遥かなるメコン（７５）ワット・ナコンパノム、イサーン一の美しさ。

2009/04/25 - 2009/05/10

バンコク市内には由緒ある美しい寺院が幾つもあり、又、アユタヤ、スコータイには遺跡となった寺院が又幾つもある。

タイには全国至る場所に壮麗な寺院が点在しているが、中でもこのワット・ナコンパノムはイサーン地方では一番美しい寺院の一つではないかと思う。

その天空を鋭く刺す尖塔のスマートさ、白を基調とした淡い大理石の外壁が真っ青な南国の空を区切っている。宗教を越えた芸術性がこの寺にある。

イサーン地方の外れ、メコン川に沿った、殆どラオスに近いこの田舎の土地で、この様な壮麗な寺院が建立された理由は分らない。

祭りの人々が引き上げ、急に静かになった境内にひとり残され、寺の内外、大理石をなで、且つ見上げ、心ゆくまでこの寺の美しさに見とれていた。

エリア ナコーン・パノム(タイ)

このワット・ナコンパノムを初めて見たとき、息を飲む思いもした。

白亜の大理石に金の刺繍をあしらった、なんとも言えない建築の妙。

尖塔がくっきりと青空に浮かぶ。

境内の奥にひっそりと鎮座するチナラート（聖観音？）仏。

寺院内の仏も皆端整に安置されている。

同じ様に端麗な御仏が対座している。

境内のあちこちに御仏が飾られている。タイルの冷たさが、素足の足裏に気持ちよい。

塔はより高く、美しく天に伸びている。

ようやく夕方に近く、逆光の中の塔も又良し。

夕暮れになっても人々の祈りは絶えない・・