遥かなるメコン（７７）ワット・ナコンパノム・宴の終わりに。

2009/04/25 - 2009/05/10

年に１度あるかないかの例大祭。近郷近在の人のみならず、遠く、バンコク、チェンマイ辺りからも縁者は来ているに違いない。丁度日本のお盆の帰省のように。

午後から続いたお祭り。何の祭りかは知らないが、日本ではお釈迦様の誕生日、４月８日が地方によっては月遅れの５月８日に星祭り、花祭りとして行うところもある。

タイでは旧暦を使っているかどうか知らないが、５月のこの頃の満月の日、「仏誕節」として盛大なお祭りをしているようだ。今日が丁度その日だったかも知れない。

夕暮れ。人々はようやく寺院を出て、通りを行進している。皆満足げだ。今年も無事に祭りが終了したことの安堵感が漂っている。

そう、自分も３０キロ離れたナコンパノムの町へ戻らなくては。待っていてもらう様お願いしたソンテウはどこかへ行ってしまって、そこにはもう誰もいない。困った。

聞いたところ町の郊外に遠距離バスの停留所があるとのこと。バイクタクシーに乗ってそこまで行き、３０分程待って、ムクダハンから来たバスに乗り、夜のしじまのナコンパノムの町に到着した。

エリア ナコーン・パノム(タイ)

今日のお祭りに選ばれし子。日本のお稚児さんのようなものか。

既に人々はワットから引き上げていく。

人々は皆楽しげであり、且つ満足げだ。

それぞれがそれぞれのグループを作って、どこかへ引き上げていく。

こんな大きなグループもあった。境内では気がつかなった。

この大きな団体はどこへ行くのだろう。

ただ黙って見下ろしている路上の仏陀。

イサーンイの大地に漸く陽が沈みつつあった。
バスの車内）。

ナコンパノムは既に夜になっていた。

外人観光客の少ないこの町では、夜の屋台もタイ人Ｏｎｌｙで賑わっている。この雰囲気が良い。