ノールフィヨルド　3　Nordfjord - ヘレシルトからガイランゲルへ　Hellesylt - Geiranger, Norway

2009/09/01 - 2009/09/02

2泊したYHを朝８時過ぎに出て、バス停へ降りて行きます。ヘレシルト行きのバスまで待合室で待っている間、隣の女性話しかけてみました。
大抵の人が英語を話せるので、この時もたわいもない話題でしたが、都会にはない、優しさが感じられました。

ヘレシルトへは、30分足らずで着き、そこからフェリーでガイランゲルへ。ここは観光コースとして有名なフィヨルドなので、2，3台の観光バスが乗り込んでいました。１台はフランスの団体客でした。生憎雨が降り始めたので、船内で景色を眺めながら、物静かな夫婦と話をすることが出来ました。10日間でノールウェイとオランダをバスで回る旅らしい。

ガイランゲルに着いても、一向に雨が止む気配がないので、坂道を10分ほど登ったところにあるユニオンホテルでランチを取ることにしました。
団体客とは別の眺めの良いレストランに案内してくれて、一人静かにゆっくり食事が出来ました。
表紙の写真の女性は、ユニオンホテルの創設者の娘さんです。
4時のオーレスン行きのバスまで可成りの時間があるので、食後荷物を預かってもらって、雨の中、少しだけ散歩に出ました。
帰りに、ホテルの向かいにあるガイランゲルミュージアムに寄り、ガイランゲルの開拓の変遷を見ることが出来ました。

4時に来たマイクロバスから一度フェリーに乗り換え、フェリー発着所で少し待っていると大型バスがやって来て、そのバスでオーレスンへ戻ることが出来ました。
オーレスンへは山を越えるので、夕方着いた時空は綺麗に晴れていました。
疲れていましたが、オーレスンの夕日や夜の港を散策してみました。
明日は朝７時の飛行機でレイキャヴィックへ行きます。

エリア ガイランゲルフィヨルド周辺(ノルウェー)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: スカンジナビア航空

ストリーンを出る時は曇っていた空も、ヘレシルトの着いた時は少し雨が降ってきました。

直ぐ目の前に、写真で見たことのある、滝のように流れ出る川がありました。

ここ数日の雨で更に流れが凄くなっていました。

フェリーが出るまでには、30分近くあったので、川の上流に行く道を登ってみました。

ホテルヘレシルトがフィヨルドの直ぐ近くにあります。

屋根の飾り部分の細かい細工が綺麗です。

フェリーの発着所です

勾配がちょっときつくて鞄を持っているとふうふう言ってしまいます。

ここまで登って来る物好きな人はあまりいないと見えて誰も来ません。
水量が多くて迫力があります。

やっとフェリーがやってきました。

雨が本格的に降り始め、団体客も多く、外の狭いデッキが混雑していたので、座って中から撮ったり、話をしたりしていました。

有名な滝が見えて来ましたので、この時だけはデッキにでて撮りました。

こんな感じで混雑しています。

やっとガイランゲルの町が見えてきました。

フェリーの前部が上がり、車がまず出ます。歩行者はその後です。

一時雨が止んだので、喜んだのですが、しばらくするとまた雨が降り出しました。
港にある観光案内所でこの辺りの地図を貰おうとすると、一部５NOKすると言うので、PCでプリントした自前の地図を持っている私は買いませんでした。
資源を大切にしているのか、物価が高いので無料の配布は控えているのか、よく分かりません。

やや中腹にあるのが、ユニオンホテルです。

その右手の風景です。

坂道を上っていると雨が激しくなって来たので、軒先でレインウェアを着込みます。

あーあ、展望台までトレッキングしようと思っていたのに、この雨では眺めも悪いし.... 兎に角食事をしながら、考えようと思いホテルへ向かいました。

15分位で目指すユニオンホテルが見えて来ました。

五つ星のホテルで、エステ専用スパもあります。
このテラスには、私一人でした。
雨模様を眺めながら、ステーキを美味しく頂きました。
１時間半ほどここで過ごしてから、雨の中短いトレッキングに出掛けました。

止まないかなぁと思って見ているのですが、雨足は激しくなるばかりでした。

このホテルの創設者の家族の写真が壁に飾ってありました。

1910年のベルゲンでの観光会議の集まり？と思われる

草の陰になって、よく見えませんが、大きな客船が泊まっています。
団体客がここを見物しているのでしょう。
フィヨルド沿いをずーっと進んでいるのでしょうか。

訊いてはいないのですが、ここに泊まられたその当時の王？なのでは。

ロビー横のかなり広いスペースのサロン。
右手にはバーがあり、軽食が出来るカフェ。
このホテルが一番栄えていた頃、ここでは、毎朝色んな挨拶代わりの会話が交わされていたのでしょうね。

ホテルのロビーに飾ってある車

手荷物を預けて、短い散歩に出ました。

晴れていれば、5キロコースに行きたかったのですが...

ホテルの裏手になります

フィヨルドも見えます。

道が泥濘、だんだん川のようになりつつあります。

清水が滝のようになっていました。

帰り道にフィヨルドの方向を見ると、雨に煙っていました。

フィヨルドに注ぐ川は濁流のようでした

ユニオンホテル全景

ホテルの向かいにあるガイランゲル博物館
80NOKとちょっと高いのですが、時間もあるので入ってみることにしました。

ガイランゲルフィヨルドを開拓した人達の苦労がよく分かる資料や展示ありました。

ホテル前から4時半にバスがやってきました。私ともう一人が乗り込みました。このバスでも、カード払いではなくて、現金のみでした。
このフェリー乗り場でもう一人の乗客が現金を手に入れて戻って来ました。
すべてカードにしてくれると旅行者は助かるのですが。

１時間位行った所でフェリーに乗り換えました。
対岸まで15分程でした。

フェリーに貼ってあった地図

対岸に着きました。

降りてから、5、6分待たされて、やっとバスがやってきましたが、この時はまだこのバスがまたここへ戻って来て、またフェリーから降りて来る乗客を乗せるとは、知りませんでした。
つまり、30分以上のロスタイムでした。

これが2回目にバスがこのフェリー発着所に来た時です。
これ以外にオーレスンへ戻る手段がありません。

また途中でバスを乗り換えさせられました。短い路線が多いようです。
つまりガイランゲルからオーレスンへ行く人が少ないのでしょう。

バスから見た古い家、多分誰も住んでいないかも知れません。
古いのですが、とても良い仕事をしているのが分かりました。

山を越えると、綺麗な夕陽がフィヨルドに映っていて、ここで降りて写真を撮りたかったのですが、路線バスでは、残念ながらそういう訳には行きません。

オーレスンに戻るに連れて、晴れた空が広がっていました。

バスの中から撮ったフィヨルドの景色ですが、流石オリンパスです。

バスを降りて、ほっと一息。お疲れさまでした。

この旅行記へのコメント （2）

• ZISAMAさん 2009/10/03 18:31:08

  今日は。

  belleduneさん
  
  拙者も数年前に、ガイランゲルフィヨルドに行きました。
  （so what　と言われそうですね）
  
  いや、実は嫌〜な思い出があるのです。　
  フィヨルドに面したホテルに予約してあったのですが、我々の部屋はナント！反対側で窓の外は岩の壁。
  交渉したのですが満室とのことで、やけ酒、、ではなく、やけウイスキーを飲んで早寝をしてしまいました。
  
  しかし、belleduneさんは楽しそうな旅のご様子で、これからジックリと拝見させて頂きます。
  
  それと、余計なことかもしれませんし既にご承知かと思いますがが、ここ4traで「砂漠の写真コンテスト」をやっています。
  拙者も、つたない写真を応募しましたが、ナミビアの先輩であるbelleduneさんの作品がなくご存じないのかなと愚考した次第です。
  本音は、強敵belleduneさんには応募してほしくないのですが（笑）。
  
  こんな事をしていられない、まだbelleduneさんの旅行記を拝見せねば、、、。

  belleduneさん からの返信 2009/10/05 21:25:57

  RE: 今日は。

  ZISMAさん、
  
  年を考えずに、ちょっと欲張りすぎた旅を計画してしまったのてすが、なんとか元気に帰って来ました。
  
  > 拙者も数年前に、ガイランゲルフィヨルドに行きました。
  もっと良いお天気だったでしょうね。
  
  > いや、実は嫌〜な思い出があるのです。　
  > フィヨルドに面したホテルに予約してあったのですが、我々の部屋はナント！反対側で窓の外は岩の壁。
  > 交渉したのですが満室とのことで、やけ酒、、ではなく、やけウイスキーを飲んで早寝をしてしまいました。
  どこでも、景色の良い部屋と悪い部屋があるので、予約の時に注文をつけるか、料金が安いと景色が悪かったりすることがありますね。
  今回も、最後のアムステルダムのロイドホテルで、1つ星から5つ星のなかで自分に合った料金設定のランクを選ぶのですが、私が泊まった2つ星の同じランクでも運河側とそうでない方では60ユーロ違いましたから。
  
  > しかし、belleduneさんは楽しそうな旅のご様子で、これからジックリと拝見させて頂きます。
  ありがとうございます。徐々にコメントを付けていきますので、もう暫くお待ちください。
  
  > それと、余計なことかもしれませんし既にご承知かと思いますがが、ここ4traで「砂漠の写真コンテスト」をやっています。
  > 拙者も、つたない写真を応募しましたが、ナミビアの先輩であるbelleduneさんの作品がなくご存じないのかなと愚考した次第です。
  > 本音は、強敵belleduneさんには応募してほしくないのですが（笑）。
  それは、知りませんでした。早速拝見してみます。
  
  ZISMAさんの最近の作品を拝見したいので、アップしてください。
  待っています。