2009/09/21 - 2009/09/21
258位(同エリア1066件中)
みにくまさん
岐阜城に行く途中、少しだけ公園内を歩いてみました。
観光しようとする場所のことを、予め綿密に調べたりすることの無い私たちで、行ってみて実際に見たり感じたりする感動を重視しています。
おまけ↓↓↓
http://minikuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-76d7.html
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岐阜公園
この日は岐阜城に登るつもりでやってきました。
岐阜城へは、こちら岐阜公園内から頂上付近まで行けるロープウェイを使うのが楽です。
もちろん、元気に歩いて登っている方も、たくさんいらっしゃいましたが、私たちは足腰が弱いので、ロープウェイを利用しました・・。 -
岐阜公園
公園の中心には写真のような噴水がありました。
噴水の周囲には綺麗にお花が飾られています。
遠くには三重塔が見えます。 -
織田信長居館跡
永禄10年(1567年)織田信長は、稲葉山城主・斉藤龍興を追放し、「井口」から「岐阜」とその名を改め、金華山山頂に岐阜城を修築して天下統一の拠点とした。
金華山西麓にあたるこの辺りには人工的な2〜3段のテラス状地形があり、最上段を千畳敷、中段以下の大部分を千畳敷下という。
昭和59年から行われている発掘調査は、現在なお進行中だが、この位置に信長の居館があったことは間違いなさそうである。 -
織田信長居館跡
現在我々は、城というと天に聳え立つ天守閣をまず思い浮かべるが、当時はまだ天守閣というものは存在しない。
現在の天守閣がある場所には、櫓が置かれており、合戦時の防衛拠点として、城主が立て篭った。
平時には、山麓の居館で政務や生活をしていたものと考えられ、信長もこの場所に絢爛豪華な居館を建て、安土城が完成するまでの拠点とした。 -
織田信長居館跡
ポルトガルの宣教師、ルイス・フロイスがその著書の中で信長の居館について語っている。
「 葡萄牙(ポルトガル)及び印度(インド)から日本に来るまで見たる宮殿中、
此の如く精巧美麗清浄なるものなきこと、少しばかりも疑うことなし 」 -
織田信長居館跡
一階には鏡の如くの金屏風。
中国や日本の物語を描いた、甚だ美麗なる壁。
二十ほどの部屋の周囲には前廊。
外には四つ五つの庭と称する極めて新鮮な庭園と泉。
池には入念に選ばれた雪の如くの石、目にも眩しい白砂、各種の美しい魚、巌の上に生えている各種の花や植物。
二階はさらに美麗な内装を施した王妃の諸室と侍女の室あり。その周囲の前廊は中国製の金襴の布張り。山より小鳥の音曲具われり。
三階は山と同じ高さ。山側には静寂で優雅な茶室。
茶室と三階は渡り廊下で繋がれ、その前廊からは岐阜城下を一望できる。
山頂の主城には、茶室から細い山道を半刻(1時間)ほどかけて登って行く。
居館は四階四重で、山頂の三重櫓と共に、安土城の総棟梁として名高い、岡部又右衛門以言が建てた。
ルイス・フロイスがこの居館を訪れたのは、信長の岐阜入場から2年後、1569年6月のことです。 -
織田信長居館跡
この居館跡には千畳敷下から千畳敷へと折れ曲がりながら上っていく通路をはじめとして、その途中に配された土塁・石垣などに多くの巨石が使われています。
この頃に城や館に巨石を用いる例は稀であったとされ、後の大阪城などのモデルケースになったのではないだろうか。 -
織田信長居館跡
居館跡とはいっても、実際に居館があった場所は、まだ特定されていない。
岐阜城及び信長居館跡は、慶長5年(1600年)の関が原役の前哨戦で落城するまで続くが、発掘調査では、これらの遺構の下にさらに古い時代の遺構群が存在することが確認されている。
石垣・石積施設・階段状遺構などで、これを破壊・または埋めて作られた通路など、上層遺構が信長によるものとすれば、下層は稲葉山城に係る斎藤氏時代の可能性が高い。 -
信長の庭
岐阜を天下取りの基礎とした信長をイメージして作られた庭で、信長の庭と呼ばれています。長良川から多くの石が集められたそうです。緑に囲まれた池で、とても風情があり、池を眺めながら休憩する人が多くいらっしゃいます。 -
岐阜公園三重塔 国登録有形文化財
大正天皇の即位を祝う御大典記念事業として記念塔の建設が企画され、岐阜市が市民の寄付も募ったうえで、大正6年(1917年)11月21日にこの三重塔を建立しました。
材木には明治24年(1891年)10月28日に発生した濃尾大地震により倒壊した長良橋の古材が利用されています。 -
岐阜公園三重塔 国登録有形文化財
石造りの二重基壇の上に建つ木造三重塔で、各層とも3間四方のつくりです。中央の心柱は、鎖で吊り下げて礎石から浮かした懸垂式と呼ばれるもので、江戸後期から明治にかけて、全国でもわずかな例しか見られない特徴的な方式です。
装飾を用いない古風で調和の取れた意匠は、明治神宮などを設計し日本建築史学の創始者と評される伊東忠太氏の手によるものです。
また塔を建てるのにふさわしい場所としてこの地を選んだのは、岐阜市内の小学校を卒業している日本画家、川合玉堂だと言われています。 -
岐阜公園三重塔 国登録有形文化財
遠くからだと綺麗に見える三重塔も、近くに来てみると木の密集した山中に建っているので、全体が見られる場所は見つかりませんでした。
結局、岐阜城旅行記で掲載するロープウェイからの写真が一番綺麗に見えたかもしれないです。 -
岐阜公園三重塔 国登録有形文化財
◎ 単位の勉強 1間
長さの単位で、近世以降一般化した単位。
1891年(明治24年)、度量衡法に基づいて1間を6尺(1.818メートル)とする尺貫法の単位として定めた。
1958年(昭和33年)以降、法定単位としては廃止され、現在の日本の計量法によると、取引や証明で尺貫法を用いることは禁止されており、違反者は50万円以下の罰金に処せられる。
戦国時代には、1間が6尺というきっちりした決まりが無く、1間を何尺にするかというのは、権威とも関係があったと思われます。
◎ 戦国時代の1間(予想)
一般的な建物 6尺=1.818m
武家屋敷 6尺5寸=1.969m
内裏(皇居) 7尺=2.121m
神社仏閣などの格式はかなり高かったと思われ、武家屋敷並か、それ以上の寸法を使って建てられたのではないでしょうか。 -
岐阜公園三重塔 国登録有形文化財
さて、もっとゆっくり岐阜公園を観光したかったのですが、信長居館跡近辺からロープウェイ乗り場方面がちらっと見えた時に、見てはいけないものを見てしまったような気がして、あわてて見学を切り上げたのです。
「ただいまロープウェイは約1時間待ち」
乗り場から奥の広場に続く、人の列・・・。
待つ事が苦手な私たちにとって、1時間はきつい。
◎ おわり
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この旅行記へのコメント (2)
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- 潮来メジロさん 2009/10/28 13:10:25
- 織田信長居館跡に一票・・・。ヾ(^o^)
- みにくまさん、こんにちは〜 ヾ(^o^)
> 織田信長居館跡
> 現在我々は、城というと天に聳え立つ天守閣をまず思い浮かべるが、当時
> はまだ天守閣というものは存在しない。
>
> 現在の天守閣がある場所には、櫓が置かれており、合戦時の防衛拠点とし
> て、城主が立て篭った。
そうだったんですか。やっぱり、お城って天守閣のある城を連想してしまいますね。
戦国武将の武田信玄は、「人は石垣、人は城・・・」とか言って、お城を作らずに館住まいだった事をNHK大河ドラマで知りましたが・・・。
当時はまだ、天守閣の築造技術が確立していなかったのでしょうかね。
みにくまさんは、歴史もお詳しいのですね。たいへん勉強になりました。
在りし日の華麗な織田信長居館を想像して一票・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
- みにくまさん からの返信 2009/10/28 14:05:13
- RE: 織田信長居館跡に一票・・・。ヾ(^o^)
- 潮来メジロさん、こんにちは〜。
信長居館に投票いただき、ありがとうございます。
最近は城や寺など、歴史のある建物を見に行くことが多く、そのたびに勉強をしているうちに、いろいろ今まで知らなかったことが分かっちゃいました(*^_^*)
天守閣っていう呼び方も、明治期以降に出来た俗称で正確ではありません。本来は天守・天主・殿主・殿守などと呼ばれていました。現在は天守と呼ぶのが一般的ですね。
岐阜城が、平時は山麓の居館、合戦時は岐阜城というセットになっていたのは旅行記に書いたとおりですが、武田家では平時は躑躅ヶ崎館、合戦時は近くの石水寺要塞(城)、というセットになっていました。
というわけで、当時は【館+山城】という防衛体制が普通でした。
これに対し信長の安土城は、城と館の機能を一つにしてしまったという意味でも、革新的だったのかもしれませんね。
「人は石垣、人は城・・・」
実はこの言葉は、信玄の発言では無さそうです。
というのも、この旅行記にも少し書いてありますが、当時はまだ石垣というのが一般的ではなく、土塁・土居みたいなものが中心でした。
大掛かりに石垣が作られた城は、やはり安土城が最初で、その時には信玄は世を去っていました・・。
歴史は勉強すればするほど楽しいです。
今まで間違った認識をしていたこと、教科書に載っていることですら、間違いが含まれているのだと知った時の衝撃。
過去の事なので、何が本当なのかは、実際には分かりませんが、現在残っているいろいろな資料から、過去に思いを馳せるのは、なかなか楽しくてハマってしまいます(*^_^*)
では〜(^_^)/
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