北へ・・・３、８５８㌔の夏休み③

2009/09/20 - 2009/10/01

５日目の後半は、中尊寺から鳴子温泉郷の中山平温泉「うなぎの湯　琢秀」さんにお泊まりです。

写真は琢秀さんの「鶴亀の湯」です。

エリア 鳴子温泉(宮城)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 自家用車

紫波ＳＡで「盛岡冷麺」を頂いた後は東北道を平泉前沢ＩＣで降り中尊寺へ・・・平日なので高速道は混んで無く良かったです。
駐車場は写真の参道左側に在ります（４００円）

なだらかな坂を登って行くと左に「弁慶堂」が在ります。

弁慶さんです〜彫刻は代表的鎌倉彫だそうです。

「月見坂」〜樹齢300年の老杉に覆われている参道ですが・・・参道の下のほうで国道4号線の車の音が聞こえて来るので風情はありません・・・残念です(=_=)

「中尊寺本堂」〜参道入り口から坂を登る事５６０ｍで到着します。

本堂になります・・・今日は、平日なので人は少ない方かも知れません。

本堂脇の鐘楼です。

本堂から３００ｍ程で讃衡蔵と金色堂が在ります・・・讃衡蔵は中尊寺に現存する、３０００点以上の国宝・重要文化財のほとんどがここに収蔵されており見ごたえがありました（拝観料は金色堂とセットで８００円）

覆堂〔おおいどう〕で保護されているこの中に金色堂が有ります・・・金金金でまぶしかったです。

金色堂の先に在る「旧覆堂〔おおいどう〕」・・・重要文化財です。

中尊寺の能舞台へと続く山門です。

能舞台です・・・仙台藩主により建てられたそうです。

能舞台の横に在る白山神社です・・・中央にある輪をくぐってお参りをすると願いが叶う言われているそうです。
中尊寺の金色堂や境内を観光するのに約２間程かかりました。

平泉前沢ＩＣから東北道で古川ＩＣへ、国道４７号で鳴子温泉を目指して走る途中の道の駅です・・・宮城県だと実感できる名前です。

なんとか５時前には到着しました〜日本秘湯を守る会の「うなぎの湯　琢秀」さんです。

日本では珍しい強アルカリ性のお湯で化粧水の湯と言われています、玉川温泉の強酸性の湯とは反対の性質です。

本日のお部屋は「春駒」で、日本秘湯を守る会のホームページからの予約で少し安くなりました（２０７９０円）
夕食は部屋の囲炉裏端でいただきます。

テレビの取材は、こちらの部屋になるそうです・・・熊田曜子とか松岡修造とか色々名前がありました。

到着時のお茶受けが冷蔵庫に冷えていました〜お手製で美味しかったです。

古くからの名湯「うなぎ湯」と呼ばれ称される琢秀さんの湯は、 化粧水のようにとろりとした肌触りが特徴で、美しい肌作りの湯として女性に大変喜ばれているそうですが・・・爺様も美しくなれるのかな^^;

琢秀さんに来たら、まず「鶴亀の湯」に入らねば・・・

「鶴亀の湯」の岩風呂・・・朝と夜で男女が入れ替わります〜泉質は含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉で本当にびっくりしたのですが、お湯がとろとろなんです「うなぎの湯」といわれる理由がわかりました。

こちらは、岩風呂の隣の「亀甲檜風呂」です〜到着した日は、こちらが男性で岩風呂が女性でした。

「鶴亀の湯」の入口には、道祖神様が・・・ちょっとびっくりでした。

お次は「石橋・芍薬の湯」

到着した日は、女性用のお風呂の「芍薬の湯」です・・・石風呂の石は中国から運ばれてきたそうです。

「芍薬の湯」には、山間を見下ろす露天樽風呂が付いています・・・ゆっくり入れるように、ぬるめに温度が設定してあります。

男性用の「石橋の湯」です・・・石風呂は男女同じです。

最後は「長生の湯」の内湯です。

「長生の湯」の露天風呂です・・・こちらは混浴なので、男女各内湯から出入りできます。

湯上り処もありますし、岩盤浴場 （３人分）もありました。

お楽しみの夕食は、部屋の囲炉裏端でいただきます。
前菜・・・毬栗そうめん、あけび団子、紅葉みずこぶ、海老の鬼殻焼き。
食前酒・・・果実酒

酢の物・・・帆立の錦秋和え。

造里・・・青海苔蒟蒻、鯉あらい。

焼物・・・岩魚味噌田楽、梅のシロップ煮（写真がボケています）〜岩魚味噌田楽は初めて食べましたが☆☆☆(^O^)

煮物・・・かさごの煮付け〜これも☆☆☆(^O^)

蒸し物・・・仙台牛蒸籠蒸し〜蒸してあるので適度に油が落ちてなんとも美味い☆☆☆(^O^)

中皿・・・鯨コラーゲンスープ〜女性は喜びそうなスープです。

鍋物・・・きのこおろし鍋。

揚物・・・蓮根と海老のかき揚〜これも☆☆☆(^O^)

香物・・・田舎香味
止椀・・・仙台味噌汁。

水菓子・・・琢秀オリジナルデザートでお終いです〜美味しかったです。

琢秀さんの朝食〜食事は大広間でいただきました。
他が良すぎたのか朝食は普通でした。

６日目の最初の目的地は山形県の羽黒山です。
琢秀さんを１０時前に出発して国道４７号（奥の細道湯けむりライン）を新庄市を経由して酒田市方面に向かいます。
写真は最上川が見える・・・

ここは、なんだと思います・・・

ここは、先ほどの最上川が眺められる「道の駅」なんです・・・「道の駅とざわ」です、売店は韓国スターのポスター、韓国のお菓子、食品・・・ここは日本か状態でした〜東北には個性的な道の駅が多いですね。

国道４７号を途中で左に折れ羽黒山方面に、「いでは文化記念館」を目指して走ります。

１２時前に出羽三山神社社務所前の「いでは文化記念館」に到着〜駐車場（無料）に車を止めて頂上に向かいます。
「いでは文化記念館」でトイレを済ましてから行かれた方がいいでしょう。

随神門から山頂へ表参道で向かいます。

最初は長い下りの階段があります。

少しの間、平坦な道が続きます。

そして第一の目的地、天然記念物「爺杉」・・・爺様は、この杉に会いたかったのです。

爺様・・・感激(^O^)／
爺杉は樹齢1000年以上といわれる古杉で天然記念物です、以前は婆杉もあったらしいですが台風で倒れてしまったとの事・・・婆様残念(=_=)

爺杉の隣には「国宝羽黒の五重塔」が・・・なんとも「素晴らしい」の一言(^O^)

どの方角から見ても・・・素晴らしい。
東北地方では最古の塔で室町初期の建築構造らしです、約600年前に平将門が建立したと伝わっています。

そして、２４４６段の階段が始まります・・・年配の方や足腰が弱い方は、車やバスで有料道路から山頂へ行けるのでその方が良いかも。
爺杉、羽黒五重塔を見たい方は先に随神門から爺杉、五重塔まで徒歩で行き、見終えたら入口に戻り有料道路で山頂へ行かれる方が良いと思いますが。
写真は精神修行の始まり一の坂です。

頂上までは、急な坂が三か所あります・・・一の坂が終わると、少しの間なだらかな道が続きます。
杉並木は樹齢300〜500年の特別天然記念物・・・マイナスイオンのシャワーじゃ(^O^)／

一の坂の次に、物凄い急勾配二の坂があり登りきると二の坂茶店(ちょうど中間地点あたり）があります〜こちらの茶店で石段の踏破認定証がもらえます（無料）
茶店は「団子」「ところてん」などがあり〜写真は「力こんにゃく」で一串１００円でした・・・これが美味かったです。

三の坂・・・もうすぐ到着です。

鳥居をくぐれば到着。

登りきると「蜂子神社」があります。

蜂子神社の龍の彫り物です。

三神合祭殿です・・・日本最大の茅葺き屋根の建物といわれています。
｢三神｣とは、月山、湯殿山、羽黒山神社のことで、月山や湯殿山神社は、冬には雪のために参拝することができないので、三神をこの羽黒山に集め、季節を問わず参拝できるようにしたものらしいです。

この茅葺き屋根の厚さ2.1mです・・・すごいです

社殿の内部は総漆塗・・・全てに迫力があって見ごたえ十分(^O^)

この龍の彫刻もすごいです。

大鐘 ・・・重要文化財
建治元年(1275)、鎌倉幕府が元寇の国難除去の祈願で寄進したものといわれています。
中世以前のものとしては東大寺鐘に次ぐ巨大さで、関東以北では最大の梵鐘です。

今度は下り、再び２４４６段の階段が待っています・・・婆様がマイペースで降りてきます。

最後の登り・・・もうすぐ到着です。
約３時間程で精神修行は終わりました～本日のお宿「蔵王国際ホテル」に向かいます。

北へ・・・３、８５８㌔の夏休み④に続く

この旅行記へのコメント （4）

• なつ0905さん 2009/12/05 02:05:03

  爺さん、こんばんは〜

  こんばんは〜。
  
  パンダのなつ０９０５です。お久しぶりです♪
  
  なんと、この秋、「琢」さんにお泊りになってらしたんですね〜！さっき
  
  旅行記にお邪魔して、爺さんも行っておられたんだぁ、と思ってちょっと嬉
  
  かったです。私も明日一泊で行ってまいります！！初めての本格的温泉お宿
  
  さんなので、ちょっと（いや）かなり緊張しているんですけど・・・
  
  爺さんが行かれた頃は緑もいい感じだったんですね。露天のお風呂の写真が
  
  ほんとうに綺麗。
  
  お風呂の様子とかもすっごく参考になりました。ありがとうございます！
  
  明るいうちにあの混浴風呂はちょっとハードル高そうですね(^^)でもでも
  
  “あ〜っ、わたしも早くうなぎの湯に浸かってみた〜い！！”
  
  では(^^)
  
  
  

  爺さん からの返信 2009/12/06 13:41:35

  RE: 爺さん、こんばんは〜

  お久しぶりです
  なつ０９０５さんもお元気そうで何よりです(^O^)
  「琢」さんに行かれましたか〜鰻の湯はどうでしたか
  色々な温泉に浸かっている爺様も、あの鰻の湯にはびっくりしました
  初めての本格的温泉お宿が「琢」さんとは最高のスタートですね！
  「琢」さんの旅行記楽しみにしています〜楽しんで来てください。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　爺

  なつ0905さん からの返信 2009/12/07 13:28:19

  行ってまいりましたぁ〜

  爺さん
  
  こんにちは〜。行ってまいりましたぁ〜
  
  ほんとにほんとにうなぎでした！！てか、自分の腕がうなぎのはらみたく「ぬるすべ」に光っていました（＾＾；）
  
  こんなお湯に毎日浸かっていたらさぞや美人になれそうです。
  
  > 初めての本格的温泉お宿が「琢」さんとは最高のスタートですね！
  > 「琢」さんの旅行記楽しみにしています〜楽しんで来てください。
  いやぁ〜ほんとに。爺さんにそうおっしゃっていただくとまた嬉しいですねぇ。
  旅行記もぼちぼちと思っております。また是非遊びにきてください♪ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  爺さん からの返信 2009/12/08 21:19:11

  RE: 行ってまいりましたぁ〜

  なつ０９０５さん
  
  お帰りなさい(^O^)／
  
  「うなぎ」になった気分はどうですか〜ぬるぬるのお湯だったでしょう！
  聞いた話によると、お湯は「高級化粧品」に浸かっている様な物だそうです。
  
  また旅行記に寄らせていただきます(^O^)／
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　爺