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天気の良さそうな平日、職場の夏休みを使って日帰りで丹後半島に行くことに。<br />日の出に日本三景のひとつ・天橋立に間に合うようにと出かけるつもりが、寝過ごしてしまいましたが、天橋立のある宮津、丹後ちりめんの里・加悦、そして舟屋の里・伊根から経ヶ岬へと丹後半島を時計回りに進み、最後は皿そばの里・出石まで巡りました。<br />まずは丹後半島の東の付け根にある与謝野町・加悦の古いまちなみを訪ねました。<br />

京都府・加悦★丹後ちりめん発祥の里を歩く

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2009/09/16 - 2009/09/16

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ころっつ

ころっつさん

天気の良さそうな平日、職場の夏休みを使って日帰りで丹後半島に行くことに。
日の出に日本三景のひとつ・天橋立に間に合うようにと出かけるつもりが、寝過ごしてしまいましたが、天橋立のある宮津、丹後ちりめんの里・加悦、そして舟屋の里・伊根から経ヶ岬へと丹後半島を時計回りに進み、最後は皿そばの里・出石まで巡りました。
まずは丹後半島の東の付け根にある与謝野町・加悦の古いまちなみを訪ねました。

交通手段
自家用車

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  • 福知山から天橋立に向かう国道176号沿い、与謝野町・加悦地区には道の駅「シルクの里かや」がありまます。ここに隣接する「SL広場」にはかつてJR宮津線と加悦を結んでいた加悦鉄道の車両などが保存されています。<br />

    福知山から天橋立に向かう国道176号沿い、与謝野町・加悦地区には道の駅「シルクの里かや」がありまます。ここに隣接する「SL広場」にはかつてJR宮津線と加悦を結んでいた加悦鉄道の車両などが保存されています。

  • 加悦SL広場から南の方を見ると、与謝峠を越えていく国道176号のループ橋が見えます。<br />

    加悦SL広場から南の方を見ると、与謝峠を越えていく国道176号のループ橋が見えます。

  • SL広場に正式に入場できるのは午前9時からなので、国道を跨ぐ陸橋から内部を覗き見します。中には蒸気機関車が3台並んで静態保存されています。<br />

    SL広場に正式に入場できるのは午前9時からなので、国道を跨ぐ陸橋から内部を覗き見します。中には蒸気機関車が3台並んで静態保存されています。

  • 実際に加悦鉄道で活躍していたディーゼル車両も保存されています。こうした車両は町の文化財にも指定されているようです。<br />

    実際に加悦鉄道で活躍していたディーゼル車両も保存されています。こうした車両は町の文化財にも指定されているようです。

  • SL広場の外ですが、道の駅の駐車場の隅には明治初期に日本初の電車として走った京都市電の復元車両も展示されています。<br />

    SL広場の外ですが、道の駅の駐車場の隅には明治初期に日本初の電車として走った京都市電の復元車両も展示されています。

  • 道の駅から市街地に入っていき、いよいよ加悦のまちなみを訪ねます。<br />ここは平成17年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、江戸時代後期から丹後ちりめんとともに発展してきた歴史ある民家や工場を見ることができます。<br />散策の拠点となるのは、加悦小学校近くの旧加悦町役場駐車場になります。<br />

    道の駅から市街地に入っていき、いよいよ加悦のまちなみを訪ねます。
    ここは平成17年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、江戸時代後期から丹後ちりめんとともに発展してきた歴史ある民家や工場を見ることができます。
    散策の拠点となるのは、加悦小学校近くの旧加悦町役場駐車場になります。

  • まずは駐車場のすぐ横にある旧加悦町役場は昭和初期に建てられた洋風建築。内部は観光案内所や喫茶店・お土産物販売店として現在は利用されています。朝早かったのでもちろん閉館していましたが…。<br />

    まずは駐車場のすぐ横にある旧加悦町役場は昭和初期に建てられた洋風建築。内部は観光案内所や喫茶店・お土産物販売店として現在は利用されています。朝早かったのでもちろん閉館していましたが…。

  • 旧加悦町役場の庁舎看板は、右書きのレトロな字体。<br />

    旧加悦町役場の庁舎看板は、右書きのレトロな字体。

  • 旧役場前の信号から「ちりめん街道」と呼ばれる旧道を入って行きます。はじめのうちは普通に現代風の家が立ち並んでいるまちの感じですが…。<br />

    旧役場前の信号から「ちりめん街道」と呼ばれる旧道を入って行きます。はじめのうちは普通に現代風の家が立ち並んでいるまちの感じですが…。

  • 天神橋から少し南に歩いて「下之町地区」に入ると次第に明治期の建物があらわれ、修景された現代の建物も見受けられます。<br />

    天神橋から少し南に歩いて「下之町地区」に入ると次第に明治期の建物があらわれ、修景された現代の建物も見受けられます。

  • 「ちりめん街道」沿いの歴史情緒を感じさせる民家の多くには、こうした行灯が取り付けられています。<br />

    「ちりめん街道」沿いの歴史情緒を感じさせる民家の多くには、こうした行灯が取り付けられています。

  • また玄関には草木染めのような優しい色合いの暖簾も統一して掛けられています。<br />

    また玄関には草木染めのような優しい色合いの暖簾も統一して掛けられています。

  • 生糸ちりめん商家で庄屋を務めた旧尾藤家住宅です。母屋は江戸時代後期に但馬から移築されたもので、訪問時は時間外でしたが、このまちなみで唯一の公開住宅のようです。<br />

    生糸ちりめん商家で庄屋を務めた旧尾藤家住宅です。母屋は江戸時代後期に但馬から移築されたもので、訪問時は時間外でしたが、このまちなみで唯一の公開住宅のようです。

  • ゆるい坂が続く、「中市地区」には平入りの民家が立ち並んでいます。<br />

    ゆるい坂が続く、「中市地区」には平入りの民家が立ち並んでいます。

  • 白壁のこじんまりとした造りの民家。街道沿いの古い民家の多くには、訪問者への説明用の木札がきちんと吊下げられています。<br />

    白壁のこじんまりとした造りの民家。街道沿いの古い民家の多くには、訪問者への説明用の木札がきちんと吊下げられています。

  • 夏の終わりですが、民家の軒下にはちりめんで用いる生糸を使った風鈴があります。<br />

    夏の終わりですが、民家の軒下にはちりめんで用いる生糸を使った風鈴があります。

  • 白壁の民家が多いのですが、中には土蔵も建っています。<br />

    白壁の民家が多いのですが、中には土蔵も建っています。

  • ちりめん街道が南から東に折れる角には江戸時代初期に創建された石段が立派な「実相寺」が建っています。<br />

    ちりめん街道が南から東に折れる角には江戸時代初期に創建された石段が立派な「実相寺」が建っています。

  • 実相寺の下には自然石の形状をそのまま生かした石燈篭も立っています。

    実相寺の下には自然石の形状をそのまま生かした石燈篭も立っています。

  • 実相寺の下にある厨子二階の建物で、この辺りを歩いていると縮緬工場があるのか織機の機械音がどこからともなく聞こえてきます。<br />

    実相寺の下にある厨子二階の建物で、この辺りを歩いていると縮緬工場があるのか織機の機械音がどこからともなく聞こえてきます。

  • ちりめん街道を実相寺の東にある交差点から眺めた景観です。

    ちりめん街道を実相寺の東にある交差点から眺めた景観です。

  • ちりめん街道をさらに南に歩いて行くとあらわれるのが立派な楼閣風の山門を持った「宝厳寺」。19世紀初頭に創建された建物だそうです。<br />

    ちりめん街道をさらに南に歩いて行くとあらわれるのが立派な楼閣風の山門を持った「宝厳寺」。19世紀初頭に創建された建物だそうです。

  • 宝厳寺の山門の下には派手な色に塗られ、何ともユーモラスな表情をした地蔵が立っています。<br /><br />

    宝厳寺の山門の下には派手な色に塗られ、何ともユーモラスな表情をした地蔵が立っています。

  • この洋館は医院の建物。古くからの町医者さんといった感じですかね。<br />

    この洋館は医院の建物。古くからの町医者さんといった感じですかね。

  • さらに南に歩いて行くと、洋館や虫籠窓などの特徴を持つ民家が連なる「上之町地区」です。<br />

    さらに南に歩いて行くと、洋館や虫籠窓などの特徴を持つ民家が連なる「上之町地区」です。

  • 「上之町地区」の旧家の前には「縮緬発祥之地」の石碑が立っていました。<br />

    「上之町地区」の旧家の前には「縮緬発祥之地」の石碑が立っていました。

  • 今は稼働していませんが、明治時代のちりめん工場である「西山工場」です。<br />

    今は稼働していませんが、明治時代のちりめん工場である「西山工場」です。

  • 西山工場近くの民家の中庭に建つ白壁の蔵。<br />

    西山工場近くの民家の中庭に建つ白壁の蔵。

  • 普通の民家に隣接したちりめん工場として利用されていた土蔵<br />

    普通の民家に隣接したちりめん工場として利用されていた土蔵

  • 「上之町地区」にあるこの界隈で唯一卯建つを備えた民家。他の伝建地区では多い卯建つを備えた建物は多く見ることができますが、ここでは少ないようです。<br />

    「上之町地区」にあるこの界隈で唯一卯建つを備えた民家。他の伝建地区では多い卯建つを備えた建物は多く見ることができますが、ここでは少ないようです。

  • ちりめん街道沿いにある古民家風のお土産物屋。杉玉も吊り下がっています。<br />

    ちりめん街道沿いにある古民家風のお土産物屋。杉玉も吊り下がっています。

  • 土産物屋の軒先には与謝野鉄幹・晶子夫妻の歌や句が掲げてあります。<br />与謝野町はその名前からもわかるように与謝野鉄幹の父の出身地であったことから、夫妻も訪れたことが地なのです。<br />

    土産物屋の軒先には与謝野鉄幹・晶子夫妻の歌や句が掲げてあります。
    与謝野町はその名前からもわかるように与謝野鉄幹の父の出身地であったことから、夫妻も訪れたことが地なのです。

  • ちりめん街道が少し離れた所に屋号の入った土蔵が建っています。<br />

    ちりめん街道が少し離れた所に屋号の入った土蔵が建っています。

  • 道沿いの水路の上には古くからのお地蔵さんが祀ってあり、綺麗な黄色の花が供えてありました。<br />

    道沿いの水路の上には古くからのお地蔵さんが祀ってあり、綺麗な黄色の花が供えてありました。

  • ちりめん街道沿いにある唯一の旅館・井筒屋です。

    ちりめん街道沿いにある唯一の旅館・井筒屋です。

  • ちりめん街道から少し離れた与謝野町役場加悦支所のすぐ近くには、廃止された加悦鉄道の加悦駅の駅舎が保存されています。<br />続いては宮津と天橋立に向かいます。

    ちりめん街道から少し離れた与謝野町役場加悦支所のすぐ近くには、廃止された加悦鉄道の加悦駅の駅舎が保存されています。
    続いては宮津と天橋立に向かいます。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • 熊野古道さん 2009/10/06 11:36:02
    丹後半島の旅!
    ころっつさん、おはようございます。

    新潟旅行後の体調はいかがでしょうか?
    また旅行記の方も楽しみにしています。

    私も以前から丹後半島一周の旅をしようと思ってはいるのですが、いつも但馬のほうに足が向いてしまい結局いまだに実行出来ていません。
    なかでも特に伊根の舟屋は見てみたいところです。

    加悦の町並みは、ひっそりとした落ち着きを感じますが、立派な庄屋さんの屋敷や土蔵、倉などから、かつての丹後ちりめんでの繁栄がうかがえ知れます。
    案内看板を見ても町並みの範囲も広く楽しく散策できそうですね。


    熊野古道



    ころっつ

    ころっつさん からの返信 2009/10/07 08:35:57
    RE: 丹後半島の旅!
    熊野古道さん、おはようございます。
    いつもお気遣いいただきありがとうございます。

    どうも体調もまだ万全とは言えないまでも、病院通いしながらなんとか過ごしています(笑)。新潟の旅行記は当面先になりそうですが…また読んでください。

    丹後半島には、これまで何度か出かけているのですが、多くは冬の味覚・伊根ブリを食べに行くためで、観光するためではありませんでした。その時期の丹後は「うらにし」と呼ばれる気候で、一日どんよりと曇り、雨や雪が何回も降るので、観光には向いていない頃です。

    今回、観光にいい時期にはじめてまわりましたので、あらためて丹後の魅力を感じ取ることができました。特に加悦はまだ観光地といった感じではなく、歩いていると縮緬の織機の音が聞こえてくる情緒あふれるまちでした。

    熊野古道さんもまた、ぜひ訪れてみてくださいね。
  • ゆういちろうさん 2009/10/06 09:16:04
    加悦
    ころっつさん、こんにちは〜!
    加悦の町は全く知りませんでしたが
    とても静かな雰囲気で素敵な佇まいですね〜。
    最近は重伝建に指定されると壁を塗り直したりして
    妙に真新しい町並みになってしまうこともありますが
    ここは自然体な感じでとても気に入りました。

    毎回思いますが、西日本には古い町並みが沢山残っていて
    本当に羨ましく思います。

    ゆういちろう

    ころっつ

    ころっつさん からの返信 2009/10/07 08:20:31
    RE: 加悦
    ゆういちろうさん、おはようございます!
    いつもご訪問いただきありがとうございます。

    私も実は加悦のまちは国の伝建地区に指定されるまで、こんなに歴史あるまちなみが残っているとは全く知りませんでした。天橋立や丹後に行くときには、すぐ横を走る国道(まちなみが全く見えない)をよく通っていたのですが…。
    ここはまだ訪れる人も少ないようですが、ひとつひとつの家に説明書きが吊るされていたり(多くの家が杉本家住宅という名でしたが…)、お揃いの暖簾が玄関にかけてあったり、とまちなみを住民で守っていこうとする意思が感じ取れるまちでした。

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