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雨飾山(あまかざりやま)は,長野県北安曇郡小谷村と新潟県糸魚川市との県境にある,標高1963mの山です。<br />深田久彌によって日本百名山に選定された山の一つです。<br /><br />紅葉の見れるところがないかと探していたところ,鎌池というところが紅葉の名所であることを知りました。<br />その近くにあるのが雨飾山。<br />雨に飾られた山…何となく名前が気に入ったので,引き込まれるように山頂へアタックしてきました。<br /><br />当日は曇りのち晴れの予報。<br />しかし前日からの雨が一向にやまず,雨中の登山となりました。<br />心が折れそうな中,辿りついた山頂で見たものは…<br />

雨飾山は雨に濡れて① 雨上がりの山頂で雲海を見る

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2009/10/13 - 2009/10/13

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ぺこにゃん

ぺこにゃんさん

雨飾山(あまかざりやま)は,長野県北安曇郡小谷村と新潟県糸魚川市との県境にある,標高1963mの山です。
深田久彌によって日本百名山に選定された山の一つです。

紅葉の見れるところがないかと探していたところ,鎌池というところが紅葉の名所であることを知りました。
その近くにあるのが雨飾山。
雨に飾られた山…何となく名前が気に入ったので,引き込まれるように山頂へアタックしてきました。

当日は曇りのち晴れの予報。
しかし前日からの雨が一向にやまず,雨中の登山となりました。
心が折れそうな中,辿りついた山頂で見たものは…

  • 雨飾山へはJR大糸線の中土駅から向かいました。<br />中土駅からバスが出ており,小谷温泉まで行くことができます。<br />そこから登山口までは歩いて50分ほど。<br /><br />今回は運良く,タクシーに相乗りさせてもらったので,登山口までタクシーで行きました。

    雨飾山へはJR大糸線の中土駅から向かいました。
    中土駅からバスが出ており,小谷温泉まで行くことができます。
    そこから登山口までは歩いて50分ほど。

    今回は運良く,タクシーに相乗りさせてもらったので,登山口までタクシーで行きました。

  • 登山口から山頂までは約4.4kmあり,約1000m登っていきます。<br /><br />登りの目安はHPによれば3時間程度。<br />それならば2時間前後で登りきってやると鼻息荒く,目標を立てました。

    登山口から山頂までは約4.4kmあり,約1000m登っていきます。

    登りの目安はHPによれば3時間程度。
    それならば2時間前後で登りきってやると鼻息荒く,目標を立てました。

  • この日の天気予報は曇りのち晴れ。<br />しかし前日夜間から降っていた雨が一向にやみません。<br />名前の通り,雨に飾られるとは…<br /><br />天気が回復することを信じ,午前8時スタートです。<br />「さあ,頑張るぞ」と思いきや,いきなりの下りです。<br />少し拍子抜け。

    この日の天気予報は曇りのち晴れ。
    しかし前日夜間から降っていた雨が一向にやみません。
    名前の通り,雨に飾られるとは…

    天気が回復することを信じ,午前8時スタートです。
    「さあ,頑張るぞ」と思いきや,いきなりの下りです。
    少し拍子抜け。

  • 紅葉はちょうどいいタイミングだったみたいです。<br />山は十分に色づいていました。

    紅葉はちょうどいいタイミングだったみたいです。
    山は十分に色づいていました。

  • 最初の下りのあとは,平坦な道が続きます。<br />紅葉を見る余裕もありです。

    最初の下りのあとは,平坦な道が続きます。
    紅葉を見る余裕もありです。

  • 400mごとに標識があります。<br />この標識を頼りにペースを作っていきます。

    400mごとに標識があります。
    この標識を頼りにペースを作っていきます。

  • 色とりどりです。

    色とりどりです。

  • 雨のせいで足元が気になり,2/11で20分かかりました。<br />だいたい400m/10分ペースになりました。

    雨のせいで足元が気になり,2/11で20分かかりました。
    だいたい400m/10分ペースになりました。

  • 2/11を過ぎたところから,登りになります。

    2/11を過ぎたところから,登りになります。

  • 写真を撮りつつ登っていきます。

    写真を撮りつつ登っていきます。

  • この辺りは階段みたいになっていて,登りやすかったです。

    この辺りは階段みたいになっていて,登りやすかったです。

  • 3/11を通過。<br />登りでもペースはかわらず。<br />まだまだ元気です。

    3/11を通過。
    登りでもペースはかわらず。
    まだまだ元気です。

  • この辺りは木の根が剥き出しになっています。<br />登山ブームらしく,多くの人が訪れるため,登山道も荒れてくるみたいですね。

    この辺りは木の根が剥き出しになっています。
    登山ブームらしく,多くの人が訪れるため,登山道も荒れてくるみたいですね。

  • 雨のぬかるみに加え,落葉で足元が滑りやすくなっていました。<br />写真撮影は控えめにして,歩くことに集中しました。<br />

    雨のぬかるみに加え,落葉で足元が滑りやすくなっていました。
    写真撮影は控えめにして,歩くことに集中しました。

  • 4/11到達。<br />倒れた木のところに付けなくてもいいのに…<br />倒木をくぐって先へと進みます。

    4/11到達。
    倒れた木のところに付けなくてもいいのに…
    倒木をくぐって先へと進みます。

  • 次第に雨が強くなってきました。<br />

    次第に雨が強くなってきました。

  • 帰りにたっぷり撮ってやると思いつつも,所々写真は撮っています。

    帰りにたっぷり撮ってやると思いつつも,所々写真は撮っています。

  • 5/11通過。<br />周りが暗くなってきました。

    5/11通過。
    周りが暗くなってきました。

  • と思ったら,ガス発生。<br />この辺りで心が折れそうになりました。<br />「このまま山頂にいっても何も見えないのでは?」<br />足取りが重くなりましたが,とりあえず半分までは頑張ろうと先へと進みました。

    と思ったら,ガス発生。
    この辺りで心が折れそうになりました。
    「このまま山頂にいっても何も見えないのでは?」
    足取りが重くなりましたが,とりあえず半分までは頑張ろうと先へと進みました。

  • ん?<br />水の流れる音が…

    ん?
    水の流れる音が…

  • と思ったら目の前が開けました。<br />ここが荒菅沢と呼ばれるところです。

    と思ったら目の前が開けました。
    ここが荒菅沢と呼ばれるところです。

  • 6/11を通過。<br />ここから荒菅沢まで降ります。<br />せっかく登ったのに。

    6/11を通過。
    ここから荒菅沢まで降ります。
    せっかく登ったのに。

  • 荒菅沢に到着です。<br />ここに来て雨が上がりました。<br />まだガスが立ち込めており,山頂はどこにあるのかわかりませんでしたが,きっと晴れると信じて,山頂を目指すことを決意。<br />

    荒菅沢に到着です。
    ここに来て雨が上がりました。
    まだガスが立ち込めており,山頂はどこにあるのかわかりませんでしたが,きっと晴れると信じて,山頂を目指すことを決意。

  • こちらは下流側。<br />天気が良ければなあと思いつつ,先へと進みます。

    こちらは下流側。
    天気が良ければなあと思いつつ,先へと進みます。

  • 沢を渡ってからが,きつい登りのスタートです。<br />山の斜面を横目に見ながら登っていきます。

    沢を渡ってからが,きつい登りのスタートです。
    山の斜面を横目に見ながら登っていきます。

  • ついに梯子登場。<br />険しくなってきました。

    ついに梯子登場。
    険しくなってきました。

  • 雨は上がったものの,ガスは晴れず。

    雨は上がったものの,ガスは晴れず。

  • 7/11通過。<br />まだまだ登りは続きます。<br />

    7/11通過。
    まだまだ登りは続きます。

  • 木の枝に水滴が。<br />雨上がりの風景です。

    木の枝に水滴が。
    雨上がりの風景です。

  • 断崖絶壁ってやつです。<br />

    断崖絶壁ってやつです。

  • こんな岩場を登っていきます。<br />さすがに両手を使わないと厳しかったです。

    こんな岩場を登っていきます。
    さすがに両手を使わないと厳しかったです。

  • ついにロープが登場。<br />余裕を見せて,登りは使いませんでした。

    ついにロープが登場。
    余裕を見せて,登りは使いませんでした。

  • 8/11通過。<br />もう少しです。

    8/11通過。
    もう少しです。

  • かなり上のほうまで登ってきました。<br />途を踏み外せば,下まで転がり落ちていきます。

    かなり上のほうまで登ってきました。
    途を踏み外せば,下まで転がり落ちていきます。

  • こんな道を歩いたり

    こんな道を歩いたり

  • こんな岩場を登ったりしながら,ひたすら登ります。<br />この辺りに9/11の標識があるはずのに,見落としてしまい,ペースが狂ってしまいました。

    こんな岩場を登ったりしながら,ひたすら登ります。
    この辺りに9/11の標識があるはずのに,見落としてしまい,ペースが狂ってしまいました。

  • 岩場を登りきると,風景が変わりました。<br />お花畑だそうです。<br />夏場は花が咲き乱れるとか。

    岩場を登りきると,風景が変わりました。
    お花畑だそうです。
    夏場は花が咲き乱れるとか。

  • 10/11を通過。<br />残り400m!

    10/11を通過。
    残り400m!

  • 笹平と呼ばれるところを歩いていきます。<br />名前のごとく,笹の中に道があります。

    笹平と呼ばれるところを歩いていきます。
    名前のごとく,笹の中に道があります。

  • ラストの登りです。<br />最後も岩場でした。

    ラストの登りです。
    最後も岩場でした。

  • 途中こんなものが。<br />「ふりかえれば荒スゲ沢」<br />ふりかえると…

    途中こんなものが。
    「ふりかえれば荒スゲ沢」
    ふりかえると…

  • 何にも見えません。<br />もうすぐ頂上なのにテンションが下がる…

    何にも見えません。
    もうすぐ頂上なのにテンションが下がる…

  • 頂上に到着!<br />石仏しかない?<br />

    頂上に到着!
    石仏しかない?

  • 違った。<br />雨飾山は双耳峰(猫の耳と呼ばれるとか),頂上は南峰になります。<br />石仏のあるのは北峰。<br />50mも離れていません。<br />

    違った。
    雨飾山は双耳峰(猫の耳と呼ばれるとか),頂上は南峰になります。
    石仏のあるのは北峰。
    50mも離れていません。

  • 今度こそ山頂到着!<br />所要時間は2時間20分。<br />雨であったことを考えると,ほぼ予定通り。

    今度こそ山頂到着!
    所要時間は2時間20分。
    雨であったことを考えると,ほぼ予定通り。

  • さて,ガスが出ていたので,眺望はよくありませんでした。<br />とりあえず回りを見ると,先ほど通り抜けてきた笹平が見えました。

    さて,ガスが出ていたので,眺望はよくありませんでした。
    とりあえず回りを見ると,先ほど通り抜けてきた笹平が見えました。

  • 5分ぐらい記念撮影をしていると,北峰がクリアに見えてきました。

    5分ぐらい記念撮影をしていると,北峰がクリアに見えてきました。

  • 西側の空を見ると,山の姿が!

    西側の空を見ると,山の姿が!

  • どんどんガスが消えていきます。

    どんどんガスが消えていきます。

  • ついにはこんなにはっきりと見えるまでになりました。<br />後立山連峰,中央が白馬岳です。

    ついにはこんなにはっきりと見えるまでになりました。
    後立山連峰,中央が白馬岳です。

  • 青空が広がっていきます。

    青空が広がっていきます。

  • そして,目の前に現れたのは雲海。<br /><br />眼下に雲海が広がり,頭上には雲が放射状に見えるなんて…<br />天に感謝したくなりました。

    そして,目の前に現れたのは雲海。

    眼下に雲海が広がり,頭上には雲が放射状に見えるなんて…
    天に感謝したくなりました。

  • アップで山の写真をとります。<br />雲の海とは良く言ったもの。<br />標高の高い山が頭を出しています。

    アップで山の写真をとります。
    雲の海とは良く言ったもの。
    標高の高い山が頭を出しています。

  • 白馬岳(2932m)<br />早くも雪が積もっていました。

    白馬岳(2932m)
    早くも雪が積もっていました。

  • 雪倉岳の右側には朝日岳(2418m)

    雪倉岳の右側には朝日岳(2418m)

  • 白馬三山

    白馬三山

  • 左から鹿島槍ヶ岳(2889m)/五竜岳(2814m)/唐松岳(2696m)

    左から鹿島槍ヶ岳(2889m)/五竜岳(2814m)/唐松岳(2696m)

  • 笹平も綺麗に見えました。<br />もう少し我慢すれば,もっと綺麗に見えたかもと思いましたが,次の目的地である鎌池へと向かいました。<br /><br />下山・紅葉編に続く。

    笹平も綺麗に見えました。
    もう少し我慢すれば,もっと綺麗に見えたかもと思いましたが,次の目的地である鎌池へと向かいました。

    下山・紅葉編に続く。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • ニコイチさん 2009/11/09 22:45:50
    素晴らしい眺めですね!
    ぺこにゃんさん、はじめまして。

    表紙の写真、とっても素敵です。
    こんな眺めをいつか見てみたいです。
    山下り専門家を早く卒業しなければ・・・。

         ニコイチ

    ぺこにゃん

    ぺこにゃんさん からの返信 2009/11/10 11:42:46
    RE: 素晴らしい眺めですね!
    ニコイチさん こんにちは。

    ご訪問ありがとうございます。

    > ぺこにゃんさん、はじめまして。
    >
    > 表紙の写真、とっても素敵です。
    > こんな眺めをいつか見てみたいです。
    > 山下り専門家を早く卒業しなければ・・・。

    表紙の雲海の写真は感動モノでした。
    雨の中,山頂まで歩いた甲斐がありました。
    私も出来れば,登らずに済むならそちらのほうがいいんですけどね。
    綺麗な景色を見るには,それなりの労力が必要だということを身をもって感じました。

    ぺこにゃん

  • rokoさん 2009/11/06 08:30:52
    素晴らしい健脚!
    ぺこにゃんさん はじめまして!
    ひこにゃんのメガネスタイルがいつも気になってました。
    ゆるキャラ祭りもお越しになったのですね。

    雨飾山
    雨の中、心が折れそうになりながら辿りつかれた山頂
    そこでは素晴らしいプレゼントが!

    こんな眺め、同じ景色は二度と見られないのでは?
    白馬岳や鹿島槍ヶ岳は懐かしいです。
    こんな風に雲海の中から現われてくる様はどんなに素晴らしかったでしょう。
    見たいです!

    素敵な光景を楽しませていただきました。



       roko


    ぺこにゃん

    ぺこにゃんさん からの返信 2009/11/06 12:43:07
    RE: 素晴らしい健脚!
    rokoさん はじめまして。

    > ぺこにゃんさん はじめまして!
    > ひこにゃんのメガネスタイルがいつも気になってました。
    > ゆるキャラ祭りもお越しになったのですね。

    ゆるキャラ祭りは去年から狙っていました。
    写真撮りまくりの楽しい祭りでしたね。

    > 雨飾山
    > 雨の中、心が折れそうになりながら辿りつかれた山頂
    > そこでは素晴らしいプレゼントが!
    >
    > こんな眺め、同じ景色は二度と見られないのでは?
    > 白馬岳や鹿島槍ヶ岳は懐かしいです。
    > こんな風に雲海の中から現われてくる様はどんなに素晴らしかったでしょう。

    そうですね。
    狙って見られる景色ではないので,二度とお目にかかることはないでしょうね。
    心の中でもっと晴れろと叫び続けたのが,天に届いたのかも。
    本当に天に感謝です。

    ぺこにゃん

  • ミカンさん 2009/11/05 22:29:39
    素晴らしい風景ですね。
    ぺこにゃんさん こんばんは

    山頂に到着してから雲がだんだん晴れていく写真、感動しました〜!
    なんだかこの世のものとは思えない風景です。
    写真を見ただけでもこんなに感動するのだから、
    実際のあの風景はどれだけ素晴らしいもだったのでしょうか。
    体験されたぺこにゃんさんが羨ましいです。

    青空に放射線状の雲もすごくキレイですが、
    鹿島槍と五竜岳の淡いあの色も写真とは思えない、
    まるで絵のようですごくキレイです。

    登頂してあの風景見たら、登山の疲れなんて吹っ飛んじゃいますね。

    ステキな風景ありがとうございました!

                   ミカン

    ぺこにゃん

    ぺこにゃんさん からの返信 2009/11/06 12:37:21
    RE: 素晴らしい風景ですね。
    ミカンさん こんにちは。

    ご訪問ありがとうございます。

    > 山頂に到着してから雲がだんだん晴れていく写真、感動しました〜!
    > なんだかこの世のものとは思えない風景です。
    > 写真を見ただけでもこんなに感動するのだから、
    > 実際のあの風景はどれだけ素晴らしいもだったのでしょうか。
    > 体験されたぺこにゃんさんが羨ましいです。

    晴れた日なら日本海が見渡せるらしいです。
    そういう景色は晴れであれば,いつでも見れるもの。
    雲海なんて狙ってもなかなか見れないと思うと,ものすごく運が良かったと思います。

    > 青空に放射線状の雲もすごくキレイですが、
    > 鹿島槍と五竜岳の淡いあの色も写真とは思えない、
    > まるで絵のようですごくキレイです。

    距離があったので,少しガスが残っていたみたいです。
    そのおかけで淡い色になったのかも。
    自然を被写体にするのは楽しいですね。

    ぺこにゃん

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