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エフェソス遺跡は大変広大で、1時間や2時間ではとても回りきることはできません。4時間ほどかけてやっと見ることができました。出口付近で野外ぺージェントとも言えるようなローマ帝国時代の出し物が行われていました。大変興味深かったです。<br /><br />この日は考古学博物館にも行きました。エフェソス遺跡で発堀された出土品が数多く展示されていて、見ごたえが十分ありました。

トルコを車で半周する ― ついにエーゲ海側のエフェソス遺跡へ ②

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2009/07/14 - 2009/08/05

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Weiwojing

Weiwojingさん

エフェソス遺跡は大変広大で、1時間や2時間ではとても回りきることはできません。4時間ほどかけてやっと見ることができました。出口付近で野外ぺージェントとも言えるようなローマ帝国時代の出し物が行われていました。大変興味深かったです。

この日は考古学博物館にも行きました。エフェソス遺跡で発堀された出土品が数多く展示されていて、見ごたえが十分ありました。

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  • 古代ローマ人に扮した人々が当時の生活を再現して、観光客にその様子を紹介しています。

    古代ローマ人に扮した人々が当時の生活を再現して、観光客にその様子を紹介しています。

  • この男性はすっかり古代ローマ人になりきったみたいですね。

    この男性はすっかり古代ローマ人になりきったみたいですね。

  • 一方ローマ皇帝とその家臣たちも登場し、一大ページェントを繰り広げていました。

    一方ローマ皇帝とその家臣たちも登場し、一大ページェントを繰り広げていました。

  • 紫色の衣装をまとった男性がローマ皇帝、そしてその隣がお妃です。

    紫色の衣装をまとった男性がローマ皇帝、そしてその隣がお妃です。

  • 中央の女性は皇帝のお妃ですが、頭にコブラの形をしたかぶり物をしています。これは権力の象徴を表したもののようです。

    中央の女性は皇帝のお妃ですが、頭にコブラの形をしたかぶり物をしています。これは権力の象徴を表したもののようです。

  • ローマ軍の軍服をまとった兵士です。なかなか勇ましいですね。

    ローマ軍の軍服をまとった兵士です。なかなか勇ましいですね。

  • こちらもローマ軍の兵士ですが、衣服や胸当てなどが先の兵士とは若干違いますね。

    こちらもローマ軍の兵士ですが、衣服や胸当てなどが先の兵士とは若干違いますね。

  • ファンファーレが鳴り響き、これから一大ページェントが開始されます。

    ファンファーレが鳴り響き、これから一大ページェントが開始されます。

  • 次々と人々が登場してきました。当時ローマ帝国にはたくさんアフリカから来た黒人たちがいましたが、この人たちはその人々を表しているのでしょうか。

    次々と人々が登場してきました。当時ローマ帝国にはたくさんアフリカから来た黒人たちがいましたが、この人たちはその人々を表しているのでしょうか。

  • 華麗な衣装をまとった女性たちも登場しました。

    華麗な衣装をまとった女性たちも登場しました。

  • 一同が勢ぞろいしました。

    一同が勢ぞろいしました。

  • タンバリンの軽快な音に合わせて、女性たちの踊りが披露されました。

    タンバリンの軽快な音に合わせて、女性たちの踊りが披露されました。

  • 勇ましい剣術の試合も行われました。

    勇ましい剣術の試合も行われました。

  • 大道芸も披露されました。面白可笑しく、小道具を使って演じ、多くの観客の笑いを得ました。

    大道芸も披露されました。面白可笑しく、小道具を使って演じ、多くの観客の笑いを得ました。

  • 一通り踊りや武術、大道芸が披露されると、すべてのプログラムが終わったようで、参加者全員が退場していきました。

    一通り踊りや武術、大道芸が披露されると、すべてのプログラムが終わったようで、参加者全員が退場していきました。

  • 「聖ヨハネ教会」の入り口です。<br /><br />12使徒のひとりヨハネは、イエスの死後その母マリアを守りながらここで暮らしたという。ヨハネは亡くなった後、この丘の上に埋葬され、後の6世紀頃に教会が建てられました。これが聖ヨハネ教会です。

    「聖ヨハネ教会」の入り口です。

    12使徒のひとりヨハネは、イエスの死後その母マリアを守りながらここで暮らしたという。ヨハネは亡くなった後、この丘の上に埋葬され、後の6世紀頃に教会が建てられました。これが聖ヨハネ教会です。

  • ここからはエフェソス考古学博物館の美術品の数々です。多数展示されていて、どれも見ごたえのあるものばかりです。

    ここからはエフェソス考古学博物館の美術品の数々です。多数展示されていて、どれも見ごたえのあるものばかりです。

  • 「休息する兵士」と題された大理石像です(1〜2世紀頃の制作)。

    「休息する兵士」と題された大理石像です(1〜2世紀頃の制作)。

  • エンジェル(天使)像コーナーというのがあり、次のような、いろいろな天使の姿をした作品がいくつか展示されています。

    エンジェル(天使)像コーナーというのがあり、次のような、いろいろな天使の姿をした作品がいくつか展示されています。

  • イルカに跨った少年の像です。中庭に置かれています。

    イルカに跨った少年の像です。中庭に置かれています。

  • このライオン像はちょつと怖そうですが、でもなんとなくユーモラスな感じがします。

    このライオン像はちょつと怖そうですが、でもなんとなくユーモラスな感じがします。

  • この博物館の見ものはなんと言いっても2体の「アルテミス像」でしょう。いずれもエフェソス遺跡のアゴラから出土した、2世紀のものです。<br />この写真は「小さいアルテミス」と呼ばれていて、左右に動物をともなう様式やかぶっているボロスは、アナトリアの地母神キべレを思わせます。

    この博物館の見ものはなんと言いっても2体の「アルテミス像」でしょう。いずれもエフェソス遺跡のアゴラから出土した、2世紀のものです。
    この写真は「小さいアルテミス」と呼ばれていて、左右に動物をともなう様式やかぶっているボロスは、アナトリアの地母神キべレを思わせます。

  • 小さいアルテミス像の下半身にはグリフィン、ライオン、牡牛、蜜蜂(アルテミスのシンボル)などが見られます。胸の20個ほどの丸いふくらみは、蜜蜂の卵かあるいは牛の睾丸ともいわれています。いずれにしても豊穣を意味しているようです。

    小さいアルテミス像の下半身にはグリフィン、ライオン、牡牛、蜜蜂(アルテミスのシンボル)などが見られます。胸の20個ほどの丸いふくらみは、蜜蜂の卵かあるいは牛の睾丸ともいわれています。いずれにしても豊穣を意味しているようです。

  • もう一方こちらは3m近くもあるアルテミス像で、神殿にあった高さが10数mの像のミニチュアトいわれています。頭のかぶりものに女神に捧げられた神殿を載せています。

    もう一方こちらは3m近くもあるアルテミス像で、神殿にあった高さが10数mの像のミニチュアトいわれています。頭のかぶりものに女神に捧げられた神殿を載せています。

  • 大きいアルテミス像も下半身は同じようなものが見られます。いずれにしても豊穣を表していることには変わりがないようです。

    大きいアルテミス像も下半身は同じようなものが見られます。いずれにしても豊穣を表していることには変わりがないようです。

  • ドミティアヌス神殿に置かれていた巨大な皇帝像の頭部です(1世紀頃製作)。像は座った姿で、台座とともに高さが7mもありました。

    ドミティアヌス神殿に置かれていた巨大な皇帝像の頭部です(1世紀頃製作)。像は座った姿で、台座とともに高さが7mもありました。

  • 博物館の中にはこのような喫茶店もあり、長時間の見学に疲れた時は、一休みするのにいいでしょう。

    博物館の中にはこのような喫茶店もあり、長時間の見学に疲れた時は、一休みするのにいいでしょう。

  • セルチュク滞在2日目の夕方は近郊に足をのばし、シリンジェという小さな村に出掛けてみました。<br /><br />ここは人口700人ほどの村で、元々はギリシア人が住んでいましたが、1924年のトルコ・ギリシア住民交換によって、ギリシアのテッサロニキから移住してきた人たちがワインを作り始めました。それ以来この村はワイン製造では有名なところとなりました。<br />丘の斜面に密集して建っている村の風景は、どことなくサフランボルに似ているような気がします。

    セルチュク滞在2日目の夕方は近郊に足をのばし、シリンジェという小さな村に出掛けてみました。

    ここは人口700人ほどの村で、元々はギリシア人が住んでいましたが、1924年のトルコ・ギリシア住民交換によって、ギリシアのテッサロニキから移住してきた人たちがワインを作り始めました。それ以来この村はワイン製造では有名なところとなりました。
    丘の斜面に密集して建っている村の風景は、どことなくサフランボルに似ているような気がします。

  • 村の中では観光客を対象とした手作りのものが売られています。

    村の中では観光客を対象とした手作りのものが売られています。

  • サフランやバジルを始め、さまざまなスパイス類が売られており、私も何種類か買ってみました。

    サフランやバジルを始め、さまざまなスパイス類が売られており、私も何種類か買ってみました。

  • 村の中にはこのような小さな民宿が何軒かあります。次回はこの村の民宿に泊まるのもよさそうですね。

    村の中にはこのような小さな民宿が何軒かあります。次回はこの村の民宿に泊まるのもよさそうですね。

  • この村はワイン作りが有名ですので、ワインショップが何軒もあります。そのうちの一軒をのぞいてみました。

    この村はワイン作りが有名ですので、ワインショップが何軒もあります。そのうちの一軒をのぞいてみました。

  • ワイン店の内部です。地元で作られたワインを何種類か試飲してみました。どれもさつぱりしていて、好みのワインばかりと言ってもいいでしょう。値段も手ごろなものが多く、1本買ってみました。

    ワイン店の内部です。地元で作られたワインを何種類か試飲してみました。どれもさつぱりしていて、好みのワインばかりと言ってもいいでしょう。値段も手ごろなものが多く、1本買ってみました。

  • 本日の夕食です。3種類の料理を頼みました。先ずこれは「ギョズレメ」という厚めの皮でチーズや挽き肉を包んだ、トルコ版お好み焼きです。

    本日の夕食です。3種類の料理を頼みました。先ずこれは「ギョズレメ」という厚めの皮でチーズや挽き肉を包んだ、トルコ版お好み焼きです。

  • 「メルジメク・チョルバス」という名前のスープです。レンズ豆のスープで、煮込んだ豆や卵の黄身、牛乳、バターで味つけをしたマイルドな味です。ミントの葉も入っています。

    「メルジメク・チョルバス」という名前のスープです。レンズ豆のスープで、煮込んだ豆や卵の黄身、牛乳、バターで味つけをしたマイルドな味です。ミントの葉も入っています。

  • メインノ料理です。大きな茄子の中に挽き肉が入っていて、それをトマトで味付けをし、オーブンで焼き上げた一品です。上品な味がして美味しかったことは言うまでもありません。<br /><br />これらの料理以外にパンは勿論のこと、地元産の白ワインも飲みました。好みの辛口で、料理に合い、申し分ありませんでした。

    メインノ料理です。大きな茄子の中に挽き肉が入っていて、それをトマトで味付けをし、オーブンで焼き上げた一品です。上品な味がして美味しかったことは言うまでもありません。

    これらの料理以外にパンは勿論のこと、地元産の白ワインも飲みました。好みの辛口で、料理に合い、申し分ありませんでした。

  • 店の奥ではギョズレメを焼いていて、その後私たちのテーブルに運ばれてきました。

    店の奥ではギョズレメを焼いていて、その後私たちのテーブルに運ばれてきました。

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  • もいもいさん 2009/11/23 20:43:52
    やっぱりエフェスソも。
    Tamegaiさん、こんばんは!

    この夏の私のトルコ旅行ではエフェソスやペルガモンといった地中海方面は時間の関係で行けませんでした。
    個人的には塩野七生さんの著作のファンなので、ローマ時代の華やかなりし歴史遺産の薫り漂うエフェソスの風景大変興味引かれるものでした。

    来年はエフェソス・ペルガモンの旅かな、と一人プランニングにふけっています。。。

    Weiwojing

    Weiwojingさん からの返信 2009/11/24 11:28:23
    RE: やっぱりエフェスソも。
    もいもいさん、こんにちは。トルコ旅行記を見ていただき、また書き込みもありがとうございました。

    私は7月から8月にかけて、トルコの約半分を車で回ってきました。一番暑い時期でしたので、体力的に大変でしたが、日本のようなジメジメした暑さではなく、カラッとした暑さでしたので、なんとか持ちこたえました。

    トルコにはすっかり魅せられました。また行きたいです。次回は今回行かなかったところを中心に回ってみたいですね。東トルコや黒海周辺などを中心に、あとイスタンブルも長く滞在したいですね。

    もいもいさんはエフェソスやベルガモには行かなかったんでね。次回はぜひ訪れることをお勧めします。ローマ時代の華やかな歴史遺産を感じることができる遺跡群です。私も塩野七生さんの作品にずいぶん影響されて、今回の旅行でも必ず訪れたいと思っていたところでした。

    地中海やエーゲ海側もすばらしいです。時間をかけてゆっくり滞在したいところです。一箇所に何日も滞在してのんびりしたいところがいくつもあります。

    もいもいさんの「もいもい」とはクメール語で「ゆつくり、あせらず」という意味だそうですが、私の旅行の原点も「あせらず、ゆっくり」ですので、とてもいい言葉だと感心しました。マラッカ旅行記はとても印象的です。これからも、もっとたくさんの旅行記を期待しています。

    ありがとうございました。

    Tamegai


  • 一歩人さん 2009/11/09 16:20:38
    エーゲ海にもこんな文化が
    Tamegaiさんへ
    ギリシャ・ローマ文化の名残でしょうか。
    エーゲ海と聞くだけで、興味津々。
    ありがとうございました。
    八重洲口の旧大丸の解体に興味津々の一歩人でした。
    失礼しま〜す。

    Weiwojing

    Weiwojingさん からの返信 2009/11/09 20:56:34
    RE: エーゲ海にもこんな文化が
    一歩人さん、こんにちは。
    いつも書き込みをいただき、ありがとうございます。トルコにはギリシヤやロ−マ時代の名残があちこちに残っていますね。
    今回旅行して分かりましたが、本当にトルコにはこれらの遺跡があちこちに残っているのに気がつきました。トルコと言えば、イスラムの国という印象が強く、キリスト教の痕跡が残っているなどとは全く知しりませんでした。
    エーゲを見るのも今回の旅行の目的の一つでした。美しいエーゲ海を見ることができました。
    ところで、八重洲口の旧大丸が解体されているそうですが、その後には何ができるのですか。

    では、また。ありがとうございました。

    Tamegai

    一歩人

    一歩人さん からの返信 2009/11/11 13:00:57
    RE: RE: エーゲ海にもこんな文化が
    > 一歩人さん、こんにちは。
    > いつも書き込みをいただき、ありがとうございます。トルコにはギリシヤやロ−マ時代の名残があちこちに残っていますね。
    > 今回旅行して分かりましたが、本当にトルコにはこれらの遺跡があちこちに残っているのに気がつきました。トルコと言えば、イスラムの国という印象が強く、キリスト教の痕跡が残っているなどとは全く知しりませんでした。
    > エーゲを見るのも今回の旅行の目的の一つでした。美しいエーゲ海を見ることができました。
    > ところで、八重洲口の旧大丸が解体されているそうですが、その後には何ができるのですか。
    >
    > では、また。ありがとうございました。
    >
    > Tamegai
    >

    そうか、オスマン帝国でしたよね。影響ありありかも。

    ところで、
    大好きな東京駅のことですが、
    大丸さんが解体されて丸の内側と八重洲側の空間が結ばれて、下は、
    グラントウキョウノースタワーとサウスタワーを結ぶ歩行者デッキが出来、
    上部を大屋根で覆うとか。
    失礼しま〜す。

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