2009/07/10 - 2009/07/10
19位(同エリア46件中)
まみさん
2009/07/10金 クリミア半島2日目(現地英語ガイド&車付)
ヤルタ近郊めぐり
・聖ミハイル教会(アルプカに向かう途中)
・アルプカ宮殿&庭園
・ツバメの巣の写真を撮る
・オレアンダー・サナトリウムの巨大なプラタナスとニコライ2世王室教会
・リヴァーディア宮殿
・ニキーツキー植物園
(マサンドラ宮殿は大雨で断念)
ホテルに戻った後
・ヤルタの海岸沿いのプロムナードを一人で散策
【ヤルタ泊:ホテル・ブリストル(Bristol)】
知ってはいたはずだけどその場で実際に見ると感動するものですね。
知っていたはずだけど、実は直前まで忘れていたせいでもあります@
現地ガイドのニーナに案内されながら、19世紀に作られたアルプカ庭園───そんな古い庭園なのに岩の1つ1つまで自然のものではなくよそから運んできて計算付くで造園し、クリミアの大地震のときにも破壊を免れたという稀有な庭園───を散策するうちに、巨大な壁のような岩の前にやってきました。
「さあ、ここからは、ファンタジーの世界の始まりよ!」
そう嬉しそうに言ったニーナの言葉どおり、岩の向こうには、おとぎ話の舞台になりそうなイギリス風の城が出現しました。
そして宮殿内をぐるっと回り。
1人で回るとしたら、ふうんふうんで過ぎてしまうところを、部屋に関するエピソードを聴きながら見学し、やっぱりガイドをつけてよかったと思いながら、最後に庭に出てみると。
なんと、同じ城なのに、そこにはイスラムの宮殿がありました。
山に面した方はイギリスの宮殿で、海に面した方はイスラムの宮殿という、2つの顔をもつアルプカ宮殿@
日程に組み入れたとき、ガイドブックやネットで見つけた旅行記(日本語だと少なかったけど)を読んだので、実はそのことを知っていたはずでした。
だけど、ちゃんと頭に入っていなかったということですかね。
おかげで、ニーナの前で素直に「わぁ! すごーいっ!」と感動の叫び声がごく自然に出ました@
「アループカ
(ヤルタ)市街の南西16kmのところに、帝政時代の市政官ミハイル・ヴォロンツォフ伯爵のアループカ宮殿があり、博物館として公開されている。
宮殿は、1846年にイギリスの建築家によって建てられた。北側の外観はチューダー様式そのものだが、黒海に面した南側にはアラベスク模様とコーランの一説で飾られたドームがあり、まるでイスラーム宮殿のよう。というのも、ここからの黒海の眺めがまるでインド洋のように見えるので、建築家がそれを意識してデザインしたとのこと。
宮殿内には、豪華な調度や装飾品が保存されている。」
(「地球の歩き方ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、コーサカスの国々」('08〜’09年版)より)
※2009年ウクライナ旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2009年ウクライナ旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10359084/
詳細版「2009年ウクライナ旅行の詳細旅程」(もう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」より)
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2009/07/2009-2271.html
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森林のような庭園を抜けたら、岩の向こうに突然、姿を現したアルプカ宮殿
この旅行記の続きです。
「2009年ウクライナ旅行第6日目(1)ヤルタ:西のアルプカに向かう途中のヤルタ&アルプカ庭園」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10386013/
現地ガイドのニーナが入場の受付をしているあいだに、ぷらぷらと歩きながら撮影。
撮影日よりのいい天気になってきました@
でもこれから宮殿の中に入ります。 -
イギリス風のお城、アルプカ宮殿
この宮殿を建てたミハイル・ヴォロンツォフ伯爵は、ニーナいわく、18世紀当時のロシア帝国で一番金持ちだった貴族の一人で、クリミア総督でした。
父親がイギリス大使だったのでイギリスで育ちました。
こんなイギリス風の宮殿を造らせたのも、イギリス生活をなつかしんだせいもあります。設計者はイギリス人のエドワード・ブロア(Edward Blore)。
でも、イギリス風、特にスコットランド風の宮殿といわれると、私が思い出すのは2002年のドイツ旅行で訪れた、カッセルのレーヴェンブルク城だったりします。
写真を調べて比べてみると、そんなに似ているわけでもありませんでしたが。
最後にイギリスを旅行したのは1993年(1998年のイスラエル旅行の際、帰りの飛行機の乗継で、スタンステッド空港からヒースロー空港に移動するときロンドン観光を少しだけしていますが)、スコットランド旅行ともなるともっとさかのぼりますから、どうしても最近の記憶から連想してしまいますネ。 -
美しい壁紙の最初の部屋
18世紀の宮殿ですが、すでにセントラルヒーティングなど近代的な設備も整っていました。 -
ミハイル・ヴォロンツォフ伯爵の肖像画
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ヴォロンツォフ夫人の肖像画のある書斎
彼女は教養のある夫人で、ヴォロンツォフ伯爵が目が悪かったので書類などを読んであげたりして、夫をよくサポートしたそうです。 -
アラブ風のストゥッコ装飾(浮き出た漆喰の装飾)が施された木の天井
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この部屋にヤルタ会談後、チャーチルが滞在
チャーチルの写真があるのはそのためです。 -
肖像画が何枚も飾られていた、こぢんまりした書斎
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暖炉側にはミハイル・ヴォロンツォフの母の肖像画
肖像画は右上に胸像姿まで描かれています。 -
エカテリーナ2世の愛人でクリミアの初代総督だったポチョムンの肖像画
彼も私財をなげうってクリミア半島の開発に力をいれたそうです。
エカテリーナ2世がクリミアを訪問したときに、彼女に見せられた美しい村や町などは、女帝にみせるためだけのヤラセだろうと陰口をたたかれたそうですが、ガイドのニーナも強調、「それは彼の政敵たちのやっかみで、ポチョムキンは本当にクリミアの発展に力を注いだのよ!」 -
ポチョムキンの肖像画の向かいには、エカテリーナ2世の肖像画
ちなみにこの部屋にはミハイル・ヴォロンツォフの父の肖像画もありました。写真は撮っていないですけど。 -
音楽サロン
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サロンの反対側、居心地良さそう
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素敵な壁紙とシャンデリア
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窓辺のピアノと
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壁の可愛いストゥッコ装飾の細部
ハチミツで固めているそうです。
そっかー、ハチミツって天然の接着剤にもなるんですね。 -
海に面した植物のある廊下のエカテリーナの胸像、笑った顔
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エカテリーナの胸像、反対側は笑っていない
1つの胸像に2つの表情を持たせているわけです。
彼女にいろんな顔があることを表しているそうです。
えーっ、でもたいていの人間はそうじゃない?
まあ彼女はとりわけいろんな顔を上手く使い分けたのかもしれません。 -
温室がある贅沢な宮殿@
窓のすぐ外は海に面した中庭です。 -
室内噴水
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ローマ時代のオリジナルのコピーが並ぶ中で、これだけはオリジナルの少女の像
モデルは特に有名な人でもVIPでもないようですが、可愛い少女です。 -
木が落ち着いた雰囲気を与えるダイニング・ルーム
あの暖炉の石はものすごく硬くて、彫刻を施すのは非常に困難だそうです。
ニーナいわく、以前ガイドした人の中にそういうことに詳しい人がいて、「18世紀でこれが削れたなんて、アンビリーバボー!」と感嘆していたそうです。 -
ハデではないけれどなかなか贅沢なダイニング・ルーム
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テーブルのあるあたりと美しい天井
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ダイニング・ルームの三美神の彫刻
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途中で窓から黒海を望む
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西洋絵画コレクションがあるビリヤード・ルーム
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ビリヤード・ルームの西洋絵画コレクション
複製画ではなく、オリジナルばかりだそうです。
でもコレクションは本当はもっとたくさんあったのに、怒涛の歴史の中で大半は行方不明になってしまったそうです。 -
アメリカデイゴとアルプカ宮殿
ひととおり城見学が終わったので、中庭に出ました。
ちなみに城見学は、どうも観光客が通常たどる順路でなく、ニーナお薦めの順路をとってくれたようでした。時々館員さんに断りながら。
また、写真を撮りやすいように、団体客と入れ違いになるように進んでもくれました。 -
溶けるような水平線の黒海が見える中庭
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美しく整備された中庭と黒海
※ちなみに、ここでは他にもこんな写真を撮っています。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16649843/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16649844/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその2:ウクライナでも植物に注目(前編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361799/ -
振り返ると、そこにはアラビアンな宮殿が……!
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これも借景!?───中庭からアイ・ペトリ山
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アラビアンな宮殿の、コーランが装飾のように刻まれたドーム下
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中庭からアイ・ペトリ山
早く霧が晴れないかなぁ。 -
黒海を眺める6頭のライオンの像のうちの1頭
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宮殿前からヤルタ方面を望む
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霧がだいぶ晴れてきれいに顔を見せ始めたアイ・ペトリ山
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黒海に面したアラビアンな宮殿を後にして
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またまたアイ・ペトリ山と、ノウゼンカズラの花咲く美しい庭
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アラビアンなドーム下
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黒海を眺める6頭のライオンの像のうちの1頭
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そして再び、山に面したイギリス風の宮殿側
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食事を運んだ渡り廊下
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ロマンチックなドームや屋根
ここでよく映画のロケが行われるそうです。
さもありなん! -
重厚な塔も見えるロマンチックな宮殿
「ヴォロンツォフ宮殿のコスモポリタン的空間」(花田智之・著)
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/coe21/publish/no23/06hanada.pdf
ヴォロンツォフ伯爵はイギリス育ちなので、山側はイギリスのスコットランド風のお城にして、海側はタージマハルやアラビア風。
「ロシア帝政時代の伯爵ミハイル・ヴァロンツォフが、1846年にイギリス人建築家エドワード・グロンに依頼して建てた。伯爵はイギリス生まれで、イギリスで教育を受けたので、設計者は、その意図を重視した。背後に迫る断崖絶壁の山を臨む、北側の外観は、チューダー様式だ。目の前に広がる黒海をインド洋に見立てて、南側の外観はアラベスク模様とドームを用いている。(中略)
内部は、全体としては、ロマンティシズム様式というのだそうだが、ゴシック様式・アラブ様式・チューダー様式・ヴィクトリア様式・中国風が、巧みにミックスされたもので、溢れている。」
(HP「アクエリアンの知・遊・楽の世界へようこそ」の「中・東欧への旅」より引用)
http://homepage2.nifty.com/aquarian/Travel/Travel1/Crs12_2.htm
メインページ
http://homepage2.nifty.com/aquarian/index.htm
「2009年ウクライナ旅行第6日目(3)ヤルタ:特別に見学させてもらったオレアンダー・サナトリウムとニコライ2世王室教会」に続く。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10386231/
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