2009/06/28 - 2009/06/28
178位(同エリア218件中)
ソフィさん
2009年6月28日(日)
ミディ運河の緑濃き流れを味わったわれわれは、再び旧市街に引き返して、サン・セルナン寺院を訪ねる。
この寺院は11世紀から12世紀初頭に建てられたもので、ヨーロッパ最大のロマネスク建築と言われ、ミシュラン・ガイド(緑)の三つ星に指定されている。
三つ星とは、「わざわざ訪問するに値する」箇所ということだ。
ジャンヌダルク広場辺りでバスから降り、歩いて寺院に接近する。
遠くに仰ぐサン・セルナンの塔の印象は、一口でいえば「エキゾチック」だった。
この寺院の第一期部分は煉瓦と石材の組み合わせで、第二期部分は煉瓦のみで構成されている。
今日はお祭りがあって、寺院の周辺は露店市が開かれ、賑わっている。
もともとこの寺院は、サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路の重要な拠点だった。
サンティアゴ・デ・コンポステーラは、エルサレム、ローマに並ぶキリスト教の三大巡礼地で、最も賑わった12世紀には、巡礼者数年間50万人に達した。
記録として残る最古の巡礼は、951年。
スペインに入って一本化される巡礼路は、フランスでは4本に分かれていて、トゥールーズを通るのはそのうちの一本「トゥールーズの道(サン・ジルの道)」である。
この道はアルルに発し、モンペリエ、トゥールーズを経て、オロロンからソンボルト峠でピレネー山脈を越え、スペインに入る。
スペイン内の巡礼路は、1993年にユネスコ世界遺産に登録され、フランス内の巡礼路は沿線の主な建物とともに、1998年別途登録された。
寺院内は参詣者にあふれ、外にも踊りの衣装を着た人がたむろしている。
陽気に振舞っている一群に「どこから来られましたか?」とうかがったら、「ポルトガル」との答えが返って来た。
本日の祭りには、かなり広範囲の人が集まっているようだ。
写真は「ソフィーさんのマイページ」(写真5,800枚)、
http://4travel.jp/traveler/katase/
スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(写真2,400枚)
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
文字が大きく読みやすい「片瀬貴文の記録」
http://blog.alc.co.jp/d/2001114
もっと読みやすい「人生漫歩録」
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