レイキャビクでお買い物

2009/10/14 - 2009/10/21

メインストリートを歩くと、カフェ、洋服屋、CDショップが多く、その３種類のお店で成り立ってるくらい。
そのうち、レイキャビクの洋服屋さんをざっくり分けると、個性的なデザインの店と、古着屋と、スポーツカジュアル。
古着屋は、値段は安いけどやっぱりある意味個性的。
スポーツカジュアルは、アウトドア系のお店や、Tシャツなどのスウェットを中心としたカジュアル系のお店。
私が見た限り、H&MやZARAのような、いま流行のいわゆるファストファッション（安くて１シーズンだけ着る）のお店がなかった。
私はメインストリートを中心に探しただけなので、もしかしたらシンプルで使い回しできる洋服をお手頃な値段で買える店がどこかにあるのかもしれない。
私はあまり洋服を持って行かず、現地調達でしのぐのでこれには本当に困りました。
寒いから重ね着できるようなカットソーが欲しいと思っても、気軽に買えるものがない。
でも、どうやら中心から少し離れた場所にシッピングモールがあり、そこにはZARAやTommyなどが入ってるらしかったので行ってみれば良かったなと思いました。
でも、できればその国の洋服が欲しかった。

http://www.geocities.jp/tsukikoworld/09iceshop.html

エリア レイキャビク(アイスランド)

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: スカンジナビア航空

メインストリートLaugavegurにあるNaked ApeはTシャツを主に扱うスウェット中心のカジュアルファッションの店。
Iceland Airwaves'09のオフ会場でもあり、オフィシャルTもたくさん置いてました。
ここのTシャツのデザインはかっこいいです。
それと、ものによって変わりますが、素材がやわらかくてとても着心地が良い！これ結構重要。
私はVネックのものを買ったのですが、ボーイズライクなものだけでなく女子向けのデザインのものも多く、あれこれ迷ってしまう。
でも値段がピンキリで、私が買ったのは5000円くらいですが同じデザインのロングワンピースタイプだと1万数千円でした。
なのでワンピースタイプも欲しかったのですが断念。
買うと、オリジナルの布バッグに入れてくれます。
ここはもちろんIceland Airwaves'09のフレンド店なのでIceland Airwaves割引(15%)あり。
ちなみにTaxfreeの加盟店でもあるので、後でリファウンドできます。お得！

Aurumというアクセサリーのお店です。
主にシルバーのものが多く、どれも繊細できれいなデザイン。
迷いに迷って、レースのようなシルバーのピアスを購入しました(7200kr 約5200円)。
着けてみたらどういう感じになるのかいまいち想像できなかったのですが、実際耳に着けてみるともう、すごくかわいい！
たぶんここのアクセサリーは他のものも、身に着けてみてきれいになるようにデザインされています。
棚に置かれている状態と着けた状態が変わらずステキなものは多いけど、身に着けてさらにデザインが映えるというのはなかなかないんじゃないかと。
安かったので他にネックレスも買いたかったのですが、他で細々とお金を使ってしまったので断念しました…

アクセサリーのAurumの向かいにあるのはStellaというストッキング専門店です。
キュートなものからセクシーなものまで、いろんな柄のストッキングやタイツ、靴下、レギンスがあります。
特にスコットランドのBebaroqueというブランドのタイツがすごくかっこいい。
お店の人によると、全てハンドプリントされているのだとか。
ほとんどが1万円前後なので、結構悩みます。
この店もTaxfree加盟店なので、高い分結構お金が返ってくるのでうれしいところ。
サンプル写真を引っ掻き回して悩んだあげく、私は黒に金メッキのビーズ？が付いているものを購入しました(15900kr 約11500円)。
私が悩んでいる途中、男性が訪れてあれこれと店員さんに相談して買っていました。
うーん、男性にこんなステキなストッキングをもらったらうれしいなぁ。
センスいいと思うし、程よくエロい〜。

他の国に比べて、レイキャビクはTAXFREE加盟店がとても多い。
CDショップや古着屋までTaxfreeなんて、見たことがありません。アンティーク店は別だけど...
そして、レイキャビクでは観光案内所へTaxfreeの用紙を持っていけば、その場でアイスランドクローネの現金で返金してもらえます。
そうすれば、その現金でまた買い物ができる。
そう聞いて、最終日にまとめてTaxfree用紙を持って行ったのですが、なぜか断られてしまった。
用紙を全てチェックしてOKだったのですが、クレジットカードを見せてと言われました。
前に並んでいた人は言われていなかったので不思議に思ったのですが...。
「マスターカードは持ってない？このカード(VISAとAMEX)だと返金できないんです」と言われてしまった。
さらに「空港でならできるから、空港で申請してみて」と言われたので、まぁそれならいいかと諦めました。
帰国の日、アイスランドの空港発が早朝だったので、乗り継ぎのデンマークの空港でリファウンドの申請をしたのですが、そのうちの３件がリファウンドカウンターで手続きができず、階下の銀行で申請してくれと言われてしまいました。
銀行まで行く時間がなかったので諦めましたが、合計1万円近くあったので残念でした。
後で考えてみたら、レイキャビクでの申請のとき、受付のおばさんは私がアジア人なのを見て”カードに返金希望”だと思い込んでいたのではないかと。
あのとき「アイスランドクローネのキャッシュでお願いします」と言えば良かったのかもしれません。

メインストリートにあるAnderson & Lauth。アイスランド人デザイナーのブランドです。
ここの服はロマンチックだけどシンプルでかわいかった〜。
でもやっぱり高いし素材もウールを使ったものが多くて、残念ながらなかなか買うまで至らなかった。
アイスランドはウールの製品が得意のようで伝統的な模様のセーターも多いのですが、私はウールアレルギーなので着られないのです。
店内の内装もとってもかわいいのでゆっくりと眺めていたら、アクセサリー類もかわいい。
悩んで、ラインストーンのついたブレスレットを購入。
タグに"LOVE"と彫られたチャームが付いていました。あぁかわいい…

こちらもメインストリートにあるE-Labelというブランドのスカーフ。
このブランドは黒のものしかありません。服も小物も靴も全部黒。
そしてデザインは流行っぽいけど個性的。
いろいろ見ていたら店員さんに「これおすすめよ！」と着物をかなりデフォルメした、その名も"Kimono"という名前のスウェットジャケットを勧められて、日本人としてはちょっと苦笑い。
ほかは結構かっこよかったのでいろいろ見て、ゴールドメタルがついている大きな三角型のストールを購入。
15,725kr 11,761円やわらかなスウェット地で、かなり大きいのでマントのように羽織ることもできますがぐるぐる巻きにするとすごく暖かい。
三角形の一角にはメタルの留め具がついていて、ばらけないように留めることもできて便利。
ここもIceland Airwaves'09割引(15%)とTaxfree加盟店です。

数ある古着屋さんのなかでも人気のあったSputnik。
滞在３日目くらいでもう着るものがない！と焦って探しているとき、この店で黒革のスカート(8000kr 約6000円)を購入。
もともと黒いスカートが欲しかったのですが、使いやすそうなものが見つからなくて「もう古着でいい！」と半分ヤケでした。
これが両方とも結構重宝して、何回も着ました。
世界的にも革製品が流行中ですが、まさか外国で買うとは思わなかった。
ま、古着なので安いから軽く買えたというのもある。
買ってからよく見たら、両方とも元はロングスカートだったのか、前の持ち主が裾上げした形跡がくっきりと。
かなりおおざっぱで、革スカートの裏地は一部安全ピン。すごい。
この店もIceland Airwavesのリストバンドで割引(15%)。
そしてなんとここもTaxfree加盟店だったりします。
スキンヘッドの優しいおねえさんがせっせとレシートを書いてくれました。

名なCDショップ、12tonar。自身のレーベルもあります。
シガーロスやムームといった人気バンドゆかりの店で、ウインドウにはシガーロスのロゴも書かれています。
やっぱりシガーロスファンとしては訪れたい場所のひとつ。
１階と半地下がありますが、予想よりもかなり小さな店でした。
バンドTシャツ、お店オリジナルTシャツもあったけどサイズが大きくて買えなかった。
ここもIceland Airwaves'09割引(10%)があります。レジの前のガラスケースにはガラクタのようなものがごちゃっと収まっていて、ひょっとしたらなにかバンドやお店に大きく関わるものなのでは！？と思いましたが、その中になぜか日本のホッカイロが。
なぜ…。

Iceland Airwaves'09のメディアセンターが置かれていたレイキャビクで一番大きなCDショップSkifan。
メインストリートにあり、目印的な存在でした。
国内外のCDの種類はレイキャビク１。でもここも半分はアイスランド音楽のスペース。
DVDの種類も相当なもので、アイスランド映画のDVDなんてなかなか目にする機会がないのでなかなかおもしろいです。
ここもIceland Airwaves'09割引(15%)がありますが、がっかりだったのは、Iceland Airwavesのメディアセンターが置かれているにもかかわらず外国勢出演者のCDがかなり少なかったこと。
後半にしか行っていないので既に売り切れた後だったのかもしれない。
でも、初日に行ったけどはじっこにIceland Airwavesテーブルがあっただけだったから、もともと種類は少なかったと思う。
もっと置けば売れるだろうに、商売っ気ないんだなぁ。

レイキャビクの薬局、Lyfja。薬局というよりドラッグストアに近いです。
お店は小さいですがシャンプーやせっけん、歯ブラシ、ヘアケア・スキンケア用品、ストッキング、下着、化粧品、ビタミン剤などがある何でも屋さん。
でも基本は薬局なので、薬の処方を待つ人がいつもいます。
そしてレイキャビクにはデパートがないのですが、ここにCLINIQUEやクラランス、オリジンズなどの外国化粧品ブランドがあります。
メイベリンやロレアルと同じ感覚でクリニークやクラランスが…すごく妙な感じ。
そもそもデパートがないって、北欧では唯一の国だと思います。だって首都ですよ？
まぁ実際街を歩くと、それもアイスランドらしいなぁと思えてしまう。
日用品を見るのが楽しいので、ここには何度も行きました。

メインストリートにある、唯一と思われる雑貨屋さんのTiger。
食器やインテリア雑貨、おもちゃのようなアクセサリーや日用品が安く売られています。
店内はすごくシンプルで、商品がたくさん置いてあって倉庫みたい。
食器類がとにかく安くてポップでかわいい。
お菓子もたくさんあるので、ここでおみやげをまとめ買いというのもいいかも。

私はお買い物をするために海外へ旅行すると言っても過言ではないくらい、お買い物好き。
その国のかわいいものや現地の人たちが使っているものを見たり、購入して実際に使ってみることが楽しい。
でも、レイキャビクの街にはお店自体がものすごく少なかった。
さらにお店に入っても、そもそも置いている種類と数が少ないんです。
レイキャビクの人たちって物欲ないんだなぁ…と、日本から来た私の物欲は全く満たされませんでした。
すごくいい街だけど私は絶対に住めない！と豪語したくらい。
でも、改めて考えてみると、そこにあるもので満足するレイキャビクの人たちの生き方はとても素敵。
必要なぶんだけ手に入ればいい。
物よりも、快適に過ごすためのカフェが多いほうがいい。
物がありすぎて、選ぶ為のガイドブックまで作られるような国に住む私は、少し羨ましくなりました。