2009/06/24 - 2009/07/04
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miyabi-doさん
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車旅5日目。
当初、ギルロイを今回の旅の"最北地点"と考えていたが、もう少し北西に寄ってみたいところが見つかった。
町の名前は、サンタクルズ。
東海岸最古の遊園地は、ニューヨーク郊外のコニーアイランドにあるが、西海岸最古の遊園地は、この町にある。
それをこの目で見てみたいと思い、ハンドルを西へきった。
走ること約1時間。海岸に近づくと、濃い霧に囲まれてしまった。ヘッドライトを付けた方がよいほどで、気温もこれまでになく下がり、エアコンを暖房に切り替えたほど・・。
サンタクルズに到着し、当てずっぽうで海の方に向かったら、偶然ピア(桟橋)に出た。板張りの舗道をガタゴトと走り、駐車スペースを見つけて車を停め、外に出たら寒いこと。
周囲を見回すと、短パン姿はともかく、半袖姿は1人も見たあらず、長ズボンに長袖、さらにウインドブレーカーや中綿入りのブルゾンを着ている人が目立つ。
ジョギングしている人も、長袖長パンのジャージ姿である。
それ等の人たちのの大半は釣り人で、桟橋から釣り糸を垂れているが、釣果はそれほどでもないようだ。
こんなピアでの釣りは、海辺に住む庶民の一般的なレジャーのようで、サンタバーバラのピアでは、鯖やエイを吊り上げた瞬間を目撃したことがある。
車を降りて5分ほどの距離を歩いてみたが、余りの寒さに早足で車に戻り、エンジンをかけつつ暖房を入れた。
気温は、華氏59度。摂氏にすると、15度ほどである。
ピアを背に、右折し、海岸線に近い道を走って行くと、目当ての遊園地が現れた。しかし、イメージしていたものと違い、古ぼけ方が中途半端なのだ。
フリーホールやパイレーツのような新しい機種もあるが、上下に動かない観覧リフトがあったり、これでは絶叫しないだろうなぁと思われるちゃちなジェットコースーターがあったり・・。
思い描いていたレトロ風味に欠けていて、せめて映画『ビッグ』(主演トムハンクス)に登場したような、移動遊園地的な懐かしさを感じたかったが、そんなテイストも味わえない。
寒さと、失望で、早々にサンタクルズを後にしてしまった。
サンタクルズの寒さを逃れ、再びギルロイに戻ってきた。
海岸線から離れるほどに気温は見る見る上昇し、15度の寒さから一気に28度になっていた。
ギルロイで名物のニンニク加工品をいくつか買い、朝食をすませたら、いよいよサン・ホアキン・ヴァレーの横断である。
ヴァレーというから、日本語に直せば「谷」になるが、この谷の広さがとてつもない。
東西約80km、南北に至っては350km、四国の1.6倍の面積がありながら、「平野」でもなく、「盆地」でもなく、「谷」としてしまうアメリカ的なスケールの差が、理解しがたいのではないだろうか・・。
しかし、このエリアに降る雨が川になり、唯一の出口として向かう場所は、サンフランシスコ湾しかなく、地理的な条件からして正しくココは「谷」なのである。
ギルロイから"谷"の西側に連なる台地を下り、平野部に出てしまうと、道は一直線で5号線へと向かう。
そこまで70km弱。交叉する5号線を過ぎると、電信柱も、ガードレールも、人家さえ見えない、遮蔽物が一切無く、草原と畑の間に地平線の彼方へと続く道を、再びひたすら走る(70km強)ことになり、99号線と交わる。
99号線を南へ50kmほど走ると、本日の宿泊地と決めているフレス(ズ)ノに到着する。
数年前までなら、200kmくらいの運転は苦でもなかったが、1人旅+加齢が疲れと眠気を誘うようで、途中何度も生欠伸の繰り返し。
やっとのことで到着したフレス(ズ)ノでは、これまで4日続けて泊まったモーテル6ではなく、15年前の車旅を思い出すような、20-30ドル台の個人経営のモーテルエリアが見つかったので、その内の1軒にトライしてみることにした。
選んだのは、その名も「ウェルカム・イン」。
フロントに居た女性は、こちらが「今夜泊まりたい」告げると、「鍵を渡すから、まず部屋を見て来たら・・」という。
要するに、気に入らなければキャンセルしていいというわけで、日本人旅行客には不釣り合いということを、暗に示しているのである。
渡された鍵を受け取り、部屋を見ると、確かに清潔感はなかった。
ロングドライブで疲れているし、宿泊代の安さも魅力だし、1日くらいシャワーを浴びなくてもいいという気持ちで、OKしてしまった。
しかしこのモーテルは、想像以上に危険性が高い場所だということを、後で思い知らされることになる。
というのも、フロントで宿泊手続きをしていたら、上半身裸の酔っぱらいのオヤジが入ってきて、フロントの女性と口論を始めるではないか・・。
2人の押し問答を、意味も分からず聞いていたが、その挙げ句に酔っぱらいオヤジが、こちらにハイタッチを求めてきたから、こちらは益々混乱するばかりである。
それ以上関わりたくないので部屋に戻り、しばらくしてフレス(ズ)ノの市街地図を持って再びフロントへ向かった。
先ほどの白人女性から、黒人のお姉ちゃんに替わっていて、オヤジの姿もない。
彼女に近くにあるスーパーマーケットの場所を聞いて、出かけることにした。
大手のスーパーマーケット・チェーンはなく、こぢんまりしていてアメリカでは"グロッサリー"と呼ぶほどのスーパーでバーボーンの小瓶とコカコーラ(2リットル・サイズ)を買い、帰り道にイン&アウトのハンバーガー・ショップを探したが見つからず、実に3年ぶりにケンタッキー・フライド・チキンを、今夜のメイン・ディッシュにすることにした。
モーテルに戻ってみたら、非常灯を点滅させたパトカーが2台居るではないか・・。
よく見たら、先ほどの酔っぱらいオヤジが手錠をかけられ、地面に座らされていた。
このモーテルは、旅行者が利用するタイプではなく、長期滞在者が多いようで、ホームレスに限りなく近い低所得者層が、アパート代わりに使っているようなのだ。
こちらに危害は無かったものの、旅の想い出としては強烈な印象が残ったものだ。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- 大韓航空
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