Iceland Airwaves'09

2009/10/14 - 2009/10/21

アイスランドの音楽フェスIceland Airwaves'09に行ってきました。
10/14から10/18までの間、アイスランドの首都・レイキャビクの街全体がフェス会場になって昼から深夜まで音楽三昧の一週間です。
一年で一番多くの観光客がレイキャビクに訪れるというこの時期。
しかもそのほとんどが音楽好きなひとたち。
世界各国から音楽好きたちが集まる一週間、レイキャビクは活気に溢れていました。

詳しいレポはこちら
http://www.geocities.jp/tsukikoworld/icelandtop.html

エリア レイキャビク(アイスランド)

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: スカンジナビア航空

私は14日の深夜にアイスランド着にしたので、２日目の15日から参加。
15日の今日は初日なのでひとまずAirwaves Media Centerへチケットの交換をしに行かなくちゃ始まらない。
オフィシャルサイトでチケットを予約した際に送られて来たメールをプリントアウトし、それをメディアセンターに持って行くとリストバンドと交換できる。
そのセンターはメインストリートLaugavegurにあるCDショップSkifanの地下にあり、午前中でも既に人がちらほらいて活気がある。
普通チケットの交換カウンターでIceland Airwavesの黄色いリストバンドとプログラム、観光パンフなどが入ったオリジナル布バッグをもらい、反対側にあるカウンターでFriends of Airwavesのピンクのリストバンドをもらいます。
他にもTシャツやいろんなグッズが販売されていました。

メインの会場はライブハウスやクラブなど数カ所あり、各バンドが1時間くらいのライブをする。
他のカフェやショップなどのオフ会場が数十カ所あって、そこではだいたい数10分程度のミニライブ。
ひとつのバンドでもメインとオフの両方やったりします。
開催中にいくつかプログラム変更があり、なおかつ増えたライブの更新もオフィシャルサイトでされていました。
それでもサイトに載っていないライブも多数あり、後で知って悔しい思いをしました！
気に入ったバンドがあったら、スタッフやバンドのメンバーに聞くのが一番いいかもしれません。

メインストリートを散策していると、２階にある洋服屋さんからバンド音が聞こえて来た。
吸い寄せられるようにNaked Apeというお店へ入るとそこはオフ会場で、バンドがライブ中。
歩いているだけで、あっちのカフェこっちのショップというふうにそこらじゅうで昼間からライブだらけ。

夜になり、見たいと目をつけていたいたライブを見るためメイン会場のライブハウスNASAへ。
アイスランド人に「どこから来たの？」と声をかけられたので日本だと答えると、「Iceland Airwavesのために来たんでしょ？他の人はどこにいるの？」と言う。
英語がなまっているので聞きとりずらくて答えに詰まっていると、「他の人はホテルにいるの？」というようなことを言い始めた。
ホテルで日本人に会ったことがないんです。と言うと「えっ？ホテルに日本人がいないの？」と驚いている。
なんだこの会話？と思いながら、一度も日本人に会ってないですよ、と言うと、「あれ？君は、グループじゃないの？」と言う。
うん、私は一人ですよ（I'm alone.）、と言いながらもこんなことわざわざ言わせんな！寂しくなるじゃん！と思っていると、「あぁそうなのか、ごめんなさい。じゃ、今朝の新聞は見てない？」と言う。
見てません、と答えると、「アイスランドの今朝の新聞の一面に、Iceland Airwavesの為に日本から30人くらいのグループが到着したって載ってたんだよ。知らなかった？」と言うではないですか。
えっ、新聞に！？すごく驚きました。一面ってことは、もしかして犯罪に巻き込まれたとか？と心配になったので聞いてみると、「違う違う、ただグループが到着したという記事だよ」と言うではないですか。
「だから、君もそのグループの一人なのかなと思ったんだ」
確かに、私も参加しようか考えたことがあったから日本でIceland Airwavesツアーがあるのは知ってたけど、30人もいたんだ。

会場の外に出てホテルまで帰るために大きな通りへ出ると、0時半近くなのに人が多い。
左からジャズが、右からロックがというふうにそこらじゅうから音楽が聞こえて来る。
まるで週末の夜の渋谷みたい。
連日の夜遊びで疲れたけど、すごく楽しかった。
街に音楽好きばっかりがたくさん集まっているので何か妙な一体感というか、「フェスを楽しむぞ！」と街中がウキウキしているのが初参加の私でもすごく感じた。
知っているバンドなんてほとんどなかったけど、行き当たりばったりで見たバンドが良かったり、ネットで調べて良さそうなバンドのライブに行って良かったからCDを買ったり。
ふと入ったお店でバンドのライブ中だったり、道を歩いているだけで音楽が聞こえてきたりと、こんな音楽三昧の日々は音楽好きにはたまりません。
こんなに北欧にいいバンドがたくさんいるなんて知らなかった。
北欧だけじゃなく、世界中のいい音楽をたくさん知ることができたのも大きな収穫。
世界的に有名な出演者はいないけど、たくさん良いバンドが出ているので出演者の選び方もいいんだと思います。
このフェスはレイキャビクという治安のいい小さな街だからこそできると思うし、何よりもあれだけの観光客を受け入れる現地の人の寛容さがあってこそなのではないかと思いました。
こんなユニークで楽しいフェスはなかなかない！