31 欧州の秋　2009 ルーマニア

2009/10/06 - 2009/10/16

女子高生・女子大生との再会編

エリア その他の都市(ルーマニア)

宿の前の通り

よくよく見てみるとユースホステルとある。
旧市街は駅から遠いのが難点だが、散策には便利だ。

宿の側にはこんな城壁跡も残っている。

丘の上のホテルが見える。

城跡も多少残っている。夏来た時は、あの丘の上から市街地を眺望した。

キサナは午前中授業があるそうで、午後から合流する予定だ。
というわけで午前中はひとりで散策してみる。

散策中

散策中

散策中

学園都市区のせいか?
やたら学生風が多い。

メニューに「チョルバ・デ・ブルタ」のあるレストラン発見。

朝から数軒の立ち食いスタンドやレストランを回ってみたが、スープ類は中々置いてない。

スープ本体が9ronくらい
あと、付属のスムンテナ(中に入れるヨーグルト)とアルデイレ(青唐辛子)が各1ron。

大雑把だが1ronが約30\

食べ方(のひとつ)

まずスープにスムンテナを入れ、お好みでオツェット(酢)を垂らす。
アルデイレは種を残すような形で食う。
このラーメン丼くらいの量がないと食った気がしない。

銀座のルーマニアんレストラン「ダリエ」は味はそこそこだが量がこの半分でイタダケナイ。

クルージのシンボル的建築物。

とにかくデカイ。
後でキサナに聞いたらカトリックの教会との事。

路地に土産物屋が並んでいる。
勿論覗いてみる。

「これメイドイン・チャイナか?」
と冷やかしたら
「とんでもない。正真正銘ここの近所さ」

後日、キサナに博物館に連れてかれたが、トランシルバアはどうやら陶器の産地らしい。
地図に焼き物の特徴と分布図が示してある。
知らぬこととは言え失礼いたしました。
記念に博物館でコーヒーカップを買った。3ron

村の鍛冶屋が出張露天。

オオカミの乳を吸うふたりの赤子。

これまた後でキサナに聞いたところ、これは旧ローマ帝国の証で、その意味を詳しく説明してくれた。
「お前、なんでそんなに詳しいんだ?　その説明は普通じゃない・・専門家みたいだ。」
「あれ?　私、言いませんでした?　専攻が考古学だって。」
「・・・・・・」

お昼過ぎ、キサナと合流。と言っても待ち合わせ場所に不案内なので、宿まで迎えに来てくれるw

最初に連れてかれたのが彼女の通うクルージの大学構内。
ゼミの部屋の前まで連れてかれ、
「教授に会っていく?」
「よしてくれ。悪い冗談だ。」

それにしてもキサナ、後姿も颯爽としている。女、女していない。その理由は、後日俺の涙ぐましい発掘調査の結果明かされることになる。

次にカトリック教会内部

建物が高いので天井も高い。

教会の後、絵画美術館へ

ルネサンスあたりから近代絵画あたりまでの作品がふたつのセクションに分けられ展示されていた。
「写真撮影は別途料金を支払えばokか?」
そんな表示があったようだったので尋ねたところ、ダメだと断られた。

こっちが絵的には断然良いね。

昨夜発見した寿司屋に行ってみる。

こちらの日本食屋はどこか日本を勘違いしている。
それが認識不足のせいなのか?それとも資金不足のせいなのかはわからない。
ここではウェイトレスが浴衣で登場。しかも帯の止め方が妙だ。
それとも狙っているのか?

150ron....4800\

キサナから幾つかの漢字の語源やらを所望されたので、嘘のない範囲で教えてあげる。

寿司屋を出ると、クルージの空が茜色に染まっていた。

「秋は夕暮れ」

俺は直感的に感じた。
「うむ、秋の夕暮れは日本の勝ちだなw」

ライトアップされたクルージオペラハウス

美術館の回廊にも夜の帳が

オルトドックスの教会

見分け方は丸屋根と、十字架の下部にもう一本斜めに横棒があしらわれている。

トルトドックス教会内部の壁面を飾るモザイク画

教会自体カトリックのそれに比べると質素で素朴な雰囲気がある。

「キサナ、君んちはオルトドックスか?」
「はい。だけど私は違う。」
「ん?カトリックなのか?」
「そうじゃなくて、宗教に興味ない」
「まあ、宗教は或る面で女子供の玩具の顔も持っているから、キサナが興味ないと言うのもわかる気がする。」
「そう　そう。信心深い人変な人が多い。」
彼女は藪から棒にこう言ったのには訳が有った。
今夏、シギショアラでお世話になったバスィレの隣の婦人が信心深い人だった。脈絡は忘れたが
「噂によると米国は宇宙人を匿っているって言うじゃない。でも実は米国は宇宙人に騙されてて、宇宙人はジョジョに人間を洗脳しつつあるっていうじゃない。」
と始めたもんだからキサナは怒って帰ってしまった。
それを間近に見ていた俺は、信心深いおばさんとキサナにも不思議な感じがしたのを覚えている。
初対面の人間に宇宙人の話をする面白いおばさんと、
それを聞き流さず拒絶する方法をとったキサナの両方にだ。

ここで俺はキサナに我儘を言ってみる。

「そういえばこっち来てパパナッシュ食ってないな。キサナどこか食えるとこ知らないか?」
女子大生だし当然スイート・ショップくらい知ってると想ったのだが知らないらしい。
道行く子供連れに聞いていたw

案内された場所はなんと宿のすぐそばのレストランだった。

久々のパパナッシュ。
だが何か変w
他で食ったパパナッシュはもっと巨大だったようなw

ヨーロッパの冷たい月



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