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職場の同僚3人と積み立てを続け、1年に1度、夏に地方競馬に出かけることにしています。<br />もちろん競馬をするだけでなく、その機会を利用して近くを旅することにしています。今回の目的地は新潟でめったに行かないだろうということで佐渡に渡ることにしました。<br />でもその新潟では「トキめき新潟国体」の開会日の土曜日のため、宿泊する宿がまったくとれない状態のまま出発…。<br />はたして私たちが泊まる場所はあるのか?4回にわけて新潟・佐渡の旅行記を作成します。<br />最終回分は、佐渡八幡温泉の宿泊から伝建地区・宿根木を巡りました。

新潟県・新潟競馬→佐渡(その4/4)★佐渡・八幡温泉から伝建地区港町・宿根木へ

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2009/09/27 - 2009/09/28

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ころっつ

ころっつさん

職場の同僚3人と積み立てを続け、1年に1度、夏に地方競馬に出かけることにしています。
もちろん競馬をするだけでなく、その機会を利用して近くを旅することにしています。今回の目的地は新潟でめったに行かないだろうということで佐渡に渡ることにしました。
でもその新潟では「トキめき新潟国体」の開会日の土曜日のため、宿泊する宿がまったくとれない状態のまま出発…。
はたして私たちが泊まる場所はあるのか?4回にわけて新潟・佐渡の旅行記を作成します。
最終回分は、佐渡八幡温泉の宿泊から伝建地区・宿根木を巡りました。

交通手段
自家用車

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  • 佐渡2泊目は島内屈指の温泉で高級旅館でもある佐渡八幡温泉・国際佐渡観光ホテル八幡館に宿泊。<br />相川から佐渡西部の中心的集落の佐和田の商店街を過ぎたあたりに旅館はあります。夕食には佐渡牛も登場!<br />

    佐渡2泊目は島内屈指の温泉で高級旅館でもある佐渡八幡温泉・国際佐渡観光ホテル八幡館に宿泊。
    相川から佐渡西部の中心的集落の佐和田の商店街を過ぎたあたりに旅館はあります。夕食には佐渡牛も登場!

  • 海の幸は別皿でさすがは新鮮な味。<br />温泉も大浴場が広く、景色はよくないものの比較的大きな露天風呂も付いています。<br />

    海の幸は別皿でさすがは新鮮な味。
    温泉も大浴場が広く、景色はよくないものの比較的大きな露天風呂も付いています。

  • 夕食の後、開催された佐渡・鬼太鼓(おんでこ)のショー。<br />鬼太鼓は集落の祭礼に奉納されるもので、島内各地には100組以上の鬼太鼓グループがあるといわれています。<br />

    夕食の後、開催された佐渡・鬼太鼓(おんでこ)のショー。
    鬼太鼓は集落の祭礼に奉納されるもので、島内各地には100組以上の鬼太鼓グループがあるといわれています。

  • 鬼太鼓にもいろいろな系統があるようですが、夕食のときに飲み過ぎて酔った状態でしたので、どの系統かあまり覚えていないのですが…。<br />もともと鬼太鼓は悪魔を払い、商売繁盛、五穀豊穣を祈って、神社の祭礼に奉納されるもので、鬼の他にも獅子などが舞うものもあります。<br />

    鬼太鼓にもいろいろな系統があるようですが、夕食のときに飲み過ぎて酔った状態でしたので、どの系統かあまり覚えていないのですが…。
    もともと鬼太鼓は悪魔を払い、商売繁盛、五穀豊穣を祈って、神社の祭礼に奉納されるもので、鬼の他にも獅子などが舞うものもあります。

  • 鬼太鼓に続いては「佐渡おけさ」のショーが展開されます。言わずと知れた全国的にも有名な民謡ですが、太鼓・尺八・三味線などの演奏とともに踊られます。<br />

    鬼太鼓に続いては「佐渡おけさ」のショーが展開されます。言わずと知れた全国的にも有名な民謡ですが、太鼓・尺八・三味線などの演奏とともに踊られます。

  • もともと天草の酒盛り歌が北前船によって金山の興隆とともに栄えた佐渡に商船を通じて伝わり、島内で完成した端正な踊りです。<br />

    もともと天草の酒盛り歌が北前船によって金山の興隆とともに栄えた佐渡に商船を通じて伝わり、島内で完成した端正な踊りです。

  • 最終日に訪れたたのは真野地区にある「妙宣寺」。<br />承久の乱に敗れ順徳天皇とともに佐渡に流されてきた武士が出家して、13世紀に開いた寺です。入口には立派な仁王門があります。<br />

    最終日に訪れたたのは真野地区にある「妙宣寺」。
    承久の乱に敗れ順徳天皇とともに佐渡に流されてきた武士が出家して、13世紀に開いた寺です。入口には立派な仁王門があります。

  • 妙宣寺の五重塔は、佐渡島内だけでなく、新潟県内で唯一の五重塔です。19世紀の文政年間に日光東照宮のものを模して建造されており、国の重要文化財にも指定されています。<br />

    妙宣寺の五重塔は、佐渡島内だけでなく、新潟県内で唯一の五重塔です。19世紀の文政年間に日光東照宮のものを模して建造されており、国の重要文化財にも指定されています。

  • 真野地区は古くから佐渡の文化が醸成されてきた地域でもあります。佐渡に流された順徳天皇の火葬塚「真野御陵」もあり、今は杉の老木が茂った場所となっており、参拝場所には宮内庁の管理員もきちんといました。<br />

    真野地区は古くから佐渡の文化が醸成されてきた地域でもあります。佐渡に流された順徳天皇の火葬塚「真野御陵」もあり、今は杉の老木が茂った場所となっており、参拝場所には宮内庁の管理員もきちんといました。

  • 北前船の交易で栄えた佐渡南西部・小木地区の宿根木。<br />佐渡の富の3分の1を集めたといわれるほど栄えた当時のまちなみが残っており、国の伝統的建造物群保存地区にも指定されています。<br />集落の中心を貫く県道沿いに、観光案内所の機能を持った体験学習館があり、ここに無料駐車場も整備されています。<br />

    北前船の交易で栄えた佐渡南西部・小木地区の宿根木。
    佐渡の富の3分の1を集めたといわれるほど栄えた当時のまちなみが残っており、国の伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
    集落の中心を貫く県道沿いに、観光案内所の機能を持った体験学習館があり、ここに無料駐車場も整備されています。

  • ここ宿根木には舟板と屋根の上に石を載せた家が立ち並んでいます。<br />ここには船大工などの造船技術者が居住するとともに、船主となって全国各地に乗り出して商いをしていたため、富が集約したようです。<br />

    ここ宿根木には舟板と屋根の上に石を載せた家が立ち並んでいます。
    ここには船大工などの造船技術者が居住するとともに、船主となって全国各地に乗り出して商いをしていたため、富が集約したようです。

  • 宿根木の建物は狭い平地に密集しているのが特徴で、細い路地が入り組んでいます。<br />

    宿根木の建物は狭い平地に密集しているのが特徴で、細い路地が入り組んでいます。

  • 長い歴史の中で摩耗した石畳の細い路地は「世捨小路」と名づけられています。名前の由来は不明ですが、小路を奥に進んでいくと幕末の蘭学者・柴田収蔵の生家があります。<br />

    長い歴史の中で摩耗した石畳の細い路地は「世捨小路」と名づけられています。名前の由来は不明ですが、小路を奥に進んでいくと幕末の蘭学者・柴田収蔵の生家があります。

  • 築200年以上が経つ廻船主・石塚氏の家が「清九朗の家」として公開されています。<br />

    築200年以上が経つ廻船主・石塚氏の家が「清九朗の家」として公開されています。

  • もちろん車も通れないような路地が入り組んでおり、修景された建物も結構あります。舟板を模した茶色で統一感のある風景が広がっています。<br />

    もちろん車も通れないような路地が入り組んでおり、修景された建物も結構あります。舟板を模した茶色で統一感のある風景が広がっています。

  • 150年以上前に建てられた通称「三角家」。路地の角の狭い土地に合わせて造られた家です。<br />

    150年以上前に建てられた通称「三角家」。路地の角の狭い土地に合わせて造られた家です。

  • 三角家の西側の路地から見た宿根木のまちなみ。<br />三角家にはレトロな「塩」の看板も掛かっています。<br />

    三角家の西側の路地から見た宿根木のまちなみ。
    三角家にはレトロな「塩」の看板も掛かっています。

  • 三角家から路地を南に下って行くと、路地の両側に総2階建ての建物が並んでいます。<br />

    三角家から路地を南に下って行くと、路地の両側に総2階建ての建物が並んでいます。

  • 路地と水路の地形に沿って建物が建てられている感があります。ここ宿根木の集落は、思っていた以上に修景整備も進んでおり、タイムスリップしたような感じに陥りますが、それでいて生活感も十分漂っています。<br />

    路地と水路の地形に沿って建物が建てられている感があります。ここ宿根木の集落は、思っていた以上に修景整備も進んでおり、タイムスリップしたような感じに陥りますが、それでいて生活感も十分漂っています。

  • 簡素な外観の印象が多い宿根木の集落の中で、ここ「伊三郎の家」には軒下に透かしの飾りが施されています。<br />

    簡素な外観の印象が多い宿根木の集落の中で、ここ「伊三郎の家」には軒下に透かしの飾りが施されています。

  • 軒下に扇型の飾りを施した意匠は、船大工の遊び心を感じさせるもので、こうした装飾にはここで住む人の暮らしの余裕もうかがい知ることができます。<br />

    軒下に扇型の飾りを施した意匠は、船大工の遊び心を感じさせるもので、こうした装飾にはここで住む人の暮らしの余裕もうかがい知ることができます。

  • 宿根木の集落には、ぐるりと歩けば1時間程度で十分回れます。集落には縫うように続く路地と、それに沿って肩を寄せ合うような家並みが広がっています。<br />

    宿根木の集落には、ぐるりと歩けば1時間程度で十分回れます。集落には縫うように続く路地と、それに沿って肩を寄せ合うような家並みが広がっています。

  • 宿根木から小木港方面に向かう途中の元小木集落には、赤い太鼓橋が特徴の矢島・経島という海岸景勝地があります。<br />

    宿根木から小木港方面に向かう途中の元小木集落には、赤い太鼓橋が特徴の矢島・経島という海岸景勝地があります。

  • ここでは「たらい舟」に500円で体験乗船することができ、少しの間なら自分たちで漕ぐこともできます。<br />思った以上に船上は安定していますが、漕いで前に進むのはなかなか至難の業。話を聞くと、地元の海女さんたちは「マイ・たらい舟」を持っており、海産物を採取するため外海にもこれで漕ぎ出すそうです。<br />

    ここでは「たらい舟」に500円で体験乗船することができ、少しの間なら自分たちで漕ぐこともできます。
    思った以上に船上は安定していますが、漕いで前に進むのはなかなか至難の業。話を聞くと、地元の海女さんたちは「マイ・たらい舟」を持っており、海産物を採取するため外海にもこれで漕ぎ出すそうです。

  • 佐渡島からの帰りは小木港から直江津へフェリーで渡って帰るため、昼食を小木の町中でとることにしました。<br />小木の町も古い情緒ある民家が並んでいます。その中にある佐渡そばの元祖ともいうべき老舗・七右衛門に入りました。<br />

    佐渡島からの帰りは小木港から直江津へフェリーで渡って帰るため、昼食を小木の町中でとることにしました。
    小木の町も古い情緒ある民家が並んでいます。その中にある佐渡そばの元祖ともいうべき老舗・七右衛門に入りました。

  • 七右衛門には1杯500円の生そばしかメニューがなく、これを何杯という単位で頼んでいきます。ここではそばは、せいろではなく、どんぶりに盛られています。<br />ここでの食事を終え、フェリーに乗って2時間40分直江津港へ。そして上越から北陸道に乗って自宅へ帰り、今回の旅を終了しました。<br />

    七右衛門には1杯500円の生そばしかメニューがなく、これを何杯という単位で頼んでいきます。ここではそばは、せいろではなく、どんぶりに盛られています。
    ここでの食事を終え、フェリーに乗って2時間40分直江津港へ。そして上越から北陸道に乗って自宅へ帰り、今回の旅を終了しました。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • annakさん 2009/11/14 00:14:17
    これは・・・・
    ころっつさん今晩は、annakです。

    佐渡島宿根木の路地・・・これはすごい。
    annakはこう言った漁村の風景が大好きなのですが
    「う〜んすごい」としか言葉がありません。
    独特な雰囲気ですね。
    この町の中に身を置いてみたい強く思いました。

    annakにとって新しい町のご紹介ありがとうございました。

    annak

    ころっつ

    ころっつさん からの返信 2009/11/17 08:17:59
    RE: これは・・・・
    annakさん、おはようございます。週末は年に一度の会社の旅行で出かけていました。返事が遅れ、申し訳ありませんでした。

    宿根木は佐渡の南海岸を走っていると突然現れる集落なのですが、住宅の密集度といい、生活臭のする空間といい、最高の雰囲気を醸し出す漁村でしたよ。ここを知ったのは伝建地区に指定されているからで、そうでなければ素通り…だったかもしれません。すぐ東にある直江津行きのフェリーの発着場でもある小木もなかなか雰囲気のあるまちでしたよ。
    (記録メモリがフルになったので、撮れていませんが…)

    annakさんも、また「雰囲気のあるまち」の紹介をしてくださいね。
  • ゆういちろうさん 2009/11/08 19:48:57
    宿根木の路地
    ころっつさん、こんばんは〜。
    古い町並みは外さないのは、さすがころっつさんですね(^o^)
    それにしても宿根木の路地は雰囲気があって良いな〜♪
    ちょっと迷路チックでもあって、惹かれます。
    世捨小路なんて最高に素敵ですね。
    そしてまた観光客も少なくて、静かそうですし。

    ところで、ここの建物の外壁に使われている舟板とは
    実際に舟の材料として使われるものと同じなのでしょうか?

    ゆういちろう

    ころっつ

    ころっつさん からの返信 2009/11/08 23:42:16
    RE: 宿根木の路地
    ゆういちろうさん、こんばんは〜。書き込みありがとうございます。

    佐渡に行くという時点で、実は私の事前計画の中には宿根木訪問のプランは入っていました(笑)。確かに「世捨小路」なんて名前、由来も分からないとのことでしたが、何とも言えない情緒ある名前で、すり減った石畳がこのまちの歴史を感じさせてくれました。
    観光客は少なそうに見えますが、結構グループの方も訪問していたりしていましたよ。佐渡を訪問された方は、結構行かれる観光地になっているのではないでしょうか?

    > ところで、ここの建物の外壁に使われている舟板とは
    > 実際に舟の材料として使われるものと同じなのでしょうか?

    観光パンフレットには「船板」を使った家…とあるのですが、千石船の造船の里として栄えていたので、材料と同じものだと思われますが、はっきりとは断言まではできません。わからなくて申し訳ないです。

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