていた。

いつもなら両手が空いているのだが、今回に限り片手が塞がってしまっている。
レンタカーを借りるので、この行き帰りが不便になってしまった。

家を11時30分に出る予定だったが、家にいてもネガティブになりやすいので、1時間早い10時30分に出発。

地下鉄の駅まで徒歩1分。
何度も言うが、名古屋でバックパッカーを見ることは少ないので、あちきのこの格好に奇異の視線を向けてくるのにはもう慣れた。

地下鉄に乗り名古屋駅に向かう車内で何か忘れているような胸騒ぎがしてきた。

「あぁ!」

車内で思わず小声を出す。
家の鍵をポストに入れ忘れた。
ペットシッターさんに鍵をポストに入れると約束していたのを忘れてしまった。
電車は無情にも名古屋駅に到着・・・。

そこから名古屋鉄道で中部国際空港行きの列車に乗り換えるのだが、重い荷物を持ったままは面倒なのでタクシーに乗って自宅に戻ることになった。
自宅に戻るとタクシーをそのまま待たせて鍵をポストに入れる。
再びタクシーに乗り込んで名古屋駅を目指す。

やっぱり行かないほうがいいという暗示なのだろうか・・・。
そんな不安をよそに運転手さんが話しかけてきた。
「これから旅行なんですね?」
「あはは、忘れ物しちゃってトンボ帰りです」
そのあと運転手さんとペットの話とかで盛り上がってあっという間に名古屋駅に着いてしまった。

プラス思考で行こう。
今もトンボ帰りだったけど、乗ったタクシーの運転手さんからは良い話を聞かせてもらったし。
仕切りなおして名古屋鉄道のホームで電車を待つ。
時計を確認すると最初の予定で乗る電車に乗ることに気がつく。
普通に家を出発していたら鍵を置き忘れて1時間遅れていたわけか・・・。

中部国際空港駅終点の特急ミュースカイに乗り込む。
車内で今回の旅のために購入したデジタルビデオカメラのテスト撮りをすることにした。

今回のグランドサークルの旅では、何ヶ所か水の中に入る場所がある。
通常のデジカメなら水濡れ即死であるため、防水されたカメラが欲しかったのと、Youtubeに代表される動画の需要が高かったので動画も撮れるものを探すことにした。

そこで選んだのが三洋電機社製品のDMX-CA8「Xacti」である。
防水処理が施され、片手で操作できてSDHCで録画ができる。
実際に使ってみたが最高でした。

電車は定刻で中部国際空港に到着した。

同行者
一人旅
交通手段
タクシー 私鉄

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