トルコを車で半周する ― 「綿の城」と呼ばれる世界屈指の奇観パムッカレ ①

2009/07/14 - 2009/08/05

トルコ旅行も終盤を迎え、パムッカレにやって来ました。クサントス遺跡から一気に車を飛ばして来ましたが、やはり途中で足を止めざるを得ない魅力的なところがあったりして、パムッカレに着いたのは夕方の5時頃になっていました。

エリア パムッカレ(トルコ)

クサントスからパムッカレに向かって内陸部を走っていると、道沿いに清流と言ってもいいような、きれいな川が流れています。透明な水が大変美しいです。

更に上流に向かっていると、ゴムボートで川下りをしている人々に出会いました。川はそんなに急流ではないので、きっと気持ちいいでしょうね。

川はかなり浅そうです。これならば危険はありませんね。

車で30分ほど上流に向かって行くと、同じ川が溪流となって、水の色が一段と緑色を増しています。この周辺が観光スポットとなっています。

川の一方の側にせり出すようにして川床（？）が作られています。ここでは食事をしたり、休憩したりすることができます。ここに来ると、ひんやりとした空気が今までのうだるような暑さを取り払い、生気を取り戻すことができます。勿論私たちもここで休憩を兼ねて昼食をとりました。この写真のようにすっかり寛いで、横になっている人も大勢いました。

バスや車を降りて、川床のある方に来るには、この橋を渡らなければなりません。多くの人々が次々とやって来ます。

橋を渡って来る人々をアップで何枚か撮ってみました。

泳いでいる人たちがいましたが、この川の水は氷のように冷たいです。泳ぐといっても川の中を歩いでいると言った方がいいかもしれません。

川で泳いでいる人たちの中には女性の姿も見られましたが、水が冷たくてすぐ外に上がっていました。

橋の上から見た川床のレストランです。

やっとパムッカレに到着です。夕方５時を過ぎていました。

翌日、石灰棚を見に出かけました。

遺跡プール(Antique Pool)が石灰の岩棚のすぐそばにありますます。これは古代都市のメインストりートの上に溜まった温泉水をそのまま利用したもので、水底にはローマ時代の敷石や円柱が転がっています。

考古学博物館の見学も忘れずに行きました。この博物館はローマ大浴場の遺構を修復し利用しているとのことで、紀元後1世紀はじめに大地震に見舞われましたが、地震後の最初の都市再建の時、浴場複合施設として建造されました。

博物館の庭にはたわわに実ったブドウの木が１本ありました。

この博物館はローマ時代の遺跡を利用しているので、このような遺跡の一部があちこちに無造作に置かれています。