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AC10世紀後半、南インドから侵入した異教徒と、スリランカとの戦いは80年も続き、アヌラーダプラの都も王国も荒廃しました。<br />王国の再興を目指したシンハラ人は、都をポロンナルワに遷し、農業のための巨大な灌漑池・美しい王宮・寺院・僧院などを建設します。<br />しかし150年後、再度起こった南インドとの戦いに敗れ、ポロンナルワは棄て去られ、密林に埋もれ、20世紀に入って再発見されるまで、長い眠りに就きます。<br /><br /><br />* * * * * * * * * * * * * *<br /><br />あくまでも便法ですが、3脚もレリーズも使用せず、ホテルのバスタオルだけを使って、長秒シャッターで星を撮る方法を紹介します。<br />あいにく雲が多く、結果的にもノイズが多い拙い写真になっていますが、条件が良ければもっと綺麗な写真が撮れます。<br /><br />

Sri Lanka  5 世界遺産ポロンナルワの古代都市(バスタオルテクニックで星を撮る!)

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2009/08/27 - 2009/09/03

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風神

風神さん

AC10世紀後半、南インドから侵入した異教徒と、スリランカとの戦いは80年も続き、アヌラーダプラの都も王国も荒廃しました。
王国の再興を目指したシンハラ人は、都をポロンナルワに遷し、農業のための巨大な灌漑池・美しい王宮・寺院・僧院などを建設します。
しかし150年後、再度起こった南インドとの戦いに敗れ、ポロンナルワは棄て去られ、密林に埋もれ、20世紀に入って再発見されるまで、長い眠りに就きます。


* * * * * * * * * * * * * *

あくまでも便法ですが、3脚もレリーズも使用せず、ホテルのバスタオルだけを使って、長秒シャッターで星を撮る方法を紹介します。
あいにく雲が多く、結果的にもノイズが多い拙い写真になっていますが、条件が良ければもっと綺麗な写真が撮れます。

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  • バラークラマ・バーフ1世の宮殿跡。<br />巨大なレンガの塊の連続!

    バラークラマ・バーフ1世の宮殿跡。
    巨大なレンガの塊の連続!

  • 閣議場跡<br /><br />台状の基礎と沢山の石柱が残っています。

    閣議場跡

    台状の基礎と沢山の石柱が残っています。

  • 単純ですがとても綺麗な方形です。<br />装飾性とシンプルさとのバランス。

    単純ですがとても綺麗な方形です。
    装飾性とシンプルさとのバランス。

  • レリーフ<br /><br />これはライオンか、狛犬か。<br />この部分の材質は柔らかそうです。

    レリーフ

    これはライオンか、狛犬か。
    この部分の材質は柔らかそうです。

  • 象のレリーフですが、<br />1頭いっとう、

    象のレリーフですが、
    1頭いっとう、

  • 動きがかなり違います。<br /><br />これなどとても躍動感があります。

    動きがかなり違います。

    これなどとても躍動感があります。

  • 閣議場階段の上り口に置かれたムーンストーン。<br /><br />

    閣議場階段の上り口に置かれたムーンストーン。

  • 閣議場跡の上です。<br />沢山の柱がたっています。

    閣議場跡の上です。
    沢山の柱がたっています。

  • 階段側面は象の鼻。<br />誇張されたグルグル巻きが面白い。

    階段側面は象の鼻。
    誇張されたグルグル巻きが面白い。

  • ダラダーマルワ寺院の仏塔をまつるワタダーゲ。<br /><br />城壁の内側に遺跡が集中しているクワドラングルの中でもひときわ目立つ、大きな円形の仏塔。

    ダラダーマルワ寺院の仏塔をまつるワタダーゲ。

    城壁の内側に遺跡が集中しているクワドラングルの中でもひときわ目立つ、大きな円形の仏塔。

  • ちょっと色を変えると<br />古代遺跡風に・・・

    ちょっと色を変えると
    古代遺跡風に・・・

  • 地面から基壇上への階段。

    地面から基壇上への階段。

  • その上り口にあるムーンストーン<br /><br />造ったばかりのメタルのレリーフのような生々しさを感じます。<br /><br />銅鏡も連想してしまいます。

    その上り口にあるムーンストーン

    造ったばかりのメタルのレリーフのような生々しさを感じます。

    銅鏡も連想してしまいます。

  • 基壇上から、上段への階段。

    基壇上から、上段への階段。

  • 基壇上です。

    基壇上です。

  • この階段を上ると、

    この階段を上ると、

  • 上壇です。

    上壇です。

  • ブッダ像<br /><br />禅定印を結んで静かに瞑想しています。

    ブッダ像

    禅定印を結んで静かに瞑想しています。

  • 赤いレンガ壁の内側、<br />漆喰のはがれ方が<br />古地図のようです。

    赤いレンガ壁の内側、
    漆喰のはがれ方が
    古地図のようです。

  • 基壇上から、遠くに見えた地元の人。<br />大声とジェスチャーで撮影の許可を求めると、<br />OK、OKの合図と声。<br /><br />望遠レンズに交換している余裕はなく、標準レンズでパチリ。<br /><br />極端なトリミングをしています。

    基壇上から、遠くに見えた地元の人。
    大声とジェスチャーで撮影の許可を求めると、
    OK、OKの合図と声。

    望遠レンズに交換している余裕はなく、標準レンズでパチリ。

    極端なトリミングをしています。

  • トゥーパーラーマ<br /><br />ワタダーゲの南西側となりにあり、<br />内部には向かって左から大・小・中の仏像が安置されています。<br />真ん中の小仏像だけが坐像、他は立像です。

    トゥーパーラーマ

    ワタダーゲの南西側となりにあり、
    内部には向かって左から大・小・中の仏像が安置されています。
    真ん中の小仏像だけが坐像、他は立像です。

  • ダラダーマルワ寺院の仏歯堂のひとつ、ハタダーゲ<br /><br />12世紀にニッサンカ・マーラ王によって建立された。

    ダラダーマルワ寺院の仏歯堂のひとつ、ハタダーゲ

    12世紀にニッサンカ・マーラ王によって建立された。

  • サトゥマハル・プラサーダ<br />7層の塔<br />本来の使用目的や宗教的性格ははっきりしていない。

    サトゥマハル・プラサーダ
    7層の塔
    本来の使用目的や宗教的性格ははっきりしていない。

  • ガルボダ<br />上面にはびっしりとシンハラ文字が彫りこまれている。<br />内容は当時の歴史、ニッサンカ・マーラ王の業績や、王への賞賛。

    ガルボダ
    上面にはびっしりとシンハラ文字が彫りこまれている。
    内容は当時の歴史、ニッサンカ・マーラ王の業績や、王への賞賛。

  • 継ぎ接ぎなしの大石。<br /><br />L9m×W1.5m×H0.44m

    継ぎ接ぎなしの大石。

    L9m×W1.5m×H0.44m

  • びっしり彫りこまれたシンハラ文字。<br />現代のシンハラ文字と全く変わらない由。<br /><br />内容はともかく文字は簡単に読めるとのこと。

    びっしり彫りこまれたシンハラ文字。
    現代のシンハラ文字と全く変わらない由。

    内容はともかく文字は簡単に読めるとのこと。

  • ガル・ヴィハーラ寺院の石像は、自然の岩山から直接彫り出したものです。<br /><br />座る、立つ、寝る<br />姿勢も、表情も違う3体の仏像。

    ガル・ヴィハーラ寺院の石像は、自然の岩山から直接彫り出したものです。

    座る、立つ、寝る
    姿勢も、表情も違う3体の仏像。

  • これは瞑想するブッダの坐像。

    これは瞑想するブッダの坐像。

  • 高さは約7mです。

    高さは約7mです。

  • カルヴィハーラ寺院の涅槃仏<br /><br />全長約13mです。

    カルヴィハーラ寺院の涅槃仏

    全長約13mです。

  • この世を去ろうとするブッダとの別れの場面が雄大に語られています。

    この世を去ろうとするブッダとの別れの場面が雄大に語られています。

  • 衣の表現が独特です。<br /><br />2重線を繰り返していく。ポロンナルワ独特の表現法です。<br />(元画像でご覧ください)<br />

    衣の表現が独特です。

    2重線を繰り返していく。ポロンナルワ独特の表現法です。
    (元画像でご覧ください)

  • 3体の仏像にはさまれて、<br />鉄格子に入った小さめの仏像も<br />おまけのようにたたずんでいます。

    3体の仏像にはさまれて、
    鉄格子に入った小さめの仏像も
    おまけのようにたたずんでいます。

  • スリランカ国立博物館にある昔の様子を伝える写真。<br />屋根もなく素朴、人里離れた荒野で発見されたまま、といった印象です。<br /><br />なぜかインドのエローラを連想します。

    スリランカ国立博物館にある昔の様子を伝える写真。
    屋根もなく素朴、人里離れた荒野で発見されたまま、といった印象です。

    なぜかインドのエローラを連想します。

  • ランコトゥ・ヴィハーラ

    ランコトゥ・ヴィハーラ

  • ホテルに戻ってきました。<br /><br />古の王が代々築いた巨大な貯水池。<br />大きさだけでなく精緻な土木工事を施した巨大な農業灌漑システムです。<br /><br />その巨大な池の上、陽は西に傾き始め・・・

    ホテルに戻ってきました。

    古の王が代々築いた巨大な貯水池。
    大きさだけでなく精緻な土木工事を施した巨大な農業灌漑システムです。

    その巨大な池の上、陽は西に傾き始め・・・

  • 部屋に入り、しばらくすれば入日・・・

    部屋に入り、しばらくすれば入日・・・

  • すっかり陽が沈めば夕焼け・・・

    すっかり陽が沈めば夕焼け・・・

  • そして、星空・・・<br />(元画像でどうぞ)    <br />     * * * * * * * *<br /><br />この写真、約1分のシャッター時間ですが、3脚もレリーズも使っていません。撮影に使っているのはカメラ以外はホテルのバスタオルだけです。<br />方法:しっかりしたテーブル、幅広のベランダ手すりなどカメラを置く場所を決めます。<br />そこに二つ折りにしたバスタオルを敷き、カメラを置くのですが、その前にレンズの向く方向と、ズームレンズなら焦点距離を決めておきます(=写す空の方向と、写る空の範囲を決める)。<br />通常星空にAFはききませんから、明るいうちに超遠景がMFの∞でピントが合うことを確認しておきます。合わなければ合う距離目盛りを確認しておきます。<br />ここからがコツです。タオルのとなりあった辺を何回か折って、土手のような高さをつけます。(=タオルの手前と左のはじを折って厚くする)<br />その土手にカメラ背面の2辺を乗せて、程よい力で手で押し付けることで、カメラを空の向けたい方向に固定するのです。カメラの方向は自分や建物などが写り込まないように、雲が少なく星の綺麗な方向を選びます。<br />タオルの土手の高さを変えることで、カメラの方向を調節出来ます。<br />カメラのシャッターはバルブにし、絞り開放ではシャープな画像になりにくいので、程ほど開き気味にして、必要露出時間だけ、カメラをタオルに押し付けて動かないようにしたまま、シャッターボタンを押し続けます。カメラによっては1回シャッターボタンを押すとシャッターが開き、2回目でシャッターが閉じる機構になっているかもしれません。この場合、当然ぶれる危険性は増えます。<br />この旅行記の写真について:画面の右が暗いのは雲が多いためです。約1分の露出、F5.6、ISO3600。多量のノイズが出ていますし、一つ一つの星もシャープではありませんが、雲と水蒸気が少なく、星が明るければ、もっと鮮明に撮れます。この時実際に見えている星は10個以下でした。

    そして、星空・・・
    (元画像でどうぞ)    
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    この写真、約1分のシャッター時間ですが、3脚もレリーズも使っていません。撮影に使っているのはカメラ以外はホテルのバスタオルだけです。
    方法:しっかりしたテーブル、幅広のベランダ手すりなどカメラを置く場所を決めます。
    そこに二つ折りにしたバスタオルを敷き、カメラを置くのですが、その前にレンズの向く方向と、ズームレンズなら焦点距離を決めておきます(=写す空の方向と、写る空の範囲を決める)。
    通常星空にAFはききませんから、明るいうちに超遠景がMFの∞でピントが合うことを確認しておきます。合わなければ合う距離目盛りを確認しておきます。
    ここからがコツです。タオルのとなりあった辺を何回か折って、土手のような高さをつけます。(=タオルの手前と左のはじを折って厚くする)
    その土手にカメラ背面の2辺を乗せて、程よい力で手で押し付けることで、カメラを空の向けたい方向に固定するのです。カメラの方向は自分や建物などが写り込まないように、雲が少なく星の綺麗な方向を選びます。
    タオルの土手の高さを変えることで、カメラの方向を調節出来ます。
    カメラのシャッターはバルブにし、絞り開放ではシャープな画像になりにくいので、程ほど開き気味にして、必要露出時間だけ、カメラをタオルに押し付けて動かないようにしたまま、シャッターボタンを押し続けます。カメラによっては1回シャッターボタンを押すとシャッターが開き、2回目でシャッターが閉じる機構になっているかもしれません。この場合、当然ぶれる危険性は増えます。
    この旅行記の写真について:画面の右が暗いのは雲が多いためです。約1分の露出、F5.6、ISO3600。多量のノイズが出ていますし、一つ一つの星もシャープではありませんが、雲と水蒸気が少なく、星が明るければ、もっと鮮明に撮れます。この時実際に見えている星は10個以下でした。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • バートンさん 2009/11/07 03:02:27
    HAPPY BIRTHDAY!
    風神さん、こんばんは。

    またまた星空撮影のテクニックを教えていただき有難うございます。
    三脚がなくても身の回りの物で撮ることができるんですね!
    とても勉強になりました。
    まだ機会に恵まれていませんが近い将来星空を撮ってみたいです。

    そして、お誕生日おめでとうございます♪

    どうぞ素敵な一日をお過ごしください。

    ばーとん

    風神

    風神さん からの返信 2009/11/07 17:23:33
    RE: バースデーメッセージありがとうございます。
    バートンさん今日は。
    誕生祝いのメッセージありがとうございます。
    よくも気がついていただいたと、嬉しい限りです。

    > またまた星空撮影のテクニックを教えていただき有難うございます。
    今思えば言葉だけでなく、自宅で、折って土手を作ったタオルや、その上に角度をつけて置いたカメラの写真を撮って、旅行記に添えれば分かりやすかったかなと後悔しています。
    機会があったらバートンさんもやってみて下さい。簡単ですよ。

    > まだ機会に恵まれていませんが近い将来星空を撮ってみたいです。
    バートンさんの腕ならきっと綺麗な星空を画面上に再現できると思いますよ。(楽しみにしています)

    追伸:今月13日発売の雑誌「フォートラベル」に私のシーギリヤロックの紹介と、サハラ砂漠の写真が載る予定です。よろしかったらご覧下さい。

    風神

    バートン

    バートンさん からの返信 2009/11/07 18:49:21
    RE: HAPPY BIRTHDAY!
    風神さん、

    4トラの雑誌に掲載されおめでとうございます♪
    見るのが今から楽しみ!
    ぜひ購入させていただきますね。

    星の撮影は見れると思うと良い天候に巡り合えず
    せっかく三脚を持って行っても無駄にしています。
    お教えいただいた撮影方法を早く試したいです。
    タオルの撮影方法も使わせていただきます。
    どうも有難うございました。

    ばーとん

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